あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

龍がいる神社

2024-01-25 00:45:00 | 神社 仏閣
 松山市へ行く途中、回り道をして惣河内神社に寄っていきました。ここに龍が2匹いるんだそうです。
 駐車場として整備された場所には、


 
 藁で保温されたブランターがずらっと並んでいました。そしてこんなものも


 ああ〜、そこ、ハンゲシヨウが群生していたとこなんだけど。

 上から見るとこんなにたくさんありました。でも、ハンゲシヨウは左角のところが辺りだったかな?もしかしたらちゃんとのこしてくれているかも。



 
 新聞で報道されたせいか、車が2.3台。どうしても人が入るので十分写真が撮れませんでした。(アジサイの時期以外、ほとんど人はいません。山の中の、さびしいお宮です。)

 1匹目 
 駐車場からまっすぐ行ったところに手水がありますが、その水の出るところ


 正面から見るとちょっとユーモラス


 横から見ると


 カッコいい龍です。



 本殿は長い階段を上がったところ



 

 本殿に飾られていたパネルには龍の谷の文字。なるほど龍のように細長く入り組んだ地形でした。

 そしてどなたの作かわかりませんが、木彫りの竜



 おみくじ箱には地元にアトリエを構えるキズナさんのワイヤーアート
 これも龍でした。


 


 予想もしなかった龍の数々でした。
 わたしのお目当てはこれだけでしたのに。



 藁で作られた龍
 これが想像していたよりはるかに大きかったのです。

 

 本殿の横にはお守りなどが並べられ、手作りのカエルがとても可愛かったのです。なんと、無人販売。お札に至っては、氏子400円、その他の人500円。悪い人は来ないというようなのどかな風景でした。

 わたし、財布を持ってきてなかったし、藁の龍も人がいてじっくり見られなかったのでまた今度来ようと思いました。

 それで3日後にまた寄ってみたのです。
 
 道路から見たら



 まだしめ飾りが飾っていました。

 長い階段を上がって、龍をじっくり見てみました。




 尻尾は本殿を回って隣の建物に続く廊下の端




 顔をじっくり見ると

 口の中の玉はガラス製。多分花瓶



 牙はなんと鹿の角


 目は粘土細工かな?


 手には稲穂を握っています。


 背中には米俵を背負って
 


 ここの集落の方の合作かもしれませんが、素晴らしいできばえでした。そして、改めてここ、河の内地区のつながりの強さを感じました。
 せっかく財布を持って行ったのに、無人販売は無くなっていました。

 おまけ
 階段で見つけたカメムシ



 興味深い看板
  横の木をムササビが登るんですって。


 面白い。見てみたいですね。






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初詣は樹氷の森を抜けて

2024-01-04 09:09:00 | 神社 仏閣
 令和6年は悲しみで始まりました。帰省中の家族まで巻き込んでの大被害、言葉もありません。心からお見舞い申し上げます。
 
 その元日の朝、わたしは石鎚山麓のロープウェイに向かって車を走らせていました。今年の初詣は石鎚神社の成就社へと約束していましたので。
 
 ここでちょっと説明。
 石鎚神社は、御神体が石鎚山そのもので、お参りする神社が四ヶ所あります。一つ目は山の麓の口の宮本社、二つ目は7合目、標高1300メートルの山中にある中宮成就社、三つ目が山の頂上にある奥宮山頂社、四つ目が土小屋ルートの登山口にある遥拝殿です。
 
 成就社へは標高差800メートルをロープウェイで一気に上がり、さらに山道を30分ほど歩きます。

 車を降りてわたしははっと気づきました。
登山靴忘れた!
 雪、氷の道覚悟の初詣なのに。正月早々ボケています。
 車には常にアウトドア用の、簡易防水の靴が積んでありましたので、それを履きました。

 駐車場から乗り場までは、わたしがウォーミングアップロードと読んでいる急な坂道



 こんなの見つけました。これ、テイカカズラの綿毛じゃないかしら。



 ロープウェイの駅はお参りする人たちで賑わっていました。結構街歩き風の人もいましたね。
 ゴンドラに乗り込むと、始めは葉の落ちた木々が目立ちました。



 そのうち木に白いものが見えだし


 山頂成就駅に着く頃には、木は真っ白に。


 降り立つと一面の雪景色で、神社への道は凍結しているようでした。危ないからと引き返してきたご夫婦もいました。


 わたしは、先日買ったばかりで試し履きもしてなかったチェーンスパイクを、苦労して装着しました。しっかりしたゴム製で、伸ばすのにものすごく力がいったのです。暖かい日が続いてせっかく買ったのに出番がないかも、とさえ思っていたのに。
 それにしてもー
登山靴だったら装着できなかったかも。腕力の衰えを痛感しました。

 道端のススキまで凍ってる!



