京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

小さな秋探し 安楽寺 編

2014-09-02 05:26:00 | 京都めぐり

昨日から九月です。
初日の朝から雨が降り続き、散歩はお休みです。
気温は低めで、夏から一気に秋モードの感があります。
街で行き交う人の服装も、変わりはじめています。

日曜日、法然院に訪れた足で、安楽寺に立ち寄りました。
法然院から歩いてすぐです。
ここは、春と秋の年二回だけ一般公開されます。

法然上人の弟子、住蓮と安楽を供養するため創建されました。
後鳥羽上皇寵姫の松虫と鈴虫が、住蓮と安楽の説法を受け、
尼僧になったことに、上皇が激怒し、松虫、鈴虫を死罪にします。
住蓮、安楽は自刀し、法然は流罪となりました。
境内には、 住蓮、安楽の供養塔、松虫、鈴虫の墓があります。


私は、この景色が気に入っています。
法然院同様、茅葺き屋根の門、適度な段数の石階段。
その両側には今は青紅葉ですが、紅葉シーズンには、
落ち葉で敷き詰められた石階段に変化します。
素晴らしい景色です。





私はまだ、この写真のような場面に出会えていないのですが、
今年は、出会いたいものです。





今は、拝観謝絶の看板が立っています。





シーズンになれば、美しい紅葉に心踊らすのですが、
今はまだ、青々しています。





青苔がきれいです。





ここの土塀は特徴的です。





法然院から銀閣寺にぶらぶら、ゆったり歩いていると、
あちこちで朝顔が咲いていました。


















哲学の道です。
日差しが強くて暑いのですが、日陰はやはり、初秋の涼しさです。
やはりここは春、桜並木の下をぶらぶら歩き、
南禅寺に向かうのが好きです。












銀閣寺は、大勢の観光客の前に、戦意喪失の気分で、スルーしました。
無理は禁物、早めに帰途につきました。