あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

よいお年を

2015-12-31 23:38:40 | くらし
 今年も残りわずかになりました。一年間私の気まぐれなブログにおつきあいくださってありがとうございました。

 皆様にとって今年はどんな年だったでしょうか。
 私の一年を一字で表すとしたら・・・

 「命」  かな? 

 くわしくはまた来年。
 ということで、不定期になろうとは思いますが来年もブログを続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 黒雲の向こうに射す金色の光



 どなた様にも希望の光射す年になりますように。どうぞよいお年をお迎えください。
 
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假屋崎省吾ー華のおもてなしin松山城

2015-12-30 01:20:15 | お出かけ
今日昼過ぎテレビをつけたら、松山城が特集されていました。へぇ~と思うことがいっぱい。それにカメラに映し出されたお城はすばらしくきれい。
 ああ、残念。つい先日松山城に行ったばかりなのです。今日の情報を知っていたらもっと楽しく城が見られたのに。

 で、今頃なぜわざわざ出かけていったかというと

「假屋崎省吾の世界ー華のおもてなしin松山城ー」というイベントが開かれていたからでした。(12月25日まで)
 わたしが特にファンだというわけではなく、新聞やテレビで大々的に報道されていましたので、半分ミーハー気分でした。数年前に某デパートで開かれた彼の個展を見て以来久々に見る生の生け花でしたので楽しみでもありました。あのときの、オンシジウムを多用したきらびやかで豪華な華の世界は強烈に心に残っています。それが松山城の歴史ある空間にどう収まっているのか、興味もありました。

 さて、松山城を訪れたのは何年ぶりでしょう。多分7,8年前だと思いますがそのときは二の丸から徒歩で上ったのです。今回はトラオとウマオが一緒ですので、ロープウエイで上ります。ロープウエイ乗り場あたりが綺麗に整備されているのでびっくりしました。

 ロープウエイを降りてしばらく坂道を歩かなければなりません。ここでトラオとウマオはすでにハイテンション。特にウマオは坂道と石段がおもしろくてたまりません。晴れの日を選んでよかった、これが雨降りならずぶぬれになって追いかけなければならないところでした。
 そして、
 やっと天守閣のある広場までやってきました。

 

 テレビや新聞で何度も見た竹のオブジェが見えてきました。これ、組み立てるの大変そうでしたよね。意外と天守閣に似合っているかな?

 天守閣への入り口。ここを通るには入場券が必要です。


 
 まず見えたのはこのお花。假屋崎さんの話によると、愛媛のお花をふんだんに使ったそうで、その代表がみかんでしょうか。



 華の横に、北隅櫓と立て札がありました。
 靴を脱いで建物の中に入ると、なんとこの花が上から見えるのです。


 おもしろ~い。生け花を上から見るなんて初めてです。
 なるほど、いつもテレビで「どこから見ても美しく」と言ってますからね。上から見ても正面から見ているようなまとまりがありますね。

 さて、天守閣の階段は胸をつくような急な階段で、さすがにウマオを連れては上れないと、ぶじこはウマオと一緒に天守の庭で待つことにして、私とトラオが先に見て回りました。階段を上って廊下の格子から下を覗くとぶじことウマオが見えました。角を曲がってまた覗くと、また二人が見えました。結局どの廊下からも下の庭が見渡せたのです。おもしろいなあと思っていたのですが、今日のテレビで納得。

 松山城は、全国に現存する12天守のうちたった二つだけある連立式天守(もう一つは姫路城)で、二つの櫓と小天守、本天守とを回廊で結んであるのです。敵が攻めてきても4つの回廊から矢や鉄砲を射かけることができ、もし建物内部に入られてもぐるぐる回ることで位置感覚を狂わせることができるのだとか。確かに、順路に沿って進んでいても、自分がどこにいるのかは全くわかりませんでした。
 戦のために強固に作られた天守閣に、今は優美に、ある場所では幻想的に、またある場所では華麗に花が飾られています。

