あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

偵察

2023-01-31 00:09:58 | 山登り・里山歩き
 寒さの落ち着いた土曜日、桜三里を超えて弟宅へ行きました。さほど急ぎの用ではなかったのですが、ついでに寄りたいところがあったのです。その寄り道先が今のうちに行っておきたかった所なので。
 
 さくら三里の中ほどから15キロほど山手に入ったところにある滑川渓谷。この寒さできっと大きなつららができているはずです。そこへは道が凍結していたり雪が残っていたりしては行くことができません。しかし、暖かくなって道の雪が消えればつららも消えてしまいます。その兼ね合いが難しいの。寒さの続いた、ここ数日がチャンスと思い、とりあえず車でどこまで行けるか偵察しておきたかったのです。
 
 国道から山に入ってすぐは問題なし。10キロくらい山に入って、野外施設の「清流の森」あたりを過ぎたころから山際につららが見られるようになりました。これは期待できるかも。ここからさらに4キロ奥に入ると滑川渓谷の遊歩道入り口に着きます。ここまでは難なく来られたのですがー
 途中にある変電所を過ぎるころから道脇に雪が積もっているようになりました。
 そして、渓流にかかる橋まできたとき、広くなった道のわきに4,5台の車がとまっていました。なぜかこちらを向いて停まっています。ということは引き返してきた?
 もう少し先へ行ってみたいと思いましたが、そこからほんの数メートル走ったところで
 
 
 こりゃだめだわ。わたしは引き返すことにしました。この道の手前、右が広くなっているので
 
 
 こわごわと方向変換しました。 何台もがここでバックしたようです。だからどの車もこちらを向いて停まっていたのですね。みなさん、ここから歩いて行ったようです。
 
 下りていくともう一台車がやってきました。窓越しに様子を聞かれました。運転していたのは私くらいのおばあさん。3,4人乗っていました。車は四駆だそうですが、見たところタイヤがつるつるで、さあ、行けるかなあ。もう少し先に広いところがあるから、そこまで行ってご自分で判断してくださいとだけ言っておきました。
 こんなところに来る人はそれなりに準備はしてきているようです。でもわたしは偵察のつもりで来ただけですから引き返します。
 
 来るとき見つけておいたつららを写しながら帰りました。以下、横着して車から降りもせずに写したものです。

 比べるものがないから大きなつららのようにも見えますが、30センチくらいかしら。

 
 水が滴る場所によってつららの形も様々
 
 ん? これはおかしい。つららが突っ立ってる? 鍾乳石じゃあるまいし、下からつららが延びるなんて。
 さすがに車を降りて確かめました。
 
 
 何のことはない、上部が融けて落ちただけでした。
 
 雪のなくなった道で餌を探す小鳥が二羽。
 手前の小さいのはキセキレイだと思いますが、向こうの少し大きいのは?



 森の小鳥たちは車の音にも逃げて行って写真を撮らせてくれませんでした。
 
 車の通らない道端はこんなに雪



 葉っぱのない木は幹の立派さが目立ちます。



 かなり下りてきたところで木いっぱいに広がった綿毛を見つけました。

 うっすらと雪をかぶったような綿毛





 センニンソウの綿毛かな?
 
 対向車も後続車もいなくて、道を独り占めして、のんびりとドライブしてきました。
 
 
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やり直しバッグ

2023-01-29 01:47:14 | レザークラフト
 寒さで外へ出る気になりません。一日中ストーブのお守をしてバッグを一つ仕上げました。
 前に仕事始めでちょっと触れていたモスグリーンのバッグ。もうちょっとで出来上がりというところで気に食わないことがあって、放置していたものです。
 
 どこが気に食わないかというと、ファスナーの部分なんです。ミシン目がゆがんでいるし、糸の細さが革に合いません。(もちろん革用の太いミシン糸を使っているのですけど)ここはミシン縫いではなく手縫いにすべきだったなあ。
 

