今週水曜日は比較的暖かく、京都の日中の最高気温も15度ほどになりました。
ニュースは近畿各地でpm2.5上昇とでていましたが、暖かさに誘われて外出しました。
頬にあたる風は、初春を思わせ、厚着の一枚を脱ぎたくなります。
行き交う人もどこかしか、いつもより薄着のようです。
一転して、昨日は朝から雨です。でも雨は久しぶりのような気もします。
気温は高めで、寒いのが 苦手な私には、過ごしやすい一日でした。
雨の日は外出を控え、かつて読んだ司馬遼太郎や藤沢周平の本などに目を通し、さまざまなことに思いを巡らせています。
騒がしいテレビは消し、静けさや沈黙を楽しみます。
私の場合、晴耕雨読ではなく、晴れの日は散歩にでかけ、雨の日は読書です。
思えば、1年前は定年退職前1ヶ月でした。
すでにトップ業務の引き継ぎは終わり、お世話になった仕事関係の方々にご挨拶する日々がしばらく続いていました。
なかには、私の退職を聞きつけ、わざわざ東京から駆けつけてくれた上場企業のトップの方もおられ、大変恐縮しておりました。
私自身は、静かに最小限の人たちに挨拶して終わりたかったのですが、私の後任のことがありましたので、内心やむを得ずという心境でした。
退職の1年前頃は、退職するか、延長するかかなり迷っていましたが、退職を決めて以降は、迷いもなくなり、トップを引き継いだ2月末頃は、気持ちもすっきりしていました。
逆にこんなに気持ちが楽になるものかと、我ながら驚いた次第でした。
今も、退職していなかったらどうだったのか、ときどき頭を過ることもあります。
もうどうならないことですが、雨の日は、さまざまな思いに浸らせてくれます。
小雨の中、わが家の庭に目をやりますと、草木がもうすぐ春の訪れを告げています。
桜の後に開花するモッコウバラ の新芽です。
コデマリの新芽です。
ハナモモも少しですが、芽を出しています。
秋に植えたチューリップです。
中庭のクリスマスローズです。