 西条市産のデルフィニュームと県の試験場で開発したさくらひめ。



 暗闇の中にぽっと明かりがともったような・・・・使われている花きは砥部焼です。


 今治産のバラ。


 華やかな着物との競演。どちらも負けていません。


 そして大空間に入りきらないほどの大作


 柱がちょうど額縁のようになって、額縁に入りきらないスケールの大きな絵画を見ているようです。ここにはレモンやいよかんも使われています。
 この大きな流木はどこで手に入れたのでしょうね。
 私は、假屋崎さんが「生け花をするのに鋸が足りないなんて」と怒っていたのを思い出しました。ここまで来たらもう、生け花などとは言っていられないスケールです。生け花と言うより造形?流派なんてどうでもいい感じ。
 以前デパートで見たときは、活けたい花のための空間を作ったという感じがしたのですが今回は城という威厳のある空間がすでにあるので、そこにふさわしい花を活けたという印象でした。そしてわたしは今回の方が古典的ではあるけど好きでした。
  
 さらにめちゃめちゃ狭くて急な階段を上ると、そこが最上階の天守閣でした。
 四方に開け放たれた窓からは、松山の町並みと遠く瀬戸内海、高輪山地、石鎚連峰までもが見渡せます。



 この景色が外国人に人気なんですって。

 トラオは、花を見ても、鎧甲を見ても、景色を見ても「すごっ」「すげぇ」(近頃言葉遣いが悪いのですよ)を連発。近くにいたおばちゃんに「こんなに小さいうちからお花の良さをわかるなんてすごいね」とほめられて、職員のおばちゃんからはいよかんなどの説明をしてもらってまんざらではないようでした。
 
 そして転げ落ちそうになりながら階段を下りてぶじこと交代。ウマオとトラオにソフトクリームをごちそうして帰りました。



 リフトに乗っているサンタさん発見。横から見るとぺちゃんこなんですが、後ろから見ると本物みたいですね。

 松山城の魅力はこのリフトやロープウエイで上るほどの高さにもあるように思います。徒歩で上れる道も何カ所かあって、ちょっとしたハイキングが楽しめるし、市内どこにいても城が見えて自分の居場所がわかるのです。
 ウマオとトラオのテンションは降りるまで下がらず・・・・とっても楽しかったようでした。
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宇宙芋

2015-12-23 23:56:22 | 野菜・果物・料理など
 今年、週2回は更新をしようと思っていたのに・・・・振り返ってみると週1回の更新もできていないことに気がついてがっくり。 ネタがないわけではないのですが、どんどん古くなっていく・・・・年末ちょっとがんばります。

 10月ごろ娘婿のぶじおくんが面白いものを持ってきました。その時の写真はちょっと暗かったので12月になって写したものを



 どう見ても芋です。宇宙芋というんだそうです。このいもどこかで・・・・と、思い出しました。慧竿さんが栽培してたんじゃないかしら。大きさはいろいろですが、一番大きいもので手のひらサイズ。



 宇宙芋ってねえ、てっきり宇宙飛行をしてきた芋の子孫かと思ったら、見かけが隕石に似ているからってつけた名前なんですって。ちょっとがっかりしました。外国ではエアポテトというんだそうです。その名の通り空中にぶら下がって実ります。芋なのに。



 芋と言うより巨大ムカゴといったほうがいいかな。

 で、ぶじおくん、これを料理してくれと言う。なんでも、これを紹介してくれた甥っ子にも食べさせるのだというので、みんなが味わえるものをと考えて、これにしました。



 宇宙芋ごはん

 ムカゴご飯にするくらいだからこれもいけるでしょう。

 ムカゴは皮もそのまま使いますが、さすがにこれはあくがあるかもしれないので、皮を剥きました。すると、綺麗な緑色になりました。



 これを大きめに切って(初めての食材なので、味がよくわかる方がいいかなと思って)しばらく水にさらし、塩だけの味付けで炊飯器で炊きました。

 さて、お味の方は?
 あら、どうだったかしら。ムカゴほどの野趣はなく、サツマイモほどの甘さもなく、多少山芋っぽい粘りと香りがあったかしら。

 12月になって全部収穫したようですので、今度は慧竿さんが作っていたお好み焼き風に

 これって、なかなか固くてすり下ろすのに力が要ります。おまけに小さくて持ちづらいし。そこでこんなものを買ってきました。



 ぎざぎざのついたかにの爪みたいなもので挟んですり下ろします。これで芋と一緒に手の皮まですり下ろすという恐怖はなくなりましたが、やはりすり下ろすのは一苦労でした。
 下ろしていく片端からあくが出てこんな色に。



