あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

迷いのち焦り

2024-12-28 12:55:19 | レザークラフト

 いよいよ押し迫ってきた25日、県展が終わり作品搬出に行ってきました。一週間ぶりの美術館。駐車場から見える城山もだいぶ冬らしくなりました。

 


 
 12月に入って三回目の美術館行きです。往復2時間かかるのです。ついでにあれこれしていたら半日以上がつぶれます。年末だというのに。
 今年は会場の改修工事のため、例年より開会がひと月遅れ、その分締め切りもひと月遅れ・・・私の制作とりかかりも・・・例年なら制作のピークは9月で10月半ばには制作完了、だったのに。
   県展ーこれこそ11月の忙しさの元凶
 いや、自業自得? 他の人はそれなりに余裕をもって制作していたと思います。むしろ締め切りが1か月遅いということは制作時間がたっぷりあったということで。たっぷりあったはずの時間に私は何をしていたのかな?
 
 今回の作品は石鎚を描きました。 
 題して「山頂の夜明」 夜明けの石鎚ではないのです。そこのところ強調しておかなければ。
 
 
 
 昨年石鎚山頂で迎えた夜明けをいつかはーと思っていました。が、愛媛ではプロアマを問わず好んで題材にする石鎚山です。似たり寄ったりの個性のない作品になるのは承知の上で、やっぱり記念に染めておきたかったのです。
 
 そこで生じた迷いとドタバタの数々を端折って記録します。
 
 まずデザイン
 はじめ1メートル四角の衝立にしようと思いましたが・・・
 夜明の太陽と山頂の天狗岳とを描くと正方形では収まりません。で、F40号サイズの額にいれることにして
 それでもポイントになるもの二つが、離れているということが問題。
 それを解決するために、実際の景色をぎゅっと縮めました。
 その結果・・・実際の風景と比べると他の山々の位置がおかしい。
 まあいいか、これは写生ではないんだしーそう、石鎚によく似た山ということにしておこう。ということで周囲の人にはそう言っておきました。
 
 とはいうものの
 わたしって、最近写実志向ではない? 昔はもっと簡略化した図案だった。それはろうけつという手法にのっとったものだったと思うのですが、私の腕が上がるに(?)つれて、より細かい表現を目指すようになったということなんだろうか。絵を描くようには表現できないろうけつ染め、それをできるだけ絵画に近づけようとしたのがそもそも迷いのもとだったように思います。
 
 細かいところで
 岩のざらざらした感じー亀裂の手法を使ったらどうかしら。亀裂とは、ひび割れしやすいロウを置き、技と手でひび割れさせて割れたところに染料をしみこませる手法です。
 
 うまく割れないなあ。
 


 そこでロウの配合を変えてみました。今まで使ってきたロウの基本は木ロウ+蜜ロウ+パラフィン
 蜜ロウが多いと粘り気が強く革に密着しやすく、パラフィンが多いと固く割れやすくなります。
 
 パラフィンを増やして
 あら、ばらばらになりすぎ
 もうちょっと蜜ロウ入れようか
 とろうを溶かしては亀裂を入れ、を繰り返してー亡くなった大先生はグラム数を図って記録していたというけど、おおざっぱな弟子だもので。
 
 こんな感じでいいかな? 亀裂が滲んでる。

 
  染料が薄いのか? ひび割れが太すぎるのか?
 
  わかりにくいですが、このように亀裂ができたところで、これに使ったロウを採用決定



 木の葉の茂った感じをどうするか。
 点描で薄い色 ロウで点描 少し濃いいろ ロウで点描 もっと濃い色・・・を繰り返します。ロウの点々がはがれないように、こちらには伏せロウ(蜜ロウこれはちを多めに配合したもの)を使います。季節によって粘着具合が違うので少しずつ配合を変えています。ちょっと試しただけですが、丁寧にすればこれで葉っぱの茂った感じは出せるかもしれません。
 
 何とか出来そうと思えてやっと色付けに取り掛かりました。
 
 いい感じじゃない? これで完成だといいんだけど、これはロウで全体が覆われた状態。ロウ伏せと言います。ロウ伏せをするとなぜか色に深みがでできれいに見えるのです。しかも濡れているから乾いたときよりも色が鮮やかです。

 
 
 ロウを落として乾かすと白っちゃけた色になりがっかりすることもしばしば。それを防ぐには彩色しては革が乾くのを待ち、納得のいく色に染まってからロウを伏せ、また別の色を染め、乾かし、ロウを伏せる。の繰り返しです。この作業、わたしはあまり苦になりません。

 遠くの山脈はロウを置かず絵を描くように。 下の方は伏せたロウを少し落として出来具合を見たところです。最終的には広範囲のロウをすべて落とし、水洗いして、粉のようなロウまで取り除きます。
 
 
 
 
 
 革を染めるのと並行して
 作品を立体的にするために、紙粘土で山を作ります。革は伸びやすいので、芯があるとそれに沿って形作れるのです。
 
 ここからが自画自賛したいところ。
 
 1革を貼り付けるパネルに、カーボン紙で下図を写す。
 2パネルに透明のビニールをかぶせて、板の下図通りに粘土を置く。
 3乾いたらビニールから外して染めた革に貼り付ける
 
 やったあ、思惑通りにいきました。いつもは最後にこの作業をしていたので、革とずれた形になったり乾かなかったりとうまくいってなかったのです。しっかり乾いてすぐ貼り付けることができた、ちょっとだけ賢くなったなあ、と自分で自分をほめていたのですが・・・
 500グラム入りの紙粘土14個。
 お、重い!! 5キロ以上の紙粘土でしたが乾くと軽くなるはず、と思ったのが甘かった。
 


 持ち上げられないのです。これはだめだ、急きょ軽い紙粘土を買って作り直しました。 カラフルなのは、お店の紙粘土を買い占めたから。 
 乾燥が間に合いません! 浴室乾燥で乾かしました。
 
 
 
 下図通りに紙粘土を貼り付け、その上に染めた革をかぶせて貼り付けます。やれやれ、何とか間に合いそう。しかし、おかしい?なんで革と紙粘土がずれるんだろう。ボンドをつけずにおいてみた時はぴったりだったのに。
 結局、紙粘土を削り、革の輪郭と合わせたのですが、その結果は?
 
 ここでクイズ
さて、下の三つの写真、よく似ていますがどこかが違っています。
 
 A  貼り付け前、出来上がり 予定通りの作品
 B 貼り付けを失敗した作品
 C 修正した作品
 
 どれがどの作品でしょう。 色合いの違いは光の塩梅ですので関係ありません。

写真1


写真2

 
写真3


 正解は
 A   こんな風に出来上がるはずだったのにー写真2
 B  貼ってみて気が付いた、右に大きく傾いている。ー写真1
 C  なんとか傾きを調整ー写真3 岩がお饅頭みたいになったけどこれは修復できません。あきらめるしかない。

展示場ではライトが左から当たる場所に飾ってくれていました。


 
ところでー
これを見たウマオパパ
 
 季節は5月ですか? 
 ブブー 8月終わりです。わたしね、太陽と天狗岳をぐっと近づけたのよ。
 そうか、5月だともっと緑がまばらなんですよ。
 さすが山男。そこまで分かってるのか。だからね、これは石鎚の写生じゃないの、石鎚に似た山の創作。
よかった、先に言い訳を考えていて 。
 
 今度は瓶が森からの石鎚を描いてください。ぼく、あの石鎚が一番好きなんです。 
 
 氷見2千石原から見たら笹と白骨林と石鎚が描けるねえ。誰もが写真にしたり絵にかいたりしているあの風景が脳裏に浮かびましたが・・・わたしまだ女山の頂上を極めてないのですよ。
 


 
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桜巡りの一週間 金曜日は家ごもり

2024-04-13 11:06:00 | レザークラフト
 金曜日、と言っても一週間前の金曜日、明日は県展への搬入最終日です。何がなんでも仕上げなければなりません。幸いというか、この日は一日中雨。家にこもって作業に没頭しました。
 
 途中経過ですが、今回は、アケボノツツジと


 成就社付近から見える石鎚山。それらしく見えるけど実はけっこういい加減。


 これを掛け軸に仕立てるつもりです。今回、染め終わるのが割と早く、余裕じゃぁ、と、桜ばかり気を取られていたらー
 
 この仕立てに思わぬ時間がかかったのです。
 
 まずは、配色革の配置。節約のため、できるだけ手持ちの革で間に合わすことにしたので、必要な革がギリギリしかありません。
どうやったらうまく収まるかしら、そんなことばかりに時間をとられました。

 掛け軸の構造はこんな感じ。


 必要なのは、まず、染めた絵の部分の上下を飾る細い革。
 豚革ですが和風のプリント、金のラメ入り。




 これを手縫いで繋ぎ合わせます。これは十分あったので迷いませんでした。

   それから、染めた作品を貼り付ける台紙がわりの色革。牛一頭分のかなり広い革でしたが、こんなシワのところは柔らか過ぎて使えません。なるべくしっかりした部分を使うのですが、そうすると革が足りないので、多少のシワはどうしても出てきます。
 全く使えない、脇の部分の皮。よく伸びて形が崩れます。

 
 更に上下に別の色革をつけます。
 これはしぼの多いゴードの革を。キャメル地がきつい感じがしましたので、金のアクリルカラーを薄く塗って少し柔らかめの色合いにしました。
 どうでしよう?上が金を塗ったもの。下が元の色です。


 ゴードはヤギ革ですからもともと小さいのです。シワのある部分を避けると、これもギリギリでした。
 こちらは千鳥掛けで縫い合わせます。
 
 次に裏に豚革を貼り付けます。縫い目も隠れるし、ふにゃふにゃの革がしっかりします。
 裏革は、表より広くなくては綺麗に貼れないのですが、これがまた足りない。友人から革を譲ってもらって3枚を使いました。が、


 
 使いかけの革ですから、思わぬところが欠けていたりして。
 革合わせに半日かかりました。

 それを出来上がりサイズにカッターで切ります。これで貼り合わせがビシッと揃うのです。張り合わせも、手こずったのですが多少のしわをカバーしました。


 最後に上下に軸棒を縫い込んで、手縫は終了。手縫箇所8箇所、長さにして4.2メートル。桜見物の一週間、夜な夜な革を縫っていたのです。1センチ縫うのに1分、合計7時間ほどかかりました。
 


 さらに全体の様子を見て色を補強し、最後に色止めと艶出しのための仕上げ剤を塗らなければなりません。
 ここで事件勃発!

