あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

山寺の犬

2023-08-31 06:42:00 | お出かけ
 旅行から帰って約3週間、
8月13日は新盆です。去年亡くなった新しい仏様を迎える日です。わたしはこの日、山の中のペット霊園に行きました。ずうっと置いてあったポチの、空の骨壷を処分してもらうために返しに行きました。
 
 その前に、足の様子ですが、

 旅行の翌日、朝一番にいつもの整形外科に行きました。骨に異常はなかったものの、足が腫れて血が溜まっているということで、膝から血を抜きました。ブドウ糖を注射する時の大きな注射器、あれ、何CCでしたっけ?大きな注射器一本では足りなくて2本目も使うほど血が取れました。血に脂肪が混ざっていると骨にダメージを与えるそうですが、幸いきれいな血でした。
 松葉杖を借りましたが、慣れてないものですから、あれもなかなか使いにくかったです。その日活動量計(歩数計とは違います)の歩数は19歩!実際はもっと歩いているのですが、歩数とは見なされないほどの弱い動きだったのです。
 二日目、歩数はまだ二桁
 三日目、歩数は三桁になりました。
 血を抜いた日、寝る時に足を曲げると痛くて、寝る時も仰向けにまっすぐのまま寝ました。しかし二日目は横向きになることもできました。歩数も日に日に伸びて、一週間後には四桁に。
 こんなにも回復の手応えを感じた怪我は初めてです。
 
 霊園に行く途中、道の左手に、山へ入る急な坂道を見つけました。
 大きな看板も立っています。
 なになに?
 光昌寺
 こんな山の中にお寺があったの?
 地図を見ると徒歩2分とあります。


 反対側には


 森岡神社 飛騨神社 光昌寺
 「境内から石鎚山 瓶ヶ森 笹ヶ峰 黒瀬湖 菖蒲園が眺望できます。」とありました。へえ〜
  膝が良くなったと言われてから杖なしで歩いていましたが思い切って坂道を登ってみることにしました。
 木立の途切れたたころからダム湖が見えました。


 わたしの横を2台も車が通っていきました。なんだ、車で行けるのか。
 確かに、お寺は近かったです。小さいながら山門も、鐘楼もありました。山門の手前に歌碑が立っていて


 ふるさとの黒瀬は恋し たずねきて 産土神に 幸を祈らむ 伊藤金作 昭和45年作
 
 歌碑が建てられたのは平成になってからです。そして黒瀬が水底に沈んでから50年以上たってもお墓参りに訪れる人がいる。高度成長期に地域の発展のために故郷を離れた人々の心はまだここにある、と、共感できるようになったのも歳をとったせいかな?
 碑の横に車が一台。住職さんのでしようか。その下に一匹の犬が頭を突っ込んで寝ていました。ポチもいつもそうやって寝ていたなあ、と思い出してしまいました。新盆にポチに似た犬と会えるなんて。なんてぼんやりと車の横を通った途端

 ワンワンワン

 いきなり違う犬が目の前に飛び出してきて、まあ、‼️ 寝ていた犬とは違う、黒くて精悍そうな顔の犬でした。噛み付かれるか?

 落ち着け、あたこ 

 わたしはまっすぐ犬の目を見て、
 ごめんね。通らしてね。できるだけ親しみをこめて優しく言いました。すると犬はくるっと引き返してくれました。よかった。

 が

 引き返すその犬には後ろ足が1本なかったのです。

 本堂に行くにはまだ関所があって




 山門のど真ん中に寝ている犬。
 どうしよう、あの子も吠えるのかしら。でも、ここまで来て引き返すのも嫌だ。
 山門の端っこを、こんにちは、と声をかけて通りました。幸いこの犬はチラッとこちらを見ただけでした。

 安らぎの鐘と名付けられた鐘。
 犬に怒られるかもしれないので、鐘は突きません。


 そこを過ぎると住居らしい建物があって、どなたか住んでいるようでした。後で調べたところ、無人だったこの寺を再興しようとする住職さんがいらっしゃるようです。
 そして
 家の前にも犬
 他の犬は放し飼いでしたがこの子だけはながーいワイヤーに繋がれていました。細長い狭い庭の端まで届くような長さですから放し飼いと大して変わりません。
 四つの犬関所を通り抜けるとやつと本堂でした。
 土地がせまく 後がないのでこんな写し方しかできませんが、



 黒瀬ダムに沈む前に高台に移設したものだそうです。
 奥の方には鳥居が見えました。お寺も神社も同じ場所だったんですね。



 こちらには移築記念碑


 昭和47年に建てられたようです。
 そして小さな鳥居。森岡神社とありました。



 黄色っぽい石。面白い。こちらでは白っぽい大島石が多いのです。


 安政の文字が見えました。え?安政年間に建てられたの?だったら相当古いものだけど。この辺りの詳細は全くわかりませんので、いにしえに想像を巡らすだけです。

 もう一つ、石柱だけの神社がありました。
 これが飛騨神社かなあ。建物はこちらの方が新そうでした。


 境内から見る景色


 木と雲に邪魔されてよくわかりませんが、瓶ヶ森か笹ヶ峰かなあ。



 よい眺めのところでした。
 そうそう、こんな碑もあったんですけど。



 銀納義民尊霊供養塔
 ここからもう少し山へ入った、石鎚ふれあいの里にも立派な碑が立っていました。米の代わりに銀で年貢を納めさせてくれるよう交渉して処刑された方がいたのかなあと思います。とすれば、米に変わる産業は何?
 山の中の小さなお寺と神社から、遠い昔の人々の暮らしを想像して、興味は尽きませんでしたが、帰ることにしました。
 鐘楼までくると、さっき山門のど真ん中にいた犬は鐘の下で寝ていました。

