あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

はちみつとり

2013-06-26 22:20:26 | 日本ミツバチ
 ハチさんが残した置き土産のしまつー

 それにしても、一群れのハチが集める蜜のすごいこと。あの小さな体で、花と巣とのあいだをどれだけたくさん往復したのでしょう。その努力を想像すると、巣ごと蜜をぶんどるなんて気の毒になってきます。でも、絶えずたらりたらりとしたたり落ちる蜜をそのままにはしておけません。
 直径20センチ以上あるざるとボールはすべて動員しました。大きいおでん用の鍋なども持ち出しました。
 そうめんをゆがいた後でざるがすべて出払っていることに気づき、あわててぶじこの家にざるを借りに行ったりして・・・
 
 まず、ざるに調理用のガーゼをしいて、そのうえに巣を置き、落ちてくる蜜をボールや鍋で受け止めました。



 これは上の方の幼虫やさなぎの入ってない、蜜だけの部分です。

 写真で言うと、左端の透き通った飴色の部分。ここの蜜を集めるのは簡単です。 



 たまに混じっているハチを丁寧に取り除き、ざっと壊して、落ちてくる蜜を受け止めます。食事用のナイフで巣を切っていくと、おいしそうな蜜がじわっとあふれてきました。

 問題はこちらのほう


 
 巣の一部屋一部屋に幼虫やらさなぎやらが入っているので、うかつに壊せません。これは壊さずにそのまま置いておき、落ちてくる蜜を気長に集めます。
 「1週間ぐらいかかるぞ。」と、弟は言っていましたがー
 中の蜜も色の濃い濃厚そうな蜜でした。

 それから、できたばかりと思われる巣もありました。



 透明で色の薄い蜜が入っていました。

 巣によって蜜の濃さもちがうのかなあ。だとしたら、集める容器も別にした方がいいかしら。
 そこで、梅干し用にストックしていた瓶を2つも使ってしまう羽目になりました 

 瓶は焼酎で丁寧に荒い、乾かしておきました。口の部分にガーゼを2重にかぶせてしっかりとひもで縛り、ボールや鍋に落ちてきた蜜を流し込みます。

 

 しばらく置いたら花粉が浮いてくるので、すくって捨てるようにといわれましたが、あんまり多くなさそうなのでまあいいか。

 最後に、小さな保存用の瓶をぐつぐつと煮て消毒し、蜂蜜を小分けします。



 ふ~む、まるでメープルシロップみたいだわねぇ。
 
 ダーク ミディアム ライト  なぁんてね 

 できあがったのを少しずつお裾分けしていますが、瓶が足りません。 百均の小さな瓶、買い占めたんですけどねえ。

 ところでー
 今回は巣が壊れてしまったので、仕方なく幼虫が入っている巣の蜜もいただきましたが、弟のやりかただと、幼虫がいなくなった後の巣から蜜をとるようです。
 そのために巣箱は2階建て。はちは上から下へ巣を作っていき、新しい巣で幼虫を育てるそうなので、1階部分までハチが降りてきたら、からになった2階を切り離し、そこの蜜をとるのだそうです。そうすればむやみにハチを殺さなくてもいいのです。
 ふ~ん、なるほど。 このやり方なら蜂蜜とりもいいかぁ。 ちょっと興味がわいてきた。
 
 今まで見たこともなかったけど、ちょっと巣を見てみましょうか。うちの巣は、覗き窓がついてるんですよ。

 

 
 これは、今年巣別れした群れなのですが、すでにいっぱいですね。このハチたちが1階に行ったら巣の上の方をいただきます。上を切り取っても落ちないように、途中に何本か針金を通しています。
 