 一昨年使って以来一度も使ってなかったのを塗ったところ、

 表面が白く乾いてきて拭き取れない!
 最大の努力はしました。オイルワックスをたっぷりすり込んで拭き取り、アルコールを染み込ませた布で拭き取り、汚れ落とし用のレザークリーナーで拭き取り、色の落ちたところに色を塗り、文字通り寝食を忘れて修復した結果

 写真で白く光って見えるところが、ワックスの取り除けないところです。



 空は



 だいぶ残っているのですが、雲に見えなくもないか。
 
 ということで、妥協しました。その辺に適当に置いてとりあえず写真を撮って、この後すぐに、松山市へ出発。
 


 もう、本当に情けない。あれを使ったのは自分の判断ミスですからどこにも言って行く所がありません。
 わたし、3月でもう一つ歳をとったのですが、その前後1.2ヶ月、ろくなことがなくて
 言葉が出てこない、ものが消える、怪我をする
 老の坂を転がり落ちると言いますが、わたしは両親、義両親を見ていて、老化は階段を数段飛ばしに降りるようなものだと思っています。徐々にではないんです。いきなり色々なことができなくなる、今がその時なのか?それとも運気が悪すぎるのか? 誕生祝いに娘が予約してくれたリラクゼーションルームは、スタッフさんがいきなり倒れてキャンセルになったし、1ミリ程度のひび割れに引っかかって転ぶし…
 これより後にも、判断の甘さや注意力散漫が思わぬ失敗を招いたことがいっぱいあって…現在おでこには切り傷、代車生活。
 
 しばらく行動を自粛しなければ。が、桜の話題はまだまだあるので、もう少し桜巡りの記事を続けますね。





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夕暮れ

2023-10-17 11:01:00 | レザークラフト
 谷村新司さんが亡くなりましたね。一昨年、彼のコンサートの帰り、満ち足りた気持ちで眺めた夕日を思い出します。坂本龍一さん、谷村さん、共にわたしと同世代。もう、いつ何があってもおかしくない歳なんだなあ、としみじみ思つています。
 
美しい夕焼けを見ながら - あた子の柿畑日記

美しい夕焼けを見ながら - あた子の柿畑日記

何人もの人がUPされていましたが、昨日はとても空のきれいな日だったようです。わたしもきれいな夕焼けを見ながら家に帰りました。横に広がる雲が何層にも重なって、その上...

goo blog

 


 そう言えば
 今年、あまり夕日を見ていません。ポチがいなくなったから…秋の夕日の時間に散歩してないからです。

 今年の秋の空

9月1日


9月10日


9月12日


10月1日




10月15日



 二人とも、アーティストとしてまだまだ活躍して欲しかった。だったらわたしは?まだ創作活動をやめるには早い?

 しかし、70代になってからライフワークのはずのろうけつ染めに関して迷いが多くてー
 出来上がった時の達成感もありません。
 こんなんで世間に発表してもいいのかなあ、と迷いながら今年も大きな作品を染めました。ブログで披露するのもどうか…
結局去年の作品もブログには載せませんでしたしね。

 迷った挙句、わたしの記録として残しておくことにしました。

 今年やりたかったことーポチを作品に登場させること。そのためにわたしが選んだモチーフがヒガンバナと夕日でした。
 構図の段階から迷いに迷ってーつまりわたしの夏は悩みっぱなしの夏だったのです。その迷いの原因は出来上がってからわかりました。
 ヒガンバナも空もと、欲張ったのがいけなかったのね。

 


 わたしは何をしたかったのか? やっぱりポチやウマオと散歩した去年の秋の夕暮れを描きたかったんだー もっと空を広くしてもよかった。縦構図の下書きもしてはいたのですが。
 出来上がってから気づいてもねぇ。

 それに、色が気に入らなくて。
 写真を少しいじってみたら




 多少イメージには近づいたかな? もうちょっと赤く染まる田んぼと黒々とした山にしてもよかったです。

 そして、画面下の赤。





 もう、魔が刺したとしか言えません。やっと花のろうふせが終わって、ふっと気を抜いてしまったのでしょう。自分でもわからない。

 いつもならこの段階で紙に印刷して、もう一度背景を吟味したと思います。後悔先に立たず。


 とにかく花以上に真っかっかにしてしまった色味を抑えるのと、あかの分量を減らすのとに苦心惨憺しまして、わたしの乏しいアイデアでは、これが精一杯でした。

 で、一枚目の写真、これで提出しました。


 出来上がったのは搬入の1日前。

 それと、モデルにした空はこれです。





 おまけ

 ついでだから、去年の作品もお披露目しておきます。こちらはろうの温度が高すぎて、葉っぱに焼けこげを作ってしまい、締切10日程前に全部やり直したもの。

「夏の朝」

 
 今年はことさら暑くて仲間たちもろうの温度調整に苦労したようです。わたしはこの失敗があったから、今年は失敗しませんでした。

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やり直しバッグ

2023-01-29 01:47:14 | レザークラフト
 寒さで外へ出る気になりません。一日中ストーブのお守をしてバッグを一つ仕上げました。
 前に仕事始めでちょっと触れていたモスグリーンのバッグ。もうちょっとで出来上がりというところで気に食わないことがあって、放置していたものです。
 
