あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

雪まち

2008-01-28 23:44:00 | くらし

 大雪の日から1週間がたちましたが、北向きの軒下などには雪の塊がまだ残っています。 いつまでも雪がのこっていると、夫の母は、「雪まちしよるけんまた雪が降るよ。」と言っていました。


 雪まちー雪待ちのことでしょうか。 1月のことを雪待ち月というそうですが、それとはちょっとちがうみたい。 先に降った雪が、後から降りてくる雪を待っていつまでも消えずに残っている、そんな感じにわたしは受け止めています。


 田んぼからの帰り、毎日見なれている梅の木に一輪の花が咲いているのを見つけました。 



 梅は咲いたし、今日は午後から雨の予報だし、もう雪はないでしょう。 と思っていたら、なんと午後からまた雪が降ってきたのです。 昔の人の経験から来る予報は確かなものです。


 用事があったのでやむをえず桜三里を越えました。 当然のことながら、山を高く登って行くにつれ雪は激しく降ってきます。
 昔、夜になって雪が10センチ以上積もり、車のわだちの跡だけが雪のないところという状況の中を帰ったことがあります。 何度か滑ってひやひやしながらそろそろと帰りました。 それにこりて雪の日にはできるだけ桜三里を走っらないようにしていたのですが、きょうはまだ大丈夫でしょう。


 雪をかぶった針葉樹の木々。



 樹氷のように雪に覆われた木。 



 雪のため遠くがかすんで見えました。



 雪道ですべるより、雪景色に気を取られて運転がおろそかになるほうがあぶないくらいでした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

財布のリメイク

2008-01-28 00:34:07 | レザークラフト

 「縁のかがりがすり切れてるんだけど・・・・」 と、バラの財布を見せられたときは本当に驚きました。 作ってあげたことすら忘れていたわたし。 



 30年くらい前の作品です。 ふむふむ、やっぱりへたくそ。 でも、そんな財布を今まで持っていてくれたなんてー   感激です。


 「ここ(かがり)さえ直せばまだ使えると思うんだけど。」という彼女に
 「また新しいのを作ってあげるよ。」と答えたわたしでしたが、考え直しました。

 この財布を作ったとき彼女は結婚してたかしら、した後だったかしら。 あれから約30年、この財布にはどれだけの思い出が詰まっているのだろう。 喜びだけでなく悲しみも含めて、捨てきれない思い出がたくさんあるはず、そう考えて財布をリメイクしてあげることにしました。


 幸い今のお札は、昔のお札に比べて小さいので、財布も小ぶりになっています。革レースでかがった穴の所から切り取っても、既製の財布のパーツに合いそうです。


 周りを切り取ってポケットをはずします。 ポケットをよく見ると、どうも自分で豚革をミシン縫いして作った物らしい。 はあ~、昔はここまで手作りしてたのか。 今は機能もさまざまな財布のパーツが売られていますので、自分で縫うこともめったにありません。 



 こんなふうに、カード入れもついています。 お札が入るスペースも3カ所あります。



 色のくすんできた表革に染色しなおしたかったのですが、表面をラッカーで覆っているため染料が入りません。 やむなく染色はあきらめました。 そのかわりバラのはなびらの輪郭にアクリル絵の具でゴールドを入れました。 よくぞかぞかびもはえずに残っていたものだと感心しました。 保管の条件がよかったのでしょう。


 次に、表革に既製のパーツを貼り合わせて、かがり穴をあけ、革レースでかがっていきます。 革はやや劣化しているみたいでしたがこわれずに作り直すことができました。


 ひとまわり小さくなった財布。 バラの花びらが少々切れてしまったのはやむをえません。



 「今まで30年持ってて、これから30年持ったら本当に “一生物”ね。」と、彼女はたいそう喜んでくれました。 う~む、これは記念においといて、使える財布を作ってあげなくちゃ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しい野菜たち

2008-01-27 01:07:06 | 植物

 田んぼの畑 ー 変な言い方ですね。 うちでは、粘土質の、水田の広がる土地を田んぼ と言い、家の敷地になっている水はけのよい土地をと言っています。 うちの田んぼの土地は、今は畝をたてて野菜畑になっています。ー その畑でとれた野菜です。


 キャベツ 。 外側にわずかに虫に食われた跡があります。



 はくさい。 植えるのがおそかったせいか、なかなか芯が巻いてくれませんが、ようやくはくさいらしくなってきました。



 レタス。



 春菊。



 花のように広げた葉が、とてもきれいです。 そして、形がよいだけでなくとてもおいしいんですよ。 
 


 きのう、初めてうちのキャベツを料理しました。 最近わたしは、料理しながら生の野菜をかじってみる癖があります。 キャベツも葉をはがしながらついつい口に入れてしまいました。


  なんとおいしいこと。 とても甘いのです。 にんじんもだいこんもはくさいも、どれも甘くて、それも生で食べるのが一番甘みが強くておいしいのです。 それでついつい生を口にしてしまうというわけです。
とれたての新鮮な野菜だからかな? それもあります。 野菜の中には時間がたつとひどく味の変わるものがありますから。 でも何よりの原因は肥料だそうです。 今年は油かすだけで育てました。 消毒は青虫が大発生したときに一度だけ。 すごい、まるで有機栽培じゃないですか。 わたし自身は種まきをして、一回草を引いただけですけれど。 
 キャベツがあまりにもおいしかったので、大人3人で半分近く生で食べてしまいました。残りも油炒めしましたので、ほぼまるまる1個を一度に食べてしまったことになります。
 今の世は、金をかければ手の込んだおいしい料理を食べられますが、 採れたばかりのおいしくて安全な野菜は、今ここに、作物のそばにいなければ食べることができません。 これぞ本当の贅沢、そんな風に思えてきます。  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水鳥の楽園

2008-01-25 22:49:17 | 生き物

 松山市の郊外に水鳥の楽園になっている池があります。 道幅は狭く、気をつけて離合しなければならないくらいの広さ。 車がひっきりなしに通ります。 その喧噪をよそに、のんびりと過ごす鳥たち。 池が道よりずっと低くて人や野犬が近づけないことが幸いしているのかもしれません。


 ある日、道のすぐ近くの干潟に鳥が集まっているのを見つけて写真に撮りました。 望遠レンズもないごく普通のデジカメですから、鳥までの距離は重要なのです。 近ければ近いほどいいのですが、近づけば鳥は逃げるー当たり前ーので、なかなかよい写真は撮れません。


 これは、別の日に撮った写真。 鳥たちがちょっと遠くにいたのできれいに撮れていませんが、たくさん集まっているのがおもしろかったので。



 鳥にはあまり詳しくないので、名前には自信がありません。 黒いのは鵜でしょうか。 羽を広げた1羽は、わたしが見ている間中ずっと広げていました。足がなにかに絡まって動けないのかと思ったほどです。



 白、黒、グレーがすてき。 



 かものなかまかな?



 わたしがガードレールにへばりついて写真を撮っていたら、ブッブーとクラクションをならしていった車がありました。 もー、じゃまにならないように小さくなってるのに 。 ちょっとむかっとしました。 鳥たちをおどかしたり危害を加えたりするのも困りますが、全く関心のないのもねぇ~。 街中にこんな自然が残っているのだから、ちょっと徐行して楽しめばよいのに。 よく見ると干潟もけっこうきたない。 鳥のそばに写っているのは歯ブラシですね。



 いつまでも鳥たちの楽園でありますように、みんなで守っていきたいものです。


 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の吐息?

2008-01-25 00:05:35 | くらし

 昨日はまんまとめじろに干し柿を食べられてしまいましたが、他のおうちはどうなんでしょう。 いつも目にするおうちの干し柿は、しっかりと鳥よけのリボンがつるされていました。 もう一軒はちゃんと中に取り込んでいました。 間抜けなのはわたしだけだったみたい 

 

 さて、きのうブログに書こうと思ってたのは、本当はこちらなんですね。  

 朝、遠くの山を見ると不思議な風景でした。 山の中腹から煙がもくもく・・・・ではなくて霞か霧かがもわもわと。 ふもとのほうにも横に広くたなびいています。 別の方向を見ても、やっぱりもわもわ。

 いったい何なんでしょうか。 わたしには山が呼吸をして、白い息を吐いているように思えました。 木々の上の雪は消えています。 木が呼吸するのが見えてるんだろうか、それとも雪がとけて水蒸気が立ち上るのが白く見えるのだろうか? いずれにしてもそこだけ暖かい空気が流れているような気がしました。

 ちょっと足をのばして山の近くまでドライブしてみました。

 雪の中の柿。 取り入れもされず、雪の中に立っています。 柿の色はますます赤く、イルミネーションのように華やかでした。

 もう一カ所、富有柿が放置されている畑には野鳥がたくさんいました。 うちに来るめじろのように人様のものを食べなくても、ここではおいしい柿が食べ放題です。 だいぶ柿はへっていましたがまだまだ大丈夫。

 そして、あるおうちですばらしいものを見つけました。 見事な紅梅の大木に、びっしり花が。 もう開いたのもあります。

 今はとってもさむいけど、「春遠からじ」 です。 柿畑の鳥たちも  

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

干し柿どろぼう

2008-01-23 21:22:50 | 生き物

 今日もまだ雪が残っています。 ビワの木にめじろやらひよどりやらがやってきているのでしばらく見ていました。 それから近くに干してある干し柿を食べようと見たら、何個か鳥につつかれた跡がありました。 しまった、この雪でえさがなくなった鳥たちがつついたに違いない。 食べられないうちにハウスの中に入れておきました。 それから、洗濯物干しに干した柿を見に行ったところ・・・・・

 

 なんということ! この無惨な柿!
 こんなに食い荒らすのはヒヨドリでしょうか。 しかたがない、無事な柿だけ取り込もうかと、ざるを持って来たとき、

 

 

 信じられない光景を見たのです。 干し柿に群がっているのは?

 

 

 まるでうぐいす色の干し柿。

 

 めじろでした。 「めじろおし」と言う言葉は、めじろが群れている様子を表した言葉だそうですが、納得です。

 

 写真に写っためじろを数えると、最大17羽写っていました。 これはまだ少ない方。 アクロバットのようなポーズで食べています。

 落ちた干し柿を夢中で食べているめじろ。

 

 

 そして、雪の上に落ちた干し柿色のふん。

 

 

 めじろは雪の間、うちの干し柿でお腹を満たしていたというわけです。

 

 「めじろじゃおこるわけにもいかん。」と夫。 しかたがない、干し柿は全部めじろにあげることにしました。 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬小屋のきらいな犬

2008-01-23 01:04:06 | ペット

 やれやれ、3日も続けて雪がネタになろうとは。 
 


 今朝の新聞見出しは、東予のことを「凍予」と書いておりました。 20日から21日にかけて、雪のための交通事故は東予地方で119件もあったそうです。 みんな無事に帰ってきてよかった~。 バス旅行は15時間の遅れだとか。 添乗員さんは気が気じゃなかったでしょうね。
 さらに夕方のニュースでは、雪の重みであちこちのビニールハウスがつぶれ、被害総額は7000万円にのぼるそうです。 母が心配して電話をかけてきましたが、おかげさまでうちは大丈夫。ただ暖房機の燃料がピンチです。 雪でタンクローリーが入ってこれないので、夫はドラム缶2本分の油を軽4トラックで入れに行きました。


 今日はイベントの打合会があったので出かけましたが、海を干拓した広い田園地帯は、北国のどこかのような雪景色でした。



 ところで、こう寒いと気がかりなのは母犬のチャイのことです。 大雪の日、わたしはチャイに新しいわらを2束持って行ってやりました。チャイは大喜びで、早くちょうだいとわらを引っ張ります。ああ、寒かったんだなあとかわいそうになりました。 翌朝見ると、この通り。