 ❗️なんだか変
 横向きに寝ているのに一本の脚が空を向いている。脚が変形しているのだろうか。

 さっきの三本脚の犬といい、こんなにも足の悪い犬がいるもんだろうか。そう言えばうちのほうでも三本足の野良犬を見たことがあります。あの犬は罠にかかったのだろうと誰かが言っていましたが、ここの犬も?この子たちは猟犬だったの?それとも捨て犬?誤って罠にかかったの?飼い主は助けてくれなかったの?
 悲しい疑問が次々と湧いてきました。

 でもここでは、穏やかな余生を暮らしているように見えたのが救いでした。




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京都二人旅 6 なんとか〜 帰路

2023-08-28 09:20:00 | 旅行
 さて、明日は帰る日ですが
 予定変更をしなければなりません。

 1 朝ごはんをどこかで→ホテルで
 2 地下鉄で京都駅→タクシー
 3 新幹線で新神戸駅→その前に杖を買う
 4 布引の滝へ この滝は、新神戸駅から歩いて15分のところにあるそうです。めちゃくちゃ楽しみ。だけど、
歩けません。→泣く泣く断念
 5 電車で神戸市内、南京町散策、昼食→予定通り
 6 リムジンバスで空港、時間までゆっくり
→予定通り

 湿布を貼り替え、アルミのポカリスエットの空き容器(ゴミ)二つを洗って水を入れて足を冷やしました。後で考えたら冷やすジェルくらい借りれたかもしれないのに。でもこれはいい考え。冷やすと少し楽になりました

 フリーで動いてはいますが、一応旅行社募集のツアーです。飛行機とホテルだけ指定されています。それが超お得だったので飛びつきました。でなかったら孫を連れてヒルトンになど、わたしにはとてもとても…
 帰る前に病院に行くことも考えましたが、結局杖をついて帰ることにしました。
 買うなら今持っている登山用と同じ物を。後で活用できそうだから。そんな計算はバッチリです。
  
 フロントで、イオンなら車椅子を借りれると聞き、タクシーを呼んでもらい、スーツケースは宅配便で送ってチェックアウトしました。
 
 イオンで車椅子を借りました。きちんと手続きしなければいけないんですね。びっくりしました。考えてみたら当たり前ですが、もっと気安く考えていたもので。さらに、杖をついたら簡単に歩ける、と、これも気安く考えていましたが
 歩けません!
 え〜と、何を先に前に出し、どちらの体重を杖にかけて? つまり、体の使い方がわからない。
 結局駅まで行って、新幹線乗り場に行って新神戸駅で降りた時には昼過ぎになっていました。駅って広い、都会の人は毎日すごいこと歩いているんだなあ、と思いました。そしてホームの向こうに見えている緑の景色を未練たらしく見つめました。

 ここでまたまた予定変更。 南京町を諦めて駅内のカフェで昼ごはんにしました。ウマオはお目当ての新幹線に乗れたので文句は言いません。後の予定にはさほど思い入れがなかったみたい。
 


 わたしの食べた野菜たつぶりのパスタ。
 それから構内端っこのトイレへ行って、反対側端っこのタクシー乗り場に行って…
 またまた遠かった。建物の壁と杖と両方ち体重を分散すると楽でした。帰ったら行きつけの整形外科で松葉杖貸してもらおう。
 タクシーで、神戸市元町にあるリムジンバス乗り場へ。案外近かったです。そして伊丹空港行きのバスに乗り、 30分ほど座ってまた降りようとしたらー
 いや、降りるのは両方の座席にすがれるのでよかったのですが、降りてから、最初の一歩が痛くて踏み出せません。座っていると必ず、歩けなくなるのです。ウマちゃんちょっと待ってね。
 ウマオを待たせて佇んでいたら突然車椅子が走って来た! のではなく、JALの職員さんが車椅子を押して走って来たのでした。それは、バスの乗務員さんが気を利かせてJALのカウンターに言いに行ってくれたのです。
 地獄に仏とはこのことでした。この乗務員さん、
「わし、70やけど、元気、元気」とおどけてゴリラの真似をして笑わせてくれました。さすが関西人。わたし、よっぽどしょぼくれた顔をしていたに違いありません。
 おかげさまで空港内を自由に行き来できるようになりました。ウマオに車椅子を押してもらい、屋上で飛行機をしばらく眺めていました。かんかん照りで暑かったのですが。








