田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ヒゲの婚活④

2019-10-07 16:01:36 | ヒゲの毒舌
1969年当時の受験戦争。
日本の大学数は少ないままで、団塊の世代が大挙して狭き門を目指した時代。
異常に大学が増え、やたらに受験生が少ない今とは、180度逆のイメージかも。

当然ながら、今とはケタ違いの競争率でした。
受験生の間では 『 四当五落 』 と云う都市伝説(?)が、まことしやかに
流れていました。
一日の内、睡眠時間が四時間なら当選(合格)、五時間も取るなら落ちるでしょうと。
             
眠たいのをこらえて(我慢して)、深夜のラジオを点けると、ブラームスの景気の良い
前奏曲が聞こえてきます。    
大学受験講座の始まりです。
なんてハードなスケジュールの勉学だったでしょうか。
今の時代なら、過労死ならぬ、過勉死? (笑)
巷では、“ 受験生ブルース ” なる変な唄も流行りました。
                
         おーいで皆さん 聴いとくれ~   おいらは悲しい受験生 

そんなクレージーな受験生生活とは、まるで縁がなく暮らしたヒゲ。
予備校では特待生扱いの上、担当の英語教師と相性が悪くないのが嬉しい。
驚いたのは、教室のエア・コンディションが非常に良いことです。

ヒゲ高校一年時の教室は、古びた柔道練習場の跡地だったから、ボロボロ木造舎。
夏は、日差しが良く(!)、サウナみたいです。
冬は、窓のすきま風が遮る物もなく通り抜けます。
つまり、夏は蒸し暑~く、冬はクソ寒ーいと云う、非常にメリハリの効いた校舎です。
寒さに弱いヒゲは、勉強どころではありませんでした。
直ぐに、鷹匠町の街角に在った東雲(しののめ)薬局に向かいました。
薬局のおばあちゃんから教えて貰い、シルバーメタな “ ハッキンカイロ ”  を購入。
一緒に、必要な燃料瓶も頂きます。
これで、シベリア教室(笑)なみの寒さを、ギリギリしのいだので御座います。

やがて、熊本予備校も、エアコンを冷房にする季節になろうとしています。
すると、校舎の景色にも変化が出てくるのです ・・・・・・ 。

                           ~~~ つづく ~~~            

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