オープンしてすぐのころ
ひとりでよく来てくれていた
ニット帽の男の子。
ときどき満席ではいれなかったり
うりきれていて好きなものが
食べられなかったり
それでもまた
思い出したころにひょっこりと
来てくれていたあの子。
ひさしぶりに来てくれたとき
すっかり暖かくなっていたころで
ニット帽を脱いでいて
あれ?と一瞬わからなかったあの子。
「帽子かぶってないから
最初わかりませんでしたよー」
というと
「覚えててくれたんですかー」と
すこしはにかんだような
顔を見せてくれたあの子。
今日またひさしぶりに
お店にきてくれました。
帽子をかぶっていなくて
すっかり髪が伸びて
きちっとセットしていて
すこうし大人びたような気がした
あの子。
いつも来てくれている
2階の会社のひとたちと
なぜか一緒にごはんに来ました
「この子、ウチの会社にはいることに
なったんですよー」と
2階のひと。
あらー。
そんな奇遇なことがあるんですねえ。
とわたし。
なんだかすこうし距離が
ちかくなったような
気がしたあの子。
お店を続けているとこういう
心あたたまる場面があるのだなあ、
そして
なんだか大人になったなあ、
ああそうか、もう4年も経つんだもの、
うんうん、と
ひとりごちた今宵。
ひとりでよく来てくれていた
ニット帽の男の子。
ときどき満席ではいれなかったり
うりきれていて好きなものが
食べられなかったり
それでもまた
思い出したころにひょっこりと
来てくれていたあの子。
ひさしぶりに来てくれたとき
すっかり暖かくなっていたころで
ニット帽を脱いでいて
あれ?と一瞬わからなかったあの子。
「帽子かぶってないから
最初わかりませんでしたよー」
というと
「覚えててくれたんですかー」と
すこしはにかんだような
顔を見せてくれたあの子。
今日またひさしぶりに
お店にきてくれました。
帽子をかぶっていなくて
すっかり髪が伸びて
きちっとセットしていて
すこうし大人びたような気がした
あの子。
いつも来てくれている
2階の会社のひとたちと
なぜか一緒にごはんに来ました
「この子、ウチの会社にはいることに
なったんですよー」と
2階のひと。
あらー。
そんな奇遇なことがあるんですねえ。
とわたし。
なんだかすこうし距離が
ちかくなったような
気がしたあの子。
お店を続けているとこういう
心あたたまる場面があるのだなあ、
そして
なんだか大人になったなあ、
ああそうか、もう4年も経つんだもの、
うんうん、と
ひとりごちた今宵。