あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

今が旬?

2011-10-27 09:50:33 | 野菜・果物・料理など
 家からかなり離れたところに、小さな田んぼがあります。草を生やしておく訳にもいかないと、夫がイチジクを数本植えました。年に5回も行くか行かないかの場所なんですが、たまたま通りがかってのぞいてみたら、
 ぱっくりと開いたイチジクがいっぱい!
 これは開いたばかりかな?



 これなどは、もう、開く余地がないほどに、大きく開いています。



 う~ん、こうして見ると、今まさに獲物を飲み込もうとする大蛇の口に見えます。

 しかし、これなどはまだよい方で、開いたイチジクのほとんどは、柔らかくなって腐り始めていました。 きっと発酵が進んでいい匂いがしてるんだと思う、小さなはえやありや、スズメバチまでもが群がっていました。

 これくらいが食べ頃かな?


 これはまだまだ固そうです。 固いのはまだ甘みも少なくておいしくありません。



 ほどよいのを探して食べてみましたら、なんと!

 おいし~い

 夫がこだわった日本イチジクです。西洋イチジクと違って、身が固く、酸味も甘みも強くてさわやかな味。あっというまに3個は口に入りました。

 ふう~ん、日本イチジクって今頃採れるんだ-。 子どもの頃実家にもイチジクがあって、食べたい放題食べていたのですが、採れる時期までは覚えていません。
 そういえば産直市場にもイチジクがいっぱいでしたね。

 実は、うちの敷地内にもイチジクがあって、こちらは西洋種のドーフィン?だったかしら。
とても甘くてやわらかくて、一度に食べきれないほど実がなります。 この西洋イチジクは、9月の台風と長雨の頃ピークを迎えました。雨で収穫できないばかりか、たまの晴れ間に採ってみても、水っぽくておいしくありません。ワイン煮にしたり、てんぷらにしてみましたが、ほとんどが鳥や虫のごちそうになりました。
 うちの西洋イチジクは早生だったのかしら。

 ところが、
 またまた熟れていたんですねぇ。



 世話をしてないので枝が地面につきそうですが。

 長雨の頃のぶよぶよの実と違って、固くしまってつやつやしています。酸味が少ない分、お菓子のように甘いです。

 これも今頃が旬だったのか。 すると9月のあれは?

 もしかしたら、あれが花だったのかもしれません。イチジクは花が咲かないように見えますが、実とそっくりな花の器の中に花があるそうなのです。 でも普通花は6月頃なんだが・・・・。 それに花があんなに大量に咲くわけがないので、やっぱりあれも実か。まあ、どうでもいいことではありますが。

 うれしいことに、今うちでは西洋イチジクと日本イチジク、両方を食べ比べることができます。



 手前が西洋イチジク、向こうが日本イチジクです。

 ぱっくり割れたのは、ジャムに。

 

 小さなお鍋にちょっとしかできませんでした。生のまま娘たちの口に入ってしまいましたので。 
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今年こそ

2011-10-22 20:36:29 | 野菜・果物・料理など
 ご近所の柿畑で「西村早生」の収穫をしていました。

 柿を取る昇降機です。操作によって高さを自由に変えることができ、安全に高いところの実を取ることができます。



 色づきはこのくらい。 大きくて立派な柿です。

 


 形を見ると富有柿のように見えますが、実は渋いです。正確に言うと、渋くないのもあって、不完全甘柿というらしいのですが、見た目には甘いか渋いかはっきりしないので、全部渋抜きをして食べるそうです。と、ここの柿畑の持ち主さんに教えてもらいました。

 うちにも「西村早生」の木が2本あるんですね。そして毎年収穫が遅すぎて、柔らかくなってしまいます。

 今年こそは

 プロの柿農家が収穫しだしたらうちのも取って、渋抜きを成功させるぞ。

 と、密かにはりきっていたのですが、畑の隅にある柿の木を見に行きましたら・・・・



 うわぁ~ん 熟れすぎてる。 2枚目の写真くらい青くないと、渋抜きしたとき柔らかくなりすぎるのです。

 おまけに、数えるほどしか実がなってないし。



 実がついているのが、この2枚の写真だけ、という悲惨な状態でした。年々実の数が少なくなるので、もしかしたら

 私の収穫の仕方が悪いのかもしれない、つまり大事な枝ごと切ってしまったのかもしれないと疑っているのですが・・・・ いずれにせよ、木が高くなりすぎてるし、選定して整枝し直さないといけないかもしれません。

 ただでさえ少ない柿の、傷のないよいものだけを選んだら、10個もありませんでした。でも、せっかくだから渋抜きをすることにしました。

 渋抜きには、ドライアイスを使う方法と、焼酎を使う方法があります。ドライアイスは一般家庭では手に入りにくいので、いつも焼酎を使っていたのですが、ことしはうまい具合にドライアイスが手に入りました。

 たしかドライアイスは新聞紙でくるんでたんじゃないかしら。 うろ覚えの記憶を頼りに、柿とドライアイスを厚手のビニール袋に入れます。



 そして掃除機で空気を抜き取ります。 これが意外と難しくて手間取りましたが、なんとかできました。

 ぺっちゃんこ


 ところが3時間ほどたつと、



 袋がぱんぱんでした。 ドライアイスが溶けて炭酸ガスがたまったんでしょうね。 破裂しないかなあと心配しましたが、破裂せずにすみました。

 2日後、
 さあ、食べてみましょう。



 下の方の黒い柿は、きねり柿といって、渋が固まったものだそうです。こうなると渋みがないのもあるのですが、渋いのもあってややこしいです。きねっているのもきねってないのも味は変わりませんが、歯触りが少々違っていて、黒い方がねっとりとした堅さのように思います。普通の柿はさくさくとした堅さです。

 渋は抜けたかな?