 見かけはとってもよくないです。
 これにめんつゆと卵と少量のお好み焼き粉を入れて、スプーンで人さじずつすくってフライパンに落とします。というのは、大勢で少しずつ味わうためです。ところが、この粘りの強いこと。少量に分けるのがこれまた一苦労でした。途中から、すくい上げたものをはさみで切るという作戦にして、ようやく作業がはかどるようになりました。



 焼いた直後はふんわりとしているのですが、あっというまにぺちゃんこ。あまり食欲をそそるものではないなあ。



 でも見ようによってはじゃこ天のようでもあります。
 お味は? なかなかおいしい。うちの家族は、つぐね芋のすり下ろしたのを海苔で巻いて揚げるのが好きなので、宇宙芋も揚げてみたのですが、つぐね芋よりも固いので、海苔で巻いても垂れてこず、調理はしやすかったです。そしてつぐね芋によく似た味がしました。あくのえぐみは感じませんでした。

 ところで、このエアポテト、地面のしたではどうなっているのかしら。大きな芋ができてるんでしょうか。
 

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今年の紅葉は

2015-12-20 01:22:57 | 植物

 例年なら枯れ葉の季節。でも今年は、なんだか変



これ、ハゼの木ですよ。12月10日前後に写しました。ふつうハゼの木はほかの木に先駆けて紅葉するのに。

川の土手。紅葉で花がさいたよう。 これはヌルデ?



 

 では楓はこれから紅葉か、といえばそうではなくて山の紅葉は11月半ばには散りかけていたのです。
 父とドライブに出かけた日、残念なことに桜三里の楓も、鞍瀬渓谷の楓も茶色くなっていました。
 それが、なかには散らずに残った楓もあって、今頃こんな感じ


 ただ、同じ場所のほかの木はもう散っています。今年の冬はどうなったんでしょう。結局紅葉のピークはなかったような気がします。


 平地の楓は12月も半ばになって綺麗になってきました。



 ただそれも木によってバラバラ



 この木があるお向かいの家の楓は


 紅葉せずに茶色になっていくのかと思いましたが、4,5日遅れて赤くはなりました。あまり綺麗じゃなかったけど。

 それと、広葉樹がいつもより綺麗だった気がします。

 多分クヌギの木だと思いますが



 道沿いにある喫茶店のケヤキの木も強風の後に写しましたからちょっとまばらになっていましたが、


 山は


 やはりいつもより色鮮やかだと思います。植林された山ばかりだと思っていたけどけっこう広葉樹も多かったのねと、再認識しました。

 かと思ったら、毎年美しい紅葉を見せてくれていた東温市の国道の街路樹は、色づく前に散ってしまったみたい。いつも秋のドライブは楽しみだったのですが。
 なのに、街路樹と同じアメリカフウが運動公園では綺麗に色づいていました。



 でも、満開の山茶花と紅葉って・・・・やっぱりなんだか変

 最後に


 今年の紅葉は、単発の美しさでしたね。
  

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暖かい12月

2015-12-10 00:22:14 | くらし
 今日の夕方の空。 あ、もう昨日か。



 これが冬の空なんでしょうか。秋によく見かける雲だと思ってたんだけど。

 12月も半ばを迎えましたが
 「今日は暖かいですねえ」があいさつがわりになっています。
 だって、この景色、冬とは思えません。



 柿畑一面に広がったホトケノザ
 かわいい花が咲いています。



 それから、なぜか雑草の中に一輪、


 夏の花、ヒャクニチソウが咲いています。

 我が家の庭では、勝手に生えてきたインパチェンスがほら!