 それから売店でお土産を買いました。今回のアクシデントで京都土産を一つも買ってなかったものですから。ウマオのリュックと、わたしのショルダーとに入れるだけ買って、そうこうするうちにツアー客の集合時刻になって、チケットを受け取り、改めて車椅子使用の手続きをし、と、早めに空港に来ても退屈することなく時間が過ぎました。
 JALの(多分他の航空会社にもあると思う)スペシャルサポートルームに通されて手続きした結果、伊丹空港の搭乗から松山空港の到着まで、手厚いサービスを受けられるよう手配してくれました。ウマオには退屈しないようにと、飛行機の乗り方の絵本まで!
 さて、ウマオですが、搭乗ゲートに行くまで車椅子を押してくれたのですが、動く歩道て、突然手を離し
 「ばあちゃん一人で行って、ぼく、あれに乗って行く。」
 あーあー、頼りになるのかならないのか。一人で椅子を押していたら
「お客様、お一人ですか?」
「いえ、連れがいます。あそこに」
振り返ってわたしを待っているウマオが、子犬のようだなあと思いました。
「ああー、お子様ですかー 押しましょうか?」
「大丈夫ですよ。」
わたし、親切に甘えるのに慣れていません。

 飛行機の中で、来る時は眠くてろくに見なかった外の景色をじっくりとみました。
見えたものをウマオが逐一言ってくれましたので。彼はなぜ空の上から見ただけで場所がわかるのか?
 せっかく教えてくれたのに、どこか忘れました






 瀬戸内海大橋


 石鎚連峰。 左端に尖って見えるのが石鎚山です。


 瀬戸内海の島々


 松山沖。いよいよ着陸です。


 松山空港では、飛行機の降り口で車椅子を持った職員が待機してくれており、駐車場の精算機の所まで押してくれました。ウマオがスーツケースを押し、わたしは車椅子にふんぞり返ってー
 実を言うと、足を少しだけ投げ出す格好が一番痛みを感じなかったのです。ちょうど車の運転をする時の足の角度、これだと痛みがないのでわたしは自分で運転することができました。
 こうして二人は無事帰ってきました。
 このサービスがなかったらわたしは本当に痛い思いをして、無理をして帰らなければなりませんでした。バスのおっちゃん、ありがとう。空港の皆さん(JAL)だけではないです。通りかかった人にドアを開けてもらったり、エレベーターの戸をオープンにして待ってもらったり、皆さんありがとう。わたしは一生分の親切を一日でいただいた気持ちでした。

 翌日、

 「ウマオは楽しかったって。みんなに親切にしてもらったと言ってたよ。」
 ああ、ちやんとわかってはいたのか。
 詳しい報告を聞いて、娘は言いました。
「ウマオと一緒だったのがよかったのか悪かったのかー」
 そうね、ウマオガいて助かったけど、これがトラオだったらもっと心配して、気も使ってくれでしよう。でも、ウマオの子犬みたいな付き添いがわたしには気楽だったようにも思うし… 
「格安の旅行だけど安かったのか高かつたのか?」
 そりゃあ高くつきましたよ。
「けど、ウマオにはすごく勉強になったと思う。いろんなこと経験できて。」
 そう、ブレ修学旅行だったよね。はじめての経験いっぱいさせてやれたし、わたしにとっても得難い経験でした。残念なのは、いけなかった布引の滝。いつかリベンジしよう。と、こんなことを考えていたら、娘が言いました。

「もう、フリーで個人旅行なんかせんといて。何があるやらわからん。行くのは添乗員付きの団体旅行にしてよ。」
 
 以上で京都二人旅行は終わりです。長文に最後までお付き合いくださってありがとうございました。
















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今日の一枚

2023-08-24 10:12:00 | くらし
 旅行記を中断して、
 通りがかりに見つけました。



 半円の虹
 今まで生きてきて1.2回しか見たことがありません。何かいいことありそうな。

 



コメント (4)
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京都二人旅 5 アクシデント 伏見稲荷と京都タワー

2023-08-22 23:50:00 | 旅行
 山鉾巡行を見終わってすぐ京都駅に向かいました。ここへ来れば食べ物やさんが色々あります。今回の旅では京都らしい和食は諦めてウマオの好み優先です。そして見つけたイタリアンとクラフトビールのお店。




 後ろの壁にビールの蛇口がずらっと並んでいました。

 カウンター席で大丈夫ですか?と案内されました。その椅子というのが一般的なカウンター椅子よりうんと高くて、ヨイショとよじ登るほどだったんです。
 ビザを一枚ずつ頼んでわけっこして食べました。



 これ、おいしかつたんですよ。たしか、しらすとネギだつたかな? もう一つはマルゲリータ。
 食べ終わった頃携帯がなりました。ああ、うるさくて聞こえない、外に出よう。と、足を床に下ろしたところ
 
 床がなかった!

