とだ九条の会blog

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品川正治さん講演『戦争と平和、人間と経済』を聞きました(1)

2007年02月20日 | 国際・政治
財界の重鎮で82歳の現在も国際開発センター会長など現役として活躍され、「憲法九条」問題でも全国各地を講演活動でひっぱりだこの品川正治さんの講演会に参加しました。
テーマは『戦争と平和、人間と経済』――「経営者九条の会」(準備会・仮称)が2月17日(土)新宿で開催した講演会です。

品川正治さんは、1924年生まれ、1944年徴兵で中国戦線へ。戦闘により今なお散弾の破片を体内に残しているという戦争体験をお持ちです。東京大学法学部政治学科卒業。日本興亜損保(旧日本火災海上)の社長・会長、経済同友会副代表幹事・専務理事を歴任し、現在も経済同友会の終身幹事、国際開発センター会長という経歴の持ち主で、「憲法九条を守る」という立場をなかなか表明できない財界人の中にあって、ご自身の立場・考えをはっきりと表明して活動されている財界のリーダーです。その高潔な人柄と教養で経済界のご意見番として活動する姿に多くの人々から共感の声が寄せられ、人望が篤いことでも有名です。

品川氏は、経済三団体(日本経団連、経済同友会、日本商工会議所)がこぞってそれぞれの「改憲案」を提案している中で、経済界がまとまって改憲へ踏み出したかのような印象をもたれるが、憲法九条を守るべきと考える人々は経済界にも多数いると話します。
以前にも品川氏の講演を聞いたことがありますが、その時は、ご自身の戦争体験から経済人としてなぜ憲法九条を守る立場を主張するのかを自身の人生の「座標軸」として紹介し、『軍産複合体』の存在を糾弾した内容でしたが(主要な内容は、「損保9条の会」結成講演会の記録『戦争、人間、そして憲法九条』や、全国革新懇刊『憲法と平和と私――21人の発言、頒価500円、等に収録)、今回の講演は、また違った角度からの訴えでした。紙面の関係からその概要を文責・ブログ管理人ということでご紹介します。(つづく)


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