 
 それと、蜜をとった後の巣ですが、完全に搾り取ったわけではありませんから、まだまだ蜜が残っています。
 これはその辺に置いておくと、ハチが全部回収してくれるそうです。使ったボールや鍋などもハチが滑り落ちるほどきれいになめてくれるんだとか。
 ああ、ハチさんに返すのか。これもいいなあ。わたしは蜂蜜で生活していくわけではないのですから、欲張らなくてもいいのです。幼虫の入った巣も、1週間も置かずにさっさとハチに返してしまいました。ゆっくりもしていられない事情もあったので。
 
 こうしてようやく蜂蜜の始末を終えた日、ぶじこがやってきました。

 「ちょっと~ 梅をコンテナいっぱい(約20キロ)もらったんだけど・・・」

 はあ~ 
 
 
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ハチさん一大事

2013-06-24 22:55:51 | 日本ミツバチ
 ネタはあるのですが、更新をサボっていたらどんどん古くなっていきます。すこしがんばって更新しますね。

 先日、雨が降る前のと~っても暑い日が続いたときのこと

 夫が気まぐれに飼いだしたハチの様子がおかしいのです。



 巣箱にびっしり
 暑くて、総出で冷やしているのかしら。 ハチは暑くなると入り口付近で羽ばたいて、中に風を送ったりします。勤勉でかわいいの。それにしてもこの数は・・・・

 巣箱の置き場所が悪いのかもしれません。一応木陰にはなっているけれど、結構日が当たっています。

 夜になったら涼しい場所に引っ越してやりましょうと思ったけれど、夜になっても動きません。これでは巣箱を持つこともできないのであきらめて、明日は上に寒冷紗でもかけてやろうかと思ったのですが、

 巣箱の所に行ってみてびっくり

 巣箱の下が、黄金色の蜂蜜の海

 わたしは急いで弟に電話しました。 弟もハチを飼っていて、なかなか詳しいのです。弟の返事は・・・・

 箱の中で巣が壊れている可能性がある
 
 そっと箱を持ち上げて覗いて見よとの指令が

 私、生まれて初めてハチの巣箱を覗きます。こ、こわい・・・・



 ああ! 言ったとおり、巣が箱の天井から落ちてつぶれていました。おそらく出口をふさがれて逃げ場を失ったのでしょう、おびただしい数のハチが蜜におぼれて死んでいました。
 あまりの無残さに声を失いました。 
 ごめんね、早く気がつけば良かった。すばらしく大きな群れになっていたのに・・・
 蜂の巣は蝋でできているので、あまり暑いと溶けて緩んでくるらしいのです。そうならないような巣箱を作らなければならないのだけれど、これは、ハチをいただいたときの旧式の巣箱で、落下防止のさんが入ってなかったようです。


 次の指令は、
 
 壊れた巣を撤去せよ

 そこでありったけのざるとボールと、大きい鍋とを持ってきて、壊れた巣を取り込みました。
 これが一つの巣の大きさ。直径30センチくらいありました。こんなのが多分6つか7つ、縦に層になっていたようです。わたしは、今までずっと、横に階段状になっているとばかり思っていました。



 うっかり素手でさわったら、まだ生きていた手を刺されました。厚手のゴム手袋をはめてもやっぱり刺されました。

 もう~ なんなのよ。飼い主は仕事にかこつけてわたしに丸投げ 

 とりあえずざるからしたたり落ちる蜂蜜を鍋やらボールやらで受けておいて、次は、巣箱からでてしまったハチを戻さなければなりません。これは、夜になってから弟がやってくれることになりました。

 懐中電灯で照らしながら女王蜂を探しました。女王さえ健在ならば、ハチはまた巣箱に帰るそうです。でも壊れた巣に押しつぶされていたら・・・王を失った群れはいなくなってしまうのだとか。

 女王の安否を確認できないまま、取り合えずかたまっていたハチを巣箱に入れ、様子を見ることにしました。

 翌日



 夕べ巣箱に入ったはずのハチが、分蜂の時のように柿の木に集まっていました。 もしかしたらこの中に女王がいるかもしれません。

 午前中人と会う約束があったので松山の方に出かけ、帰りに実家によってハチの捕獲グッズをかりてきました。そして捕まえる前にその辺の写真をー
 
 と、そのとき

 ブ~ン

 いきなり背後から羽音が聞こえました。

 え? ええ?