 いすが高すぎたのです。
 そのままか床に落ちて右足の膝をしこたま打ちました。
 誰かが背中を抱えてくれたのはわかったけど、恥ずかしくて、急いで立ち上がるのが精一杯でした。

 電車乗り場に行く前にベンチに腰掛けて持っていたシップを貼り、右足を引き摺りながらようやっと電車に乗りました。
 たった一駅だけど座ることができて、冷静に振り返ってみたら、わたし、助けてくれた人にも、心配してくれた人にもお礼を言わなかったなぁ、歳を取ったらこんなことばかりなんだからお礼は反射的に言えるようにしなくちゃ、そう思ったのです。
 ところでこの顛末をウマオはどうみていたか? 帰って母親に報告したところでは、気がついたらばあちゃんがこけていた。外国人が助けてくれたが、ばあちゃんはお礼を言わなんだ。ですって。見るのはよく見てたみたい。
 
 改札口を出ると目の前に大鳥居。伏見稲荷神社はすぐそこでした。よかった近くで。
しかし、足が前に出ないのです。しばらく座っていると、立ち上がった時の痛みがひどくて歩けなくなっていました。



 あまり写真を撮る余裕もありませんが、この狐はおもしろかつたので。一休みにもなりましたし。

 
 遠い。

 昨日の東寺と比べると、派手な建物がなんだか新鮮。



 伏見稲荷は二人共通の行きたかった場所。


 なのに歩くのがやっとで楽しむ余裕がありません。


 計画を立てた時は、ゆるい山だし、上の方まで行きたいね、と言っていたけど、現地で地図を見て、鳥居の切れたところにある熊鷹神社までにしようか、と話し合いました。


 ウマちゃんはもっと先に行ってもいいよ、と言ったのですが、ウマオも熊鷹神社まででいいと言います。
 考えてみたらほんのちょっとでも子供一人で歩かせたらダメですよね。熊鷹神社から、鳥居とは違う道を通ってここまで降りてきました。



 お休みどころがあって、この景色を見ながら抹茶ソフトを食べました。暑いのとウマオのエネルギー補給のため休憩は必須です。足も痛かったし。

 さあ、帰りましょう。だけど、やっぱり鳥居までが遠かった。



 再び京都駅に来ました。今までずっと地下ばかり歩いていたので、地上に出るのは初めてです。
 こんな天井だったんだー



 外に出ると京都タワーが見えました。ここがウマオの行きたかった所。



 わたしも来たことはありません。足を引き摺りながらやっとこさ、展望台に上がりました。
 さっき行った伏見稲荷が見えるそうなのですが


 分かりませんね。
 望遠鏡を覗けばわかったのでしようが、わたしはたった一つあったベンチから離れられませんでした。
 狭い展望台なので、ウマオには自由にさせておきました。自分へのお土産を買ったり、ガチャガチャをしたり…
  今度の旅で一番楽しかったんですって。😅
 それはいいのですが、ベンチから立ち上がると痛みはますますひどくなっており、もう歩くのが嫌になってしまいました。なので電車を使わずタクシーでホテルに帰ることにしました。

 フロントで、杖か松葉杖を借りれないかと聞くと、車椅子ならある、ということで、車椅子で部屋に上がりました。初めて車椅子に乗るわたしと、初めて車椅子を押すウマオ。自転車暴走族の彼は車椅子でロビーを疾走。こわいこわい、スピード緩めてとわーわー言いながら部屋に着きました。

 さて夕食ですが、
 ホテルのレストランで食べるしかありません。これは痛い出費でしたが、朝のクジの景品が





 5000円以上の食事につき1000円引きのクーポン。本当は10000円以上で2000円引きだったのですが、10000円もの食事をするはずもないので、こちらに換えてもらったのでした。が、まさか実際に使うようになろうとは。ディナーの服なんか持ってきてないのに。
 ただ、レストランの責任者らしき人がカラーシャツにジャケットというカジュアルスタイルだったので、まあいいか、と開き直りましたが。
 祇園祭限定のフルコースが美味しそう。でも、子供には多すぎます。それで単品料理(バン付き)にしました。
 わたしはスズキのグリル。


 ウマオはチキンの香草焼き。

 
 ウマオは初めてのホテルでの食事。おぼつかない手つきでわたしはハラハラしどうし、味は覚えていません。ウマオが残したたっぷりの野菜は、マナー違反ながらわたしが手を伸ばして完食。
 怪我をした年寄りと子供の二人連れはいやでも目立ちます。テーブルを近づけてくれたり、落としたナイフを取り替えてくれたり、こちらが声をかける前に気がついてサービスしてくれました。
 そうそう写真も撮ってくれたんですよ。


 
 ウマオはこのカクテルがとても気に入って、美味しいを10回は言ったと思います。

 最後に片付けるとき
「あれ?たくさんの野菜、どうしたのかな?」とからかわれました。ありや、全部見られてた😅 
 そうか、別皿に移してもらって、わたしがそれをもらったらよかつたんだ。後で気がつきました。
 ともあれ、ウマオのホテルディナーデビューは無事終わりました。

     続く

 

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京都二人旅4 よかったような悪かったような山鉾巡行

2023-08-20 23:54:00 | 旅行
 山鉾巡行をどこで見るか、
 先の祭りが38万人もの人出で、ニュースで見ると見物客の頭がまるで豆の固まりのようにひしめいてました。それを見た娘は、絶対にこんな場所には近づかないように、とわたしに申し渡しました。これはもう、圧死事件ものだ、と。二人とも去年のハロウィンの事件を思い浮かべたのです。
 わたしも、たとえ山鉾や辻回しを十分みられなくても危険は犯さないつもりでした。でも、ウマオが1時間半もそこでじっとしていられるわけもなく、やはり別の場所を探そうと地下鉄に乗りました。
ところが
のりまちがえた!
気がついて降りたのは、
 


