田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

金婚式の寿

2022-11-19 19:14:08 | ヒゲの盤上の世界
数年前の公立病院の待合室の様子です。
患者さんの多くは、順番待ちの時間つぶしを持て余しています。
下を向いている人は、きっとスマホに見入っているのでしょう。
        
そんな中、ひとりの老人だけが、口をポカーンと開いて天井を眺めています。
時折、指が微妙に動いているようです。
まるで、メタバースのゲームをしているみたいに ・・・ ?
偶に、独りでニタリと笑うのを見て、トラベルナースさん達は気味悪がっています。
    「 あの患者さん、少しおかしいかもね!? 」
        

先日のNHK・将棋フォーカスで、将棋界の記録が話題になりました。
山口エリリンが紹介したのが、最長手数の詰め将棋でした。
伊藤看寿作の《寿》と言う題。
そのネーミングが、ヒゲの琴線をくすぐりました。
そうだ!
ヒゲ夫婦の金婚式まで、あと少し(?)時間がある。
その記念に、将棋図巧100番の《寿》を解く!
なんて素晴らしい趣向だろう!
さっそく問題図をのぞくと、目がグラグラする。 😵 (笑)
   
こんな複雑な全面的な局面を、ボケが始まったヒゲが記憶出来るのか?
ハナハナ、心配の山盛りである。
前の折とは、心身共にだいぶ違う状況になっているからです。
               
前の折とは、冒頭のおかしな患者とはヒゲの事だったんですね。
待合室で、伊藤看寿の99番《煙詰め》を解いている時の景色でした。
この詰め物も、全体的に広がっている難解モノです。
しかし、この時までは、あまり無理せずに解答していたヒゲでした。
問題図を四分割して、その1/4だけのスペースを残像能力で記憶すれば
事足りたからです。
即席で局地盤面を記憶して病院に出かけて、解図に取り組んだのです。
それでも、一年越えの時間掛けてのロングラン。
最後の詰め所で、3つの駒でフィニッシュに至った時は、まるで便秘で
詰まっていたウンチが堰を切って出たような快感がありました。(笑) 
   
だが、今度の《寿》は、この四分割方の記憶法が使えないけど?
どうしよう ・・・ 😫 😖 
まぁ~ 案ずるより産むが易しか ・・・ ?
とりあえず、トライしよう! 😤 
            
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