あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

元気なかぼちゃ

2016-08-27 22:40:08 | 野菜・果物・料理など
 台風の影響か、ようやくまとまった雨が降りましたが、これまでほとんど雨が降らず乾ききっていました。

 上水道の蛇口をひねればシャワーにちょうどいいくらいのお湯が出、
 丈夫なはずの雑草が枯れ、



 ブルーベリーは木になったままドライフルーツに、
 アケビは・・・



 大丈夫か?秋までもつかなあ。
 そして「たけとるかもしれんけど。」と言って頂いた西瓜はこのとおり。



「たける」とは、つまり中が煮えてくるということでしょうか。色の濃い部分がたけたところです。しゃりしゃり感がなくなってわずかに発酵しかけたにおいがしたけどぎりぎり大丈夫。これまで食べたことがないほど甘くて美味しかったです。多分雨が少ないせいなのでしょうね。

 こんなに雨が降らないのでは、かぼちゃはもうだめだろうなあ。
 梅雨の終わり頃、去年とっておいたかぼちゃの種を見つけました。とてもおいしかったので来年植えようと思ってとっておいたのですが、すっかり忘れてました。もうよそ様の畑では実がなる頃なんだけど植えても大丈夫だろうか。
 友人に聞いたら、植えるのが遅いから育っても実がならないんじゃないかという意見。
 まあ、だめで元々と植木鉢に適当にばらまいておいたら、見事に芽が出ました。びっしりと生えてきた苗をマルチに穴を開けて植えておきました。その数14,5本。植えてから1,2回は雨が降ったかしら。間もなく梅雨が明けて全く雨が降らなくなりました。
 これはもう絶望的だわね、水道のホースは届かないし、わざわざバケツに水をくんでいくほどの元気はありません。だって重いし、遠いし(歩いて2,3分)、暑いんだもの。
 ところが!
 かぼちゃはぴんぴんしていたのです。



 しかも花までついてる。



 それからようやくちょっとの雨が降りました。雑草の茂ったところは土が乾いたままでしたけどね。
 またまた2週間ぐらい放っておいて久々に行ってみたら
 かぼちゃはよく茂ってあちこちに実らしきものが。



 思い出した! このかぼちゃ、ピーナッツとかバターナッツとか言ってたよね。火を通すとねっとりとして甘くてわたし好みのかぼちゃだったので種を乾かしてしまっておいたのでした。



 一番大きなのを採ってきました。
 細い部分は輪切りにしても種がありません。レンジでチンして、バターで両面を焼き塩胡椒をふって頂きます。とっても簡単。でも美味しいのです。



 丸い膨らんだ部分には種があります。種はまだ十分熟してはいないようです。少し早かったかな?ても、煮ても美味しかったです。


 
 今日雨が小やみになった時行ってみましたら、かぼちゃはますます元気に蔓を伸ばし、実が少なくとも20個以上なっていました。こんなにたくさん、どうしましょうねぇ。
 
 

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三度目の正直2 はちみつとれた

2016-08-17 22:07:59 | 日本ミツバチ
 蜂の巣を採ったのが7月31日、愛唱連演奏会まであと一週間という気ぜわしい日。さすがにこの1週間は細々とした準備に追われました。そこで採った蜂の巣は、

 放置
 もちろん、蜂蜜をとるための用意をしてからですが。



 去年、大きくなりすぎた巣を採ったときは、中がからっぽで、蜂蜜はやっとこさ200CCの瓶1つ分しかとれなかったのです。その前は途中で巣の一部がこわれちゃって、幼虫やさなぎの入ったまま落下、ハチたちに犠牲者が出ました。もう一つ前は、巣全体が暑さで溶けて崩落、これが一番の惨事でした。今回は、幼虫の犠牲者はゼロ、成虫のミツバチも、運悪く蜜の中でおぼれたり、巣箱に挟まれたりしたのはいましたが、多分5匹以下。3回目にしてようやくまともに蜂蜜とりができたというわけです。

