京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都の花街『祇園甲部』Ⅱ 

2019-07-02 16:27:15 | 京都の花街


『祇園甲部』の続きです。

祇園甲部は東は東大路、西は鴨川、南は建仁寺、北は新橋通り、祇園白川地区を含むエリアです。
別の言い方をすると、祇園のなかで四条通りの北東部一角(『祇園東』)を除いたエリアです。

花見小路の一筋西の通りから、花見小路通りの東エリアを東大路通り、八坂神社まで歩きます。

観光客が少し動き出しました。




















花見小路から東の通りを歩き、東大路通りまで歩きます。


























































































祇園甲部の東端が東大路にでます。

八坂神社です。





四条通り北の白川、新橋界隈も祇園甲部です。





辰巳大明神前。右は先日投稿した『祇園新橋』です。





白川巽橋界隈も祇園甲部エリアです。





白川両岸に沿ってお茶屋や料理店が建ち並んでいます。





































祇園甲部は広いです。





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京都五花街『祇園甲部』

2019-07-02 05:36:47 | 京都の花街


京都には祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の5花街があります。
江戸寛永年間から八坂神社の門前で茶屋街として栄え、明治14年に現在の祇園東が分離し、新しく祇園甲部としてスタートしました。
東は東大路、西は鴨川、南北は建仁寺から新橋通に囲まれた、重要伝統的建造物群保存地区の祇園白川地区を含む京都で最も大きな花街です。
お茶屋、料亭などの伝統建築と石畳みの格調高いたたずまいが特徴です。
舞踊は京舞井上流。芸舞妓による春の舞踊公演「都をどり」は、明治5年に三世井上八千代によって創始され今日に至っています。
秋の舞踊公演は「温習会」。紋章は八個のつなぎ団子に「甲」の字です。

祇園甲部のメインストリートの花見小路は5年ほど前から来日観光客が急増し、さまざまな弊害がでています。
敷地や家の中に立ち入って撮影する、舞芸妓に触る、着物を引っ張るなどの迷惑行為が日常茶飯事です。
花見小路は一般道路ですが、観光客が道いっぱいに広がり、とても危ない状況です。

以前は日中は落ち着いた花町の風情がありましたが、今は花街の風情は観光客でかき消されています。

観光客が動き出す前の早朝、祇園町南(四条通りより南の花見小路)を歩いてきました。





一力亭

祇園で最も格式の高い「お茶屋」です。
歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」に登場するお茶屋で、元々の屋号は「万亭」でしたが、この芝居が大当たりし、実在の屋号までが芝居の中で使われた「一力」と言う名で呼ばれています。





西横道
















ここは6人の舞芸妓が所属しています。










東横道















東横道





















西横道










東横道

























歌舞練場

現在の純和風建築の劇場は1913年(大正2)、国の登録有形文化財。
2016年秋から耐震調査などのため休館中です。





祇園コーナー










続く。


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京都五花街『上七軒』ーⅡ

2019-06-12 16:10:18 | 京都の花街


京都の花街の一つ、『上七軒』の続きです。















北野郵便局もここの景色に馴染んでいます。















黒の千本格子に二階からの簾、祇園新橋でよく見た景色です。





上七軒通りの東入口





来た通りを戻ります。










鍾馗さん















露地





























ちりめん山椒が有名です。




















老松菓舗

有職菓子御調進所。婚礼菓子、茶席菓子、「夏柑糖」がよく知られています。










ガスメーター隠し









北野天満宮東門









上七軒西入口






8月11日盆踊りポスター
この日は舞妓さん、芸妓さんの浴衣姿が見られます。






北野天満宮は修学旅行生がたくさんお参りにきていました。









お守りを買い求める学生





小学生は撫で牛





境内は正月の縁起物となる「大福梅」の収穫真っ最中





社務所に集められた梅は2トンにもなったそうです。



















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京都五花街『上七軒』

2019-06-12 05:27:14 | 京都の花街


まだ梅雨入り宣言が出されていないですが、朝から曇天で雨予想の朝の散策です。

京都の五花街のうち四つは祇園にありますが、北野天満宮の東門前町にあるのが上七軒です。
歴史は五花街のなかで最も古く、起源は室町時代に遡ります。
北野天満宮が火災にあった際に、その再建で残った木材を使って七軒の茶屋を建てました。
後に太閤秀吉が北野で大茶会を開いたとき、七軒の茶屋で出された団子に感動し、団子を商う特権と茶屋株を与えました。
今も上七軒のお茶屋の軒下を飾る提灯は「つなぎ団子」です。
西陣に近く、織物産業が好景気のときは、多くの旦那衆で賑わいました
現在も10軒ほどの茶屋と20数名の舞妓、芸妓さんが在籍し、春には「北野をどり」が開催されます。
舞踊は花柳流(はなやぎりゅう)。春の公演は「北野をどり」、秋には「寿会」が開催されます。
紋章は秀吉のエピソードにちなみ、まるく交差する五つ団子。 