 じょうずに丸めていごこちのよい寝床を作っています。 
 チャイが犬小屋へ入ってくれれば何も問題はないのですが、 チャイはとっても臆病者。 何が怖いのか、犬小屋に入ろうとしません。 それどころか車庫の奥にさえ行かないのです。 台風の日は無理矢理車庫の奥につなぎます。 そばにある農機具とか、シャベルとかが怖くて、ふるえております。 もっとひどい嵐の時は納屋に入れます。 もうパニックですが、しかたがないので一晩我慢させます。 


 これ以上奥へは行かないチャイ 


 


 チャイはもう11歳、いいかげんお年寄りなので寒さはこたえるはず。 毎年チャイの寒さ対策に悩んでおります。 
 始めは、寝床用に古いセーターなどを与えておりました。 これも喜んで愛用してくれるのですが、お天気がいいと外に引っ張り出してその上でひなたぼっこ。 そのまま持って帰らないのでやがて雨でボロボロになってしまいます。
 わたしのセーターの袖をはずし、無理矢理着せたこともあります。 1時間後には食いちぎられて放置されていました。 フリースで作ってやった洋服も同じ運命。
 それならばと、風よけになるものを置いてやると、近寄りもせず、ふきっさらしの風の中にいつまでも座っています。
 3、4年前、ふと思いついてわらを与えたところ、これが大変気に入ったらしく、自分で居心地よいように丸めて寝るようになりました。 チャイってオオカミの血を引いているのかもしれない。 身体能力高いし。 でも、わらはバラバラになって風に飛ばされますので、ときどき補充をしてやります。
 それでもわたしは心配なのです。 そこで去年は、床からの冷えを防ぐというアルミシートを買ってきました。 当然のことながらその上には座りませんでした。 それでも懲りず、今年はペット用の防寒マットを買ってきました。 表面がアクリルでできており、肌触りがよいのです。 ・・・・・もちろん座りません。そこでわたしはー。
 夫が散歩に連れて行った間に、こっそりとアルミシートを敷き、ぺっとシートを重ね、その上にわらを置いて隠しました。 結果は?
 アルミシートは細かく食いちぎってわらに混じっておりました。 柔らかくしたかったみたいです。 ペットシートはほうりだされておりました。やがてアルミシートは風にとんでいき、ペットシートは放置されたままでしたが、雪の日にわたしがわらの下に押し込んでやりました。 今朝見てみましたら、まだわらの下に納まっておりました。 長い間見なれてようやく平気になったみたい。  今年はこれで乗り切ってもらいましょう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪の朝

2008-01-22 00:33:54 | くらし

一夜明けてー


家の回りをぐるっと見て回ったら、ユズリハの大きな枝が雪の重みで折れていました。



 田んぼへ行く道は、垂れ下がった竹が通せんぼ。 バックした車の轍が残っていました。 迂回する道はいくつもあるのでいいのですが、この雪の道でバックするのは勇気がいったことでしょう。 わたしたちはおんぼろの4駆に乗っていますから大丈夫。



 キーウィ畑にだいこんが干してありました。 その大根だけは雪をかぶってないのが不思議。



 昨夜夫は午前2時に帰ってきたそうです。(わたしはのんきに寝てました まず事故することはないだろうとー) たかだか30キロそこそこの距離に10時間! 死にものぐるいの出荷だったと夫は言っておりました。 ぶじこはというとこちらも8時間以上かかったそうです。 けんかせずに帰っておいでと言っておいたんですが・・・・・ 


 田んぼへ行くと、秋から放置されているひつじ田にはとがいっぱいいました。 なぜかここだけは雪が少なく、えさにありつけるようです。 土の中の虫なのか、ひこばえの米なのか・・・・。 どうやってえさがあるところを見つけるのか? たくましい鳥です。 写真で黒く点のように見えるのが全部はとです。14,5羽もいました。