 振り返ったわたしの目に見えたのは



 ハチが一斉に飛び立った姿。
 あれよあれよという間に空高く舞い上がり、群れをなして飛んで行ってしまいました。 大量のお土産を残して。



  ハチは、大きな犠牲者を出したすみかを捨て、新天地へと旅だったのです。
さよなら、そしてありがとう。今度は涼しい、いい場所を見つけて、人間のためではなく自分たちのために生きるのよ。

 

 

  

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盛りだくさんのバス旅行2 四万十川の蛍

2013-06-18 01:23:50 | 旅行
 さて、足摺岬を出て私たちが向かったのは、高知県四万十市。日本最後の清流と呼ばれる四万十川に蛍を見に行きます。が、その前に、安並水車の里に立ち寄りました。



 ここは昔は田んぼへの灌漑用に水車が利用されていたそうですが、今は観光用にたくさんの水車が回っています。 その水路、約1キロにわたってあじさいが植えられ人々の目を楽しませてくれている・・・・のですが、



 残念、あじさいいはもう終わりかけていました。 まだ6月はじめなのに。
 遮るもののないかんかん照りの水路端で、せっかく水車で水をくみ上げてもあじさいとは反対側に流れ落ちるだけで、なんだかあじさいがかわいそうでした。この水をなんとかあじさいにかけてやることはできないかしら。水不足があじさいの老化に拍車をかけているような気がしてなりませんでした。



 遠目にはきれいなんですけどねえ。

 さて、盛りだくさんとは言え、今回の旅は気分的にはわりとゆとりがありました。だって、蛍を見るんですからね。先を急いだって明るいうちはだめなんです。あちこちで暇をつぶしながら夜を待っているという感じです。
 19時を過ぎてから船着き場に到着



 晩ご飯は船の中で食べます。



 鮎、鰻、川の幸が並んでいます。

 案内してくれる船頭さんがそれは愉快な人で、私たちは笑い通しでした。夕暮れが迫る四万十川をのんびりと眺めながらの食事。わたしは日没までに景色を写しておこうと、食べるのと写真を撮るのとに大忙しでした。



 風が凪いで水鏡になっています。




 
 この蕩蕩とした流れ。船頭さんは、何にもないのが四万十川だと言っていましたが、その手つかずの景色が人を癒やし引きつけるのだと思いました。


 有名な沈下橋です。

 

 ここでは道路は川面よりずっと高いところを走っています。でも、大雨が降ると、道まで水がやってくるのだとか。そんなことはしょっちゅうあるのでニュースにもならないんだそうです。大水が出たとき、水は橋を越えて流れます。そこに手すりがあると、抵抗が大きすぎて橋がながされてしまう恐れがあります。そこで手すりのない橋にしたのだそうです。 
 ふだんは川の対岸に住むわずかな人々の生活にかかせない大切な橋なのだそうです。
 大笑いの中に、ちゃんとここに住む人々の暮らしを伝えてくれる船頭さん。プロでした。

 やがて西の空がうっすらと赤くなって


  

 

 川をまたいで泳ぐ鯉のぼりの下をくぐる頃には写真撮影も限界に近づきました。
 全員が食事を終えたところで船の明かりを消して、船頭さんはだまって闇の中で船をあやつります。

 そして闇の中の小さな光に歓声をあげるひととき。

 船頭さんに言わせると、今日の蛍は、遠くから来たわたしたちのために生命維持なんちゃらをつけて懸命に飛んでいる(つまり蛍のシーズンは終わりと言うこと)そうで、蛍の数はうんと少なかったのです。 
 すごい数の蛍をごくごく間近で見慣れている母は、なんだか物足りないようでしたが、四万十の流れのように静かでゆったりとした時間を過ごせたことでわたしは大満足でした。 
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盛りだくさんのバス旅行1 

2013-06-17 01:57:30 | 旅行
 久々に母とバス旅行をしてきました。 四万十川の遊覧船から蛍を見るという旅。 日帰りの旅行にしては珍しく朝ゆっくり出て深夜に帰って来ます。
 今年は実家の近くの川にすごいこと蛍がいるそうで、それは見事だったそうです(見そびれた・・・) なのにわざわざお金を出して蛍を見に行くのかと、孫に笑われたそうで、まったくそのとおりなんですが、 
 これには少々訳がー
 というのも、隣に住む義妹が二,三日留守をするのです。嫁がいないとさびしくて怖いという母。 
 息子がおろうが!
 
 でもまあ、しばらくどこにもでかけてないし、船に乗るのなら体力的にもきつくはなかろうし、わたしの家で前泊、後泊をすればさびしくもなかろうということで、行ってまいりました。

 例によって、とっても盛りだくさんの旅。
 
 まずは高速で南予に向かいます。 途中道の駅なんかにも寄ったりしながら愛媛県境を越え、高知県の竜串海岸に着いたのが午後の1時半を過ぎていました。で、すぐ食事かと思いきや



 かつおのたたきの実演がありました。 おなかすいた・・・・

 でもまあ、みごとな包丁さばきで見とれてしまいました。かつおって、背びれなどは、かつおの体をまな板の上に立てて上からそぎおとしていくんですね。

 わらの火であぶります。



 空ではとんびが、あらを狙って舞っています。



 今あぶったばかりのかつおを2切れずつ分けてもらって、塩をかけて食べました。 とれたばかりのかつおは臭みもなく、塩で食べるのがおいしいのだとか。
 食事の方は、薬味とぽんずをかけた普通のかつおでした。

 食事が終わったら竜串の奇岩を見ながら、海底館へ。



 波に洗われた岩が、おもしろい姿を形作っています。



 海底館は、らせん状の階段を下へ下へ下りていって、海の中を覗けるようにした建物です。



 下の方では、先客たちの歓声が上がっていました。 何が見えるのかな?



 海の中って幻想的。きれいな青色の魚とか、しましまの魚とか、南国の海にいるような魚が悠々と泳いでいました。 そして、つり下げたバケツにえさを入れてやるので、魚が群がって来ていました。

 もう少し見ていたかったけど、集合時刻が迫っていたので引き上げました。 帰りはあの螺旋階段をえっちらおっちら上らなければならないのです。 ちょっと母にはきつかったか。

 続いて向かったのは、足摺岬。 30年くらい前にお四国参りで行ったことがあるだけです。

 バスを降りたら、



 ついつい撮っちゃった。

 足摺岬には、亜熱帯の木であるビロー樹や大きな椿の木が茂っていてうっそうとした森になっています。
 
 

 すてきな木のトンネルを抜け展望台に上がると



 かつては自殺の名所と言われた切り立った断崖と白い灯台。
 
  

 黒い岩に砕ける白い波
 
 雄大な景色が広がっていました。 太平洋だぁ!

 長くなりますので続きはまたあした・・・・
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バナナの収穫

2013-06-15 01:36:27 | 野菜・果物・料理など
 去年の夏に花が咲いて、実になったバナナ。
 いつ黄色くなるか、ならないのか、辛抱強く待ちましたがー

 やや黄色くはなりましたが、思ったほど黄色くはなってくれず、挙げ句の果てにどうも腐りかけたみたい。

 そこでついに茎から切り落とすことにしました。
 バナナは、木ではなく草です。去年の10月、こんなに青々としていた葉は、



 バナナが黄色くなるにつれて枯れていき、ついに完全に茎まで枯れてしまいました。



 さて、これが我が家のバナナです。



 ああ、先っぽが腐っていますねえ。
 

 このあたりが一番太くておいしそうなところ。大きさがわかる撮り方をしなかったのが残念。
 もともとが3尺バナナという名前の、背丈が1メートルほどのバナナなので、1本の実はおとなの親指くらいの大きさです。形は立派だけどとってもちっちゃいの。つまみ食いにもってこいの大きさ。



 ちょっとタイミングが遅かったかなあ。でも、やっぱりタイミングが遅かったようです。木で完熟させるよりも、リンゴやキーウィと一緒に袋に入れて追熟する方が良かったのかもしれません。
 で、肝心のお味は?