 凍った道をガシガシと歩いて行きました。







 10分ほど歩くと



 成就社まで後20分の地点でした。ここまではまあまあ標準タイムで来ました。
 樹氷はさらに増えてモノクロの世界が続いていました。




 距離は短いけれど、傾斜もあり、しっかりと登山道なのです。息が切れるのと、写真を撮るのとで前へ進めません。








青空が見えてキラキラした景色も、


 樹氷の森




 この日は、
 下りてくる人たちは家族連れも多く、小さな子やお父さんに抱かれた赤ちゃんや、白地下足袋に荒縄を巻いて滑り止めにしている信者さんらしき人、スニーカーにショルダーバッグの軽装の女性など、初詣の山道の雰囲気でした。
 すれ違う時の挨拶もこの日だけは

 おめでとうございます!

 中には、元気ですねえ、と声をかけてくれる人もいましたが、相変わらずの道草食いで、20分後の便で登ってきた人たちに追い抜かれそうになりながらここまできました。



 この辺りから、上にいる娘とウマオパパから相次いで電話があり、急がざるを得ませんでした。




 冬だというのに汗がダラダラと流れました。ダウンのジャケットを脱いでリュックに押し込み、タオルを出そうとしてー

 しまった、車に置いてきた!

 成就社までだからと、舐めていました。小さなハンカチで汗を拭い、お参りを済ませて娘たちと合流しました。
 


 いつもは静かな神社も、この日は管弦の音と太鼓の音が聞こえ、お正月らしい雰囲気でした。
 前日から神社そばの旅館に泊まっていた娘とウマオは夜明かし峠まで行き、ウマオパパは夜中に山頂を目指しましたが、初日の出は拝めなかつたそうです。 

 今年引いたおみくじは小吉
 曰く

 行いを正しくすれば良いことがある。

細かく金運やら健康運やら書いてありましたがほぼいいことばかり。

 老人にはちょうどいい運勢です。等身大の暮らしが一番。
 一つだけ命令文が
 学問ー 困難 勉強せよ
ですと!



 










 
























 

 

 

 
 


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西山興隆寺の紅葉は

2023-12-05 23:39:00 | 神社 仏閣
 鈍川へ行った翌日から、毎日一ヶ所ずつウォーキングを兼ねて紅葉見物に行くことにしました。
 まずは紅葉寺で有名な西山興隆寺

 駐車場の周囲にはずらっと紅葉が植えられています。


 が、よく見ると、枯れかけているのです。


 参道への赤い橋。この辺に至っては、緑のまま枯れています。


 今年は期待できそうもありません。
 が、
 そうでもないか?
 山門付近

 ここにおおわらじが吊るされているのですが、今までとは印象がちがいました。


 よく見ると無数のミサンガがぶら下がっていました。

 
 そのわけは本堂に行って分かりました。施設維持のために100円を納める、そのお返しとしてミサンガをもらいます。それをここに結んで帰ってたんですね。わたし去年は貰ったもののどこかに落としてしまったんです。
 牛石
 鎌倉時代、本堂再建の資材を運んでいた牛が倒れた時、牛によく似た岩で葬ったそうです。口に当たる所には参拝者か草を挟んでいます。
 




 山に上がるにつれて紅葉がきれいになってきました。




 本堂はまだまだ




 
 この辺が一番きれいな所。本堂脇の紅葉が、石垣の上に迫り出して、いい風情なんです。






 同じ所を上から写しました。




 本堂の立つ広場に来ると、
 お遍路さんの衣装を着たワンちゃん


 本堂につながれたワンちゃん


 2匹ともおとなしいです。

 本堂


 三重の塔


 
 頑張って上ってみました。
 ずいぶん高いのです。


 下りは階段を避けて山道を下りました。階段は、怖くて杖なしでは下りられません。
 ほぼ1時間で駐車場に戻りました。途中、農家の人が出しているお店で自然薯と胡麻を買いました。国産の胡麻って貴重。去年まで誰かが店番してたと思うのですが、今年は無人。人出はまずまずでしたが、紅葉祭りもだんだん寂しくなりました。









