あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

大雨が止んで

2009-07-23 00:45:48 | くらし

 昨日の大雨は夜の間も降り続き、車庫の奥深くに老犬を避難させたのですが、起きてみると彼女が寝ていたすぐ近くまで水に濡れていました。 


 今日は部分日食が見られる日ですが、朝からどんよりと曇っていました。 日食を見るのはあきらめた方がいいかな。
 母の病院が良いに付き添うため、朝から実家に出かけたのですが、桜三里のあちこちで、コンクリートの壁から澄んだ水が勢いよく流れ出ているのを見かけました。



 これは山の土中の水を排出する穴です。 まさに大地がはき出す水です。
 
 山の学校にいたとき、この水が濁ったらすぐ教育委員会に報告するようにと言われていました。 水が濁ると山崩れのおそれがあるということでした。 山の学校もすぐ裏が山になっていましたので。 
 また、あるおばあさんは、子どもの頃、増水した川で小さな妹さんを亡くしたそうです。だから「孫にも雨が降ったら川へは行かれん。とやかましく言っている」と言っておられました。
 悲しい経験から得た生活の知恵でした。 そして山に住む人々は、その知恵を親から子へ子から孫へと伝えて暮らしてきたのでした。
 また、この写真を整理しながらテレビを見ていたのですが、その中で、ある地域では、住民が避難勧告の出る3時間も前に小川の流れる音で異変に気づき、声を掛け合って安全な場所へ移動していたのだそうです。 山に住む人々の知恵と行動力が被害を最小に食い止めたのだと言うことです。
 
 科学的なデータも大切ですが、生きた知恵をもっと伝え広めることも必要でしょうね。


 おかげさまでこちらの方では大きな被害はなかった模様です。(南予では山崩れがあったとか。 あぶなかった~) 
 雨による変化と言えばー
 うちのほうでは水が蕩々と流れる川というのがありません。 川底には草木が生い茂り、申し訳程度に水が流れていたり、全くなかったりという状態なのですが、さすがに今日は水が流れていました。


 桜三里、東温市側の表川上流。 川の中の草をなぎ倒して水が流れていったようです。



 桜三里、西条市川の道前渓の水。 普段はきれいに澄んだ水ですがここも濁って水かさが増していました。



 この水は、中山川となって燧灘に注ぎます。 その間に取水堰などもあって水はほとんどなくなって枯れ川になるのですが、今日は下の方まで水量が多いことでしょう。


 濁った水が泡を立てて流れていました。



 


 写真を撮った橋のそばに栴檀の木がありました。  普段大きなセンダンの枝を間近に見ることはできませんが、深い川の岸から生えているので、梢がちょうど目の高さにあります。 青い実が、成っていました。



 トンボもやってきました。 



 こんな小さな生き物たちは激しい雨の中をどうやって過ごしたのでしょう。 夕べの雨が何事もなかったかのように飛んでいました。 
 


 やれやれ、大きな被害がなくて良かった。 山口県の惨状はお気の毒としか言いようがありません。


 日食ですが・・・・・
 買い物しようと車をとめたところ、その辺にいる人が空を見上げています。 ああ、日食の時間だ、と思い、
 「今日は無理ですよね。」
と声をかけたら、ほら、と指さして教えてくれました。 なんと! 太陽の周りだけぽっかりと雲が薄くなっているではありませんか。 薄雲に隠されて太陽が白い三日月のように見えました。 大胆にも直視してしまいましたが、雲で光が和らいで短時間なら大丈夫でした。 カメラも構えてみましたが、ねらいを定めるのが難しくてー証拠写真はありますが、とても公開できるできばえではありません。 やはり撮るなら本気で準備をしなければ。  


 応援ありがとうございます日記@BlogRanking

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする