たとえば
夜の営業と昼の営業と
どっちを主体としてるのかとか
どこからどこまでの層が
ターゲットなのかとか
どうやって常に新規客を
獲得し続けるのかとか
どういう営業スタイルが
あうのかとか
そーいうのの地域特性とか
住んでる人や集まる人の属性とか
なんとなーくの空気感とか
そーいうのがわかっているから
この場所でお店を開いたのであって
「なんでこの場所でお店をやろーと
おもったのですか?」
と聞かれたとしたら
そう答えるだろーなーとふと
おもったり。
じゃあ、「なんでそーいうことが
わかるのですか?」といえば
ながくこの場所に住んでいるからで
じゃあ、「なんでこの場所に
ながく住んでいるのですか?」といえば
ちょーどよくフィット感があるからで
つまりはこの土地が好きなんだと
おもうのですけど
「じゃあ、この土地がすきだから
この場所にお店を開いたのですね!」
と言われたら
たどっていけばそうなるけども、
でもそれは正しい言い方ではない、
と思うのですね。
なんだかめんどうな言い方なのですけど
こうだからそうしたのですね、とか
そういう理由でこうなったのですね、とか
質問されるときはたいてい
「いや、そうした結果こうなったのです」
とか
「いや、こうなった原因は
それが原因の一端ではあるけども、
それだけではないです」
とか
言いたくなるのですけど
相手からすれば
どっちもおなじじゃないか、とおもう
よーにもおもえるので
「はい、まあ、そうです」
と、答えるようにしています。
せんしう。
「うちの会社、僕たちの部署がひっこしに
なるんです」と
お別れのご挨拶をうけ、
またすこしずつお客様がいれかわる
そんな時期だなあとおもいつつ
いれかわるということは
お店を再生するタイミングでもあるなあ
ともおもったり。
遠目で見たらかわらない、
けれども、すこうしずつ変容していって
かわりおえた、
そこからのお店を そういうものだと
するりと受けいれるのが
新しいお客様なのであり
その割合がふえていけば
お店に期待するものもすこしずつ
かわっていくのであり
そーしてお店に求められるもの、
言い換えればブランド力というよーなものが
すこしずつついていく、
お店はそうやって、
時をかさねて成長していくのであって
それこそが日々をつみかさねる
楽しみのひとつであり、
やりがいというべきものであったり
するわけです。