 どこが気に食わないかというと、ファスナーの部分なんです。ミシン目がゆがんでいるし、糸の細さが革に合いません。(もちろん革用の太いミシン糸を使っているのですけど)ここはミシン縫いではなく手縫いにすべきだったなあ。
 

 
 袋はちゃんと縫っているのでそのまま使いたい。ちゃんとファスナー付きのポケットまでつけてあるのですから。

 
 けれど革と布を手縫いで縫い付けるのには問題があります。それは、手縫いをするためには革に穴を開けなければならず、革に合わせて布にも穴を開けると、布はそこからほつれてしまうということです。手縫いするためには、布に革の見返しをつける必要があります。結局縫ってあったファスナーをほどき、見返しを縫い付けて、その見返しにマグネットを付けました。

 
 そして本体と見返しとを手縫いで縫い付けました。
 やぱりね、手縫い用の太い麻糸のほうがこのバッグには似合います。
 初詣の日に買ってきた木のボタンをつけて

 
 ワックスコードでぐるぐる巻きつけるようにしました。 ワックスコードの先には木のビーズを通しています。
 
 このバッグなかなか欲張っているんです。
 紐を上のリングに通せば倍の大きさのバッグになります。片側はモスグリーン一色。

 
 反対側は斑染めのベージュ

 
 ボタンのない方に折り返すとうんとシンプルに。

 
 ショルダー紐は既成の布ベルトにモスグリーンの革を縫い付けました。というのも、両面革のベルトにすると分厚くなりすぎて調節カンに通らなくなるからです。



 ちょっと革が足りなかったので見えない部分で継ぎ足しています。
 
 余った革でペンケースを作りました。
 
 
簡単で色合わせが楽しかったのでもう一つ
 
 

 くるくるまいて持ち歩きます。
 これはすべて手縫いです。

 
 久しぶりに手芸店に行ったらかわいい木のボタンがたくさん売られていてついつい買ってしまいました。革には木が似合います。
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新春事始め レザークラフト

2023-01-07 11:16:43 | レザークラフト
 正月の間にレザークラフトをちょっとでもやっておくーそれが、ここ数年、わたしの正月の過ごし方になっています。
が、そうたやすくはないです。正月のために掃除していったんしまい込んだ道具を持ち出し、あれこれ作りかけのものや、皮を引っ張り出し・・・・歳をとると年々何もかもがおっくうになってきます。だけど、このたまりにたまった材料を何とかするまでは病気になることもできません。
 そこで思いついたのが
 
 ほぼ完成というところで気に入らず放っておいたこのバッグ
 多分鹿革か羊皮か、柔らかくてしなやかで手触りがいいのと、この染むらのような色模様にひかれて買ったものです。え? なにかの染みに見えるって? そう、コーヒーでもこぼした様なね。わたしはもっと違うものを想像しましたが、あえて書きません。
 でも、使いようによっては面白いバッグになるのではないかと思い
 
 
  モスグリーンの革と合わせてみました。 

 
 途中から半分に折ると、

 
 小さめのバッグになってなかなかいいんじゃない?
 気に入らないのはファスナーのつけ方で、これはミシン縫いではなくて手縫いの太めのステッチにするべきでした。それでいつかはやり直そうと思ったまま半年以上放置していたのです。
 そうだ、あれよ。
 初詣のついでに手に入れた木のボタン

 
 ファスナーをほどいてかわりにボタンの周りに紐をぐるぐる巻きつけるのはどうかな?
 じゃあ、紐は何する?タコ糸では細すぎる。2ミリの牛レースでは固すぎる。ワックスコードかなあ? それでもいいけどボタン穴が細すぎない? コードが通りそうもありません。
 ということでまたまた未完成のまま放置。 まずはボタンの穴を広げるところからやらなければ。
 
 ところで今日はトラオとウマオがお父さんの実家に出かけました。和歌山県のおばあちゃんのところへはコロナ禍以来3年も行っていません。ウマオがそれはそれは楽しみにして、何日も前からリュックに荷物を詰めていたらしいです。そして昨日、
 「このままじゃ和歌山に行けんのよ。」となかば脅迫しながら宿題の仕上げをしているとき、
 「ばあちゃん、このカメラ、袋ない? このままリュックに入れてかまん?」と聞いてきました。
 