 最初のは95%くらいのできかな? ほんの少し渋みがありました。でも、それから半日後に食べたのは、ほとんど渋は感じませんでした。 

 大成功! めちゃくちゃ甘い、おいしい柿でした。ただ残念なことに、どれもぽちっとしもやけになったような傷があったんですね。もしかしたらドライアイスで凍えさせてしまったかしら。もう少し詳しく渋抜きの仕方を聞いておくべきでした。

 来年こそ!


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食べるのは・・・・

2011-10-17 09:07:39 | 野菜・果物・料理など
う~ん、どうしようかなあ。 もう食べごろだとはおもうんだけど・・・



 食べるのはもったいないような気がするし・・・・ 

 これ、ドラゴンフルーツですよ。

 
 
 葉なんだか茎なんだかわからないものの先端にくっついています。全貌を見ると、これはまさしくクジャクサボテンの仲間。 観賞用としてもとても面白い形をしているのですが、こんなところでは見栄えがしませんねぇ。

 本物のドラゴンフルーツは、大人の握りこぶしくらいの大きさですが、これは栗の実くらい。ミニドラゴンフルーツなんです。背丈も、くねくねしてよくわからないけれど、伸ばしたら3,40センチくらいかなあ。去年買ってきたばかりです。まさかこんな小さいのに実がなるとは。

 2月半ほど前、7月30日に撮影したものですが、

 おお~
 茎の先端につぼみ発見。これが一番大きくてほかにも3個ほどつぼみらしきものが。

 
 8月7日


 近々咲きそう 
 ところが、翌々日に見に行ったら



 花が咲き終わってた・・・・
 ま、いいか。つぼみはまだあるし。

 
 8月15日
 咲き終わった花の根元が



 膨らんでいました。 花の名残は枯れた茎のようになって先っちょについています。
 
 
 期待の第2つぼみ



 2個もある!
 
 しかし、このつぼみはついに咲きませんでした。



 1週間後にはこんなに黒くなって、ついに落ちてしまいました。 でも、最初の実は無事です。



 すこ~し丸くなって、やがてうっすらとピンクになってきました。

 あらら 途中経過を撮ったつもりが・・・・ありません。

 そして10月になって1枚目の写真のようになったわけです。

 どうしよう、食べるにはもったいない。でも味見したい。
 
 本物のドラゴンフルーツは何回か食べたことがあるのですが、わたしとしては、大好きーとは言えない味。 フルーツではなくやはりサボテンです。
 でも、このまま完熟させたらもっとおいしいのではないかしら。 う~ん、悩ましい。

 ところで、先日、ドラゴンフルーツのつぼみなるものを売ってたんですよ。親指の先くらいの大きさで、形はうちのと同じでした。なんでもちりめんじゃこや青梗菜といっしょに炒めるとおいしいらしい。
 もちろん買いました。一度は試してみないと気が済まない性格です。

 で、そのとおりに炒めてみました。
 炒めるとぬめりがでてきて・・・あたりまえか。サボテンの花ってしぼむとぬるっとしてきますよね。
 食べてみると、不思議! なんだかピリッとしてました。
 味はねえ ※#*@!!!
 
 一度試してみただけで十分満足しました。 
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イモムシの裏側

2011-10-13 00:28:14 | 生き物
 イモムシの裏側
 うまい具合に写真が撮れました。見たいですか?
 え? 見たくない? それは残念。
 例によって、最後にまとめて画像を載せますので、苦手な方は、適当に読み飛ばしてくださいませ。

 この間、娘二人が大騒ぎしていました。 なんでも、緑色の大きなメンガタスズメガの幼虫を見つけたのに、それがいなくなったと。
 そしてやっと見つけたところ、なんと茶色になってたんだとか。
 一夜にして茶色になったんだと、喜んでいるのやら怖がっているのやらわからないような騒ぎようでありました。

 それは別のイモムシではないか、とわたしは思うのですが、緑のメンガタスズメガの幼虫が変色したものだというのです。
 で、ほかのサイトで調べてみましたら、確かに緑色のと褐色のがいました。~知らなかった~
 
 その褐色の幼虫が、ちょうどこちらに腹を見せて食事中だったのです。
 わたしは、いろいろな方向から写真を撮って、そのあと茎ごと摘み取って、ちょっと離れた草むらにお引き取り願いました。