 二条城前。広い。事前の計画でウマオが世界遺産をみたいというものですから、電車の駅に近い東寺か西本願寺、二条城あたりを候補に考えていました。結局東寺にしたのですが、
 よかった、二条城にしなくて。だってこの暑さの中、あの広いところを歩くなんて。とんでもないと思いました。そして結局、もとの四条駅に帰ってきました。駅員さんに、山鉾を見るにはどの出口に出たらいいか聞いて、大丸の前に出ました。
 しかし、またもや場所が悪かった。こちらは日差しが強く、日陰の向こうの通りは人が多く、子供が見られそうなところはありませんでした。こちら側は結構空いていて、日の当たる最前列にシートを敷き、その後ろの陰や所に組み立て式の椅子を置いて待つことにしました。
 椅子はウマオがリュックに入れて運んでくれました。山登りで鍛えているので少々の荷物はへっちゃらなのです。
 さほど待つことなくパトカーがやってきました。



 その後から


 一番は橋弁慶でした。


 なるほどー
 昨日の2階にあった人形はこんなふうに飾るんだったんですね。御神体は弁慶でしょうか。牛若丸が目立ったけど。


 ラッキーなことに、私たちが陣取った場所は給水所の真横でして、


 一行が休憩する間、じっくりと山を見ることができたのです。

 以下、順不同です。


 屋根下の彫り物がすごく豪華



 傘をさしたのはここだけだったかな?




 タペストリーを切って飾りにしたという鯉山

 
 飾り幕というのかしら、どこのも豪華絢爛









 大船山は動いていると一段と迫力がありました。




 それから行列の人の役割も面白かったです。

 旗を先頭に、錫杖をついた人が一人か二人。二人のところはズズーッと地面をこすつてシヤンと地面を突く、そのリズムもピッタリ合わせていました。



 次に裃に陣笠スタイルの人が数人続きます。
 役行者山だけは山伏姿で先導していました。太い竹は進行を止める時の合図に使っていました。






 それから綱を引く人。かき山は引っ張るのではなく担いでいました。




 いやあ、大変そう。もう終点近くなので疲労もピークなんじゃないかしら。


 山鉾を停止するときは車輪に木片を挟んでいました。


 その車輪は人の高さくらいありました。御所車と同じ、木製の車輪。


 それから前に乗って扇で指揮を取る人。

 所作が美しいです。


 ローブを握って体を前に傾けます。カッコいい。


屋根の上の人は?休憩所なのでリラックス。活躍の場面を見落としました。




 というわけでじっくり興味深く観察。最後にパトカーが通って巡行は終わりました。面白かったです。
 ウマオは?昨日ほとんどを見て回ったせいか、暇つぶしに持ってきたゲームの方が面白かったみたいで…
 まあ、何枚かは記念の写真を撮ってあります。

  続く





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京都二人旅 3 ラッキー 花笠巡行

2023-08-17 21:16:00 | 旅行
ホテルのランドリー
またもやハイテク機器。もうこれ以上歳を取ったらついていけないかも。




何とか洗濯を終え、部屋にあったくじを引いたら当たりでした。ラッキー。何が当たったかはまたあとで。





それからホテルで朝食をとり、今回の旅行のハイライト、山鉾巡行見物に出かけます。

時間的には?
見物の場所取りは2時間前がのぞましいらしいが、今9時すぎ、いいところの場所取りはもう無理かも。
 友人からは、是非「辻回し」を見て、との
アドバイス。辻回しを見るには、河原町か市役所前の交差点に、行かなくてはなりません。電車に乗ろうと四条の駅へ向かって歩いていたところ、向こう車線の交差点に何やら人だかりが見えました。



 なんと、この日行われる花笠巡行の列が信号待ちしていたのです。ラッキー。山鉾巡行と、二つ見られるのです。 
 裃をつけた男性の後に子供神輿。元気よくわっしょい、

 何台もありました。掛け声もわっしょいだけではなくて興味深かったです。

 走る神主?!



 後で調べたらどうも鷺舞の衣装をつけた人のようでした。後で八坂神社で奉納するらしいですが? みんなに遅れた?

 獅子舞の一行



 それからよく写真で見る揃いの衣装の女の子たち
 


 これが何だかわからなかつたのですが、


 この花笠巡行は、昔の山鉾巡行の原型を再現したものだそうです。とすると、これが昔の山鉾?
 人の列と列との間に同じようなものが、いくつも通りました。






 途中でわたしは大きなミスに気がつきました。こっちにいてはよく見えないんだ。
なので撮った写真は全て自分の記録にしかなっていません。悪しからず。
 
 せっかく馬に乗った武者が通っているのに。


 けれどもう向こうへ渡れないのです。しかも、赤信号のたびに車が止まって動かない。



 きれいな花笠鉾と、手前のゴミを積んだ軽トラとの対比が何ともねぇ。
 
 
 目の前を祇園の姐さんたちが通っているんだけどなあ


 信号待ちの車が動いてくれません。この綺麗な人たちは、ミス着物の皆さんらしいです。


 車の上に乗っかっているように見えるー
 低いものは見えません。ら
 完全に見物位置を間違えました。


 祇園の花街からは隔年で二つの街が参加しているそうです。先斗町と宮川町の旗や提灯が見えました。



 またまた車が










この暑さの中、しやんと背筋を伸ばしたまま微笑む姿。凛としたそのプロ意識、お見事というほかありません。

 で大勢の綺麗どころを載せた車は、男衆が引いているんですね。黙々と、淡々と、これもまたお見事でした。


 行列が通り過ぎたのは10時ごろ。うまくいけば河原町で辻回しが見られるかな? ここに山鉾が来るのは1時間半後です。ウマオはもちろん、わたしだってここでじっとしているのはいや。なので、電車に乗って市役所前か、河原町まで行ってみることにしました。

  続く




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京都二人旅 2 まあいいか  宵山

2023-08-15 22:12:00 | 旅行
 祇園祭の後祭りを観るために京都へ来ました。

 はじめに書いた記事に間違いや書き忘れがありましたので訂正、追加をしておきます。
 訂正 宵宮→宵山
 追記 それぞれの山の近くで女の子たちがわらべ歌を歌っていました。そうして縁起物を販売するんだそうです。

 ホテルのチェックインが午後4時。もう汗びっしょりで全身着替えずにはいられませんでした。着るものを余分に持ってきてないのだけど、ま、いいか、ホテルで洗濯しよう。
 
 宵宮とは、明日巡行する山鉾を通りに飾って提灯を灯し、お囃子を奏でるらしいです。大体の場所と山鉾の名前は調べました。詳しいことはホテルのフロントで聞けばいいや、と呑気に構えていたのですが、
 フロントにはパンフレットさえ置いていない様子。ここでも、ま、いいか。四条の駅まで行ったらなんとかなるだろう、ウマちゃん、とりあえず出かけよう。
 ばあちゃん、どこへ行くん?
 とにかく人が行っているところ。
 ご飯はどこで食べるん?
 いいとこが見つかったら。
 
 当てずっぽうに歩いていたら向こうにたくさんの提灯が見えました。あ、あれだ。

 鯉山の幟が見えます。


 あら、あちらにも。地図で見るとまあまあ離れているのかなと思ったのですが、実際には案外近く、辻々にあるという感じ
でした。よかった、これならたくさん見られそう。
 見えたのは橋弁慶山でした。


 でも、下の方ががらがらなんです?人の流れに従って歩いていくと

 
 民家の一、二階すべて解放して歌舞伎の一場面のような人形が飾られていました。なるほど、橋弁慶とはこういうことか。 京都の五条橋で牛若丸と弁慶が戦ったという逸話を人形で再現しているのでした。これがあのがらがらの部分に乗るのかな?
 色々リサーチした割には何もわかってなかったです。
 ここに御朱印を押すところがあって、自由に押していいようでした。御朱印帳?どこで手に入れるんだろう?ま、いいや、手帳に押しとこうね。


 いったん鯉山まで引き返すと、いつの間にやら人の列ができていました。いったい何があるのだろう、並んでみました。

 列は鰻の寝床と言われる町家の奥の方に続いていました。
 初めて入る京都の町家。ワクワク。
 本当に細い。




 暗がりを抜けると木を植えた細いお庭があってこの左は人が一列になって通っています。


 どなたか係の人が、「カメラで立ち止まらないように。」と、呼びかけていました。

 さらにその左は広いお座敷のようでした。そこの建具を全部とっぱらって飾られていたのは



 神社⛩️と大きな鯉。ああそれで鯉山なのか。一つ一つ見て納得していったわけです。
 そして一面にかざられたタペストリー。相当古く貴重なもののように見えました。



 祇園祭にはヒオウギを飾るんですって。言われも書いてありましたが、立ち止まれないので読めませんでした。


 ここでもらったパンフレットに、タペストリーの由来やら宵宮の山鉾の場所の地図やら翌日の巡行のルートやら、知りたかったことはほぼ網羅していまして、こんなのを事前に手に入れてたらなあ、と残念に思いました。
しかも、じつくり読んだのはホテルに帰ってから。だつて、字は小さいし、あたりは薄暗いし、人の動きに合わせて歩かなきゃならないしー

パンフレットによると、タペストリーは、1600年前後のベルギー製。古代ギリシアの詩人ホメロスの詩が題材になっているそうです。一枚のタペストリーを山に合わせて惜しげもなく切り離し周囲に飾ったんだとか。

 黒主山
 なんと水が張ってありました。


 でこちらも並んで入って見ます。
 どうもこの人形が黒主のようです。


 この方が色々説明をされていたようですが、ちょうど一区切りついたところ。詳しいことは聞けませんでした。

 
 部屋の三方に飾られた幕?がそれはそれは豪華でした。


 後で調べたところ黒主とは、平安時代の歌人大友の黒主。この人形が御神体だそうです。寛政年間に作られたものだとか。

 ということは、それぞれの山や鉾に御神体が乗せられているということ?

