あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

びっしり

2012-05-31 02:33:29 | 植物
 近くの柿畑で、おじさんと知り合いの人らしい人が話していました。が、どうもおじさんは怒っているらしいのです。

 「これ、見とうみな(見てみなさい)。 こんなに花をつけて、どうにもこうにもならん。 花わきが大変じゃ。」

 なぁんだ、柿の木に怒っていたのか。 どうも今年は花付きがよすぎるらしいのですが・・・

 
 これが柿の花です。



 地味な花ですが、じっくり見てみるとかわいい花です。
 柿の種類が違うと、花も少々違ってくるようです。 こんな、スズランの形の花もー



 ああ、こちらはたくさん咲いていますね。

 そして、おじさんの怒りを納得したのは、これ。



 まだつぼみですが、なんだかもう、くっつきすぎて花に見えません。これがすべて実になるわけではなく、自然に落花してしまうのも多いです。 それでも、良い実をならすためにかなり摘花しなければならないでしょうね。 その分、農家の人の手間が増えるというわけです。

 そして・・・・・

 同じ頃に花が咲く柑橘類。 種類によって多少咲く時期や花の大きさに違いはありますが、どれも乳白色で良い香りがします。



 これも、びっしり



 地面にこんなに落ちているのに、木にはまだたくさん咲いていました。 
 やっぱり、例年より花が多い気がする・・・・・

 花が終わり、実がついている果物もあります。が、それもまたー



 キーウィです。 
 今から良い実だけを残して摘果していくのでしょうが、畑全部となると・・・・


 
 うわぁ
 気が遠くなりそうです。

 更に、更に
 我が家の桑の木なんですが、これがまたすごい。



 しかも赤くならないでひからびてるし・・・
 これはどういうことなんでしょう。 あまりに実を付けすぎたからなんでしょうか。 今年は甘い桑の実は期待できません。 花も、たくさん咲けばいいっていうものではないんですね。

 
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ねぎぼうず

2012-05-25 09:48:57 | 植物
 1ヶ月ほど前


 いっせいにねぎぼうずが伸びてきているのを見つけました。 葱の花のつぼみです。 なんだかかわいい・・・

 そのねぎぼうずに花が咲きました。



 小さな花がたくさん集まってボールになっています。 ねぎたちは今から種を作らねばなりません。 しべを精一杯伸ばして、虫たちを誘っているように見えます。 やがて・・・

 
カナブン



蜂かな? ハエかもしれません。


 写真がうまく撮れませんでしたが、ミツバチにちょうちょ、そしてこんなものまで


かたつむりですよ~


 食堂のように虫たちが集まっていました。 とにかくたくさんの花ですから、きっと虫たちも満足したはず。 すでに花は終わりかけ、実になりかけています。

 
これもねぎぼうず



 そばに咲いていたノビルです。 う~ん、撮るのはむずかしいわあ。 良い写真がありません。ねぎに比べるととっても地味ですが、ちゃんと種ができているみたいでした。

 それから、これも



 にんにくのねぎ坊主です。 食用に売られているあれ。
 花を咲かせると肝心のにんにくにはよくないそうで、出てきた芽はかたっぱしから摘み取っています。おかげさまで、今年はにんにくの芽をたくさん食べさせてもらいました。
 でも、どれもこれもぐにゃぐにゃに曲がってしまうのはなぜかしら。 売られているにんにくの芽は、まっすぐなのに。

 同じくねぎ坊主を歓迎しない食物、たまねぎ。 たいていは、ねぎ坊主の出る前に葉が倒れてしまいます。 今、地中でたまねぎがぐんぐん大きくなっているところ。

 

 きじが写っているのがわかりますか。 こんな所にまできじがいるんですよ。

 
 

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さくらんぼに!

2012-05-18 01:30:59 | 生き物
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 えーと、
 何を見ていただきたかったかというと



 これです。 ウメエダシャク。 黒に黄色の横縞のある、ちょっと不気味な色の尺取り虫です。
 毎年、梅の木に大発生します。 見た目が気持ち悪いですが、毒を持っているわけではなし、成虫は小さくてゆらゆらと飛ぶだけで実害がないので、たいていは見逃しています。梅の木につくからウメエダシャク、そう思っていましたが、そうでもないらしい。

 先日、こんな所にみつけてびっくりしました。



 さびたトタンの壁なんですが、全貌をお伝えできないのが残念です。 かぞえると86匹もいたんですよ。どうも、ちかくのマサキの木にいたのが、殺虫剤をかけられて避難してきたみたいでした。 発生するのは梅の木だけじゃなかったのです。

 さて、我が家では何の木に発生したかというと



 なんと さくらんぼ!

