京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

法然院『百祥』 .皆様にも百の幸せが訪れますように

2019-12-30 05:46:03 | 京都めぐり


昨日朝、2019年最後の法然院です。





白砂壇はわかりにくいですが、新年用の『百祥』と『梅』です。
皆様に百の幸せが訪れますようにという意味です。

でもまだ制作途中だったようです。
































今年一年読者の皆様には大変お世話になりました。
年末年始は少しお休みをいただき、再開したいと思います。
皆様良い新年をお迎えくださいますことを祈念いたします。


2019年新年 『寿』






2018年新年『景福』





2016年新年 『福寿』









京町屋中京(39)中*家、松富屋壽、野*家、長池昆布、KAZUMI、KENTO、仁*家

2019-12-29 19:59:39 | 京都の町 町屋・建造物


京町屋中京区の続き、第40回です。

中*家










松富屋壽















野*家










長池昆布










KAZUMI









KENTO









仁*家




京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。







年の瀬の薔薇いろいろ

2019-12-29 05:37:32 | 2019 花


少し変な感じですが、年の瀬に咲いていた植物園の薔薇です。

紅  日本





セント セシリア  イギリス





マルチダ  フランス





モンタナ  ドイツ





ルスカティーナ  フランス









フディリオ  フランス





和音  日本





ジェミニ  アメリカ





サプライズ  ドイツ





プリンセス ドゥ モナコ  フランス





花房  日本





ジャルダン・ドゥ・フランス  フランス





ラ・ビ・アン・ローズ  日本





テキーラ  フランス





錦絵  日本





ジェスタ フランス





ハニー・ブーケ  アメリカ





アプリコット・ネクター  アメリカ





サプライズ  ドイツ






絵日傘  日本





大原女  日本





夕霧  日本





ふるさと  日本





友愛  日本





カリーナ  フランス





ブルグンド´81  ドイツ





浪漫  日本





ジンジャー  アメリカ





連弾  日本





ゴールドマリー´84 ドイツ





スヴニール ドゥ アンネ フランク  ベルギー





フリージア  ドイツ





コンチェルティーノ  フランス





早春  日本





イージータイム  英国・ハークネス





アイスバーグ  ドイツ





チンチン  フランス





凛  日本





アホイ





琴音  日本








京町屋中京(38)高*家、伴家、鯉山保存会、luxe、西*家、遠*家、穴*家、京菓子司源水

2019-12-28 20:51:45 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋中京区の続き、第38回です。

高*家










伴家






鯉山保存会














luxe





西*家










遠*家










穴*家










京菓子司源水










京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。








年の瀬の花

2019-12-28 14:41:01 | 2019 花


今年もよく訪れた植物園です。
12/28ー1/4 年末年始の休園です。

ロウバイ













ウンナンロウバイ









ロウバイ ニテンス









シクラメン





レンギョウ





大新 
豆桜の栽培品種









ヒマラヤザクラ













エレガンスみゆき









冬桜





子福桜





四季桜





十月桜





アーコレード









マユミ





フウ





ウメモドキ





シダレガキ





タイワンモクゲンジ





ヒヨドリジョウゴ





オオハナワラビ





ツルソバ





水仙









スノウドロップ









京町屋中京(37)神田法衣店、加*家、西村庄治商店、中*家、大*家、 中*家、大*家

2019-12-27 19:00:48 | 京都の町 町屋・建造物


京町屋中京区の続き、第37回です。

神田法衣店





加*家










西村庄治商店




















中*家









大*家










中*家





仁志田










京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。





近代工芸の花鳥風月 京都近代美術館コレクション展

2019-12-26 15:16:58 | 美術・博物館


京都近代美術館の2019年度 第5回コレクション展 (計141点)
2019年10月30日(水)~12月22日(日)

