あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

雨の日の炭焼き体験

2016-02-26 20:21:12 | くらし
 今年も炭焼き体験に行きました。私はもういいかなと思ったんだけど、ぶじことウマオも参加するというので、半分ウマオノお守りということで。
 ところが、

 朝から雨。少雨決行とは聞いていましたが、大雨ではないにしても、少雨とはいいがたい降り方。でも、やるんですって。前日までずっと晴れで、明日からも曇りか晴れ、よりによって雨の日を選んでしまったようです(ダレノセイ?)

 行ってみると会場は



 ブルーシートが張られていました。なるほど、これなら濡れずに作業ができそうです。
 吐く息が白く見えるこの日、去年と同じように一つの窯は赤々と燃えていて、暖かな火にホッとする思いでした。



 炭焼きの手順については去年の記事をご覧くださいね。

 今年も大人気で、募集開始3日目に50人の定員を突破したとか。ぶじこのお友達の家族も参加できませんでした。そして今年はトラオくらいの子どもさんが2人参加していましたがトラオも含めみんな恥ずかしがって保護者にべったり。ああ、お天気だったらきっとみんなで山を駆け回って仲良くなれたでしょうに。とっても残念な雨でした。

 去年おいしかった竹ご飯は、参加者多数のため対応できないということで、試食程度の量が用意されていました。



 燃料の雑木も濡れてなかなか燃えにくそうです。煙だけがもくもく。煙たいのですが、雨のため逃げ場がありません。なんだかのどが痛くなってきました。


 雨は一向に止む気配がなく、ブルーシートの下にいても地面はこんなになってしまいました。甘酒をわかすためのかまどです。




 もちろん長靴に合羽、防寒のためのジャンバーと完全装備で行ったつもりですが、長靴って案外足が冷えるんですよ。地面の冷たさがダイレクトに伝わります。

 焼き芋のアルミ巻きも、今年は参加者のセルフサービスでした。



 うちの家族の分はぶじことトラオが用意してくれました。トラオは初体験かな?
 もちろん、それでよかったのです。大人の人でも焼き芋をセットしたことのない人がいましたから、いい経験になったと思います。

 ただ、もう焼けたかな?もう焼けたかな?と何度も見に行くうちにジャンバーがすっかり濡れてしまい、寒くなってきました。
 焼き芋はとってもおいしくて、(今の時期まで上手に保管したさつまいもは、糖分が増えてねっとりと甘くなっています)トラオやウマオは大人の分までしっかり食べました。わたしは、4分の1くらいしか食べられなかった

 場所見知りするウマオは、はじめはぶじこにべったりでしたが、焼き芋を食べ終わったころからようやくエンジン始動。逆に一通りの作業が済んで焼き芋も食べたらトラオはすることがなくなり退屈でたまりません。作業の合間に子どもたちと山を探検するのを楽しみにしていたぶじこも、二人の子どもを持て余すようになってきました。

 そこでぶじことトラオは一足先に車へ避難。寒かったんだそうです。そしてぶじおくんとわたしと、ご機嫌になったウマオとが残りました。試食の竹ご飯のおにぎりをいただいて、甘酒をいただいて、ことしもおいしいたくあんをいただいて、人のひしめく狭いシートの下で結構機嫌よく遊んで、ころんで、手を泥だらけにして・・・・ばあちゃんはちょっとお守りに疲れました。
 雨に濡れながら手を洗っていたらそばの木にこんなものが


 
セッコクでしょうか。これはひもで縛りつけていますが、すでに木に着生したのもあって、元気良く育っていました。花が咲くのが楽しみですね。
 その傍らには



 エビネかしら? 我が家の都は随分と勢いがよくて、冷たい雨にも負けないようすでした。やはり山の気候が合ってるんでしょうね。

 天候が回復しないため、炭焼きはお昼で解散となりました。お土産にたくさんの竹炭が用意されています。



 これをもらって、ぶじおくんが傘をさしてウマオを抱いて(なかなか大変)、駐車場でお弁当をもらって帰りました。後片付けも何も手伝わなかったのが心苦しいですが、寒くて帰りたい気持ちが勝りました。

 帰ってからぶじこたちは長い間おふろにつかり、わたしは長い間昼寝をしました。

 それから2,3日して、2月初めに引いた風邪がぶり返したようで、私は40度の熱を出して寝込みました。インフルエンザではありませんでしたが、いまだに完全に治ってはいません。
 あ~あ~、去年も風邪が長引いてぐだぐだの2月だったのよねぇ。
コメント (6)
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愛媛エプロン教室「わたしの中華料理」

2016-02-16 00:30:27 | 野菜・果物・料理など
 今年は月6回の更新をーと密かに決意していたのですが、なかなか実行できません。パソコンの調子が悪く、体調もイマイチ。せっかくいただいたコメントもお返事が遅れがちですみません。