天満宮東門に近いところから東に(北野天満宮東参道)歩いていきます。今にも雨が降りそうです。
以前は電柱が不粋だったのですが、地下に埋設され、石畳です。
先日祇園新橋を投稿しましたが。電柱の不粋さには本当に残念でした。
往時より軒数は減りましたが、二階建ての茶屋形式の町屋が並び、二階から簾が下がる落ち着いた茶屋街です。



































上七軒歌舞練場入口





お店マップ










くろすけ
























お茶屋





面白い表札 夜明かりが点ると風情あるでしょうね。




















お茶屋




















ガスメーター、エアコン室外機も隠しています。




















インターホンもこのように

























画像が多くなりましたので続きます。


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祇園新橋

2019-06-03 16:44:00 | 京都の花街


昨日の祇園放生会に出かけた際に新橋界隈を歩きました。
このあたりの町並み一帯は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、建築上も重要な文化財になっています。
特に新橋通は石畳に両側には黒の千本格子、二階から簾が下がり、祇園独特の町家茶屋様式が建並び情緒溢れる町並みです。










電柱は不粋です。早く埋設してほしいものです。





黒の千本格子に二階から簾
















千本格子に駒寄



















これらに建物の多くは江戸末期から明治初期にかけて建てられたものです。




こちらは黒格子ではありません。
















ここは置屋さんです。





くくり猿でしょうか。










郵便受けでしょうか。










招き猫です。






配電盤や電気、ガスメーターもこのように。










玄関灯





祇園白川のマナーです。





新橋通り一本北の通り 保存地区ではありません。

こちらは駒寄ではなく犬矢来です。















白川界隈では結婚式の前撮りが後を絶たないです。
祇園新橋もこの通りです。



















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祇園放生会 舞妓撮影

2019-06-03 06:17:07 | 京都の花街


昨日祇園白川で今や初夏の風物詩となった第35回祇園放生会が行われました。
放生会は仏教の教えである不殺生により、捕まえた生き物を殺さずに放流する宗教儀式です。
比叡山の大阿闇梨による奉修などが行われ、稚鮎約2,000匹を巽橋から白川に放流します。
舞妓さんや参加者も放流します。
またこの日は無料で舞妓撮影できるとあって、多くの方が訪れます。

舞妓さんがやってきました。





舞妓撮影

二人とも舞妓になりたての「小さい舞妓」です。
髪型、口紅(下唇しかついていない)、襟の柄を見てもよくわかりますね。





振袖の柄は二人とも紫陽花です。





おこぼ
慣れないと大変です。ひとりの舞妓さんが移動中こけそうになりました。






舞妓さんの花かんざしは月替わりです。
六月は柳や紫陽花になります。


























11時開場、奉納演奏が行われる間も場所を変え、舞妓撮影です。
皆さん撮影に一生懸命です。










































この後法要が行われ、稚魚を白川に放流するのですが、人が多過ぎて撮影できないので退却です。この様子は夜のニュースで見ました。






舞妓が来る前に浴衣姿の方が金粉入り梅茶を配っていました。
美味しかったです。





白川の紫陽花













サツキ満開










放生会前の巽橋





辰巳大明神





白川














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京都の花街 祇園甲部、宮川町

2018-05-27 16:06:23 | 京都の花街


京都の花街めぐりの続きです。

祇園甲部花街
京都で最も大きな花街で日本国内だけでなく海外でも有名です。
江戸初期に八坂神社の門前で水茶屋を営業したのが始まりです。
花街として認められた際、団子をモチーフにした紋章が作られ、現在も祇園甲部と祇園東の紋章として使われています。
江戸末期にはお茶屋が500軒、芸妓、舞妓、娼妓合わせて1000人以上いたそうです。