 それから数日後、また緑のメンガタスズメガがいるのを見つけて、これはいつごろ変色するのか観察することにしましたで、写真も撮ったのですが、残念、どれもピンボケでした。

 そのかわり、バジルの葉っぱにもよく似たのがいたのを見つけたので載せておきます。メンガタスズメガとはちょっと違う感じもするし、同じような気もするし。もしかしたらエビガラスズメガかもしれません。

 ぶじこは毎日のようにやってきて、幼虫を眺めています。イモムシ大嫌いのぶじこも強くなったものだわ~ もう、見るだけなら平気になったんですって。でも、わたしがイモムシの近くの葉っぱを触っただけで大騒ぎしています。
 本当に一夜にして色は変わるんでしょうか。 なんだか徐々に変化しているようにも思うのですが。しかし、葉っぱと同じ色をした幼虫は、探すのに一苦労。 昨日はいたのに今日はどこにも見えません。目的を達成しないまま行方不明になってしまうかもしれません。


 ここからはイモムシの画像です

 イモムシの裏側

 短い足でしっかりと茎をつかんでいます。ちょっとかわいいかも。

 頭の部分


 横から見たところ

 さすがに不気味な模様です。長さが10センチ以上あるし、頭の部分が大きいので、小さな蛇のように見えます。 初めてこれを見たときは、さすがのわたしもドキッとしました。

 上から見ると


 頭がすごいんですよね。


 バジルにいた幼虫


 ちょっとつるんとした感じが、メンガタスズメガと違うような気がします。 こちらも捕獲せずに観察しているのですが、今日は行方不明でした。

 9月中ごろ、見つけたスズメガの成虫。
 これがエビガラスズメガのようです。これもなかなか不気味な模様を持っていますが、メンガタスズメガは頭にどくろの模様があるのです。

以前、ゴキブリホイホイにひっかかったメンガタスズメガ




 おまけの画像
 尺取虫 どこにいるかわかるかな?
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コスモス

2011-10-09 01:13:26 | 植物
 

 ビニールハウスと道との間の、1メートルにも満たない空間に、コスモスがあふれんばかりに咲いています。

 

 わたしの背丈よりもはるかに高く、



 まるで宇宙へ飛び出そうとするかのように。

 つい4,5年前までは、うちの畑にもこんなふうに咲き乱れていたのですが、あまりにもあちこちに広がるので、毎年一か所に集まるように植え替えを繰り返したところ、今年はほんの一握りになってしまいました。
 たくさんあったときは邪魔者扱いでしたが、今年の花があまりにもさびしいので、今年は道端のこのコスモスを楽しんでいます。



 最近はあちこちで、田んぼ一面にコスモスを植えているところを見かけるようになりました。びっしりと花のじゅうたんを敷き詰めたような風景は、もちろん素敵で見ごたえもありますが、こんなふうに青空の透けて見える、素朴な咲き方が好き。



 倒れかけた花は、真上から眺めて楽しむこともできるし。

 ところで、この場所には、春は何が咲いていたっけ。たまに通るだけだけど、何か咲いていた気がする・・・・
 
 そうそう、思い出しました。確か水仙。 一面水仙だったの。 水仙もきれいでした。 

 目の前の花に心奪われて、秋に見るときは春咲いていた花を忘れ、春見るときは秋に咲いていた花を忘れてしまう・・・・困ったものです。


 
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9月の庭から

2011-10-04 23:54:37 | 植物
9月の庭は・・・・



 
 荒れ放題です。

 秋の彼岸頃は、野菜にも花にも大切な季節。なのに、毎年この時期は、作品作りに追われて手入れをする暇がありません。

 萩は台風でだめになりました。 夏の花も終わりかけてさびしくなった畑で、遅くに植えたジニアの株がようやくこんもりしてきました。



 終わりかけの花から、今日咲いたばかりの花まで、色に変化があってなかなかおもしろい。




 本当は古い花を摘み取ってやるといいんですけどね。
 

 
 それにしても草の多いこと。すでに種をつけています。これで来年も草ぼうぼうまちがいなし。やれやれ。

 暑い間涼しげな緑だったコキアが色づいてきました。 




 後ろのほうにちょこっと、8月で紹介したミレットが見えています。相変わらず動物的なすがたです。年をとって毛艶のなくなった犬のしっぽみたいになってきました。
 なんと、これには種がない! 種ができているように見えますが、触ってみるとスカスカなんです。草のように来年もーとはいかないようです。残念。

 そして、野ボタンが咲き始めました。



 あれれれ・・・・・



 虫食いアート? 
 花弁の真ん中に一つずつ穴をあけてます。 

 人の手の入らない畑は虫にとっては天国なんでしょうね。

 そして、2,3年前に植えた小さな木に花が咲きました。



 金木犀です。
 こちらでは金木犀は、祭りを告げる花。 先日スーパーに行ったら、祭りのポスターやら、昨年の祭りのビデオやら、だんじりのディスプレイやらで早くもお祭りモード。 店内を流れる音楽さえも「伊勢音頭」というだんじりが練り歩くときの歌になっていました

 祭りまでまだ2週間以上あるのに。

 
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