さても、婚礼料理は京都でも厄介でした。
予約が入ると、調理場メンバーは少し鬱(ウツ)状態に。(苦笑)
通常の献立をこなしながら、同時並行して婚礼の仕込みをしなくちゃ
いけないからです。💦💦
結果、休憩時間無しならまだ良い方で、それどころか残業になることも。
ヒゲは、大便トイレでの一瞬寝落ちの裏芸(?)でかろうじて凌ぐ。(笑)
ほんの一寸の休息でも巧く稼がないと、体力のないヒゲは辛かった。
熊本での婚礼料理は別物でした。
経験あるスタッフでの京都でも厄介な献立を、限られた日程内に出来るのか?
田園調理場の経験ないスタッフのトレーニングから始まりです。
先ずは、最小限に提供できる献立。
婚礼用の器は、どうするのか?
ひとつだけ先に決まった献立は、焼物!
ほら、江戸のお城のお殿様やお姫様 ・・・
三時のコビル時間が来ると、和菓子が提供された。
その菓子を載せる塗り物の高附きの器。
その広い上面に懷敷きを置いて、金平糖を少量載せて供します。
「 これ、腰元! 今日の菓子は珍しいなぁ。
凸凹に突き出している風情がかわいいのう。 」
田園では、この高附き型の磁器の焼き物を十分な量持っていたのです。
高貴な雰囲気があるので、婚礼用に使える。 「 しめしめ 😌 」
≪ 実物ではありませんが、こんなものです ≫
この器から逆算して、どんな魚が合うか?
手持ちの器から思い付いたヒゲが、どういう風に仕上げるのか?
諸々の課題が待っていますね~!
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