 さて、少々話題が古いのですが、地元の大手スーパーと新聞社の主催による料理教室に行ってきました。テーマが「私の中華料理~美味しい料理があるそれだけですべてが愛おしい~
う~ん、よくわからんが、おもしろそう。

 会場は


 シャンデリア輝く、ホテルの宴会場。そこに調理台を持ち込んでの実演とトークでした。


 これがIHではなく、なんとガスコンロなのですよ。どこからガスを引いてたのか・・・

 講師は、神奈川県の「レストラン・ミュー」のオーナーシェフ五十嵐美幸さん。女性です。
プロフィール紹介によれば、「女性ならではの視点から、新しい中国料理を提供・提案している」とのことでした。大切にしていることは

 野菜を多く・・・お店に出す料理は25種類くらいの野菜を使うそう
 食材本来のうまみを出す・・・中華と言えば脂っこく調味料の味が濃いというイメージを覆               したいという思い
 日本の四季を感じられるように
 医食同源

 壇上の先生は、にこやかで福々しく、家族のためにせっせと美味しい料理を作るお母さんといった感じでした。
 が、私のイメージしていた中華料理とはちょっと違うみたい。というか、今までのイメージを覆すようなお話がつぎつぎと・・・

 今回は実技はなくて、先生の実演と試食のみです。一品目は
「菜の花の春巻き」
 春巻きと言えばたくさんの具材を煮込んで皮に巻いて揚げてーとなかなか手間のかかる物だと思っていましたが、これは菜の花を刻んでさくらえび、ベーコン、鶏挽肉ごま油を混ぜ合わせるだけ。しかも、油が冷たいうちに揚げてもいいという! 熱い油だと焦げやすくあわてますが、これだと巻く片っ端から油に落とし込み、きつね色になるまで置いておくだけ。なんと簡単な。



 緑と赤が綺麗な一品。

 次は
「大根の柚子炒め煮」 大根は長めの乱切り。大きく切ってよく噛む様にだそうです。しかも均等に火を通そうとはしないみたい。大根を一度素揚げします。熱した油ではなく低温の少量の油でよいそうです。これも驚き。油っぽくないのかしら。そしてホタテの水煮(缶詰)と鶏ガラスープを入れて5分煮込みます。さらに柚子を入れて2分煮込んで、片栗粉でとろみをつけてできあがり。
大きく切った大根が7分で煮えるのか!?



 3品目は 
「蕪とカニのお粥」

 これが一番手が込んでました。といっても、蕪を素揚げし、湯に入れて油抜き。その後ミキサーでペーストにしてあらかじめ炊いていたおかゆとカニフレークとを混ぜて軽く煮込むだけ。彩りに葉も少々入れました。最後にフランスパンを揚げた物をくだいて(ポタージュに入れるクルトンです)上に載せたら出来上がり。
 
 白いテーブルクロスに白いお皿、中に白い料理。



 私が今まで抱いていた何もかもがごちゃ混ぜの料理のイメージとは全く違っていました。
いよいよ試食です。

 春巻きを一口噛むと、桜エビの香りがふわっと。菜の花はほろ苦く大人の味かな。残念なのは鶏肉が入っていることですね。私は鶏肉が嫌いですから。(しかもミンチなのでより分け得ることができない)(笑)私が作るときは豚ミンチにするぞ。一口味見をしてあとはぶじおくんにあげました。

 次に実演ではしなかった、「冬瓜とリンゴのサラダ」が出てきました。


 よく噛む様にとの狙いはここでも。かなり大きい切り方です。ドレッシングが、リンゴジュース、レモン汁、おろし生姜、ごま油と意外な取り合わせ。おいしかったです。でも、冬瓜がない。夏にはごろごろしてたんですけどねぇ。

 大根はあの時間でよく煮えたなあと思うほど柔らかかったです。油で揚げていたからでしょうか。でも脂っこさはなく、美味しかったです。鶏ガラスープというのがちと気に入らんが・・・そこまでいうと私の食べるものがなくなってしまいますから。塩分は鶏がらスープの塩分だけのようです。かなり薄味。ここでも味が濃いという中華のイメージが覆されました。
 
 おかゆも鶏がらスープの塩分のみ。でもしっかりうまみはきいています。そして、洋食のものと思っていたクルトンがこうばしくておかゆに合っていました。おいしいけど、わたしは蕪をミキサーにかけてまでは作らないだろうなあ。

 デザートに
「プーアル茶ゼリー ゴマソースかけ」
 
 砂糖を使わず甜菜糖を使っています。豆乳とゴマを使ったほんのり甘いソース。ゴマの香りがとてもよかったです。



 こうして振り返ってみると、素材と言い、シンプルな調理と言い、かぎりなく日本料理にちかい料理だったなあと思いました。シャンデリア輝くもとで、家庭料理を食べているような、ちょっとミスマッチな感じがしないでもない・・・・

 簡単に作れるのはありがたいですね。家で早速作ってみました。題して
 アレンジ「私」の中国料理 というのは、ウマオやトラオにも食べさせたかったので苦みのある素材を減らしました。
菜の花を半分白菜に替えて



肉を豚ミンチにして

桜エビが手に入らなかったので焼きえびをきざんで



 あたこの春巻き



 これ、簡単でいいですよ。いろいろ具材を変えて作ってみたいです。

 大根の炒め煮も作りました。白いばかりで寂しかったので、はっぱの柔らかいところも刻んで入れてみました。が、ゆずを入れるのを忘れた!