 採った巣を入れたもろぶたの中に蜂蜜が流れ出しています。



これは瓶にガーゼを2重にしてゴムで縛り、蜂蜜を流し込んで巣のかけらなどを除きます。



 ほかの巣はーざるにガーゼを敷き、そのなかに蜂の巣を細かくはさみで切って入れ、瓶の植えに乗せておきます。瓶だけでは足りないので、ボールも動員。

 だいたい蜜が落ちてしまったらさらにガーゼを絞って瓶の上に乗せておきます。

 ぽたりぽたりと落ちてくる蜂蜜

 ざっと絞った後の巣をもう一度おいておくと

 これくらいにはなるのです。

 みつが粘いためか本当に1滴ずつしか落ちてきません。



 この1滴を集めるのに、どれだけたくさんのハチが働いたことでしょう。そもそも、花から採ってきたばかりの蜂蜜は、ハチたちが羽で煽いで水分をとばし、飴色の蜂蜜にするんだそうです。だから、今の1滴は、もっともっとたくさんの蜜だったはず。こう考えるとたとえ1滴でも無駄にするとハチさんに申し訳ないような気がしてきました。

 遠心分離器にかけると簡単にきれいに採集できるのでしょうが、それはしません。いついなくなるかわからないハチのためにわざわざそんな機械を買うのも無駄だし、残った蜜はハチに返すという弟の指導に従って、蜜をとった後の巣と道具類はすべてハチの巣箱の前に置いておきました。

 さっそくハチが回収に来ています。そして飴色が消えてしまうまで這いずっていました。




 きれいになめられた巣が白くなっていますね。作りたての巣はこんなに白かったんだ。



 ボールに付いた蜂蜜も洗い流さず、まずハチさんに返してから洗いました。

 飴色のガーゼが元の真っ白になりました。



 やれやれ、

 一滴も手に蜜をつけずに採取するのが上手いんだと弟は自慢げに言っていましたが、わたしのほうは・・・

 流し台が狭いため床に座り込んで作業してましたら、このとおり

 

 もちろん手もべたべたで、貴重な蜂蜜をずいぶんと流してしまいましたね。

 今回の収穫です。


 5リットル瓶にいっぱいと3リットル瓶に3分の2。ざっと7リットルはあるかしら。
 今回も
 ハチさん、ありがとう
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リベンジ演奏会

2016-08-09 01:35:22 | 少年少女合唱団
 8月7日、西条市丹原文化会館の駐車場にバスがずらりと並びました。何のためか。それは・・・



 2年前、ここで開くはずだった愛媛県少年少女合唱連盟演奏会が台風で中止になり、幻の大会となったため、今年再びこの会館で開くことになったからです。



 連盟に参加している団体は全部で11団体。毎年8月に全団体が集まって演奏会を開き、そのお世話は各団持ち回りです。今年はわたしたちがお世話します。会館の借り上げから各機関への後援申請、会場準備、当日の運営すべてを任されています。

 前日までに準備はばっちり。今度こそ台風が来ませんように、そう念じ続けてきましたけど、思いが強すぎたかしら。連日の猛暑で雨が一滴も降っていません。霧みたいなのが2,3粒舞ったことはありましたが、地面にまで届かなかったと思う・・・

 朝、会場に来てステージの点検。
 うわ~ん、お花がぐだぐだだあ。花を活けたのはわたしです。


 言い訳をしておきます。
 昨日はもう少しバランスよく花を配置してたんですよ。原因は給水スポンジ。経費節約のために安物を買ってきたら、花の重さをスポンジが支えきれなかったようです。給水したときあまりにも柔らかくてグジャグジャするので一抹の不安はあったのですが・・・おまけにシマトネリコの実が水揚げしなくてひからびてるし。パンパスグラスは期待に反して広がらず。

