京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

今宵の月(9/30)

2017-09-30 20:43:17 | 定年後生活

今宵の月です。月齢 9.9(小潮)







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十五夜(10/4)は曇り空で撮影できないかもしれないです。
月が見える夜は撮影したいと思います。

9/28 上弦の月

9/29 昨夜の月

9/30 今宵の月



深泥池、水草展とアクアリウム

2017-09-30 15:37:25 | 花めぐり2017

深泥池(みぞろがいけ)は,京都盆地の北にある周囲1.5km,面積9haの小さな池です。
この池には西日本の平坦地では珍しい浮島があります。
また氷河期以来の動植物が今も生き続けるとともに多くの水生植物,昆虫,魚類,野鳥等がいます。
この池の水生植物群落を保護するため,昭和2年に国の天然記念物に指定されました。
昭和63年には生物群集全体が対象になりました。 撮影9/25















タヌキモ

ジュンサイやヒメコウホネの生育水域の水中に繁殖し,初夏から初秋にかけて素面上に黄色の可憐な花を多数
のぞかせます。











サワギキョウ





またここは野鳥の楽園として、100種類以上の留鳥や渡り鳥が見られるそうですが、
今回は出会えませんでした。

先日植物園で水草展が開催されました。
今となっては貴重な水草も展示されていました。

クロホシクサ 環境省絶滅危惧Ⅱ類(VU)、京都府絶滅危惧種

湿地にはえる一年草で、限られた湿地にわずかに生育しているのみ。
日当りのよい水湿地にはえる。葉はロゼット状に付き、線形で長さ4~10cm。
花茎は10~20cm。頭花は球形、藍黒色、径4~5mm。









スイシャホシクサ

草丈3~15cmの1年草。
茎はなく、葉は線形~線状披針形で、長さ2~7cm、幅3~5mm。先は鋭頭。
頭花は多数でる花茎の先につき、扁球形で灰白色、径約4mm、長さ約2.5mm。





アマノホシクサ

湿地に生える1年草。茎はクロホシクサに較べると長い。





イトイヌノヒゲ





シラタマホシクサ(白玉星草)環境省のレッドリストの絶滅危惧II類(VU)

花茎の先端に直径1 cm程度の小さな花を付け、白色の短毛が密生して白い玉のように見える。
一面に群落していると白いホタルが乱舞しているように見える。
背丈は20-40 cm程度まで伸び、葉は線形で長さ14-20 cm、幅1-3 cm。
頭花は多数の小花で構成され、雄花と雌花がある。花期は8月下旬-10月。
晩秋になるまで白い金平糖のような花が見られ、「金平糖草」とも呼ばれる。




















タコノアシ 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)

日本のほか東アジア一帯に分布し、湿地や沼、休耕田など、湿った場所に生育する。
高さは数十cmで、細長い葉がらせん状につく。放射状に数本に分かれた総状花序を茎の先につけ、その上側に9月頃小さい花を多数開く。これを上から見ると、吸盤のついた蛸の足を下から見たのに似ている。花はがく・花弁が各5枚、雄蕊が10本ある。雌蕊は心皮5個からなり下部で合着する。晩秋になるとさく果が熟し、また全草が紅葉する(ゆで蛸のようになる)









ニッポンイヌヒゲ

溜池畔や貧栄養な湿地に生える無茎の1年草。
花期:8~10月





オギノツメ 京都府準絶滅危惧種

かつては水田や用水路にややまれ程度に見られたが、近年ではほとんど見かけなくなった水草です。
除草剤使用が原因のようです。





アクアリウムもありました。






















































宝ヶ池散策 水面に映える美しい景色

2017-09-30 05:34:30 | 京都めぐり

青空で風もほとんどなかったので宝ヶ池散策にでかけました。
一周1.5kmの散策コースです。

スタート
比叡山と国際会議場が見えます。










気に入った景色を撮影しながらゆっくり歩きます。















メタセコイヤはまだまだ緑です。





マガモ











国際会議場





青空で風がないと池に景色がきれいに映ります。






休憩所 いつもここで景色を撮影します。





パノラマ撮影してみます。
















亀の甲羅干し
















野鳥の森入口





到達点





野良猫でしょう。







今宵の月(9/29)

2017-09-29 21:11:23 | 定年後生活

今宵の月です。
月齢 8.9 (小潮)









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昨夜の上弦の月と比べて見ましょう。
少し大きくなっているのがわかると思います。

