田園酔狂曲

酔いどれ夫婦とエジプシャンズの日々

お別れ

2019-10-15 19:25:21 | 2人3脚チンタラ道中
10/6(日曜日)の昼下がり。
「 ブーッ ブーッ 」 と別れのクラクションが響くなか、
村山くんの柩を乗せた霊柩車が出発した。   

ヒゲが、城東小学校三年生の時です。
ちょうど熊本では、 “ ボシタ祭り ” が行われている時期でした。
             ( 注:藤崎八幡宮秋季例大祭の事 )
12町内の小学生は、朝随兵(神幸行列) を見学する事になっていました。
ヒゲは、村山くんちの二階の窓際に案内されました。
そこは、下通りを上から眺められる桟敷席みたいな絶好の場所です。
ちびヒゲは、初めて会う村山くんの体格を見て、やっぱり肉屋の子供は栄養が
違うんだナーと、感心したことを覚えています。
          
              ≪ 現在の下通りアーケード街 ≫

下通りは、もう見学客が押し合いへし合いに増えています。
やがて、ずいびょう行列が始まります。
牛車(ぎっしゃ)が通ると、見学客がさい銭を “ 飾り興 ” に放り投げます。
こぼれ落ちた賽銭は、周りに配された稚児役たちが次々と回収して行きました。
     
       

     
       

行列が終わり、ちびヒゲは先輩の村山くんに礼を言って、通りに飛び出します。
そして、鵜の目鷹の目で道端に視線を送ります。
そう! 先ほどの投げ賽銭がひょっとしたら、どこかに転がっているんじゃないかと。 (笑)
もちろん、銭が残っている程、シャバはそんなに甘くありません。
ちびヒゲが見付け出したのは、せいぜい万十サイズの牛の糞(馬の糞?)ぐらい。(トホホホー)

それから30年後。
夕方4時半、店で賄い飯を済ませたヒゲは、ビルを出て村山くん所へ。
            
 ヒゲ 「 荷物は来ましたか? 」
 村山 「 ハイ、今来ました。 そこに在ります。 」
到着したばかりの、大きなビニール袋に入った馬肉。
ヒゲは、まだ “ 生温かい ” 三枚バラのかたまりをビニール袋越しに検品します。
 ヒゲ 「 ほう! 今日のはなかなか良いようですネ。 3本お願いします。 」
 村山 「 田園さん、今日は2本にして貰えんですか。 注文が入っととですヨ。 」
 ヒゲ 「 OKですヨ。 それと、アキレスを少しお願いします。 」

それから後の人生で、 『 解離性大動脈瘤 』 と云う魔物が襲って来る事を、
この時の二人は知るよしもなかったので御座います。

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