氷の暖簾を見た次の日、トラオたちとまたまた滑川に行きました。
車の中で、
「今日は歩かん?」「歩かん、歩かん。近くまで車で行くから。」ウマオはやっと安心したみたい。
夏に歩いた往復8キロはしんどかったよねえ。そのおかげで道道のことをかなり覚えていました。
駐車場に着きましたが、
いっぱい! たった4台しか停められないけれど、昨日は私ともう一人と2台だけだったのです。さすが、土曜日。バックして少し下の広場に停めました。
タイヤの跡がいっぱい。 かなりの人が来ているようです。
歩いて釣り堀のある建物に来ました。冬の間はお休みです。 トイレも水が凍るため使えません。
ここを過ぎたところで私以外の3人が急に走り出しました。
うわぁ~~
うっそお~~
すげえ~~
渓谷に降りる手前でこの景色(昨日と同じ写真です)3人は大喜び。
「つららを折ったらいかんよ。」私は先手を打って言いました。(この子達、やりかねん)今日はみんな写真を撮りたくて来ていると思うから、故意に傷つけたりしたらみんながっかりするでしょう。
わたしは昨日見たところは適当にスルーして、新しい発見に努めました。
旗のような氷も面白いけど、水道管が通っていることにびっくり。これがトイレの水栓になっているのかな。
入り口の橋から見た、下流の景色です。凍って危険そうですが、暖かくなってまたここへ来たら、今度は霜のほうにも行ってみたいと思いました。
やはりカメラを持った人が何人もいました。
つららの下にもぐれそうです。見上げた空がきれいでした。とても良いお天気で、数日前とはうって変わって暖かい日でした。 長いつららを見られるのは今日限りかもしれません。
右にちらっと見える橋を渡って、鉄製のはしごを数段登ると対岸を歩けます。ただ、梯子を上ったところが凍っていて、足を置ける場所が1か所しかないのです。滑りたくないので慎重に足を運びます。降りる時がきっと怖いけどー私にはいい考えがあるから大丈夫。
冬木立も味があっていいですね。 凍った川底は昨日よりたくさん水が流れていました。
水が流れ落ちています。
氷のトンネルに見えるけど、実は泡。
昨日はじっくりと見なかった対岸のつららも、今日はじっくり見ました。
きのうどれかわからなかった「犬くぐり」という岩。これのことかな?
先先歩いていく孫たちにかまわず、一人で歩いていくと、こちらの山側にも滝のようなところがあったことに気づきました。
この辺から道がつるつるで歩きにくいのです。きのうはこの向こうでアイゼンもどきを装着しました。すこし氷の緩くなった今日はちょっとだけ歩きやすいかなと期待したのですが
すれちがった、カメラを持った男性の言うことには、やはりアイゼンがないと滑るそうです。それでわたしもまたアイゼンもどきを装着しました。 もちろんその人もちゃんとしたアイゼンをつけていました。 昨日来たかったけど仕事だったので・・・ということでした。明日には景色がちがっているじゃろうねえ。とそんな話をして別れました。
昨日と同じように滑らない場所を慎重に選びながら昨日引き返したところまで行くと、孫たちが待っていて、ウマオがここから引き返したいそうなのです。娘とトラオは果敢にも奥まで行くらしいです。登山靴を履いているとはいえ、アイゼンもどきさえもつけてないのに大丈夫かなあ。けれどすでに難所は通り抜けていたので、ウマオを受け取って二人を見送りました。
ウマオの足元を気にしつつゆるい坂道を下りました。登ってくる人何人かに会いましたが、皆さんしっかりと登山靴にアイゼンをつけて、ストックをついて、冬山装備でした。 ただ登山靴ははいているもののアイゼンをつけてないご夫婦がー 後で聞いたところでは車に忘れてきたんだそうです。もう一組大学生くらいの若い人二人。この人たちはスニーカーでした。
あまり景色をみる 余裕もなかったのですが、
わたしが岩の割れ目から空へ延びる木々が面白いなあと見ていたら、ウマオが
「サメみたい。」と言いました。
え?
「船みたいな・・・」
ああ、ジョーズみたいな大きなサメか。
どれだかわかりますか?
ほら、
ジョーズが体をくねらせて襲ってくる。
それから、きのうどれだか分らなかった「熊の爪」
雪をかぶってパンダになっていました。
下に降りてくると、こんな風に景色を楽しむ余裕もできて、日当たりの良い橋のたもとでチョコを食べようとしたら、早くもトラオたちが追いついてきました。
私が行けなかった難所を、トラオは四つん這いで行ったそうです。(アイゼンを忘れたご夫婦も)そこを過ぎると楽勝で、簡単に奥まで行けたんだそうです。
その景色は?
娘に写真を送ってもらいました。
奥の滝
滝というほどの高さではありません。 渓谷はここで行き止まり。 駐車場からわずか600メートルほどの距離でした。わたし、あと100メートルほどのところまで行ってたんですけどねえ。
竜の腹と呼ばれる岩
三人で怖いはしごのところまで帰ってきました。昨日私ははしごを下りずに帰られる道を見つけたので、一人山道を帰りました。孫たちははしごを降りてもと来た道を。
高さがこんなに違います。三人が歩いているのですけど、わからないくらい遠い。 水際に近い場所で
孫たちは氷遊びをしていました。
駐車場の手前で合流しました。
「ばあちゃん、面白い氷見つけた。」とトラオ
手の中にもう一つ手?
トラオはサンゴみたいだと思ったようですが。
こうしてみんな無事に帰ってきました。ただ、一度も滑らなかったのは私だけだったようです。年寄りは転んだら大変。これは肝に銘じています。
帰りに横河原まで足を延ばして、土日しか営業してないというワッフル屋さんに寄りました。
和フリー
かわいいお店でした。
ここはクロワッサンをワッフルのように焼くのが売りなんですけど、
私たちは、手でもって食べられるワッフルを。私と娘は半分こ。せっかくカロリーを消費してきたんだから。
そいわらび
タピオカの代わりに小さなわらび餅
程よい甘さでおいしかったです。外でいただきましたが日差しがぽかぽか。いい日につららを見に行きました。一人で歩いても楽しいけれど、孫たちと歩くとまた違った景色がみられて、時々笑いのツボにもはまったりして、楽しかったです。