花見小路





ここも朝は観光客が少ないです。










懐かしい郵便ポスト 現役です。















宮川町花街
建仁寺より少し南西の宮川筋二丁目から六丁目までが花街です。





舞妓さんが歌舞練場にでかけていきます。















宮川町歌舞練場




















恵比須神社





建仁寺を通って八坂倶楽部へいきます。
















開山堂





茶碑










法堂





南門





美術館の帰りも花見小路を通ります。
店が開きはじめました。





一力さんの暖簾がでました。







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京都の花街 先斗町、祇園東花街

2018-05-27 05:37:02 | 京都の花街


先日行ったフォーエバー現代美術館(草間彌生『永遠の南瓜展』)の10時開館までの散策です。
2時間ほどの時間があったので、朝の京都の花街を歩きました。
京都には上七軒、祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町の5つの花街があります。

舞妓さんは置屋と呼ばれる場所で生活し、客から置屋を通してお呼びがかかると、お茶屋に向かい、そこで舞・踊りなどの芸やお座敷遊び・歓談を客と行います。
このような文化が広がる界隈を「花街(かがい)」と言います。

お茶屋以外の楽しみでは各花街の舞やをどりの公演です。
6月5花街合同公演「都の賑い」があり、さらに各花街で舞の公演があります。
4月に祇園甲部の「都をどり」と宮川町「京をどり」、上七軒「北野をどり」、
5月は先斗町の「鴨川をどり」があります。
秋は祇園東が11月に「祇園をどり」を催します。
芸・舞妓さんはそれにむけてお稽古に励みます。
 
最初に向かったのは先斗町です。
鴨川と木屋町通の間にある花街で石畳の狭い通りです。
花街と一般の飲食店も並んで営業し、通りの東側の店は鴨川に面し納涼床が有名です。
先斗町歌舞練場は北の端にあります。

先斗町歌舞練所
24日まで「鴨川をどり」が開催されていました。




先斗町
夜の賑わいがうそのように静かです。
















鴨川の納涼床










次に向かったのは祇園東の花街です。
祇園東は花見小路通四条上ル東側に位置する花街です。
正確には四条通北側の通り三本(東富永町・中末吉町・新橋)にまたがる地域です。
最近は飲食店やスナックのビルが建ち並ぶ谷間で12軒のお茶屋が営業を続けています。

祇園白川
いつも観光客が多く、結婚式前撮カップルが多いのもここです。
特に桜シーズンはお花見で観光客があふれるます。
撮影は朝8時過ぎということもあり、観光客が少なくて良かったです。















辰巳大明神










白川









祇園新橋
江戸末期から明治初期にかけて洗練された、町家が整然として建ち並んでいます。
さらに白川や石畳、樹木などが一体となり歴史的風致を形成しています。






























京都花街国民健康保険組合の建物もありました。





次は祇園甲部と宮川町花街です。続く



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花街宮川町、建仁寺、祇園

2016-12-12 15:16:55 | 京都の花街

昨日の散策はひさしぶりに京都五花街の一つ宮川町に行きました。

東山女子技芸学校
宮川筋にある舞妓・芸妓さんの教育施設です。
ここで5年間、日本舞踊、長唄、常磐津、笛、茶道、鳴物、箏・地歌、小唄などみっちり学ぶのです。
成果は普段の「お座敷」、「京おどり」などで観ることができます。



ここは夜が主役で、日中は静かです。
石畳の両側はお茶屋や料理店が建ち並びます。









宮川町は建仁寺のすぐ近くです。
建仁寺勅使門



放生池と三門



栄西禅師入定塔



境内は栄西禅師が中国から持ち帰った茶が生け垣のように植えられています。
茶の花



法堂







潮音庭の紅葉が気になるので本坊に入ってみます。



潮音庭の紅葉辛うじて残っています。







祇園甲部歌舞練場



祇園HERMES
先月オープンしたばかりのエルメスブティックです。
このブティックは2017年7月31日までの期間限定で、11月3日から9ヶ月にわたって、
エルメスのものづくりの精神や世界観を様々な形で展開していくそうです。







別の日の朝に撮影した祇園HERMES



グランマーブル祇園











鍾馗さん京都の町屋でよく見かけます。



縄暖簾



祇園一力亭
祇園の中でも最も格式の高い、由緒のある「お茶屋」です。



南座



鴨川



この間続けての祇園、鴨川方面になりました。



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京都の花街宮川町の景観

2015-02-07 05:47:13 | 京都の花街

昨日の朝の散策は京都花街の一つ、宮川町です。
宮川町は鴨川の東、花見小路より西、四条通りより南に位置します。
近くには京都えびす神社や建仁寺もあります。
京都を代表する祇園の花街よりはこじんまりした花街です。