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2回目も楽しかった滑川

2022-02-28 00:07:04 | 神社 仏閣
 氷の暖簾を見た次の日、トラオたちとまたまた滑川に行きました。
 車の中で、
「今日は歩かん?」「歩かん、歩かん。近くまで車で行くから。」ウマオはやっと安心したみたい。
 夏に歩いた往復8キロはしんどかったよねえ。そのおかげで道道のことをかなり覚えていました。
 
 駐車場に着きましたが、
 
 いっぱい! たった4台しか停められないけれど、昨日は私ともう一人と2台だけだったのです。さすが、土曜日。バックして少し下の広場に停めました。
 タイヤの跡がいっぱい。 かなりの人が来ているようです。
 


 歩いて釣り堀のある建物に来ました。冬の間はお休みです。 トイレも水が凍るため使えません。
 
 
 ここを過ぎたところで私以外の3人が急に走り出しました。
  
  うわぁ~~
  うっそお~~
  すげえ~~

 
 渓谷に降りる手前でこの景色(昨日と同じ写真です)3人は大喜び。
 「つららを折ったらいかんよ。」私は先手を打って言いました。(この子達、やりかねん)今日はみんな写真を撮りたくて来ていると思うから、故意に傷つけたりしたらみんながっかりするでしょう。
 
 わたしは昨日見たところは適当にスルーして、新しい発見に努めました。
 
 旗のような氷も面白いけど、水道管が通っていることにびっくり。これがトイレの水栓になっているのかな。

 
 入り口の橋から見た、下流の景色です。凍って危険そうですが、暖かくなってまたここへ来たら、今度は霜のほうにも行ってみたいと思いました。

 
 やはりカメラを持った人が何人もいました。

 
 つららの下にもぐれそうです。見上げた空がきれいでした。とても良いお天気で、数日前とはうって変わって暖かい日でした。 長いつららを見られるのは今日限りかもしれません。

 
 右にちらっと見える橋を渡って、鉄製のはしごを数段登ると対岸を歩けます。ただ、梯子を上ったところが凍っていて、足を置ける場所が1か所しかないのです。滑りたくないので慎重に足を運びます。降りる時がきっと怖いけどー私にはいい考えがあるから大丈夫。 
 
 冬木立も味があっていいですね。 凍った川底は昨日よりたくさん水が流れていました。

 
 水が流れ落ちています。

 
 氷のトンネルに見えるけど、実は泡。

 
 昨日はじっくりと見なかった対岸のつららも、今日はじっくり見ました。



 きのうどれかわからなかった「犬くぐり」という岩。これのことかな?
 
 
 先先歩いていく孫たちにかまわず、一人で歩いていくと、こちらの山側にも滝のようなところがあったことに気づきました。
 
 
 この辺から道がつるつるで歩きにくいのです。きのうはこの向こうでアイゼンもどきを装着しました。すこし氷の緩くなった今日はちょっとだけ歩きやすいかなと期待したのですが

 
 すれちがった、カメラを持った男性の言うことには、やはりアイゼンがないと滑るそうです。それでわたしもまたアイゼンもどきを装着しました。 もちろんその人もちゃんとしたアイゼンをつけていました。 昨日来たかったけど仕事だったので・・・ということでした。明日には景色がちがっているじゃろうねえ。とそんな話をして別れました。
 
 昨日と同じように滑らない場所を慎重に選びながら昨日引き返したところまで行くと、孫たちが待っていて、ウマオがここから引き返したいそうなのです。娘とトラオは果敢にも奥まで行くらしいです。登山靴を履いているとはいえ、アイゼンもどきさえもつけてないのに大丈夫かなあ。けれどすでに難所は通り抜けていたので、ウマオを受け取って二人を見送りました。
 