 う~ん! けっこう甘い・・・・かな? 期待はしてなかったから。

 完熟させた割には糖度はイマイチ、もっと食べたいというほどはおいしくなかったのです。たった一人、「もっと」とせがんだ人はいましたけどね。
 まだまだ青い部分もあったので、しばらく台所において、黄色くなったところからもいで食べていきました。 2歳児のつまみ食いにはちょうどよい大きさでした。

 おまけ

 ちょうどその頃、ハウスの中に咲いていたブーゲンビリア



 

 濃いピンクと薄いピンクと2種類あるんですが、今年は両方とも見事に咲きました。

 
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アートの島へ 本題

2013-06-07 22:08:33 | 旅行
 さて、バラ園を出て次は海の見えるホテルでビュッフェスタイルの昼食。これも楽しみの一つでした。全国各地の郷土食のバイキングでなかなかおもしろかったです。食べることに夢中で写真はなし。

 おなかがいっぱいになったところで、いよいよアートの島「直島」へ
 直島、女木島、その他瀬戸内海に浮かぶ小さな島々が、近年「瀬戸内国際芸術祭」の会場として脚光を浴びています。まえまえから一度は行って見たいと思っていました。

 まず向かったのは美術館エリアにあるベネッセミュージアム


 ここでは、芸術祭に合わせて「国吉康雄展」が開かれていました。

 円形のホールのぐるりにらせん状の斜面があって、ぐるぐると回りながら上の階へ進んでいく造りです。(愛媛県の総合科学博物館に似ているなあ)順路に沿って歩いてはいるものの、自分のいる場所がどこなのか、さっぱりわかりません。写真撮影はもちろんできませんので、説明不可能。

 国吉康雄という人は、全く知りませんでした。若い頃渡米して、そこで画家を志したのだとか。よくはわかりませんが、見る人に問題を投げかけるような、そんな題材が多いと思いました。

 ベネッセミュージアムを出た後は自由行動になりました。 
 直島は、本当は半日の滞在では短すぎるのです。ここ美術館エリアには3つの美術館があります。また少し離れた本村エリアには、古民家と現代アートとが融合した展示群が散在するらしいのですが、そこへは村営バスを利用しなければ行けません。バスの運行時刻と合わせないといけないことを考えると、とうていそちらへは行けそうもありません。

 ちょうどやってきたシャトルバスに乗り込んで(ラッキー)、地中美術館に向かいました。
 地中美術館は、建築家安藤忠雄の設計した建物で、直島の景観を損なわないように地下に作られた美術館です。地下に自然光を取り入れて、自然光のみで作品を見せるようになっています。
チケット売り場が離れたところにあり、チケットを買った場所から向こうは写真を撮らないようにと言われました。 建物そのものがアートであるから、とのことでした。

 途中、花々の咲き乱れる池があって、これは美術館に展示されているモネの庭を立体的に表現したものだとか。モネの庭に咲いていた花々を植えているのだそうです。

 これも写真を撮ってはいけないのかなあ。と思いつつ、その美しさについつい撮ってしまいました。でも、お見せするのはほんのちょっと。

 花だけね。



 わたしは、同一種の花を、たくさん、整然と植えた花壇よりも、野原のようにいろいろな花が咲き乱れる庭が好き。
 全体的には、たくさんの木々に囲まれた池があって、睡蓮の葉が浮かんでて、岸にはカキツバタなどの水草が茂ってて・・・・ほんとうにモネの絵を再現したようなすてきな庭でした。