 
 袋はちゃんと縫っているのでそのまま使いたい。ちゃんとファスナー付きのポケットまでつけてあるのですから。

 
 けれど革と布を手縫いで縫い付けるのには問題があります。それは、手縫いをするためには革に穴を開けなければならず、革に合わせて布にも穴を開けると、布はそこからほつれてしまうということです。手縫いするためには、布に革の見返しをつける必要があります。結局縫ってあったファスナーをほどき、見返しを縫い付けて、その見返しにマグネットを付けました。

 
 そして本体と見返しとを手縫いで縫い付けました。
 やぱりね、手縫い用の太い麻糸のほうがこのバッグには似合います。
 初詣の日に買ってきた木のボタンをつけて

 
 ワックスコードでぐるぐる巻きつけるようにしました。 ワックスコードの先には木のビーズを通しています。
 
 このバッグなかなか欲張っているんです。
 紐を上のリングに通せば倍の大きさのバッグになります。片側はモスグリーン一色。

 
 反対側は斑染めのベージュ

 
 ボタンのない方に折り返すとうんとシンプルに。

 
 ショルダー紐は既成の布ベルトにモスグリーンの革を縫い付けました。というのも、両面革のベルトにすると分厚くなりすぎて調節カンに通らなくなるからです。



 ちょっと革が足りなかったので見えない部分で継ぎ足しています。
 
 余った革でペンケースを作りました。
 
 
簡単で色合わせが楽しかったのでもう一つ
 
 

 くるくるまいて持ち歩きます。
 これはすべて手縫いです。

 
 久しぶりに手芸店に行ったらかわいい木のボタンがたくさん売られていてついつい買ってしまいました。革には木が似合います。
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寒波

2023-01-27 11:02:00 | いろいろ
ものすごく大変な所もあるのに、この程度でぐちぐち言うのは申し訳ないのと思いながら、寒波襲来の様子を記録しておきます。

 
 十年に一度の寒波襲来という予報のあった火曜日、水曜日は桜三里を超えていく予定でした。火曜日夕方の予定は早々とキャンセル。水曜日の太極拳も無理です。
 しかし、どうしても実家に行かなければならないことがあって、本当は松山市へでかけたついでに寄るつもりでしたが、急遽火曜日の午後早くにでかけました。
 
 長年の行き来で大体分かるんですよ。何時ごろなら安全か。

 行きは小雪がちらつく程度でしたが、着いて暫く話している間に時折吹雪。30分も立ってないのに山の中の道はこんなでした。


 このくらいはよくあることです。大丈夫。若い頃は積もった雪の中のタイヤの跡を辿って帰った事もありますから。

 しかし天気の変わりようは早く、ポチの散歩に出かけた頃には、平地の我が家ですらこの通りでした。


 私の足跡真ん中。右の方にポチがウロウロしている跡。左にウマオの自転車が行ったり来たりしています。
 この時点ではまだ滑ることはありませんでした。
 娘は1時間早く仕事を切り上げて帰って来ました。みんなノロノロ運転だったそうです。定時まで働いた人は大変な渋滞で随分帰宅時間が遅かったそうです。南国では雪の備えは全く出来ていません。

 翌日。
 道路は完全に凍結。








 タイヤの跡って面白い。雪が降る度に撮っているような気がします。


 水たまりの薄氷。これもなかなか面白くて、以前これをろうけつ染めしたことがありました。
 こんなことを思い出していたら、














 昔はこれくらいの寒さって普通にあったんじゃない?

 けど、最近はセーターを着ることすらない、暖かい冬が続いていたんだなあと、改めて思ったのです。

こんなことしたの誰かな?