 ウマオの足元を気にしつつゆるい坂道を下りました。登ってくる人何人かに会いましたが、皆さんしっかりと登山靴にアイゼンをつけて、ストックをついて、冬山装備でした。 ただ登山靴ははいているもののアイゼンをつけてないご夫婦がー 後で聞いたところでは車に忘れてきたんだそうです。もう一組大学生くらいの若い人二人。この人たちはスニーカーでした。
 
 あまり景色をみる 余裕もなかったのですが、 


 
 わたしが岩の割れ目から空へ延びる木々が面白いなあと見ていたら、ウマオが
「サメみたい。」と言いました。
 え?
「船みたいな・・・」
 ああ、ジョーズみたいな大きなサメか。


 どれだかわかりますか?
 ほら、
 ジョーズが体をくねらせて襲ってくる。


 
 それから、きのうどれだか分らなかった「熊の爪」
 
 
 雪をかぶってパンダになっていました。
 下に降りてくると、こんな風に景色を楽しむ余裕もできて、日当たりの良い橋のたもとでチョコを食べようとしたら、早くもトラオたちが追いついてきました。
 私が行けなかった難所を、トラオは四つん這いで行ったそうです。(アイゼンを忘れたご夫婦も)そこを過ぎると楽勝で、簡単に奥まで行けたんだそうです。
 
 その景色は?
 娘に写真を送ってもらいました。
 
 奥の滝
 滝というほどの高さではありません。 渓谷はここで行き止まり。 駐車場からわずか600メートルほどの距離でした。わたし、あと100メートルほどのところまで行ってたんですけどねえ。
 
 
 竜の腹と呼ばれる岩


 三人で怖いはしごのところまで帰ってきました。昨日私ははしごを下りずに帰られる道を見つけたので、一人山道を帰りました。孫たちははしごを降りてもと来た道を。
 
 高さがこんなに違います。三人が歩いているのですけど、わからないくらい遠い。 水際に近い場所で
孫たちは氷遊びをしていました。
 
 駐車場の手前で合流しました。
 「ばあちゃん、面白い氷見つけた。」とトラオ
 手の中にもう一つ手?
 
 トラオはサンゴみたいだと思ったようですが。
 
 こうしてみんな無事に帰ってきました。ただ、一度も滑らなかったのは私だけだったようです。年寄りは転んだら大変。これは肝に銘じています。
 
 帰りに横河原まで足を延ばして、土日しか営業してないというワッフル屋さんに寄りました。 
 
 和フリー
 かわいいお店でした。
 ここはクロワッサンをワッフルのように焼くのが売りなんですけど、
 
 私たちは、手でもって食べられるワッフルを。私と娘は半分こ。せっかくカロリーを消費してきたんだから。

 
 そいわらび



 タピオカの代わりに小さなわらび餅
 程よい甘さでおいしかったです。外でいただきましたが日差しがぽかぽか。いい日につららを見に行きました。一人で歩いても楽しいけれど、孫たちと歩くとまた違った景色がみられて、時々笑いのツボにもはまったりして、楽しかったです。





 
 
 
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繁多寺へ

2022-02-11 22:40:18 | 神社 仏閣
 建国記念の日、三連休の初日です。お天気のいいのはこの日だけという予報なので、トラオたちとお出かけしました。
 
 松山市畑寺町にある四国霊場50番札所繁多寺
 
 
 
 本堂
 
 相変わらず団体の参拝客はいませんが、個人でお参りする人たちは切れ目なく訪れていました。
 
 長い間お経を唱えてお参りする人たちの後ろで、お経を一つも覚えてない私は、簡単にお参りを済ませ、せめてこの言葉だけでも唱えておこうと心の中で呟いておきました。
 
 
 屋根の反りが美しい鐘撞堂。 孫たちが鐘をついたら、思いのほか大きな音でびっくりしました。
 
 
 
 おそろいの赤い毛糸の帽子がかわいい
 

 
 本堂横には鳥居があって 奥に祭られているのは歓喜天だそうです。

 ところで、繁多寺の駐車場横に小さなため池があって、
 


 そこに水鳥がいたのですが、
 
 覗き込むとわらわらと近寄ってくるのです。
 
 
 スマホでもこの大きさに撮れる距離。
 ヒドリガモとコガモかな?



 







 
 水をすくうように泳いでいる姿が面白いです。
 
 
 大きな鯉がいました。
 
 
 なんと、コガモより大きい!
 