 そこを通り抜け、いよいよ建物の中へ。 それからはもう・・・・・訳がわからないまま通路を通ってみて、扉があったら向こうを覗いてみてー すると思いもかけない四角や三角の庭が現れたりしてー 
 やっと見つけた展示室で、その空間マジックにまたまた驚いて
 自然光で見るモネの作品はどれも薄暗かった もう夕方近くになってたんですね。
 わけのわからないまま迷路の探検のようなひとときを過ごして、なんとか地上にでてきました。
 おもしろかったあ~

 でも後でパンフレットを見たら、なにか見残してきたみたいです。

 それから外で待ってくれてたバスにうまく乗り込んで集合場所まで行きました。 短い滞在時間、うまくバスを乗り継いで無駄なく過ごすことができました。
 途中、有名な草間彌生さんのかぼちゃ?のところでおろしてもらいました。



 みんなが群がっているでしょ? う~ん、現代アートってわかりにくい。でもおもしろい。インパクトあることは確かです。

 それからみちばたで



 図画工作の時間に、子どもたちが廃材をもちよってこんなの作ったことはあるけど・・・・

 そして5時45分、みんなそろって港に帰ってきました。なぜこの時間かというと、港の売店が6時に閉まるからなんです。フェリー港の売店ねぇ・・・



 いやぁ、あなどってた。失礼しました。 アートの島にふさわしい、開放的でモダンな建物でした。ついでに言うと、そこで食べたうどんがおいしかった。さすがうどんの香川県です。

 港にはもう一つかぼちゃがありました。



 こちらは黄色いのよりも大きくて、中に入れます。


 
 くりぬいた円い窓から差し込む光と、床にちりばめられた円形とが不思議な空間を作り出していました。

 少し時間があったのでその辺を歩いてみたかったけど、少々雨が多くなってきたのでそのまま港に座っていましたが、それがちょっともったいなかったかも。
 一日ゆっくりと回ってみたい島でした。

 そうそう、ミュージアムショップでこんなもの見つけて、ついつい買ってしまいました。



 昆虫の複眼みたいになったレンズなんですけど、これで街を見ると



 世界が変わるのです。
 
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アートの島へ・・・・ が、 その前に

2013-06-06 22:06:11 | 旅行
 5月18日、って、もう半月も前のことなのですが・・・・
 瀬戸内海に浮かぶ島、直島へ行ってきました。が、旅行者の企画ツアーを利用したため、めちゃくちゃ盛りだくさん。島へ行く前にこんな所へも行きましたよ。



 RSKバラ公園
 大きな木々に歴史を感じます。この木立のおかげで、華やかなバラ園が落ち着いて見えます。

 ここは入場ゲートが砦のように立ちはだかっており、えっちらおっちら階段を上って砦の上に来るまで何も見えません。そして、入場口をくぐったとたん



 うわぁ~

 広大なバラ園が一望できるという仕組みです。

 へへへ・・・雨が降っています。 おかしいわねえ、晴れ女二人で行ったのにー でも雨はたいしたことはなくて、ちゃんと写真も撮れました。

 このツアーに参加するに当たって、一番バラが見頃になる頃をねらって18日にしたのですがー今年は桜も何もかもが早く開花したし、バラも多分例年より早いだろうと予想してのことでしたが、残念、ちょっと予想がはずれました。上から見るとまだ緑が多くてさびしい感じでした。
その代わり、どの花を見ても開きかけたみずみずしい花ばかりで、手当たり次第写真を撮りました。


 

 雨粒のかかった花びらの美しいこと。




 




 一番よく開いていたばら。 開いてはいるけれど散るのはまだ先という、ちょうど見頃のときでした。





 トイレの前に植えられたつるバラは、枝を誘引されて、まるで絵画のように見えました。



 ここにはバラ園だけでなく日本庭園もあって


 
 一年中何かの花が楽しめるようになっているそうです。
 集合時刻に間に合うように駆け足で見て回らなければならなかったのが残念でした。


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