 他の所は、だれも足を踏み入れてない純白の世界。



 今日は前々から寒風山に雪を見に行く予定だったのです。でも、もうしばらくは雪を見なくてもいいです。 十分です。 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪です

2008-01-20 23:13:23 | くらし

 娘のぶじこは「雨女」です。 その上、嵐を呼ぶ「台風女」です。 そして今日、わたしはぶじこに「ゆき女」の称号を授けようと思います。
 


 今日、わたしとぶじこは、前々から約束していたぶじこの自転車を買いに新居浜まで行く予定でした。 そして夜は家族そろってのお食事に出かける計画。 ところが・・・・・
 午前中みぞれまじりの雨が、午後からは本格的な雪になってきました。道路にうっすらとつもりだした雪を見て、今日は出かけない方が無難と判断しました。 食事会のため早めにやってきたぶじことぶじお君は、写真を撮ってくると言って出かけました。 暖かい海の近くで育ったぶじお君は雪が大好きなのです。


 昼からアトリエにこもっていたわたしは、5時過ぎに犬の散歩に行くために外に出ました。


     



 外は一面の雪景色!
 
こんな雪、何年ぶりでしょう。 気がかりなのは出かけていったぶじこたち。 電話をすると、松山にいると言う。 バカモン!帰ってこれないよ。
 中予地方と東予地方を隔てる「桜三里」。 この美しい名前の峠は、大雨が降っても雪が降っても通行困難になるのです。 こちらが少々の雪でも、絶対に越えて行ってはならんものをー。
 夫は市場にキュウリを出荷しに行っています。 下の娘は朝出かけていったっきり。


 犬にとっては、雨が降っても雪が降っても、大嵐でない限り最大の楽しみ。 わたしは2匹をつれて、雪靴をはいてでかけました。 えへん、すごいでしょう。 何年に1回か2回しかない雪の日のための靴をわたしは持っているのです。 子どもたちと雪遊びをするためです。 もういらないかな?と思ったのだけどとっておいてよかった。
 雪が足に冷たいだろうと思うのですが、犬たちは大喜び。 ところが・・・・
 なぜかジムソウチョウの首輪が外れてしまったから大変。 あわてて首輪をつけようとして母犬のチャイの鎖を離してしまいました。 2匹は踊るようにかけていましたが、そのうち誰も引き留めるものがいないと気づくと、全速力で柿畑の方に走っていってしまいました。 もう・・・・・犬まで行ってしまうなんてー。


 大声で名前を呼んだって帰ってきません。 とぼとぼと足跡をたどっていきました。



 雪の上に、仲よく平行についた足跡。 初めて気づきましたが、犬って4本の足をほぼ一直線において走っていくんですね。


 犬の去った方向はし~んとして幻想的な風景。 レンズについた雪がまるで月のように見えてふしぎな写真になりました。


 


 わたしは探すのをあきらめて家に帰りました。 チャイの鎖が木に引っかからなければいいけど。
 この雪の中、小鳥たちはどこに行ったんだろう。 カワセミはえさを食べられたかしら。 そういえば猫のサンクも帰ってこないし。 にわとりはどうしているかしら。
 にわとりは隅っこにくっつきあって寝ていました。 そうこうしているうちにいつの間にかジムソウチョウが帰ってきて。 チャイも一緒でした。 今日は自主散歩でしたね。 
 ほどなくして下の娘が「こわかったぁ~」と言いながら帰ってきました。20キロぐらいのノロノロ運転で、30分で帰れるところを1時間半くらいかけて帰ってきたそうです。
サンクも帰ってきて、えさをたらふく食べて、ストーブで暖まって、また出て行きました。 
 ぶじこからは海岸回りで帰ると電話がありました。 2,3年前、松山へ出張した先生が今日のように雪に降られ、海岸沿いのルートから帰って来たことがありますが、確か5時間くらいかかったはず。 帰ってくるのは夜中ですね。
 夫は夜の10時の時点でまだ渋滞から抜け出せないでいるそうな。 これも帰ってくるのは夜中でしょう。