 数は多くないのですが、いろいろな種類の鳥がいるようでした。
 向こうのほうには
 カルガモかしら?
 
 わからないのはこの鳥です。
 
 


 額からくちばしにかけての白いライン、真っ黒な頭、形から見てもオオバンみたいなのですが、体の色が、灰色なのです。光の塩梅ではなくて実際にグレー。 オオバンだったら体も黒いはずなのに。それも仲間はいなくてたった1羽で泳いでいました。
 
 お参りを終えた私たち、しばらく車をここに置かせてもらって、山へ向かって歩き始めました。その行先は、次回に。
 
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街の中の派手なお宮

2021-12-15 23:34:01 | 神社 仏閣
 冬が近づいて、どうも山歩きが寂しくなりました。 そこで、松山市へ出かける水曜日は、市内の公園などを歩くことにしました。どうせ歩くなら、坂道や階段のある場所へ行きたい。そこで目をつけたのがー
 
 道後にある伊佐爾波神社
 
 
 山の中の極楽寺と同様、下から見上げるとうんざりするような急な石段です。さすがに330段もはなく、135段でした。
 
 
 別の日に道後公園の展望台から写した写真
 


 まん中の赤いホテル(にぎたつ会館)の上に屋根が小さく見えています。山の中腹といっていいほど高い場所にあります。にぎたつ会館にはよく会合で行きましたので、伊佐爾波神社の階段はよく知っていました。
 
 階段の上から見下ろすと、ホテルの建ち並ぶ道後の街並み。道が真っ直ぐ延びています。町をぶらぶらしていたら否が応でもこの石段が目につくようになっています。
 
 狭い道をふさいでいるのは道路を補修している工事の資材などでした。あの工事をしているところがなかなかおもしろくてじっと見ていたい気持ちがありましたが、わたしが立ち止まると完全に道をふさいでしまうので断念しました。残念。
 
 正面に小さく松山城が見えるのが分かるでしょうか。
 
 


 
 
 上に着いて、その派手さにびっくり
 
  朱塗りのお宮をわたしはあまり見たことがありません。ここは、全国でも3つしかない八幡作りの神社だそうです。
 門をくぐると小さな社が集まっていて
 
 まわりは回廊になっていました。
 
 回廊には古い絵馬が残されていました。
 
 1727年(享保12年) 1788年(天明8年)1850年(嘉永3年)と、同じ絵馬が3回奉納されているそうです。
 
 
 
 こちらは新しくて昭和九年
 
 ほかに文政12年(1829)というのもありました。わたしは何の予備知識もなく、階段に引かれて行ったのですが,かなり由緒ある神社だったのです。
 
 規模は小さいですが、屋根は檜皮葺、美しいカーブを描いていました。
 
 
 社を三つ連ねているのが八幡造りというらしいです。
 
 
 そこかしこに極彩色の絵や彫刻
 
 ぐるっとひとまわりして、外をまたぐるっと回ってみました。 すると裏には駐車場がありました。やっぱりーいまどき、必ず車で来られるようになっていますよね。
 
 そして駐車場の登り口と反対の方向に、下へ下りる道がありました。 森の中を抜けて道なりに歩いて行くと
 
 
 お寺がありました。

 
 

 またまた由緒あるお寺に出てきました。宝厳寺・・・・一遍上人の生誕の地とされています。ここも観光スポットではありますが、人は誰もおらず静まりかえっていました。
 
 この界隈についてはまたの機会に紹介したいと思います。今度はもう少し下調べをしてから行くことにします。高校にまでさかのぼると50年以上松山の町に通っているのに、道後のこともあまり知らないのです。







 
 
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山の中の派手なお寺

2021-12-13 23:45:10 | 神社 仏閣
 先日の、石鎚ふれあいの里に行く途中に通り過ぎたど派手なお寺。
 
 
 帰りに寄ってみました。
 駐車場の看板も、ばかでかい上に赤い字がえらく目立っています。何じゃこのお寺は?
 