昨夜の月

今宵の月






もう椿(臘月 ロウゲツ)開花、タヌキマメ、南蛮ギセル、ツリフネソウ

2017-09-29 15:47:03 | 花めぐり2017

驚いたことに椿(臘月 ロウゲツ)開花していました。
一花だけでなく、いくつも咲いています。早咲きでしょうか。














タヌキマメ














南蛮ギセル










ツリフネソウ










マツムラソウ





アケボノソウ





トンボ













フジバカマにツマグロヒョウモン





ホトトギス










バクチノキ










泉涌寺 雲龍院 庭園

2017-09-29 05:36:58 | 寺院・庭園

真言宗泉涌寺派の別格本山の雲龍院に行ってきました。
1372年に後光厳法皇が竹巌聖皐律師を招いて菩提所として建立されたのが、この寺のはじまりです。
その後歴代天皇の信仰が厚く、たびたび、この寺に行幸されています。
特に後円融天皇は勅願として如法写経会を始められ、この法会は現在まで続いています。
寺は応仁の兵火によりいったん焼失しましたが、後柏原天皇より後土御門天皇使用の御殿の寄進を受け、
本堂として再建し、江戸時代には寺領も多く来り学ぶ僧侶も多数にのぼり、もっと盛んでした。

山門
















拝観入口











大輪の間





瞑想の石があります。
庭に向かって椅子に座り、左右の足を石に置いて瞑想するそうです。





庭園










昔落雷にあったという高い杉の木





室内から庭園





クイズ 右側はなんと読むでしょうか。答は最後に。






霊明殿に向かう渡り廊下










霊明殿
後光厳天皇はじめ歴代天皇の尊牌を祀っています。明治の初めに完成しました。










灯籠
最後の将軍徳川慶喜が寄進した灯籠です。






蓮華の間





色紙の景色
雪見障子の四角いガラスから四枚の違った絵を眺めることができます。
椿、灯籠、楓、松です。






障子を開けた庭の景色










清浄の間










龍淵のさやけし「水琴窟」





月窓の間










月窓の間からの庭園










悟りの間










「悟りの窓」
正確な真円を描いてる「悟りの窓」は禅における悟りの境地を表しています。
春には紅梅やハナカイドウを望むことができます。






「迷いの窓」
人生における苦しみを象徴し「生老病死四苦八苦」を表しているといわれています。
5月の初め連休の頃には大きなピンク色のシャクナゲを眺めることが出来ます。











悟りの間からの庭園














坪庭に観音さま





本堂を出ます。















泉涌寺






さきほどのクイズの答

稚児(小僧さんのこと)の酒 いつも 飲みたや

鎌倉時代の大工さんがお寺に仕事に入っていた時に、小僧さんが注いでくれる振る舞い酒を
喜んで書いた言われる落書きです。






金木犀、銀木犀、シュウメイギク(桃色、白色、濃桃色)、サワアザミ、イヌショウマ

2017-09-28 16:04:07 | 花めぐり2017

秋の草花撮影しました。

金木犀 









昨夜の雨風で落花





銀木犀










シュウメイギク
ピンク





白色






濃ピンク






サワアザミ
北海道から本州の谷側に生え,全体が大きく,大きな頭花を下向きに咲かせる柔らかいアザミです。





イヌショウマ
山地のやや湿った林縁、林内などに生育する多年草です。










ヒキオコシ






センノウ
季節ハズレのようです。





クサギ





アケボノソウ















フジバカマとツマグロヒョウモン





ヒヨドリバナ
フジバカマ(藤袴)と同属で、花の色も白から紫がかったものまであり、花だけ見るとフジバカマとそっくりです。










スズカケソウ
夏の花ですが咲いていました。










ケハギ





アザレア椿





ハマアザミ
夏~秋、海岸の砂浜や草地で薄紅~紅紫色の頭状花を咲かせるキク目キク科アザミ属ハマアザミ種の多年草です。





綿








八重の彼岸花、桃色彼岸花、鍾馗水仙

2017-09-27 17:01:21 | 花めぐり2017

毎年秋の彼岸のとき突然ニョキニョキ茎を伸ばし、鮮やかな色の花を咲かせるヒガンバナも見頃終盤です。
今年のヒガンバナ撮影の最後に八重の彼岸花、桃色彼岸花、鍾馗水仙をお届けします。

八重彼岸花 
珍しい八重で、初めて見ました。















桃色彼岸花





ショウキズイセン(鍾馗水仙)
髭を生やし、冠をつけた姿の鍾馗様に似ていることから名付けられたとか。
これも彼岸花科です。









白花彼岸花





彼岸花とカマキリ












大徳寺興臨院秋の特別公開 庭園

2017-09-27 06:01:27 | 寺院・庭園

加賀前田家ゆかりの寺院大徳寺興臨院の秋の特別公開(9月9日~10月1日)に行ってきました。





興臨院は1520年代能登の守護畠山氏によって建立され、その後豊臣政権の五大老を務めた前田利家が本堂屋根を修復、
また菩提寺とするなど前田家とも非常に縁の深い寺院です。
室町時代の建築様式の特徴を見せる本堂(重要文化財)や唐門、優美で安定感のある本堂や、
「昭和の小堀遠州」とも言われた作庭家、中根金作が復元した方丈庭園が見所です。


表門(重要文化財)