 ああ! そのうちケースを作ってあげるって言いながらそのままにしていました。私の小さなデジカメをウマオの誕生日にあげたのです。ウマオは山へ行くとき、ダムへ行くとき持って行って写真を撮っていました。
 
 出発は明日か・・・・ ざっとしたものなら小一時間でできるかな? 一番手早くできそうな展開図を頭の中に思い描き、カメラに合わせてサイズを決めて型紙を作りました。
 
 
 どの革で作るか・・・一枚革にするのである程度の厚みと張りが必要です。それにふさわしいのは
「ウマちゃん、赤でもいい?」
「いいよ~」
 あまりこだわりはなさそう。実は黒とかこげ茶とかにも程よい厚みのはあったのですが、つまらないので私が作りたくなかっただけなんです。男の子だから黒とか青とか、女の子だからピンクだとか、そういう従来の常識が今薄れているのはうれしい。 小物にきれいな色の革って素敵だと思います。
 
 両端4か所をカシメで止めただけでも落ちる心配はないよね。 
 
 だけど、真ん中が浮いてくるのが気になって結局手縫いしました。
 
 
 内側はビロードの布ワッペンを貼り付けました。もうぼろぼろのカメラだけど、多少は傷がつきにくくなるでしょう。

 
 そしてカメラのひもを通しておけば、ケースを落とすこともないでしょう。
 
 ハトメリングを付けました。
 
 
 この取り付けが・・・めったにしないものだから失敗しました。工具を間違えたの。ハトメと工具のサイズがあってないとうまくつかないのです。
 この、「大は小を兼ねない」というのがレザークラフトの欠点で、材料の数だけ工具もいるのです。
 
 今、ホックを取り付け中。たしか真ん中を抑える便利な工具があったはず・・・とまた工具を探しに行き(片付けると今度は見つけるのに時間がかかるー)



 要するにどの工程でも失敗やら不満足やらがあって、結局できたのは夜の10時過ぎ。あんまり急いだものだから完成写真を撮るのを忘れていました。 夜遅く家に届けに行ったときウマオはすでに寝ていました。

 
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バッグ修理

2022-06-29 09:13:49 | レザークラフト
 頼まれていたバッグの修理(ほぼ作り替え)が終わりました。
 
 この黒い革の部分が付け替えたところ。もともと合皮でできており劣化してぼろぼろでした。それを牛革で作り替えたのです。
 ただし、持ち手は持ち主さんが自分で調達されたもの。残念ながらそれは合皮でした。本体の革とはやや雰囲気が違うため、本体に取り付ける部分を切り取って革に代えました。
 
 
 持ち手の取り付け部分には内側に補強の革をつけています。
 
 
 手紐の付け位置 よし
 2本の持ち手がぴったり重なって1本に見えます。我ながらよいでき。
 
 
 
 余ったファスナーの始末 よし。空け口を広くするためわざとファスナーを長くしているタイプのバッグです。もともとのファスナーを取り外して縫い付けました。
 

 ここ、ちょっと苦労したところ
 


 もともとは内袋の見返しがなかったところに革の見返しをつけ、ファスナーを挟み込みました。
 
 バッグの底。 合皮で汚れてはいますが、表面のはがれはないのでそのままにしています。ここに手をつけると、全面解体になってしまいますので。
 
 
 
 お引き受けしてから何ヶ月もたってようやくお渡しすることができました。バッグの雰囲気はもとのまま、高さを1,2センチ高くして収納が少しだけ広くなりました。お気に入りで捨てることもできず悩んでいたものが再生されて大喜びしてくださいました。
 
 この方、前にはご自分の手芸作品をバッグにしたいとご依頼があって、そのときも合皮の材料を持ち込まれました。せっかくだから本革にしたらとおすすめしたのですが、すでに合皮を買っていたこともあって結局合皮で作りましたが・・・・・・
 
 
 合皮は湿気に弱い。合皮は劣化したら捨てるだけ。今のSDGsには反していると思うんですよ。革も劣化や変色はしますが再利用できます。わたしの革友達は最近リノベーションにはまっていまして、ついにはブランドバッグまで解体してしまいました。外はきれいなのに内側が合皮だったため、はがれた素材がゴミのようにくっついて物を入れられなくなったのです。
 解体してみると、さすがブランド品。そのつくりの丁寧なこと。ただただ感心するばかり。ほんとに残念なこと。昔はバッグの内側に合皮を使っていましたね。母に買ってあげたホースヘアーのバッグも中がぼろぼろになって捨てたみたいです。あれ、作り替えることができたのになあ、と今になって悔しい思いをしています。
 何ヶ月か前、フェイクレザーとかなんとかいって合皮を推奨する記事を読んだことがあるけど、ちょっと ? でした。食べるために殺した生き物のすべてを頂いて生かすーそれがレザークラフト本来の意味であったと思っています。それを石油系の素材に代えてどうするのかなあ。わたしは頑固に合皮を否定するのではありませんが、人が食べるために死んでくれた生き物の残したものとして、できるだけ革を使いたいという気持ちです。
 昔はねえ~ そんな言葉を使う歳になってしまいましたが
 バッグの内側にも豚革を使い、固くて重たかった。高価な革はどんな小さな切れ端も取っておいて何かに使うようにと師匠からは言われました。
その結果・・・・
 細かい端革はかご何杯? あまりに長く置くとかびてしまうし、革も保管が難しいことは確かです。
 
