京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

萩まつり、晴明祭り

2014-09-24 05:22:29 | 京都めぐり

いつもは、朝散歩にでかけると、昼までには帰宅します。
午後は掃除をし、足りない食材の買い物にでかけ、
洗濯物を片付け、夕食づくりなどで終わります。
でも日曜日は、あまりの秋晴れに気持ち良くて、午後もでかけました。

向かったのは、「萩まつり」が行われている梨木神社と、
「晴明祭り」が行われている晴明神社です。

梨木神社の境内の萩の枝には、短歌や俳句の短冊が結ばれています。















境内には「梨木神社萩の会」の初代会長、湯川秀樹の歌碑が立っています。

『千年の昔の園もかくやありし 木の下かげに乱れさく萩』





私は残念ながら、俳句や短歌などの素養がありません。
現役時代、美術鑑賞や、庭園めぐりくらいしかできませんでした。

茶道や俳句、短歌などを勉強しておけば、
もっと退職後の生活が豊かになるのではと、悔いているところです。

妻は、「今からでも始めたらどうですか」と言ってくれますが、
どこから始めていいかもわからずにいます。





古の都人は、句を詠んで、愛しい人に思いを伝えたのでしょう。
万葉の時代、男女とも髪に萩の花を飾り、
恋文を荻の花の小枝に結んで、贈りあっていたそうです。

平安の昔も、萩の花は、紫式部などにも愛されていました。
素朴な花ですが、いとおしくなります。

花言葉は、過去の思い出、 思案、物思いです。





次に向かったのは、晴明神社です。
以前の晴明神社は、ひっそりとしていたのですが、
漫画や小説の影響でしょうか、急に参拝客が増えた感があります。





お参りする方々です。









出店もでています。
夜は、迎え提灯のお練り歩きや、湯立神楽もあります。
昨日が神幸祭で、総勢500名の鼓笛隊列が西陣地区を練り歩きます。
本祭に行きたかったのですが、避けられない用事のため断念です。
来年にとっておきましょう。