 下のプランターは、各団のプラカードを挿す場所です。アイビーを壺にくるくると巻き付けて隠しています。

 子どもたちが他の合唱団に先駆けてリハーサルをするために集まってきました。
あら~少ないこと。



 広いステージに立つとあまりにもさびしさが目立ちます。台風は来ませんでしたが、スケジュール的に今日はあまりよい日ではなかったようです。避けたつもりの吹奏楽コンクールとぶつかってしまいました。結果、どこの団も中高生が参加できなくなりました。おまけに今治は夏祭りだし、うちは学校行事と重なって、しかもよい日だったらしく結婚式まで重なって、出演者が少ないからと欠席する団まででました。

 子どもが少ないということは、運営に関わる保護者も少ないということ。市内の大人の合唱団の方にも声をかけてなんとか必要なスタッフがそろいました。なあに、少数精鋭で乗り越えますとも。

 到着順にリハーサルをして、最後に全体合唱のリハーサルをしたら、もうお客さんが入ってくる時間です。12時30分、ぎりぎりまでリハーサルは続きました。



 さて、本番

 と、ここで私、不覚にもカメラが水に浸かってしまいました。あわててふきとって調べてみたのですが、多分大丈夫。
ところが、レンズの中にも水が入ったらしくて、レンズのふたが閉まる度に水滴が・・・・そしてなんだか曇ったような気がします。しかたがない、後で加工する手間が省けたと思うことにしました。

 子どもの歌声はピュアで癒やされますね。

 ほかの行事と重なった影響は、かなり大きかったようです。全体的に出演者は少なめ、うちのように10人台でがんばっている団も2,3ありました。よかった、仲間がいて。


 
 ここのホールは非常に響きがよく、演奏家たちにも評判がいいのです。おかげで、人数が少なくても声が大きく上手に聞こえます。こけら落としはこの間なくなった中村紘子さんのピアノリサイタルでした。
 
 ちょっとしたパフォーマンスを取り入れている団はけっこうたくさん。


 鉄道唱歌の替え歌を歌ってくれました。駅名が、伊予鉄横河原線の駅名になっていて、2番は予讃線でした。とても楽しい演奏でした。


 ベテラン団員ーといっても中高生ですがー4人だけでの重唱。


 ゲストには右手指に障がいのあるピアニスト吉井章浩さんをお迎えしました。(写真はありません)
 国連に招かれてニューヨークのカーネギーホールでも演奏したことのあるすばらしい方。わたしは舞台袖で聞いていましたが、客席がしーんとなって演奏に聴き入っている様子が伝わってきました。「ノクターン」「レットイットゴー」「テンペスト」子どもたちにもなじみのある、しかし、難しい曲を見事に弾きこなされました。それを聴きながら、音楽を楽しむことはだれにもできる、そして努力の積み重ねこそが困難を乗り越えるみちである、そう強く思いました。

 最後は全員で「ありがとうの花」を歌いました。各団から2名ずつステージに上がって、花を持って歌います。「花を持って歌いたい」と控えめに言ってきたのはうちの合唱団の最上級生Iちゃん。自分なりによりよいステージにしようと考えていてくれたのがうれしくて、急きょ造花を用意しました。



 300人近い団員たちが会場いっぱいに歌声を響かせて、とても感動的なフィナーレでした。

 歌声でお見送りです。



 皆さん、にこやかに帰って行かれました。案内係のお母さんたちがバスがでるまでお見送りをしてくれて、最後に全員で記念撮影をして解散しました。

 一息つく間もなく後片付け。6時にはきれいにして会館を出なくてはなりません。長い間準備に時間をかけてきました。でも、終わるのはあっという間でしたね。
スタッフの皆さんや、会館の職員の皆さんのおかげで、大きなミスも混乱もなく、とてもいい会でした。

 

