銀座ホステスをなめんなヨ

１１／１４　（金曜日）　　
新聞を見ていたカァちゃんが、　「　エェーツ？！　」　と、奇声を発した。
そこには、週刊・新潮の１１／２０号の見出しがありました。
《　たかが　“　ホステス歴　”　で、女子アナ内定を取り消し　“　日本テレビ　”　愚の骨頂　》
と出ています。
銀座でバイトしていたのが発覚して、内定が取り消されたらしい。
水商売のマエが有るような傷物（！）は、要らんとばかりに。
まるでヒゲ達の水商売は、前科者扱いです。

日本テレビも、気の利かないのが殖えたのか？
ヒゲが知っている頃の日テレの方々なら、　「　オモロいヤン、演ってみなはれ！？　」　と、
使っていたハズや。
　【　さて、訳あり新人女子アナの、お天気コーナーの時間です。　】　とか、
　【　輝かしい職歴の新人女子アナの登場です！　】　とか。
勿論、黒服役は、日テレ人事部長がお似合い。
案外、数字が獲れて、人気者に化けたりして。

ヒゲ達がうるさいせいか（？）、田園の店は慢性的に人手不足でした。
そんな中、バイトで採用した短大生の女の子三人娘には、随分と助けられました。
有能な子ばかりで、田園の店の恩人達と言って良いでしょう。
その中のひとりが卒業後、九○工と云う会社に就職出来ました。

ある日、九○工の支店長が、客としてやって来ました。
ママちゃんが、その女の子の就職で御礼を言った時でした。
くだんの支店長は、天井を仰ぎアゴをしゃくって、
「　なにッ？　こんな店でバイトしていたなんて知っていたら、採用なんかしなかったのに！　」　と、
吐き捨てました。
下衆な水商売屋でバイトしていた女の子なんか、清廉な我が社には不具合やと。

その後、憤まんやる方ないママちゃんは、ヒゲの所に来て、　
「　なによ、偉そうに、ムカっ腹の立つ。　一体何様の積もりヨ。
　　自分達の仕事を　『　電信柱登りの猿（サル）みたいな仕事。　』　と言われたらどうするんじゃ？　」

ふだんは、職業に貴賤なしと建前のスピーチしておいて、案外、腹の中は、江戸期の士農工商のままかもしれませんネ。
そうだ！　　　　　　
内閣総理大臣様に訊いてみよう。
偉い人だから、答えを教えてくれるでしょう。
　　　　
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