 どこのものか分かりませんが巨大な幟。鯉がたくさん描かれています。




 ここまで来てウマオがお腹が空いた、帰りたいと言い出しました。それをもう少し、もう少しと励ましながら行くと、運良く洋食屋さん発見。こぢんまりした家庭的な雰囲気のお店で大好きなカツカレーを食べて元気を取り戻しました。ここのご主人、明日は山鉾巡行に参加するのだとか。祇園祭がにわかに身近になった気がしました。

 店を出るとあたりは薄暗くなって、ちょうちんに灯が灯っていました。そしてどっと人が多くなっていました。

 これは鷹山


 いくつかの山でお囃子が演奏されていましたか、高いお囃子台に上がるのに、町家の二階から橋をかけてあがるのです。


 コンコンチキという特徴のある鐘の音。その叩き手には長い飾り紐が付いており、手の動きとともに紐が上下します。それがなんとも言えず美しい。


 人出は多いけれど想像したほどではなく、昔賑やかだったころの松山土曜日夜市くらい。けれど雑踏に慣れない田舎者の私たち、並んでまで御神体を見る気にもなれず、外観だけを見て次へ次へと歩いていきました。
 
 宵宮には、屏風祭りと言って個人が所有する屏風なども一般に公開されています。中には国宝級の貴重なものもあるのだとか。

 路地を入らなければならないところもあるそうですが、通りがかりに見られたものだけ
 
 国宝ですね。


 すごい迫力の龍


 洛中洛外図のようなものかな?




 多分、舞楽や雅楽の様子を描いたもの?
 手刺繍です。


 動きのある表現が素晴らしい。



 
 最後に見た唯一の鉾 大船鉾
 先端が船の形をしています。
 えーと、山と鉾の違いは何なのかな?まあ、いいや。


 ウマオのすごいところは、方向感覚。一度通った道はちゃんと覚えています。
 ウマちゃん、ここ通った?
 うん


 最初に見た橋弁慶山にも灯りが灯っていました。
 これで元に戻ったね。もうホテルに帰ろうか。あと二つ見てないのですが、改めて見にいくには遠かったので帰ることにしました。また明日見ることだし。
 こうして迷うことなくホテルに帰ってきました。歩数計をみると、18000歩になっていました。
 それからシャワーを浴びて…このホテルにはシャワーしかありません。ベッドは高く、腰掛けると足がぶらぶら。すべて外国人仕様なんです。よかったのはランドリーの使用状況が、部屋のテレビでわかること。か、なかなかあきません。結局明日の朝洗うことにして寝てしまいました。連泊だから楽ちんです。  続く

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京都二人旅 1 緊張する〜

2023-08-12 21:47:00 | 旅行
 7月20日を過ぎて、わたしはかなり焦っていました。京都行きが迫っています。なのにプランが全然決まってなくて。
 ああ、緊張する。フリーで旅行するってこんなに難しかったっけ? 
 いや、わたし一人なら行き当たりばったりでよかったのですが、ウマオも一緒なものですから。この猛暑の中、しかも人出の多い祇園祭の後祭りに。移動は全て公共の交通機関利用です。
 それに、旅行計画に集中できない事件が次々と起きまして
 免許証がない、メガネが壊れた……まだまだあります。自分の迂闊さから引き起こした事件の数々。こんなにぼんやりしていて大丈夫か?
 
 全て解決はしましたが、自分の旅支度は前日夜遅くになってしまいました。暑さ対策、迷子対策、急病対策…いつにも増して念入りに用意しました。そして翌日、眠い目をこすりながら空港へ。これだって居眠りするわけにはいきませんから、気合を入れて運転しましたよ。
 無事飛行機に乗り込んだ時はほっとして眠気が襲ってきました。が、ウマオの声、で何度も起こされましてー
 連日の晴天で、石鎚山やら瀬戸内海大橋やらがはっきりとみえたそうです。
 伊丹空港からリムジンバスで京都駅へ。

 京都駅のコインロッカー
 昔のように鍵がついてないので、空いてるか空いてないかわからない。歩き回ってもとの場所に帰ってきたら、目の前で荷物を取り出す人がいて、やっと確保できました。

 



 
 ハイテク過ぎて使い方がわからん!



 なんとか荷物を預ける事ができたのでまずは腹ごしらえ。駅内にマクドナルドがあったのでそこで駅を歩く人を観察しながら食べました。外国人の観光客が結構いましたね。
 
 それから、今日第一の目的地、東寺(世界遺産)に向かいました。歩いて行けない距離ではないのですが、この暑さの中、一歩でも歩く距離を減らしたい。というわけで、たった一駅ですが電車に乗りました。その切符を買うときにもドジをして駅員さんにお世話になるしー
 昼過ぎの通りは陰が一つもなくて、反対側に渡り、わずかな陰を探して歩きました。か、着いてみたら入り口は、もともと歩いていた通りの側でした。



 ああ、損した。
 それくらい歩くことをけちったのです。とにかく暑い。

 南大門から入ります。


 金堂 


 