 水の上に浮かんでいるビン?
 水を入れたままの容器に厚い氷。その上にビンをおいたんですね。昨日この寒さの中でウマオとおともだちが遊んでいましたから、その子達でしょう。
 そうそう、氷が張ったら必ず割って厚さを見る。これも子どもの定番の遊び。
 
 ちょっと暖かい冬が続くと一昔前のそんなことも忘れてしまう。
 そして今は、登校出来なかったらオンライン授業ですって。小学生ですよ。
 結局孫たちは重いタブレットを持ち帰りまた持って行っただけでした。

 それよりも!

 地植えしたなんとかっていう花の寒さ対策忘れてた。寒さに強いとは聞いてましたが、さすがに氷点下では無理でしょう。あーあ、枯れてしまうかもしれません。
 それに、私の部屋。起きたら0度だったんですよ。コチョウランは温室に入れたものの、まだデンドロビュームやカトレアなどが残っていました。

 あわててこれも温室に入れました。何度も引越ししたコチョウランだけがいつも危機一髪寒さを逃れたということになります。
 
 木曜日、雪を被った瓶ヶ森




夕方の瓶ヶ森方面





 こちらでは松山市の椿神社のお祭り前は寒く、お祭りが済むと伊予路に春が来ると言われています。旧暦で動く行事にまつわる季節感はなかなか正確で、人々は椿まつりを心まちにしています。今年は通常開催ということなのでなおさらです。

 その椿祭りはなんと明日から。今年は春が早いかもしれません。

 










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コチョウランの居場所は?

2023-01-23 23:56:43 | 植物

正月明けに義妹から電話があって、不要な蘭があるから取りに来てとのこと。

行ってみると
5本立ての立派なコチョウランな花が、
 
 
全部落ちてしまっていました。お正月の間、暖房を切った事務所に置いていたんだそうです。

 
 拾ってお盆にうかべました。こんなにたくさん。

 去年は冷蔵庫に入れていて無事だったそうです。ーふうん、室内なのに冷蔵庫より寒いのかあー、ちょっとピント外れの感心。
 
 でも、冷蔵庫にも別の問題があるそうなのです。
 
 うちには花の咲かないコチョウランがなん株かありますが、いつも冬の置き場に悩みます。寒いー多分5度以下ーと確実に凍みてしまいます。さあ、このコチョウランは生き延びることができるでしようか。
 
 


 
 
 ところで、わざわざ義妹が電話をくれた訳は…

 昨年の暮れ、たくさんのコチョウランが屋外に廃棄されていて、殆どが凍みていました。かわいそうに、もう少し早かったら、うちのハウスに入れられたのに。折り重なって下に埋もれていた2株は、何とか助かるかと思い、うちに連れて帰りました。その時に、うちだったら命だけは助かるかもしれないから捨てる前に連絡して、と頼んでいたのです。
 うまく回復させる自信などありません。わたしにとってはなかなか気難しいお姫様。ただ、枯れ死はせず2、3年延命できるだけなのですが。
 きれいな花を咲かせるために、蝶よ花よと大切に育てられ、いったん売られれば運命は逆転します。大半は花が終わればそれまでの、消耗品なのです。植物の中でも特に過酷な運命のこの花を放っては置けない気がして、ついつい拾ってしまいます。

 いったんは加温設備のあるハウスに入れたのですがー
 ご存知のように燃料価格の高騰で今年は設定温度をかなり下げないといけなくなりそうです。おまけに、ハウスの結露がついただけで葉がしもやけのようになります。そうならないようにするのもなかなか難しいので
 
 
 今年は、わたしの部屋に入れてみました。私の部屋は南向きで昼間は暖かく、最低温度は7度よりは下がったことがありません。というわけで私の枕元はコチョウランだらけ。
 
 その間、ハウスで異変が起こりました。毎日最高最低温度計を見るのですが、おかしいことに0度とか1度とかにしか温度が上がらないのです。設定は5度にしているのにおかしい・・・ 調べてみると、送風はできているのですが冷たい風が送られています。つまり、火が燃えてないのです。ホースがねじれて灯油が回ってこないんだろうか。落ち葉に埋もれたホースを引っ張り出し、ねじれないように伸ばしてもだめでした。
 夫が、燃料タンクが空だということに気づいて、あわてて配達してもらいました。やれやれと思ったのもつかの間、ハウス内がやたらと油臭いのに気づいてまた調べたところ、ホースが朽ちて3か所も油漏れをしていたのです。そりゃあ、タンクが空にもなるはずです。例年3月くらいまで持つのが1月初めには空になったのですから、相当ひどい油漏れだったようです。
 