 それからこれはコスモスではないでしょうか。
 
 春と間違えているようですね。

 とあるおうちで見かけた花。南国の花ブーゲンビリアが屋外で、屋根に届きそうなほど。

 こんなに育つなら、うちも外に出してみようかなあ。わたしは寒さが心配でハウスの中に植えているんですけど。

 元気なのは花だけではありません。
 車を止めていたら何を思ったかミツバチがフロントガラスにとまりました。ハチを真裏から観察できるなんてめったにあることじゃありません。カメラを持っててよかった。ちょっと前足が傷ついているみたいです。が、後ろ足にはたっぷりと花粉が。



 花粉は幼虫のえさです。がんばって子育てしているみたいです。

 ところで、うちには3本のアーティチョークがあるのですが、これがとても勢いがよくて喜んでおりました。



 来年はきっと綺麗な花を咲かせることでしょう。葉に黒い点々があるのが気になりました。アブラムシではないかしら。テントウムシが一人がんばってるようですからしばらく様子を見ることにしましょう。



 ところが、2,3日して行ってみると



 一番大きな株が根本から倒れているのです。葉の裏にはアブラムシがびっしり



 ああ、油断しました。アブラムシがこんなに元気だったとは。
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幻のフルーツ

2015-12-01 19:29:29 | 野菜・果物・料理など
 はや12月ですね。植物のほうも冬支度をしてやらなければ。

 趣味のミニハウス。今年はビニールを張り替えないと日照不足になるという夫の意見で、新しいビニールにするつもりです。でも、そのまえにー
 マンゴーや、ハイビスカスや、ストレリチアや、シンビジュームや、胡蝶蘭や・・・まあなんとたくさんの南国の植物を集めたこと。我ながらその雑然としたハウスの中にうんざりしてしまいます。茂りすぎたゴムの木を剪定し、ガジュマルも短く切って、ブーゲンビリアも花が咲いていたのを思い切って短くしました。これは鋭いとげがあって、あまりに伸びすぎると危ないのです。

 さて、そんなハウスの中で、以前テレビで「幻のフルーツ」として紹介されていたものを見つけました。
 ちなみに、「幻のフルーツ」で検索するとほとんどが「ポポー」という果物でした。ポポーならうちに10本くらいありますよ。種から育てたものがほとんどですが、今年初めて花が咲きました。残念ながら実は落ちてしまいましたけど。わたし的にはポポーは幻ではありません。
 でも、ハウスの中でできたこれは、かなりの「まぼろし」だと思います。さて、なんでしょう。

 ヒント



 玄関に置くと金運が増すといわれて人気の出た植物です。

 ヒント2

  観葉植物としてはよく知られていますが、花が咲くのは珍しいようです。花の後は当然実がなります。

  


 長く私のブログをご覧くださっている方にはもうお分かりだと思います。そう、モンステラなんですよ。
 テレビでモンステラの実が食べられるということを知って、わたしはすぐさま実を採ってきました。しかしそれは、とても硬くて渋くて食べられたものではありませんでした。食べられるのは特定の種類だけなのかとあきらめていました。だから、ジャンジャン切っていったのです。そうしたら奥のほうに



 表面の固いうろこのような皮がはがれている実が見えました。はがれ落ちた下に何やら柔らかそうな部分が。

 おお!これは食べてみる価値がありそうです。



 ちょっとパイナップルの実の付き方に似ています。なので、ぶつぶつの一つをそっともぎ取って口に入れてみました。


 あまい! そしてとろっととろけます。 何に似ているかなあ。そうですねぇ、舌触りはアケビかしら。味も似ている気がする。といってもアケビを知らない人には何のこっちゃですね。

 しいて言えば、食感はバナナをつぶしたような柔らかさ。甘さもバナナくらい。でも、匂いはありません。そしてほんのちょっと酸味もあるのでバナナよりはさわやかな後口でしょうか。

 粒粒の一つをほじくった後です。



 大きな穴が開いたわけは、


 大豆ほどの結構大きな種が入っていたからです。

 真横に切ってみると



 花びらのような実の一つ一つに種が含まれているのでしょうね。

 というわけで、念願の「幻のフルーツ」を、なんなく手に入れたのでした。言っておきますが、特別なお世話をしたわけではありません。ほったらかしで茂るままにしておいただけなんですよ。

 
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