本日３月１日は、「ビキニデー」です。５６年前の１９５４年３月１日に米国がマーシャル諸島ビキニ環礁で行った水爆実験により、日本の「第五福竜丸」をはじめとする漁船の船員や現地島民らが多数被爆。これを契機に、日本国内の反核運動が高まり、毎年３月１日を基点に集会が開かれてきました。今年も原水爆禁止日本協議会などが中心となり２月２７日から３月１日までの３日間、静岡市内で「３・１ビキニデー」が開催されています。
２月２７日の「国際交流フォーラム」では１４０人が参加。５月にニューヨークで開催される「核不拡散条約（NPT)再検討会議」に向けて、海外の平和運動団体と議論しました。
パネリストとしては、４月３０日と５月１日の国際平和会議、２日のNY行動の総責任者を務める米国のフレンズ奉仕委員会のジョゼフ・ガーソン氏、軍事優先主義に反対する女性国際会議をグアムで開き、米軍の横暴を許さない運動を展開している女性リーダー・グアム平和正義連合のリサリンダ・ナティビダド会長、韓国の進歩新党の丁鐘權（チョン・ジョングォン）副代表らが出席。日本原水協の土田弥生事務局次長と「ＮＰＴ・ニューヨーク行動の成功を－２０１０年を『核兵器なき世界』の転換点に 」をテーマに討論しました。
２月２８日には「全体会 」が、「フォーラム」と同じ「ＮＰＴ・ニューヨーク行動の成功を－２０１０年を『核兵器なき世界』の転換点に 」をテーマに、また引き続き「分科会」が、（１）核兵器のない世界を－１２００万署名達成、ＮＰＴ・ニューヨーク行動の成功をめざす運動の交流 、（２）非核平和の日本をつくろう－核密約破棄、非核三原則厳守、「核の傘」からの離脱、基地縮小・撤去の運動との連帯 、（３）核兵器と国民のくらし（雇用、経済、社会保障） 、（４）被爆の実相普及、被爆者支援のために 、（５）国民平和大行進、６・９行動と地域原水協づくり 、（６）ビキニ事件・原水爆禁止運動から学ぼう、などをテーマに討論されました。
また、「うごく分科会」として“焼津行動”も実施されました。夜には「核兵器なくそう・世界青年のつどい２０１０in静岡 」が開催されました。
なお、最終日の今日３月１日の行事は以下のとおりです。
【３月１日（月）】
●被災５６年３・１ビキニデー墓参行進・墓前祭
◇日時：３月１日（月）ＪＲ焼津駅南口集合 ９:３０行進出発 １０:００～久保山愛吉氏墓前祭
◇主催：墓参行進（被災５６年３・１ビキニデー静岡県実行委員会、日本宗教者平和協議会）、墓前祭（日本宗教者平和協議会）
● 被災５６年２０１０年３・１ビキニデー集会
◇日時：３月１日（月）１３:００～１５:３０
◇会場：焼津市文化センター大ホール
◇主催：原水爆禁止世界大会実行委員会、被災５６年２０１０年３・１ビキニデー静岡県実行委員会
◇主な内容：来賓あいさつ（焼津市長ほか）、主催者報告、第五福竜丸乗組員、海外代表、青年ほか
【参考】２０１０年２月２８日付け「しんぶん赤旗」、２月２５日付け「新婦人しんぶん」、原水爆禁止日本協議会ホームページ http://www.antiatom.org/ など
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