 では、話がそれますが、小さな革の活用と言うことで
 
 
 ポリ袋が入るバッグアクセサリーのオーダーがありました。もちろんマイバッグは持って行くのだけど、肉や魚だけはポリ袋に入れたいという人が、袋を忘れないためですって。
 !!! ポリ袋じゃなくてもいい、忘れたくない物を入れてバッグと一緒に持って行けるバッグアクセサリー。
 どんな色が気に入ってもらえるか解らなかったのでいろいろ作ってみました。
 
 
小さな方は純粋にアクセサリーとして作った物ですが、自販機の飲み物を買う小銭くらいは入りそうです。
 
 


 
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山へ持っていくさいふ

2021-10-25 13:47:35 | レザークラフト
 山へ持っていく財布を作りました。
 コインケースとほぼ同サイズの小さい財布です。軽いので、アウトドア用のズボンのファスナーつきのポケットに入れても邪魔になりません。
  
 
 風水的には・・・・カラフル財布はお金を使うのが楽しくなってだめ。お札を二つ折りするのはだめ。なんだそうですね。
 確かにそうかもしれません。今年のお正月、孫たちにお気に入りの模様で財布を作ってあげたら、ケイタは、それを使うのが楽しくて自分の財布からお金を出して支払いしたがるらしいです。お金を使うのが楽しくては・・・だけど、予算を決めて、使うだけのお金を入れる、そんなときに持つ財布なのでカラフルでもいいの。
 というのも、コインケースは小銭しか入らないし、どうしてもお札を入れようと思ったら二つ折りどころか四つ折りしなくてはなりません。山に持っていくために、少額のお札とカードとコインが入る財布があったらなあと思っていたのです。
 
 裏は
 
 
 少額のお札とカードも入るようになっています。カードをだめにしないように、マグネットは使いません。
 もう一つ、表の黄緑と水色の革の間にもポケットがあって、そこは紛失してもあまり影響のないポイントカードなどを入れることができます。
 
 
 
 先日の石鎚登山では、登山前に遙拝殿でお賽銭を出し、山頂で飴湯(おいしかった)を飲み、土小屋テラスでビールを買うつもり(閉店で買えなかったけど)でお札も持っていきました。なかなか使い勝手がよかったのです。それに、作るのが楽しくてー
 
 けど、作っている間にいろいろな問題が出てきました。
 
 見かけはいいんだけど
 
 
 振ったらコインが落ちてくる。サイドを突き合わせサイズで型紙を作ったら、革の厚みですきまができたらしいです。しかたなく
 
 革を継ぎ足しました。後から苦労して縫い付けたので不細工。
 それで、型紙を修正して作ったのがこれ。 
 
 
 
 革の組み合わせが楽しくてカラフル財布ももう一つ。
 
 
 2色使い
 
 
 
 プリント革や型押し革を使って
 


 こんなにたくさん作ってしまいました。財布を持たない主義の弟が、カード入れにもらってくれました。スマホ用のケースがどうも磁力が強すぎるようだと気になってカードを入れられないんですって。
 
 満足できるものを作るには考えなければならないことがたくさんありました。
 
 サイド用の革はあまり厚くなくしかも張りのあるものを。
 1番目立つ上蓋には見栄えのいい革を使いたいし、
 わずかしか残ってない革は使う場所が限られます。
 薄い革には裏を張って厚みをだし、厚めの革は端を削いで薄くし、
 色の組み合わせも、ちょこっと使う配色用の革も効果的に使いたいし、金具の色だってよく似合う色を使わなければ・・・
 
 作った型紙は3種類。いやあ、脳トレになりました。
 
 
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(ド)派手なものを

2021-04-21 23:44:03 | レザークラフト

 携帯替えました。前のスマホは小さくて、歩数計代わりにポケットに突っ込んで歩くには都合がよかったのですが、指の太いわたしはしょっちゅう押し間違えてしまうし、カメラ機能もあまりよくないしでだんだん物足りなくなってきました。

 なので今度は下に操作ボタンがなくて画面の広いのを。かじりかけのリンゴのマークのあるカメラが2台ついていやつ。

 新しいケースを作らなくちゃね。前のカメラで最近とっても困っていたことがあって・・・・

 しばしば携帯が 行方不明

 固定電話で呼び出せばすぐ見つかるのだけど、いったいどうしてこんなにいなくなる?                                    

 そりゃ、あんたがどこにでも置いて忘れるからでしょ。    でも、「ばあちゃん、ここにあるよ。」なんて孫に言われることもあって、要するに目の前にあっても気づかない、これってちょっとあぶないんじゃない?   

 が、それだけじゃない他の原因が一つ思い当たりました。携帯が、家具と同化してるのよ。作ったときはなかなかいい革を選んだと、気に入っていたのですけどね。

 



 4年間の手垢のついた携帯です。

 よし、今度はどこにおいてもぱっと目立つ色で作るぞ。このあたりの革はどうかな?

