田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

季節物との出会い

2017-09-29 16:43:33 | よもやま話・料理編
9/8(金曜日) 午後2時過ぎ、飾り棚の地震計(?)が反応した。
“せいたかのっぽ”のジョニ黒の瓶が、カタカタ鳴り始めます。
                      
震度4の時は、しばらくウイスキーの表面が波打っているのです。
度重なる地震には慣れてるハズだが、独りで居る時には憂うつです。
ソファーに寝ていた二匹の猫も、ミーアキャット風警戒モードで、首を起こした。
カァちゃんは、ちょうど英会話教室。
仲間のひとりが、恐怖で机にうっ伏したそうです。

金曜日のカァちゃんは、英語で脳の劣化防止の後は体力維持の為の筋トレへ。
その後のデパ地下ショッピングを、ヒゲは楽しみにしています。
と云うのは、普段のデパ地下行きより少し早い時間なので、食材が豊富なのです。

最初のツマミは、活けの北寄貝の刺身。
    
       ≪ ヒゲの口に入ったものではありません (笑) 念の為 ≫

今は、こんなレア物まで熊本に来る様になった。 ありがたい!
ヒゲは、六調子35°を用意する。
お次は、年に一度の楽しみ。
天然アユの入荷が始まってから、大きさ・価格のころ合いを見ていたカァちゃんの
手が動いたのです。
最近は、デパ地下でも、極たまに天然物が入荷するらしい。

但し、家庭用ガス台のグリルで、天然アユをそこそこ上手に焼き上げるのは、
そう簡単ではありません。
先ずは、生鮎の香りを嗅ぎましょう。
うーん、コレは菊池川のアユか?
         
もう、この胡瓜の香りで、お酒一杯分の肴になるから酒呑みはおめでたい。

天然と養殖アユとの違いは、腹わたの処理でしょう。
養殖みたいに、丸っぽをそのまま焼く訳にはいけません。
わたの中の砂が身に付着すると、じゃりじゃりするのです。
生息地の岩の苔を餌にする時、当然、コケ周りの砂も腹の中に。
田園では、天然アユが入荷したら直ぐに腹わたを抜く作業をしていました。
その腹わたは、手が空いてから、ウルカ用に掃除します。
何しろ砂が多いから、これは大変な作業です。

さて、カァちゃんが焼いてくれた天然アユが出来上がりました。
化粧塩もなかなかの出来です
養殖アユとの違いは、ウロコ(!)の処理でしょう。
この100グラムぐらいの鮎が、境でしょうか。
コレより大きなアユなら、さすがにウロコが口にさわるでしょう。
焼く前に、出刃包丁でこそげ取る必要があります。

いつもは、米焼酎か日本酒のヒゲですが、アユの塩焼きの時は、ビールを所望します。
不思議な習慣をお笑い下さい。
毎年、一度だけの天然アユとの出会い。
ちょっとだけの贅沢ですが、ヒゲには、こうして一年生き延びた証しの
サンクスギビングデーになるのです。
来年も、年魚の塩焼きと出会えるのを楽しみにして。

余談ですが ・・・ 「 今時の奥様は~  ! 」 と、カァちゃんが驚いて。
デパ地下でサンマを買った奥さまと魚屋さんのやり取り。
 「 焼くだけにしておいて 」
 「 はい。 お腹出すんですね? 」
 「 あ頭も入らないから切ってね。 あっ、二つにもね。 」

長いサンマを、2切れにカットして欲しいと云う事です。
ワタの苦みも楽しむカァちゃんには、信じられないことだったようです。
もちろん、鮮度にもよりますが、刺身用のピチピチでしたから。
今時、内のカァちゃんが例外かも!?

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コメント (5)
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