祇園や上七軒の花街は、お茶屋さんは黒格子が印象的ですが、
宮川町は白木の木目調の町並みが特徴的です。


宮川町四丁目の町並みです。














舞妓さんが芸を磨く、東山女子学院(東山女子技芸学校)です。
ここでは、宮川町の舞妓さんが舞踊、長唄、笛、鳴り物、常磐津、
清元、琴、茶道などを学びます。





宮川町の景観を撮影します。















路地にもお店があります。



























玄関に吊るされています。








路地のお茶屋さんの景色






犬矢来、元々は犬や猫などが軒下に尿をしないようにと設置されたものですが、
京都の町屋ではよく見かけます。曲線の垣根は景観上もいいですね。

















電気メーターも露出を避けています。





玄関インターホンもちょっとし工夫がすてあります。





エアコン室外機も木目調カバーで塞がれています。





ガスメーターにもカバーがされています。





ここにもありました。人間様の立ち小便禁止です。





各花街によって提灯の模様が異なります。
宮川町の提灯模様





いかがでしでしょうか、なかなか趣がある町並みです。
できれば、電柱は地中下してほしいですね。


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京都の花街の一つ上七軒と初天神

2015-01-26 05:52:28 | 京都の花街

昨日の散策は、京都の花街の一つ上七軒にしました。
近くの北野天満宮ではちょうど25日は初天神が行われます。

京都には上七軒、祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町の五花街があり、
別に島原も加えて六花街と呼ぶこともあるようです。

上七軒は北野天満宮の東に位置しています。
もともとは室町時代に、北野天満宮の再建の際に残った機材を使って、
七軒の茶店を建てたのが「上七軒」の由来とされています。
西陣が隆盛の時代、花街として西陣の旦那衆がよく利用して繁盛したようです。
今は西陣織りの衰退とともに、上七軒のお茶屋や芸妓さんも少なくなりました。

京都の花街では毎年春、花街のをどりが開催されますが、
上七軒も歌舞練場で 『北野をど り』が上演されています。


花街の雰囲気を残した上七軒の通りです。












3月に開催される北野をどりのポスターが貼られています。











郵便局も町並みに合っています。
















落ち着いた町並みです。




















黒い格子もよく見ると違います。
















黒格子でない木目調の格子もあります。










和菓子の老松










昨日は25日、北野天満宮の天神市です。
ここも多くの露店が境内、周辺道路にも並び、多くの人出で賑わいます。




















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(続)昨日の散策ー祇園、先斗町

2015-01-24 16:24:57 | 京都の花街

昨日八坂の塔と石塀小路を歩き、次に向かったのは祇園花見小路です。
建仁寺の日曜朝の座禅会にでかける際、よく車で通ります。
また、在職中は仕事で花見小路界隈によく通いましたが、今はとんとご無沙汰です。
実は仕事のつきあいの飲食で、美味しいと思ったことはほとんどないのです。
もともとアルコールがそんなに好きではないというのもあります。
でも祇園には美味しいお料理店も多くありますので、妻とでかけてもいいのですが、
私はカニとエビ、妻は肉類(特に牛肉や鴨肉)が食べれないので、
どうしても足が遠のくのです。

祇園で一番格式があると言われるお茶屋、一力の近くから撮影です。
一力は大石内蔵助、近藤勇、大久保利通、西郷隆盛も通ったそうですよ。










花見小路から東西の通りです。
日中は静かですが、夜はにぎやかになります。
私がよく通ったお店もあります。
















舞子さんが平服でおでかけです。










祇園巽橋です。





テレビにもよく出てくる辰巳大明神です。





観光客の舞子変身体験です。
最近観光地のあちこちでよく見かけます。





祇園白川、春桜が咲く時期が一番好きです。





祇園新橋の茶屋様式の町並み、伝統的建造物群保存地区に指定されています。
ここは江戸時代から茶屋町として発展してきたところです。










鴨川です。





久しぶりに先斗町を歩きます。
以前は狭い路地が、張り出した看板でよく興ざめしたものですが、
京都市の景観条例で看板規制が行われ、ずいぶんすっきりしました。















最後に高島屋に寄り、買い物と特別展『天皇皇后両陛下の80年』を見ました。
約170点の写真と130点の両陛下ゆかりの品々が展示されています。
無料ということもあり、会場はいっぱいでした。
この特別展は2月2日までです。











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