 ウマオが両手に握って食べていました。おいしかったのね。
 残った煮汁は、スープとキノコを足してホタテのスープにしました。
コメント (4)
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節分の日に

2016-02-05 23:32:12 | くらし
 1歳児のウマオは、とある保育園から「豆まきをするので一緒にしませんか」とおさそいをうけました。鬼を見たら泣いてしまうかもしれないけれど、いい経験だからと連れていきました。

 先生手作りの鬼のお面と、豆入れの袋。



 「ここにめめをかいて」と、クレヨンを持たせると、それらしきものを殴り書き。鬼の形の袋が出来上がりです。この中に豆を入れて首にかけてまきます。

 節分の意味や豆まきの由来やらを聞いた後、園庭で鬼を待ちました。
 やってきたのは、新聞紙で作った大きな金棒を持った赤鬼と青鬼。
 


 でも、なにがなんだかわからないまま連れてこられたウマオは、呆然と立ち尽くしておりました。それでも、わたしが「こうやって豆を投げるんよ」と教えると、一粒二粒そこへ投げ捨てましたが後はその場にばらばらと落としてしまいました。すると

 年長の子どもがわらわらとやってきて


 ウマオの足元の豆を拾って鬼のところへ。なるほど、豆が足りなかったのね。何度も何度も果敢に鬼に挑む子どもたちでした。
 
 去年の節分の日、トラオの保育園では参観日だったのですが、鬼を見た子どもたちが大泣きして逃げ回ったそうです。そしてトラオはひとりみんなから離れて、園庭のすみっこでそっと涙を拭いていたそうな。それを聞いてみんなで大笑いしたものです。 帰ってきてからも、「鬼が来んようにとげとげの木にね魚の頭ととげとげの葉っぱをつけてね・・・・」と一生懸命説明するので(おお、ちゃんと話を聞いていたんだ)
「とげとげの木と魚はあるだけどねえ、とげとげの葉っぱがないんよ。葉っぱなしでええじゃろ?」
「それじゃだめなんよ。はっぱもいるんよ。」と涙を浮かべます。よっぽど鬼が怖かったんでしょうね。
 じつは姫柊の奇麗な木があったのですが、一昨年の秋に夫が邪魔だからと掘り起こしてしまったのです。
「だから置いといてと言ったのに・・・邪魔なところになんか植えてなかったでしょ」と夫婦げんかが再燃しそうになりましたがー植木を巡ってはいつも意見が分かれてもめていますー
「よし、ばあちゃんととげとげの葉っぱを探しに行こう。」と言って代用したのはクリスマスホーリーの葉っぱでした。とげの数は少ないけれど触るとちくちく痛いのでようやくトラオも納得しました。

 そんな節分から早一年、ことしはトラオも泣かずに豆まきをしたそうです。成長しましたね。
 そして節分飾りは

  

 今年もクリスマスホーリーで代用です。
 最近では割りばしや竹にタラの木をつけたものをスーパーで売っています。昔は「ご自由にお持ち帰りください」だったんですけどねえ。

 そして豆まきはトラオとウマオとじいちゃんとで。気が付いたら私のためにとっておいてくれた豆は、ウマオが口いっぱいにほおばっていました。なのでわたし、豆は食べずじまいです。
 
 そんなこんなでバタバタと忙しかった夕暮れ、クリスマスホーリーの葉を採りに行って、梅の木に花が咲いているのを見つけました。



 すでに1月半ばから梅が咲いているのは知っていましたが、我が家の梅が咲いているのには気づかなかったのです。それもたくさんつぼみをつけて。白梅でも紅梅でもない優しいピンク。


 これも常にもめごとの種になっている梅なのですが、時々梅雨時まで新芽が出ずハラハラさせられている梅です。夫はとにかく植木を切るのが好き。それで何年かに一度半分素人の職人さんが、夫の言うままに枯れ死寸前まで切ってしまうんです。2,3年剪定をやめてもらってようやく回復したと思ったらまた切りすぎて葉っぱが出なくなって…その繰り返し。でも、久々にたくさんのつぼみをつけてくれました。
 よい春がやってきそうな予感です。
 
コメント (6)
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