 今までこんなことはなかったのに~
 なぜさくらんぼか狙われたかというと、

 梅の木に葉っぱが一枚もないんですよ。
 花は咲いたのに、葉が出てきません。 新しい枝は青々としていますから、枯れたわけではなさそうです。過去にいちどだけ梅雨になるまで葉が出なかったことがあります。そのときは秋の剪定で枝を切りまくったのです。もしかしたら、今年も剪定が悪かった?

 

 ク~ッ おいしそうなさくらんぼのそばにウメエダシャクが
 殺虫剤を散布して一網打尽にやっつけるかー当然さくらんぼはあきらめなくてはなりません。ウメエダシャクのくっついた枝葉をかきわけてさくらんぼを採るかーさすがのわたしもそれは気持ち悪い。あまりにも多すぎます。 
 で、どうしたか。
 まだ葉っぱが青々としている枝を選んで、そ~っと、そ~っと実をもぎました。 ちょっと枝がゆれただけで、すーっと落ちてくるんですもの。ほんのひとにぎりしか採れませんでした。今年のさくらんぼはとってもおいしかったのに・・・・
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チューリップの災難

2012-05-11 22:47:03 | 植物
 もう1ヶ月も前の写真ですが・・・



 小さな小さなチューリップが咲きました。
 原種系のチューリップです。
 
 チューリップの原産地はトルコだそうですね。 たくさんある原種の中から、花の美しい物を選んで交配を繰り返し改良して今のようなチューリップになったとか。

 そういえば、トルコのタイルや絵皿にはチューリップを描いた物がたくさんありました。
 



 真ん中の赤い花はおそらくカーネーション、両側の青い花がチューリップだと思います。



 ほら、似てるでしょ。素朴でかわいい花です。 球根の大きさからして、花がずいぶん小さいであろうことは想像できたはずなのに、わたしったらー

 普通のチューリップと同じくらい間隔を開けて植えてしまいました。 だから地面ばかり見えてなんだか貧相なんです。
 
 話がさかのぼること4ヶ月、たしか一月の15日だったと思うけど (こちらでは、お墓参りと称して、里帰りする習慣があるので覚えているのです)

 少し離れたところで飼われている犬が、うちの畑から出てきたのを見つけました。実はこの犬、以前うちの花畑に大きな落とし物をしていった前科があります。ふだんはこちらへ来ることはないのですが、お里帰りしているあの人が連れているときは要注意。
 犬の姿が見えなくなるとすぐ畑に行ってみました。すると、

 うんちこそなかったものの、せっかく根の出かけた球根が掘り起こされているではないですか。あのわんちゃん、畑の中を蹴散らしていったのです。ひどいわ~ 飼い主がついていながら・・・ 
 わたしは元通り土の中に埋めてやりました。
 それから1ヶ月もたたないのに、チューリップにはまたまた災難がふりかかりました。
 なんと、チューリップを植えたところで車の方向転換をした不届き者がいるのです。
「そりゃあ、まで芽の出ていない畑は、何も植えてないように見えたでしょうよ。でも、植えてないように見えても、種をまいたり球根を植えたりして、土の中では生きている植物があるんですよ。なにも人様の畑で方向転換しなくても、100メートルも走ればちょっとした広場もあるし、上手にすれば畑にはみ出さずにその場で方向を変えることもできるでしょ。」
 とっ捕まえてお説教してやりたい気分でした。

 この2重の災難で、球根が2個ばかり犠牲になりましたが、なんとか無事に咲いて良かった。さすが原種だけあって、丈夫でした。
 
 このチューリップ、よく見るとおもしろいんですよ。 1本の球根から2本の茎が出て花が咲いているのもありますし、



 2階建てになっているのもあります! いったいどうなっているのやら。
 

 やがて実ができて、今では立派に育っています。


 この様子だと、種から仲間を増やすことができるかもしれません。繁殖力は強いのではないでしょうか。普通は花柄を摘み取って栄養を球根に回すのですが、種が熟するまで置いてみることにしました。
 