 



 しかし、いざ作り出すと、考えることの方が多くて、できあがるまでに10日もかかってしまいました。

 まず、左開きにするか、右開きにするか。これが一番の問題です。 わたしは左手に持って右手で操作するから、右開き(国語の本を読むように)がいいのかなあ。カメラを使うとき、ふたが下に垂れるようにしなければなりません。そのカメラが2箇所で操作できるようになっているので、(音量調整のボタンがシャッターになる)カメラをどう持つかで変わってきます。

 ベルトを留めるボタンは、裏側(本体裏)につけましょう。これは考えるまでもない。液晶画面をボタンの開閉で押さえたくないので。マグネットでは留めません。

 大きくてポケットから落ちそうだから、クリップでポケットに止めるようにしたいなあ。できればそのクリップは取り外しできるように。

 



 クリップを100円ショップで買ってきました。これしかなかった。手芸店に行けばいろいろあるけれど遠いのです。

 ケース本体に丸カンかDカンをつけなければ。どこにどうやってつける? カメラ部分に当たらない位置はどこだろう? 

 飾りもかねてアクセサリーで丸カンをつけるベルトの付け位置を隠すことにしました。ちょうど持ち合わせていたふくろう。お腹のところがへこんでいるのはここに何か埋め込みなさいということかな? レジン用のパーツだったのかもしれません。

 そこに革を張り付けてこんなふうにしてみました。

 



 これでベルトの端っこが隠れました。

 内側にポケットを一つ。本当はいくつか作りたいところだけど液晶画面に当たる面なのであまりでこぼこしたくないです。

 バッグ用のしっかりした革ではなく柔らかくてやや厚みのある革がいいなあ。

 こんなふうに考えてくると、手持ちの革の中で使えそうなのは限られてきます。

 

 これいい革です。色もグレーが買ったブルーできれいなんだけど

 
 このピンクと合わせるとなんだかくすんできれいじゃないのです。
 結局強烈に存在を主張し合うこの色革でポケットを。





 さらに革の厚みに合わせて芯地を張りたいんだけど、それにもいろいろ種類があって、それぞれに厚いのと薄いのとがあって出来上がりの手触りや風合いを予想しながら選んでいかなければなりません。

  土台とふたにはにテキソンの厚手 表面のピンクの革はごくごく薄いので補強にスライサーという芯地の厚手を 柔らかみを出すために糊付きスポンジをふた部分に貼り

 細かい所までいうと、ステッチの糸の色や太さまで

 こだわり抜いて作ったのがこれです。

 どう?どこにおいても目立つことまちがいなし。

 



 これをアラ古希のばあさんが持つことについては異論のある方もいらっしゃるでしょうが・・・・

 娘も何も言わないことだしー

 持ちます。

 

 

    

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色あそび

2021-02-11 14:27:37 | レザークラフト
先日染めた革を乾かしていたら、
 
 
 
 ウマオが見つけて
「ぼく、ぜんいつの財布がほしい。」と言い出しました。
「お正月に炭治郎の財布あげただろ?炭治郎より善逸の方がいいん?」
「うん」
それじゃ作ろうかねえ。
孫には甘いばあちゃんです。
 模様が粗くて大きかったので、小さい三角をたくさん描き足しました。



 その上から前回よりも濃い色の黄色や橙を塗りました。
 
 できあがって仕立てたのがこれです。三角は、白と黄色の2色になりました。全体のグラデーションの効果はやや薄れていますが。
 
 
 でも、ウマオは喜んですぐにお小遣いを入れ直し、お正月にあげた炭治郎の財布を返してくれました。
 
 で、その作業をするとき、せっかく染料を出して蝋を溶かしたのだからと、切れ端に違う色を足してみました。違う色といってもベースが黄色ですから、重ねる色は限られています。
 
 先ず青
 
 何も考えずに描き足した線が気に入らないので、これ以上染めるのはやめました。青を濃くしていって紺色までグラデーションをつけたらなかなかきれいな色になるとは思うけど。
 
 
 
 青でぬったあと、朱色を重ねました。
 モスグリーンに
 
 
 これもいたずら書きなのでボツ。
 
 次は丸を描き足して桃色を重ねました。もう少しぼかしながら塗るとよかった。右の方の黄色が強い部分が、サーモンピンクでいい感じです。

 
 これが赤だと、単純にオレンジ色になります。
 
 
 せっかくだから少しはマシなものに染めてみるかなあ。
 
 そこで蝋で刷毛のように筋を描きました。
 次に溶けた蝋を散らしました。すると水しぶきが散ったような水玉模様ができます。これはちゃんとした、ろうけつ染めの技法の一つです。
 そして上から、朱色、焦げ茶色、ボルドー(赤葡萄酒色)等を薄めながら何回も塗っていきました。
 渋いオレンジー日本の色名で言うと錆朱かな。名前もきれいけど落ち着いた美しい色で、わたしは好きです。
 



 蝋を落とすとこんな感じ
 

 
 