近代工芸の花鳥風月
 美術館ホームページより

 『花と鳥と風と月という四文字の漢字からなる「花鳥風月」という言葉は、日本人の自然を愛でる心性を表す際に用いられます。古来、日本人はこれら自然の美に抱かれ、その美を自らの身の回りの物事の中に写しとってきました。このような日本人の心性を、例えば、幕末から明治期に来日した多くの外国人の一人であるモースは「我国の百倍もの人々が、美しい雲の効果や、蓮の花や、公園や庭園をたのしむ」と語り、シーボルトは「花好きと詩は日本において分離できぬ車の両輪である」と述べています。同様の感想を抱いた外国人は他にも数多くおり、日本人が自然を、手付かずの「自然」ではなく、一つの文明・文化の中で意味のまとまりとして捉えていること、その小宇宙の中で生類と人が交歓する世界のあり様を日常の様々な文物の中に表していることを指摘しています。それらの文物の中でも中心となるのは、人々の生活の場で用いられてきた工芸品であり、花鳥風月のイメージは、工芸品に用いられる素材や技術、装飾を通じて、自然と人々とのかかわりを多様なかたちで示してくれます。このことは近代以降の個人作家の工芸制作においても同様であり、写生を通じて掴み取られた植物の構造美が造形に生かされた例も多くみることができます。
 今回のコレクションギャラリーでは、当館がここ数年間に集中して収集してきた明治の工芸作品を中心にそれ以降の個人作家たちの作品も含めて、近代日本工芸における「花鳥風月」をご紹介いたします。』


近代工芸と花鳥風月
迎田秋悦 1881 - 1933 大正大嘗宮蒔絵料紙・硯箱 1915 漆、蒔絵









神坂祐吉1886-1938 案:神坂雪佳1866 - 1942 松喰鶴図蒔絵螺鈿小箱 明治末-大正期





江馬長閑 1881 - 1940 菊桐蒔絵八角喰籠 大正期 漆、蒔絵





赤塚自得 1871 - 1936 硯箱 銘 「舞鶴」 昭和初期 木胎蒔絵





松田権六 1896 - 1986 蒔絵箱 「赤とんぼ」 1969 木胎蒔絵、螺鈿





十二代西村總左衛門 1855 - 1935 孔雀図刺繍屏風 1900-10 刺繍









作者不詳 鳩図四曲屏風 明治期 刺繍













川出柴太郎 1856 - 不詳 芥子図花瓶 一対 明治期 有線七宝









起立工商会社 花鳥図花瓶 明治期 銅、高肉象嵌





安藤重兵衛 1876 - 1953 葉鶏頭図花瓶 一対 明治-大正期 有線七宝





並河靖之 1845 - 1927 桜蝶図平皿 明治期 有線七宝





正阿弥勝義 1832 - 1908 瓢箪に天道虫花瓶 1900





武蔵屋大関 金蒔絵芝山花鳥図飾器 明治期 芝山細工、銀、朧銀、金、赤銅象嵌





素銅、象嵌(金、銀、赤銅、緋銅)

北原千鹿 1887 - 1951 鶉文金彩壺 1938 鍛造、黄銅、彫金





増田三男 1909 - 2009 銀象嵌鉄鴫文箱 1967 鍛、鉄、銀、象嵌





小合友之助 1898 - 1966 屏風「樹」 1960 鑞染・絹紬





鈴木 治 1926 - 2001 雪の中の馬 1973 陶





河井寬次郎 1890 - 1966 黄釉筒描花鳥文扁壺 1952





五代清水六兵衞 1875 - 1959 青華ゆうかり花瓶 1924 磁器





六代清水六兵衞(正太郎) 1901 - 1980 銀白泑刻文秋叢花瓶 1979 陶





北大路魯山人 1883 - 1959 色絵金彩椿文鉢 1955 陶





石黒宗麿 1893 - 1968 壺「晩秋」 c. 1955 陶





八木一夫 1918 - 1979 春の海 1947 陶 寄託作品 撮影不可






京町屋中京(36)町屋、清水邸、SHOE STORE、万味屋きむら、不明、不明、大*家

2019-12-25 17:04:18 | 京都の町 町屋・建造物


京町屋中京区の続き、第36回です。

町屋(表札無)
ここも宿泊施設に改修されたようです。










清水邸
歴史的風致形成建造物
中京区 麸屋町通六角下る坂井町



















SHOE STORE





万味屋きむら















不明











不明





大*家





京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。





妙蓮寺椿と御会式桜 妙蓮寺

2019-12-25 05:36:30 | 2019 花


妙蓮寺です。
鐘楼工事中です。









本堂前に御会式桜が咲いています。
この桜は十月半ばから翌年四月まで咲きつづけます。

















寺務所椿が咲いています。
品種は妙蓮寺の名前がついた「妙蓮寺椿」です。
早咲きの椿で古来より茶人、文化人に珍重されてきた品種です。
室町時代にはすでに世に知られ、当時の有名な連歌師の歌が残っています。

























紅葉なごり





塔頭寺院













夏みかんでしょうか。





日本唯一大手水鉢













水仙





まだ芙蓉が残っていました。