 めったに雪の降らないこの地方では雪に対しては全くの無防備です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジムソウチョウのダイエット

2008-01-20 01:05:53 | ペット

 おデブのジムソウチョウ。 避妊手術後の抜糸のとき、先生に 「いつ(子犬が)生まれるん?」 とからかわれました。 なぜかまっすぐに座れなくて横座り。 これは太っているせいかしら?



 ジムソウチョウはどうしてこんなに太ってしまったのか。 原因は二つ考えられます。
 ひとつは、えさのやりすぎ。 ジムソウチョウは食いしん坊なので、えさはやっただけすべて食べてしまうのです。 わたしが勤めている間夫にえさやりを任せていたら、ほしがるだけえさをやっていたようです。


 渋柿が気になるソウチョウ。 このあとこっそりと食べてお腹をこわしました。 こんなふうに何でも食べてしまうのです。




 二つめは、ジムソウチョウがなまかぁなこと。 「なまかぁ」とは、このあたりの言葉で「ものぐさ」ということ。 針金を車庫から家の軒まで張り渡し、そこに鎖を通して運動ができるようにしてあるのに、彼女は一日中座ったりねそべったり。 家人がそばに来ない限り動こうとしません。 母犬のチャイはわたしたちを見つけると、どんなときも駆け寄ってくるのに。 きっと運動不足にちがいありません。


 わたしは半年かけてダイエットを試みました。 まずえさは標準量を朝夕2回に分けてやることにしました。 わざわざ犬用の計量カップを買ってきました。 今までたらふく食べていたのに、ちょっとしかもらえないジムソウチョウは食事の時間がとても待ち遠しいようです。 すこし朝ご飯がおくれると悲しそうに催促します。


 つぎに、つなぎ場所を、死んだシロがいたところに変えました。 ここは家族が車から降りて必ず通るところ。 これはよかったと思います。 わたしが通るたびにジムソウチョウは、駆け寄ってきて遊んでとせがみます。
 


 何年か前に犬をつかったCMがありましたっけ。「かにきくカ○リス」 あれと同じポーズで激しく動き、喜びを表現するジムソウチョウ。 何回もこれをしたら相当な運動量になってるはず。


 


 散歩の距離もほんのちょっと伸ばしました。 新しい散歩コースにはちょっとした段差や、3,40センチ幅の溝があります。 始めは段差を飛び上がるのも、溝を跳び越えるのも恐る恐るのへっぴり腰。 


 このあいだぶじこが来て、
 「ジムソウチョウ、やせたね。」
 やったあ、努力のかいがあったね、ジムソウチョウ。 
 身軽になったのか、1センチくらいジャンプもできるようになりました。 溝や段差も軽々と跳べるようになりました。 


 困るのは、身軽になって、散歩が駆け足やスキップになること。 しつけのできてない犬たちにぐいぐい引っ張られると、ついて行きかねます。 わたしも肉を落とさなければ


 ところが寒くなって、ジムソウチョウはまた、「なまかぁ」になりました。 わたしを見つけても出て行こうかどうしようかと様子を見ています。 こちらへ来ないとわかると犬小屋から出ようとしません。 ジムソウチョウは一度台風の日に犬小屋毎吹き飛ばされたことがあるのですが、そのトラウマは全然ないみたい。



 先日わたしが行くお店のワンちゃんが犬小屋に入ったまま出てこないので、このワンちゃんも寒さで横着者になったのかと思いましたら、彼は散歩の途中で大きいラブラドールにかみつかれたんですって。 よほどショックだったのか、こわがって小屋から出ないんだそうです。 相手の飼い主は、ごめんなさいも言わずにあわてて行ってしまったそうです。 かわいそうに。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする