ネット初心者 ～ 鉄子の部屋

ある時、ネットで、ジョルダンの乗換案内なる所に入った。
行く先をお書き下さいとあったので、適当な場所を入れた。
すると、どうだ！　あっと言う間に、目的地までの鉄道や時刻が表示された。
スゴイ！
今は（？）こんなに便利になっているのかと、ヒゲは思い知らされた。

それにしても？と思った。　
こんなんでキップを手に入れ、有名駅弁買ってパクつくのが、
よもや鉄子　（　鉄道マニアの女性の事　）　さんて言う人々じゃないよね？？

ヒゲ達も、高校生ぐらいになると、あの分厚い　『　時刻表　』　に興味を持ちました。
「　これぐらい　“　読め　”ないと、鉄道に乗れないよ！　」　と言われていたからです。

　　　　　　　　　　　　　　　

「　あれ？　何でこんな田舎町で、こんなに長い時間、停車するんだ？　」　
色々思い巡らします。
ぺらぺらと違うページの特急を追って見ると　・・・
「　あぁ、そうか！　普通はここで待機させといて、特急に線路を開けるんだな。　」　と。

「　フーム、すると、この長い待ち時間を使って、何か悪事が出来るな？
　　例えば、人殺しとか　・・・　」
もう頭の中は、いっぱしの清張さんや西村京太郎モードになっております。
時空間を越え、懸命に時刻表の行間を読みながら、サスペンスは続くのでありました。

所で、今の鉄子ちゃん達は、知らないだろうな　・・・
小・中学生時代のヒゲは、“　Ｄ５１　”　似の汽車で九州をテツ旅していました。
突然、先頭車両の方から　「　キターッ！　」　と声が上がります。
それに合わせて、皆バタバタと窓を閉め始めます
そして、間一髪、トンネルに入って行きました。
窓閉めの遅れた座席は悲惨な事に。
炭じんが舞い、鼻の穴やオベベが黒くなってしまうのでした。　（笑）

　　　　　　　　　　　　　　

その頃の窓の止め具は、重くて固くて扱うのが大変！
子供でも、一人で閉めなくちゃならない時もあります。
ひとりで、それをやってのけた時、ただの男の子が　“　鉄男　”　に成長した瞬間でありました。