 コチョウランは私の部屋にいて無事でした。他の植物は耐寒性があったり、植えてから何年もたっていたりして、何とか寒さに耐えたと思ったのですが、少しして
 
 
 あ~あ~ 上の方が枯れ始めました。
 
 もとはきれいだったブーゲンビリア
 
 松山市だったら屋外でそだつハイビスカスも 
 
 
 ゴムの木も



 もともと軒下でも枯れないシンビジュームなどは無事でした。

 よかったあ、コチョウランを入れていたら全滅でした。しかし部屋に入れて毎日眺めているとまたまた心配になってきました。葉っぱがだんだん変色してきたのです。最低温度はクリアーしても、日中の温度が低いのとやはり弱ってくるのではないだろうか?

 もう少し暖かい部屋に移そうと思いました。暖房のある部屋はよくないというけれど、リビングに持ってきました。するとますます葉っぱが弱ってきたような気がして・・・
 


 
 



 
 結局例年通りハウスに戻したのです。
 
 
 根元の黄色くなっているところが心配。
 それでも日中20度以上になる方がダメージが少ないと思います。
 
 こうして何か所も転々とした挙句、やっと落ち着けると思ったのもつかの間、新たな災難がコチョウランを襲いました。
 
 わたしは枯れかけた木々を少しずつ整理していたのですが、ある日突然、夫がすべての木の茂った枝をぜ~んぶ切ってしまったのです。私の留守中に。
 ランのためにわざとジャングル状態に茂らせていた場所も、たくさん実をつけだしたジャボチカバの大きな幹も。ブーゲンビリアは根元からバッサリ。見渡したところジャングルは日陰のないサバンナになってしまいました。
 ハウスの中に入ってそれを見たとき、怒りと絶望で、書きかけたこの記事も書く気になれず気が付いたら5日も過ぎていたというわけです。
 
 このあたりのいきさつは詳しくは書きません。いつか書けるときが来るかしら。しかし、いつまでも落ち込んでいても自分が損をするだけ。とりあえずコチョウランを強い日差しから守らなければ。急遽寒冷紗をかぶせておきました。
 
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荒地の今

2023-01-17 23:40:00 | 植物
 新聞の読者投稿欄に、白いアザミのことが
載っていました。昔人からもらって植えた白いアザミがいつの間にか消滅したと思っていたら、何年もたって草むらで見つかったたとか。多分綿毛が飛んでそこで生きていたのだろうと。
 白いアザミは、父が植えていたと思います。確かドイツアザミと言っていたような。赤花は、ざくろの実のように鮮やかな、濃いピンクでした。わたしはこの赤が大好きで、これに比べると野生のアザミは色褪せて見えました。
 園芸用に植えられた外来種は、こんなふうに野生化していくのか、と、改めて考えさせられました。それでガガイモの綿毛はどうなったかと思い出して、荒地のそばを歩いてみました。
 ここ数日雨続きで、ガガイモの実は、掘り立てのピーナッツのように柔らかくなっていたのですが






今日は




真ん中が割れていました。これで2、3日晴が続けば、綿毛が飛び出ることでしょう。

 荒地は寒々とした冬の光景ですが、




 ヒガンバナの葉だけが青々としていました。



 クサイチゴの葉が紅葉しています。


 ようやく枯葉になろうとしているのはアオツヅラフジでしようか。




 スズメウリも健在です。


 そうそう、綿毛がもう一つ。




 
 セイタカアワダチソウです。草木染め教室で、セイタカアワダチソウの花粉は重たいと教えてもらいましたが、綿毛もぽってりと重たそう。

 混沌とした荒地は色々な植物の宝庫で、茂みの中からは、チッチッという小鳥の鳴き声がしていました。ホオジロかな? 草刈りをしていると、お椀のような丸い巣が出てくることがあります。ここならば草刈りで巣を壊されることはないでしよう。
 ポチが興奮して中に入ろうとグイグイ引っ張るので困ります。ポチは小鳥が大好き。見つけると飛びかかっていくのですが、いつもあえなく失敗。猫じゃないんだからーと、言い聞かせています。もしかしたら小鳥以外の動物の臭いを嗅ぎ取っているのかもしれません。
 野生動物の被害を防ぐために、荒地をなくそうと呼びかけられていますが、利害関係さえ無ければなかなか魅力的な場所なのです。
 









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冬の公園で

2023-01-15 20:06:00 | 植物
 運動公園でイベントがあったので出かけました。

 早く着きすぎたのでその辺をぶらぶらしてみました。



 色の少ない公園内で、クロガネモチの赤がきれいです。




ユッカがまだ咲いていました。


サザンカは終盤に。


アップに耐える花は少ないです。


これはなんの木かな?



実が連なっていました。


薄っぺらいカサついた実でした。


桜の花芽


 藤棚が何ヶ所もありました。え?こんなにあったの? 実はわたし、こちらのエリアにはあまり来たことがなかったので。


その中にこんな木がありました。


 幹が半分近く腐っているんです。よく、これで生きているねえ。
 気になって一本一本見ていったら





これ、同じフジの木?と思うくらい幹の表情が違っていて





しかも苔むして



 いやコケではなく地衣類なのかな。これだけ取り上げても色々あって面白そうでした。

 さらに気になったのが
大きな虫こぶ。もうちょっとわかりやすく撮っておくべきでした。これ一枚しか写真がありません。


 そして、クスノキノ葉
 こんなに汚れたクスノキの葉は、初めて見ました。

 そこで思い出したのが、以前聞いたクスベニヒラタカスミカメムシのこと。
 外来種のカメムシが、近年生息域を広げているそうです。


 葉っぱがオレンジ色になるそうなんですけど、もしかしてこれが?
 ほんとうのことは分かりません。虫らしき姿は見えませんでしたし、卵は葉柄の中にいるそうですから。暖かくなったらもう一度見に来なくては。



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柿シーズンが終わって

2023-01-13 14:48:00 | 野菜・果物・料理など

娘が
「あの柿、もうない?」と聞いてきました。さすがにもうないよ、いつごろみんなに配ったんだろ。確かコロナから回復して、出歩けるようになってからだから、クリスマス前でした。
「ヨウコが気に入ってもっと食べたいと言っている。あちらのおばあちゃんも、おいしかったって。」
たしかに、今年の自家製のサワシガキ(渋抜き)は今まで食べたどの柿よりもおいしかったのです。子どもが喜ぶ柿なんてすごいー(自画自賛)今頃の若い子には、柿は人気がありません。
「クリームチーズをはさんで食べたらおいしいよ。」
ほほう、そんな食べ方もあるのねー。食べ方を工夫して広めたら消費拡大するかなぁ。
 柿大好きのわたしは、家のを食べ尽くした後、格安で売られていた柿を買ってきていました。柔らかくなりかけの、いわゆる売れ残り。横野柿の渋抜きです。
 


 これでも食べる?と2、3個渡しておきました。
 統計をとった訳ではないけれど、柿ばたけを見続けてきたわたしの印象では、柿栽培は減る一方です。
 わたしは生でかじるのが一番と思うけど、新しい食べ方も提案すべきなのかな、とも思います。

 夏にひきおがされた柿の木。




 心まで寒々となる様相になつてきました。

 さらに、今年栽培をやめたらしい畑。




 世話をせず何年か経つと、だんだん実がつかなくなるんですよ。

 よく手入れされた畑では、木守りの実がこんなになっていました。






捨てられた柿も




 おいしいのからつつくようです。
 これから冬鳥が群れてくると思います。鳥観察のチャンスではあります。

 柿かと思ったら


 キカラスウリでした。こういう光景も増えてきましたね。
 
 高級品種に切り替えた所では、大切に手入れされています。



びっくりしたのは



いい加減な雪釣り、と言った所かな?
もちろん雪釣りではありません。何のために?