唐門
唐破風、檜皮葺で室町時代の建築の特徴をよく表しています。
波型の連子窓、客待の花頭窓などは禅宗の建築様式の一つです。






花頭窓より











本堂に上がります。
桃山時代以降近世の方丈(本堂)建築より屋根が低いのが特徴です。
これによって建物全体が安定感を持ち、優美に感じられます。






本堂と方丈庭園(南庭)
白砂に石組みを配して理想の蓬莱世界を表しています。
本堂の解体修理時に、資料をもとに中根金作氏が復元したものです。
なお、本堂内部は撮影不可です。































方丈西庭






















茶室「涵虚亭(かんきょてい) 」
方丈北庭にあります。





































古田織部好みの四帖台目に隅板を加えたものです。
特長は給仕口を入った所が板敷になっていることと、給仕口を入った右がすぐ床の間で、
洞床(床の前に袖壁が出ているので、中は洞のように見える)となっていることです。

ここも内部は撮影不可でした。

最後に方丈前庭





庭園はパノラマ撮影もしています。


後期特別拝観は10月7日(土)~12月17日(日)です。
11月中旬紅葉が美しくなります。



嵯峨野彼岸花

2017-09-26 17:18:03 | 花めぐり2017

北嵯峨野の田んぼの稲刈りも終盤です。
稲を刈り取った後、ほどなくして畦道の彼岸花も雑草と一緒に草刈りしてしまいます。
一部草刈りは始まっていますが、彼岸花も刈られる前に撮影に行ってきました。
北嵯峨野の彼岸花撮影はこれで終了です。










畦道の彼岸花










































































蝶々と彼岸花











パンパスグラス





今回もダイサギがいます。











サギと彼岸花





















広沢池




京都御苑の散策 ついでに京都御所見学

2017-09-26 05:49:46 | 京都めぐり

日曜日朝、梨木神社の萩まつりを撮影した後、青空だったので京都御苑を一周しようと散策しました。

御所東築地塀





建春門





仙洞御所





御所の南築地塀と建礼門












右端に小さく見える山は東山如意ケ嶽の「大文字」です。











御所西築地塀






清所門の前に行列です。9時の見学待ちです。






ちょうど9時で開門したので、散策コースを少し逸れ、予定外ですが御所に入りました。

諸大夫の間





新御車寄





紫宸殿廻り回廊の整備工事中でした。30年3月15日までだそうです。

承明門 紫宸殿が見えます。















紫宸殿
























日華門






清涼殿と回廊










小御所










御池庭





蹴鞠の庭と御学問所










御常御殿










御内庭





ススキとフジバカマ


















御三間

















出口





清所門に戻りました。





散策を続けます。

御所西築地塀





御所北築地塀





京都御所東北角の猿が辻





中山邸跡
明治天皇はここで誕生、四年間養育されたと言われています。





ここをまっすぐ行けば京都迎賓館






彼岸花あちこちで咲いていました。



















バードバスに寄りました。
メジロとシジュウカラ



























京都御所は現在通年公開されていますが、秋季一般公開もあります。
通常では公開されないものを見学できます。

今年のテーマ
「京都御所 宮廷文化の紹介」<平成29年秋>
1 期間
平成29年11月1日(水)から11月5日(日)までの5日間
(準備及び片付けのため,10月30日(月),31日(火)並びに11月6日(月),7日(火)は通年公開を休止)

2 入門時間
午前9時(開門)から午後3時20分(閉門)まで
参観者は,宜秋門ぎしゅうもんから参入し,清所門せいしょもんから退出することになります。


 諸大夫の間 遣戸・障子開放
 回廊・東側 生け花(月輪未生流,御室流,嵯峨御流)
 紫宸殿  高御座・御帳台
 清涼殿  儀式の紹介 人形展示「叙位・除目」
 大臣宿所      装束(十二単)展示
 小御所   半蔀・障子開放
 御学問所 遣戸・障子開放
 御常御殿・東側 遣戸・障子開放
 御常御殿・南側 半蔀・障子開放
 御三間       遣戸・障子開放
 管理事務棟 御椅子の展示

11月3日(金・祝)11月4日(土)雅楽(平安雅楽会)10:00,11:00 春興殿前広場 雨天:承明門
11月5日(日) 蹴鞠(蹴鞠保存会) 10:00,11:00 春興殿前広場 雨天:新御車寄  



ダイモンジソウ(大文字草)、シラタマホシグサ、サギソウ、金木犀

2017-09-25 16:38:28 | 花めぐり2017

ダイモンジソウ(大文字草)
9月~11月に咲く秋の山野草です。
山地の日陰がちの湿った岩場や渓谷の岩上に生える多年草です。
株の中心から枝分かれする花茎を伸ばして、花径2~5cmの花を多数咲かせます。
名の由来は花の形が「大」の字に似ることからきています。
花の色は白、赤、ピンク、黄緑などがあります。














シラタマホシグサ(白玉星草)





















サギソウ















金木犀











シモバシラの花















ミツバハマゴウ