 錆朱に染めたのは、何回も染料を重ねたために蝋にひびが入りました。線が途切れているところが、蝋の隙間から染料が入り込んだところです。
 
 
 ろうけつ染めではよくあることで、これが偶然のおもしろい効果を生んだりするのです。蝋のひび割れやすい性質を利用して、わざと蝋にひびを入れ、別の染料を塗り込む「亀裂」という技法もあります。
 とても小さな切れ端なのですが、何かに使ってみたいなあ。
 
 赤とピンクを足した2枚は、切ってヘアゴムに。



 なかなかかわいいねえ。これはヨウコ行き。女の子にはどうしてもいろいろ作ってプレゼントしたくなってしまいます。そのうち好みがはっきりして、もらってくれなくなると思うので、せいぜい今のうちに作っておきましょう。

 本当はこんなことはしておられないのだけど。
先日、春の県展の募集要項が届きました。だけど小さくて手っ取り早いものばかり作ってると、大きな作品に取りかかる気力がねえ・・・・
  めんどうくさっ
  

 
 
 
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シンプルなろうけつ染め

2021-01-26 10:22:13 | レザークラフト

 お正月にトラオにリクエストされたコインケースがようやく

できあがりました。

 



 

「ごめんね、れんごくさんのとはちょっとちがうんよ。」

「どこが?」

「ほら、れんごくさんのマントは、黄色がぼかしになってるだろ?」

ぼかしって何?」

おお、そこから説明か。

「れんごくさんのマントは、黄色がだんだん薄くなって白になってるだろ?」

「ああ、グラデーションのことか。」

「ボクが作ったときはエアブラシだったからうまくできたけどね。」

! 自分の歳を感じる瞬間。

 そう、トラオは、運動会で自作のはっぴを着てダンスを踊ったのです。みんなが自分の好きなキャラクターを選んで自分で模様を描いたんだそうです。まだ映画も発表されてなくて、テレビのアニメも放送されてなくて漫画しか読んでないその頃から、トラオはぶれずにれんごくさんファン。あ、漫画じゃなくてコミックだね。

 またまた自分の歳を感じる・・・ 

 孫との会話は、ときおり今時の言葉と昔の言葉とが入り交じっておかしいです。

 タイミング好くというかなんと言うか、キーホルダーが壊れたので直して欲しいと言われまして、同時にキーホルダーを新たに作り直しました。

 これはグリーンと黒の革を交互に編み込んでいます。

 で、ふと思ったのです。そうか、こんなふうに貼ったり編み込んだりするのではなく染めたらグラデーションは簡単なのね。そうしたら、難しいなと思ったぜんいつさんの模様も超簡単にできます。

 雨続きで特にネタもないので、完全にネタ作りのために簡単にろうけつ染めをしてみました。多分これくらいシンプルな方がろうけつ染めを理解して頂けるかと思います。

 ろうで描く筆。模様の大きさによって使い分けます。

 


 今回使ったのは面相筆



 これは初めて使うときは温度の低い蝋に浸して、徐々に高い温度に慣らしていきます。いきなり熱い蝋に筆を突っ込むとちりちりにちじかってしまいますから。

 先ずうろこ模様をかきます。本来は下書きするのですが、単なる三角形を適当に散らすだけなので、ここはフリーハンド。あ、写真はありません。蝋が目立たないので。

 その上に黄色を刷毛でひとぬり。 すると、蝋で描いたところは白い色のままです。

 



 均一に染めるには革をしっかり濡らしておきます。乾いた革だと、染料はすぐに染みこんでまだらになってしまいます。

 さらに何回か黄色を重ねて塗ります。上の方は塗らずに自然に薄くなるように、下の方ほど回数を多くします。これをぼかすと言うのですが、きれいにぼかすにはちょっとテクニックがいりますね。経験を積んだ今でも緊張します。

 



 

 黄色の上に山吹色を、さらに橙色を、下の方が濃くなるようにぼかしていって、さいごに蝋をはがします。

 できました。ふだん、何十時間もかけて染めている自分としてはあまりにも簡単。

 



 ほら、白い鱗にオレンジから黄色へと変化するぜんいつさんの羽織模様ができました。黄色って気持ちが明るくなる色ですね。

 ついでに小さな革にも染めて、もういちど炎模様を貼り付けると

 



 れんごくさんのマントに近づきました。

 これもいっそ全部染めた方が簡単だったなあ。だけどろうけつ染めの財布というのはあまり気乗りしなくてー

 というのは頻繁に手で触る財布は、どうしても色あせや汚れが激しいので、初めから色がついて多少の防水機能もある既製の色革がいいかなと思うのです。

 けれどほかに作るものもないので、うろこ模様もコインケースの形に切ってはみましたが

 



 しまった、作りたいものの大きさに比べて模様がまばらすぎます。黄色はすぐに汚れそうだし。小さい物を作るときは模様を細かく密にしなければ。

 う~ん、どうするかなあ。このまま仕立てるか、一部を切り取って別の色革に貼り付けるか、色は変わるけど模様を増やすか。

 

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