 こんなふうに、竹や棒で枝を支えているのは以前からありました。




 よく見ると
棒の先が







Y字になっていました。この部分で枝を支える? 柿の木は折れやすいんですよね。子どもの頃、近所の男の子が枝に縄をつけてターザンごっこをしてていたとき、枝が折れて下の石でしこたまお尻を打ったことを思い出しました。あれは、はためにも痛そうでした。
 そうそう、すずなりの木が重みでおれていたこともあつたし。

 ああ、こうやつて枝が折れるのを防ぐのか、とこの歳になってわかった次第です。

 うちも剪定くらいして、来年も良い実をたくさんつけてもらいましょう。干し柿も食べ頃になつてきました。


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いろいろなカイガラムシ

2023-01-10 01:57:01 | 生き物
 今頃ー今頃になってなんですが、ラベンダーをもらってきましたので植えるところをプチ開拓しました。
 生い茂っていたヤブラン(これがいたるところではびこっています)を根っこごと鎌で刈り取りました。ヤブランて意外と根の張り方が広く浅くなので、鎌を地面に差し込んで魚を三枚におろすように平らに動かしていくと、一株ずつ掘り起こすよりも楽だったです。
 
 
 
 そのヤブランの中で見つけたもの
 
 
 枯葉にしがみついたイセリアカイガラムシ。どこが頭で、どれが足で、ってさっぱりわからない。けど形は面白いです。
 無理やりひっくり返してみました。綿のようなものでくっついていました。
 右下のが上向き、その隣が下向き。

 
 どう見ても虫には見えません。ぐにゅっと曲がったひものようなのが足なのかな? いや、足はないのか。
 枯葉にくっついてどうやって栄養を取るんだろう。そもそもこれは生きているのか、すでに死んでいるのか。細い茎でつついてみましたが動く様子は見られませんでした。
 近くにナンテンの木があって、ここに大繁殖しています。ここからやってきたのかもしれませんが、移動手段は? わからないことだらけの虫です。
 
 ナンテンの木
 これは生きた木ですから、しっかりと樹液を吸っているはず。
 
 
 大繁殖しています。
 この茶色のが幼虫なのかなあ。見るたびに増えて、いっそ枝を切り取ってしまおうと思ったのですが、お正月早々先を切ってしまうのも・・・と思いそのままにしていました。けど、やっぱり切っちゃおう、カイガラムシには薬があまりきかないそうで、こそげ落とすのが一番だそうです。そうすると赤い汁が出てくるので、それが嫌なんです。



 カイガラムシって、柑橘の葉でもよく見ます。
 これ、よその畑ですが、大きな実がなっています。 

 
 イセリアカイガラムシがいました。
 
 
 
 別の葉に、カビが生えたように

 
 イセリアカイガラムシに比べると5分の一よりもっと小さくて(米粒の半分くらい?)、葉っぱが痛んでいるのがわかります。
 ヤノネカイガラムシの雄の繭かなあ。ミカンの大敵です。実にゴマ粒のようなのがくっついていたらそれはヤノネカイガラムシとわかるのですが、この段階ではなんとも・・・コナカイガラムシなんていうのもいるそうですから。

 
 それからハウスの中のパッションフルーツ。先日紹介したヤママユガの卵に似ていますが、別物です。

 
 これはひどすぎて、ほとんど根元のほうから切り捨てました。あまりにも込み合っていてよくわからないのですが、ツノロウムシ? 大きくなるとお饅頭みたいに見えるやつ。



 カイガラムシの排泄物には糖分があって、それを餌にするスス病菌がつくそうですが、パッションフルーツも例外ではなく、その辺一帯が黒く汚れていました。パッションフルーツ自体は春になったら新しい芽が出てくると思います。今度は早め早めに落とそうとは思いますが、うう~、やっぱり嫌な作業です。赤い汁を見ると、自分が傷害罪を犯しているような気になってきます。ちなみに赤い汁を染料として使う種類もあるようで、コチニール色素がそれです。わたしコチニールで染めたスカーフを持っていますが、とてもきれいなピンクです。

 こちらは柿の木で見つけたカイガラムシ。これは体が硬いです。トラオはこういうぶつぶつの集団を見ると鳥肌がたつそうでー

 
  ルビーロウカイガラムシというのかな。 
 


 体は硬いので、白い虫に比べると少しは触りやすい。
 
 カイガラムシのなんとまあ種類の多いこと。そしてその辺の雑草にはあまりつかず、柑橘などおいしい樹木に繁殖して木を痛めるのですね。困った虫です。
 
 細部まで見て分類したら、名前が間違っているかもしれません。遠慮なくご指摘くださいませ。
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新春事始め レザークラフト

2023-01-07 11:16:43 | レザークラフト
 正月の間にレザークラフトをちょっとでもやっておくーそれが、ここ数年、わたしの正月の過ごし方になっています。
が、そうたやすくはないです。正月のために掃除していったんしまい込んだ道具を持ち出し、あれこれ作りかけのものや、皮を引っ張り出し・・・・歳をとると年々何もかもがおっくうになってきます。だけど、このたまりにたまった材料を何とかするまでは病気になることもできません。
 そこで思いついたのが
 
 ほぼ完成というところで気に入らず放っておいたこのバッグ
 多分鹿革か羊皮か、柔らかくてしなやかで手触りがいいのと、この染むらのような色模様にひかれて買ったものです。え? なにかの染みに見えるって? そう、コーヒーでもこぼした様なね。わたしはもっと違うものを想像しましたが、あえて書きません。
 でも、使いようによっては面白いバッグになるのではないかと思い
 
 
  モスグリーンの革と合わせてみました。 

 
 途中から半分に折ると、

 
 小さめのバッグになってなかなかいいんじゃない?
 気に入らないのはファスナーのつけ方で、これはミシン縫いではなくて手縫いの太めのステッチにするべきでした。それでいつかはやり直そうと思ったまま半年以上放置していたのです。
 そうだ、あれよ。
 初詣のついでに手に入れた木のボタン

 
 ファスナーをほどいてかわりにボタンの周りに紐をぐるぐる巻きつけるのはどうかな?
 じゃあ、紐は何する?タコ糸では細すぎる。2ミリの牛レースでは固すぎる。ワックスコードかなあ? それでもいいけどボタン穴が細すぎない? コードが通りそうもありません。
 ということでまたまた未完成のまま放置。 まずはボタンの穴を広げるところからやらなければ。
 
 ところで今日はトラオとウマオがお父さんの実家に出かけました。和歌山県のおばあちゃんのところへはコロナ禍以来3年も行っていません。ウマオがそれはそれは楽しみにして、何日も前からリュックに荷物を詰めていたらしいです。そして昨日、
 「このままじゃ和歌山に行けんのよ。」となかば脅迫しながら宿題の仕上げをしているとき、
 「ばあちゃん、このカメラ、袋ない? このままリュックに入れてかまん?」と聞いてきました。
 
 ああ! そのうちケースを作ってあげるって言いながらそのままにしていました。私の小さなデジカメをウマオの誕生日にあげたのです。ウマオは山へ行くとき、ダムへ行くとき持って行って写真を撮っていました。
 
 出発は明日か・・・・ ざっとしたものなら小一時間でできるかな? 一番手早くできそうな展開図を頭の中に思い描き、カメラに合わせてサイズを決めて型紙を作りました。
 
 
 どの革で作るか・・・一枚革にするのである程度の厚みと張りが必要です。それにふさわしいのは
「ウマちゃん、赤でもいい?」
「いいよ~」
 あまりこだわりはなさそう。実は黒とかこげ茶とかにも程よい厚みのはあったのですが、つまらないので私が作りたくなかっただけなんです。男の子だから黒とか青とか、女の子だからピンクだとか、そういう従来の常識が今薄れているのはうれしい。 小物にきれいな色の革って素敵だと思います。
 
 両端4か所をカシメで止めただけでも落ちる心配はないよね。 
 
 だけど、真ん中が浮いてくるのが気になって結局手縫いしました。
 
 
 内側はビロードの布ワッペンを貼り付けました。もうぼろぼろのカメラだけど、多少は傷がつきにくくなるでしょう。

 
 そしてカメラのひもを通しておけば、ケースを落とすこともないでしょう。
 
 ハトメリングを付けました。
 
 
 この取り付けが・・・めったにしないものだから失敗しました。工具を間違えたの。ハトメと工具のサイズがあってないとうまくつかないのです。
 この、「大は小を兼ねない」というのがレザークラフトの欠点で、材料の数だけ工具もいるのです。
 
 今、ホックを取り付け中。たしか真ん中を抑える便利な工具があったはず・・・とまた工具を探しに行き(片付けると今度は見つけるのに時間がかかるー)



 要するにどの工程でも失敗やら不満足やらがあって、結局できたのは夜の10時過ぎ。あんまり急いだものだから完成写真を撮るのを忘れていました。 夜遅く家に届けに行ったときウマオはすでに寝ていました。

 
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冬の生き物

2023-01-05 11:20:00 | 生き物
  暮の話です。なんとかお墓掃除も終えました。墓地の近くの放置された柿にメジロが来ていました。
 
 
 車に乗ったままぎりぎりまで近づいてこの大きさです。メジロを見ると、いよいよ本格的な冬だなあと思います。
 
 
  墓石の上の落ち葉の塊をどけてみると
 
 
 小さなヤモリが下から出てきました。逃げようともしません。寒くて体が動かないのかな。わたしはしかたなく葉っぱをもとどおりに乗せておきました。どうせきれいにしたって、そばのエノキの葉っぱが次々と落ちてくるんですもの。
 
 ヤモリと言えば、うちには何匹のヤモリが住み着いているのか・・・サッシの掃除をしていると、上からヤモリが落ちてくるんですよ。それだけではなくヤモリのミイラがでてきまして。網戸の隙間から出られなかったのでしょうか。フンもたくさん落ちていて、さすがにこれは嫌でした。
 
  
 年末はわりと穏やかな天気で助かりました。外で遊んでいたヨウコがバッタがいたと、捕まえてきました。イナゴかな。ぶかぶかのゴム手袋をしてなにかいたずらをしていたみたいです。イナゴは成虫で越冬するんでしたっけ?

  
 
 これは幼虫で越冬するつもりなんでしょうか。調べたところ、ハマオモトヨトウに似ています。彼岸花や水仙などが食草らしいので、なぜサツキの葉にいるのかわかりません。さなぎになる場所を探している?



 そしてカシの木のそばのギョリュウバイに
 
 
 ヤママユガの繭!
 どうも抜け殻のようです。秋、何個かの繭を見つけて、羽化したところを確認しましたが、まだ木に残っていたらしいです。そして小枝の先に



 これって卵?
 
 よくよく見ればあちこちに。
 葉っぱに産み付けずに枝に産み付けたのは賢いね。
 
 
 これ全部さなぎになったら緑の繭がどっさり取れますが? カシが丸裸になるかも。

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