 
 そして神仏和合霊場とは?
 実のところ、わたしはお手洗いを借りたかったのです。
上の建物の写真、右下角が小さな三角形になっていますが、これがまっすぐ伸びる急階段で、登り切ったところに何があるかも見えないほどの高さ。うわあ、ここを登らないと行けないのかとげんなりしましたが、幸い左手の方にトイレの矢印があったので短い石段を上がってみると 

 
 ここが本堂のようでした。看板には「石鎚山真言宗 総本山 極楽寺」とありました。
 天狗の像が三つも

 
 こんなところが、今まで見てきたお寺とちがう・・・
 とりあえず簡単に手を合わせ、トイレを探してうろうろ。なにか建物がいろいろあってよく分かりません。よし、後でゆっくり探検しよう。
 どうも、この派手な手すりの建物は宿泊研修施設のようでした。その一部にトイレがあって、そのトイレというのが
 
 扉にトイレの神様が
 


 
 
 大理石でできためちゃめちゃきれいなトイレ。おしゃれな都会のデパートに来たみたいな・・・・蛇口の根本までなにもかもぴかぴかに磨き上げられて、床も寝転んでも平気なくらい光っていました(もちろん大理石)
 
 またまた「何じゃ?このお寺は。」 お寺のトイレはきれいに決まっています。心を込めて掃除されていますので。でも、山の中のトイレは水も不自由だし、設備的には制約もあって、古い造りのトイレだったりするのです。(前に行った岩屋寺のトイレはおがくずを使ったバイオトイレ)
 
 再び本堂の前を通りすぎて(結局3回通った)、山に向かうことにしました。
 
 
 滝行をする場所だそうです。激しい滝行のイメージとはちがって、わりと低い位置から水が流れ落ちていました。
 
 雰囲気は、神秘的。
 
 
 その横から山へ向かう石段

 
 何かを祀っている建物ではないようです。
 後で分かったのですがここは修行道場で、 清龍堂といいます。


 
 道に従っていくと石仏と幟。 これが13仏参りの道でした。

 
 右に移っているおへそのついた貯水タンクみたいなの。こんなのがたくさん並んでいるのですが、使途不明。
 
 枯れたキノコの残骸です。なんのキノコか見たかった。
 
 
 どこかで見たことがあるような? いったい誰の像? 
 
 
 次々と石仏に手を合わせて上っていくと、
 意外なことに、ずいぶん開けた場所にもう一つお寺があるところにきました。


 
  
 何でもかんでもお祀りしているような・・・神仏和合ってこういうこと? 地図で確認したところ、左の建物が、石鎚山総鎮守八大龍王社となっていました。
 
 弁天様 お稲荷さんまで。
 
 正面には山門があって、ここから本堂を写したのですが、全体は入りません。これ以上下がれないのでー
 
 

 なぜなら山門の敷居をまたぐとそこは急な石段。怖くて、この石段に背を向けて写真を撮る気にはなりませんでした。
 屋根の反りが美しく、静謐な雰囲気でした。
 しかし、これが本堂?山門もあるし確かに本堂だろうと思います。では下の天狗様を飾ってあったところは?
下りてから地図で確認したところ、てんぐのあったところは、「蔵王殿」だそうです。
 
 ?がいっぱいのお寺でした。
 正直なところ、このお寺の歴史については正確に語る自信がありません。元のお寺の開祖は役行者で1300年の歴史があります。宗派で言うと真言宗の一派のようです。
 
 さあ、下ります。
  
 
 この石段、手すりがあるので分かりますが、続きに、上からは隠れて見えないほど急な石段があるのです。

 下りると車が通れるほどの広い車道。なんだ、車でも来られるんだ。駐車場もありました。車道を少し行くと神社の鳥居も見えましたが、あそこまで行くのはまたの機会に。一人で行くのは寂しすぎました。

 
 車道から下におります。下の駐車場から見えた、まっすぐに上る階段はここまで続いていたのです。先が見えないほど長い石段。いや、怖いこと怖いこと。右手で手すりを持って踏みしめるように下りましたが、時には横向きになって両手で手すりをつかむときもありました。

 
 階段が怖いのは、自分の脚力やバランス力に自信のない証拠。ここからさっき来た13仏巡りの道に戻ることもできたけど、結局この階段を下りました。



 やれやれ、
 
 改めて駐車場の地図を見てみました。
 
 
 上の車道はずっと歓喜庵のところまで続き、そこからさらに山へ入って横峰寺へいけるようでした。今まで点でしか理解してなかったこの辺りのいろいろな施設が、ようやくつながりました。
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