とうとう、今年も出会えなかった “ 鯛の真子 ” 。
ヒゲ夫婦が外食に出歩くのは多い方だと思うのだが、真子の炊いたんを頂く機会は
ありませんでした。
おもしろい事に、 “ 鯛の白子 ” を出してくれる店は、まぁまぁあるのです。
白子酢とか白子天ぷら等が、だいたい900円位で。
鯛の白子は在っても真子はないなんて、信じられない不思議な現象です。
鯛の真子の煮物。
今の時期、ヒゲたちは必ず常備していたモンです。
使い勝手が、非常に良い為です。
若竹煮の横に、この真子を添えて木の芽をのせる。
或いは、炊いた里芋の横に、真子を添えて青みを。
簡単に “ 様になる ” のが、嬉しい!
主役を引き立てる、名脇役ですか。
ハリウッドなら、 “ アカデミー助演賞 ” ものの食材です。
もちろん、単独で主演もOK。
小ぶりな器に少量で、充分(!)酒の肴に。
なーに、炊くのは、そんなに難しくありません。
一口大にカットした真子を、さっと下茹でします。
鍋に取った真子に、ダシと多めの日本酒を加え、暫く煮込みます。
塩・薄口醤油・みりんに針しょうがで、軽く煮込めばOKです。
業界用語で言うところの、 “ 酒八方煮 ” ですネ。
もし難点があるとすれば、生真子のサイズが面倒(?)でしょうか。
時期や鯛の大きさで、いろんなサイズの真子が登場するからです。
巧く切り出せば、だいたい同じサイズになるハズです。
そんな、鯛の真子の炊いたンが、なぜ無いのか?
今どきの若い衆に聞いたら、こんな答えが返ってくるのでしょうね?
「 そんな仕事は、 “ 流行らない ” んだよ~ 」
「 『 白子の天ぷら 』 なんて言ったら、いかにも仕事した様な
“ オサレなメニュー ” みたいじゃん! 」
「 真子なんて、出来合いのイクラしょう油漬けや辛子明太子とか、
手間いらずで便利な見栄えのいいのがあるじゃん。 」
「 叔父さんみたいなこと言ってたら、残業もんだぜー。 」
いやはや、ヒゲたちロートルは、消えゆくのみなのでしょうか。
カァちゃんがデパ地下から買ってきて、手間かけて料理してくれるのが救いです。
≪ 写真は、ヒゲ作料理ではありません。悪しからず ≫
http://blog.with2.net/link.php?1046790
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
ヒゲ夫婦が外食に出歩くのは多い方だと思うのだが、真子の炊いたんを頂く機会は
ありませんでした。
おもしろい事に、 “ 鯛の白子 ” を出してくれる店は、まぁまぁあるのです。
白子酢とか白子天ぷら等が、だいたい900円位で。
鯛の白子は在っても真子はないなんて、信じられない不思議な現象です。
鯛の真子の煮物。
今の時期、ヒゲたちは必ず常備していたモンです。
使い勝手が、非常に良い為です。
若竹煮の横に、この真子を添えて木の芽をのせる。
或いは、炊いた里芋の横に、真子を添えて青みを。
簡単に “ 様になる ” のが、嬉しい!
主役を引き立てる、名脇役ですか。
ハリウッドなら、 “ アカデミー助演賞 ” ものの食材です。
もちろん、単独で主演もOK。
小ぶりな器に少量で、充分(!)酒の肴に。
なーに、炊くのは、そんなに難しくありません。
一口大にカットした真子を、さっと下茹でします。
鍋に取った真子に、ダシと多めの日本酒を加え、暫く煮込みます。
塩・薄口醤油・みりんに針しょうがで、軽く煮込めばOKです。
業界用語で言うところの、 “ 酒八方煮 ” ですネ。
もし難点があるとすれば、生真子のサイズが面倒(?)でしょうか。
時期や鯛の大きさで、いろんなサイズの真子が登場するからです。
巧く切り出せば、だいたい同じサイズになるハズです。
そんな、鯛の真子の炊いたンが、なぜ無いのか?
今どきの若い衆に聞いたら、こんな答えが返ってくるのでしょうね?
「 そんな仕事は、 “ 流行らない ” んだよ~ 」
「 『 白子の天ぷら 』 なんて言ったら、いかにも仕事した様な
“ オサレなメニュー ” みたいじゃん! 」
「 真子なんて、出来合いのイクラしょう油漬けや辛子明太子とか、
手間いらずで便利な見栄えのいいのがあるじゃん。 」
「 叔父さんみたいなこと言ってたら、残業もんだぜー。 」
いやはや、ヒゲたちロートルは、消えゆくのみなのでしょうか。
カァちゃんがデパ地下から買ってきて、手間かけて料理してくれるのが救いです。
≪ 写真は、ヒゲ作料理ではありません。悪しからず ≫
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まさに熊本四三好みのネーミング?
ちょっと苦労しました。
《 熱地・針尊・山バッテン・雨陰座》。
まさかコレが、アーチー・ハリソン・マウンテンバッテン・ウインザーと読むとは、誰も思わないでしょう。
ついでに悪ノリで、笑。
市場人「 アラはどぎゃんすっと?」
和食人「 どぎゃんも、こぎゃんもならんけん、要らんバイ」
名前にバッテンが含まれていて、熊本贔屓かと思ったら伝統的なネーミング。
日本の少子化を現すような皇室と、産めや育ての大英帝国。お盛んで羨ましい。
鯛にかぎらず三枚おろしで発注すると、市場からは「アラはどぎゃんすっと??」と聞かれます。
洋食は魚料理の出汁であるヒュメ・ド・ポアソンやブイヤベースに使うのでもらいます。
寿司部の職人はデンブにするし、ちょいと手間かけてコースのアテを仕込むのにもらいます。
さてさて、私どもの和食さんや一般のホテル和食。
まず、献立以外の物を仕込むのがメンドクサイなど言いながら嫌います。
ゴミ軽量化などの関係も少しはありますが、魚のアラは「いらねぇ」と言いますね。
確かに白子は好きなのに真子は見かけなくなりましたが、
私は真子の炊いたのとリクエストすると、多分、出来合いの既製品を出すでしょう。
昔のオヤジさん達は上手に鯛ワタで仕事してました。
マコは天上の世界でも板場でも扱いにくいのでしょうね、キット!!