 
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三度目の正直1 蜂の巣取り

2016-08-04 23:35:29 | 日本ミツバチ
 先日、用事できた弟に、蜂の巣を採ってもらいました。去年は自力でしたのですが、採った蜂の巣には蜜がほとんどありませんでした。
 3年前は弟に採ってもらいました。うまくいったと思ったのに、蜂の巣が一部壊れて、幼虫やさなぎが犠牲になりました。
 一度暑さで巣が壊れたのを除けば、今年は3回目の蜂蜜とり。さあて

 「採るのはええが、ここのハチは刺すんでのう。この前は13箇所も刺された。」
あらあらそんなに。たしかに、アナフィラキシーショックになったらいけないのでほどほどにして、とお願いした覚えがありますが、これ以上刺されたら危ないんではないの?
 「じゃあ、わたしがしようか。」
 そんな会話をしながらも、手は巣箱の上でとんとん、とんとん、とたたいています。中のハチをなるべく下に追いやるんだそうです。



 はちがほぼいなくなったのを確かめてから、さっさと天井にくっついていた巣を切り取り


 おお~



 次に一番上の箱の底を切り取り、箱ごととりだしました。


 周囲に包丁を入れて、巣を取り出します。

「こりゃあ、2段目も採れるぞよ。」
と、2段目の箱の底も切り取ってボールに入れました。
見事な巣です。箱にぎっしりです。ボールからはみでそう。




わたしはあわてて餅を入れる「もろぶた」を取りに行きました。昔の木製とはちがってプラスチック製なので、蜜がこぼれ落ちる心配はありません。
 蜂の巣ってねえ、部屋に蜜がいっぱいになるとふたをするんですって。わたしはこの蓋をした部屋はさなぎがいるとばかり思っていたのです。それで去年も、ふたをしている間蜂蜜を取らず、ふたがあた頃を見計らって巣箱から取り出したのです。大きな間違いでした。

 いかが?切り口からこぼれ落ちんばかりのこの蜜。おいしそうだこと。



 その場で少しずつ切り取ってみんなで味わいました。トラオは丸いつぶつぶの集団が苦手、なので食べようとしませんでしたが、みんなに「おいしいから」と勧められてようやく口にしました。でもお替わりをしなかったところを見るとやっぱり苦手だったらしいです。
 ぶじこは昔、テレビで見てハチの巣ごと蜂蜜を食べるのにあこがれていたんだそうです。海外旅行に行って初めて食べたそうですが、予想に反してもさもさしてがっかりしたそうな。そりゃあそうです。巣の部分は蝋でできているんですから。

 弟の手際はそうとう素早いものだったと思います。手がべとべとになってはいけないとゴム手袋を用意していたのですが、素手で、しかもほとんど手を汚さずに作業を終えてしまいました。この、「手を汚さずやる」というのが自慢だったみたい。

 その間、ハチがパニックになったのは前回と同じです。狭くなった巣箱から、行き場のなくなったハチがわんさか出てきました。



そのハチの群れに手を突っ込むようにして、箱を留めていく作業をしています。



 
 おっと!

 

 ハチを狙うカマキリ。いつから狙ってたのかしら。油断も隙もありません。いつのまにかいなくなりましたがまた現れるんだろうなあ。

 先ほど巣を切り取った箱を最下段に差し込んで上の箱と留めれば作業は終了です。取った巣をひとはこ分(巣は7~8個)ずつもろぶたにいれて台所まで運びましたが、その重たかったこと。腰痛持ちの身にはこたえました。
 ところで、前回何匹ものハチに刺され、しまいには車に乗るところまで追いかけられた弟ですが、今回刺したハチは0。どういうことなのかしら。
 ハチは匂いに敏感で、ほかのハチの匂いがついていると攻撃するのだそうです。ところが今年弟のうちのハチは原因がわからないまま全滅(12箱もあったそうですが)して、今は1匹もいません。もしかしたら、弟からハチの匂いが消えてしまってたのかもしれません。だとしたらミツバチってほんとにすごい。ライバルでないとわかったらちゃんと受け入れてくれるんですから。

 さあ!これから蜂蜜とりの作業が待っています。

 
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