 こちらは、原種とは究極の対をなすチューリップ

 
 改良に改良を重ねられて牡丹のように豪華です。そして、改良された植物によくあることですが、種はできませんでした。
 
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大量

2012-05-04 23:47:19 | 野菜・果物・料理など
 四月にいただいたもの、その1

 ずっしりと重い特大のビニール袋から現れたのは・・・・



 か、怪獣か!?

 それは養殖わかめの茎でした。かじってみるとぷ~んと潮のかおりがしました。瀬戸内海でわかめの養殖とは。 初めて知りました。
 それにしても、その量がすごい。食べきれるかしら。

 わかめっておもしろいです。 根元の方は、たくさんのフリルをつけたようになっています。その部分はそぎとってそのまま出汁と醤油で煮てみました。これが、こりこりとした歯ごたえでなかなかおいしかったです。


 上の方の、いつも見慣れているわかめの部分は


  ふつうに酢の物や味噌汁の具にして、
  茎の上の方は柔らかいので、



 小さいいかと一緒に炊いてみました。
 それから、下の方の固くて大きい茎の部分は・・・小さく刻みたいけれどぬるぬるしてうまく刻めません。それならと、こんなにしてみたんですけど



 これもなかなか手間でした。なんとか一食分くらい刻んだところでギブアップ。これは佃煮ふうに甘辛く煮てみました。
 さて、まだまだある茎わかめ。 ぬるぬるをおさえながら短冊に切って、これも大きめの佃煮にしようかなと思ったのですが、ふと思い立って三杯酢につけてみました。
 これがとてもよかったのです。 日持ちがするし、さっぱりとおいしくて・・・
 結局あますところなく完食いたしました。

 その2 

 母から、弟がメバルを大量に釣ってきて処分に困るとの電話。 もちろん、もらってきました。
まな板の上にのせて記念写真を、と思ったのですが、甘かった・・・・



 並べきれませんでした。 でも、このくらいは食べきるわよねえ。
 まずは、煮付けに。 新鮮なメバルはとてもおいしいです。
 それから、まるごとからあげに



 これが一番評判が良かったです。メバルは小骨が多いのですが、唐揚げにすると骨もかじれます。

 そしてフライにして冷凍庫へ。フライにすると、小骨がじゃまになりました。 唐揚げをもっと食べたかった・・・娘二人に言われました。

 残りは開いて、冷蔵庫干物に



 バットに網を乗せ、その上に塩を振ったメバルを並べて、そのまま冷蔵庫に入れるだけ。2日くらい置くと、庫内の冷風で、干物になります。

 こうしてメバル26匹完食です。

 その3 春の到来物といえば、もちろん たけのこ

 もう写真撮るのもめんどくさい。
 
 出始めの頃は珍しくて、わざわざ買って食べました。そして、また食べたいなと思う頃、タイミング良く、茹でたのをいただきました。掘ったばかりの新鮮なたけのこをすぐ茹でてくれたので、ほんとに柔らかくておいしいたけのこでした。
 けっこうたくさんあったので、煮物やたけのこごはん、てんぷら、味噌和えといろいろ調理して楽しみました。
 そして、ちょうど食べ終えた頃、また、たけのこ登場。
 今度は、ゆでたのと生のと。で、あまり変わりばえしないけれど一緒に炊き合わせる材料を変えたりしながらいろいろ料理して・・・・



 まだ、こんなにたくさん残っているのに、またまた
 
「たけのこいらん?」
 わざわざ茹でて持ってきてくれたものですから、ありがたくいただきました。

 でもね、さすがに、ちょっと間をおいて食べることにします。

 半分を、砂糖をまぶして冷凍庫に(こうするといいんだそうです。ちなみに、ワラビは塩をまぶして冷凍するそうです)
 残り半分は、薄く切って干しておきました。 でも残念! 次の日から2日続けて雨が降って、これは失敗。ここまでくるとさすがに、あまりもったいないという気がしませんでした。

 
 

 

  
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