 後ろに見えているのは講堂です。金堂内部を見学するために拝観受付まで行かなければなりません。敷地は広々、本来ならば清々しい空間なのでしょうが、遠かったです。

 まずは金堂で薬師如来や日光、月光菩薩、12神将像などを拝観。日本史で必死に覚えたっけ。壁際に座り込んでいつまでも見つめている外国人観光客が何組もいたのが印象的でした。

 金堂を出ると簡素な庭がありました。
 


 鶴亀ならぬ鷺亀のいる池


 この辺りは木々も多くそこかしこにベンチもあって、ホッとしました。人はさほど多くなく、お寺らしい静けさが漂っていました。よかった、ひしめき合うほどの混雑じゃなくて。

 ウマオは五重塔のてっぺんまで登れると思っていたみたい。登らないとわかって興味は休憩所のかき氷に。なので赤いもうせんを敷いた縁台き腰掛けて一休み。

 京都駅から地下鉄て一駅、五条でおりてホテルへ。ダブルツリーバイヒルトン四条烏丸。新しいホテルです。
 ここでもエレベーターが動かなくて大慌て。カードキーを所定の場所にかざさないと動かないのですね。このシステム自体は沖縄でも経験済みでしたが、気がつかなかったのです。表示は英語ばかり。それに、沖縄のヒルトンはそうじゃなかったぞ。こうしてなんとか部屋に辿り着きました。やれやれ。


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青い花 2

2023-08-11 23:30:00 | 植物
青い花 第二弾
 うちに咲いている花です。
 春に種をもらった蝶豆。花が咲きました。鮮やかな青。これほど青い花が他にあるかしら。



 種をくれた人によると2階まで蔓が伸びるそうで、グリーンカーテンになることを期待したのですが、それは無理かな。わっさわっさとしげるよりは、細く上へ上へと伸びて行っています。

 花は豆にしてはシンプルでした。




 一見、トレニアに似ていると思ったのですが、




 横から見るとやはり豆の花でした。


 この蝶豆、今青いお茶として人気です。1日で萎んでしまうのですが、それを取ったらいいのかしら、それとも咲いているところを取って乾かすの?わからないので今のところ自然のままにしています。

 同じく涼やかな青色のツユクサ
 


 昼には萎んでしまいます。この黄色い蕊がなんともかわいい。


 ミッキーマウスの足のようでしょう?


 
 ツユクサとせめぎ合うように勢力を広げてきたマルバツユクサ。外来種です。ものすごい勢いで増えています。
 ツユクサは昔から農家には嫌われて引き抜かれてきましたが、さらにマルバツユクサの勢いに負けつつあります。



 花がー
 一度に2個咲くみたい。単純に考えて、ツユクサの2倍種ができるということですよね。さらにマルバツユクサは地中花と言って地面の下にも種ができます。繁殖旺盛のはずです。



 花の色は在来種よりやや薄い青。

 
 わたしはツユクサの色の方が方がすき。だからどうしても在来種のツユクサを応援してしまいます。
 
 そして、
 正確には青とは言えないけど、クロホオズキがまだ咲いていました。梅雨の頃にはこの花が清涼剤のように思えるのですが、
 


 今ではこんなになっています。


 名前通りの黒いほおずき。
 それにしても草が…

 







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働き者のハチ

2023-08-09 20:46:00 | 生き物
 少し前の写真です。
 庭で草取りをしていたらどこかで草刈機を使っている音がしました。けれど近隣の畑に草刈りをしている人は見られません。
 気になって音を探していくと
 ここでした。



 もう何年もここにしがみついているアメリカヅタ(多分)初めてこの花にミツバチが群がっているのを見ました。そもそも花さえも気に留めたことなかったのです。



 よくよく見れば、地味な色ながらかわいい花じゃないですか。このびっしりとくっついた花に、それこそ機械音のように羽音が響いていたのです。日本ミツバチでした。
 実は10年以上前、うちてもミツバチを飼っていたのです。それが巣を放棄していなくなってから、もうこの辺にはミツバチはいないと思っていましたから、こんなにもいたことに感激しました。
 残念ながら動き回るハチを一度に捉えることはできませんで、一枚に一匹しか写っていませんが、

 さあ、ハチはどこにいるでしょう?

 これは分かりやすい。


 真正面にお尻が見えています。


 花に同化してしまっています。動いているのを見なければなかなか見つかりません。




 2日ほどすると花は全部枯れて、ハチはまったくいなくなりました。でも、その後には



 ハチが大活躍した結果です。

 ハチがいなければ野菜も実りません。
 かぼちゃにやってきたミツバチ。これはセイヨウミツバチかな?



 奥深く潜り込んで


 出てきた時、背中は花粉だらけです。


 かぼちゃの花が咲くころハチがいないと人工受粉しなければならないんだそうです。
 それから、ミツバチではないけれど



 大きいハチです。クマバチと呼んでいますが? よくフジの花に来ているのを見かけますが、うちの花畑で見たことはありません。


わりと山の方に多いのではないでしようか。


 花はハクチョウゲかな?間違えました、アベリアです。空や花さんありがとうございました。


 何匹もいるのでびっくりしました。一つの巣にいるのかしら。このハチについてはまったく生態を知りませんが、ハチの動きって楽しくていつまでも見ていたいです。




 








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