京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

地蔵盆

2015-08-23 05:18:02 | 2015祇園祭

昨日は私の住む町内の地蔵盆でした。
朝7時前に町内の役員や組長さんがお地蔵さんの前に集まり、
お地蔵さんをきれいにし、お供えをして、テントを設営します。
10時過ぎ近くのお寺からお坊様に来ていただき、お経をあげてもらいます。

地蔵盆は京都生まれで、近畿地方の行事として古くから行われてきました。
しかし、盛大にお祭りするところはおもに関西周辺に限られているようです。
地蔵盆は基本的に8月24日の地蔵菩薩の縁日を中心に行われるのですが、
この日の前後の土曜から日曜にかけて 行われるところが多いようです。
地蔵盆の主役は、子どもたちですが、最近はますます少なくなってきました。
それでも、子ども福引き、おやつ、子どもたちが遊べる玩具なども用意します。

地蔵盆は町内の交流にも大事です。
家庭福引きやビンゴゲーム、夜はお料理を持ち寄り、みんなで夕食をいただきます。
子どもたちと一緒にスイカ割りも楽しいひとときです。
花火もしましたが最近は家庭花火が少なくなったようで、
小さな子どもさんたちは喜んでいました。

今年の3月末、子どもさんが小学校を卒業した家族が東京へ引っ越しました。
昨年まで地蔵盆に来てよく遊んでいましたので、町内の皆さんも少し寂しがっていました。
すると昨日朝、東京からお母さんと中学生になった娘さんが新幹線で来てくれたのです。
東京ではお地蔵さんがなくて寂しかったようです。
町内の皆さん、びっくりで大歓迎です。
夜の交流会やスイカ割りにも参加し、ホテルに宿泊するそうです。


町内のお地蔵さんです。可愛いお顔です。











昨日の祇園祭後祭の山鉾巡行

2015-07-25 04:44:34 | 2015祇園祭

昨日、祇園祭後祭のハイライト山鉾巡行が無事行われました。
前祭巡行は台風11号の影響を受けましたが、後祭巡行は前日までの雨がうそのような青空のもとで行われました。
巡行コースは前祭と逆で、烏丸御池9時半スタートです。
私が山鉾町に着いたのは朝8時です。

出発を待つ山鉾を撮影です。
まずは大船鉾です。
役員の方々でしょうか、出発前の鉾を背に記念写真です。










南観音山










北観音山





八幡山
ここでも出発前の記念撮影中です。





それでは、巡行順番に山鉾をお届けします。
先頭は橋弁慶山です。出発地点に到着しています。





二番手の北観音山、新町御池で方向転換の辻回しをしています。















役行者山





八幡山










鈴鹿山





南観音山




















鯉山










黒主山










浄妙山





後祭巡行の最後、大船鉾です。











巡行を見送り、私は帰還です。





昨日は後祭巡行以外に、花傘巡行、夜には還行祭も行われました。
祇園祭は28日に神輿洗い式、31日夏越祭で1ヶ月間の幕を閉じます。

私の祇園祭めぐりは、昨日の後祭巡行で終了とさせていただきます。
連日の祇園祭めぐりにお付き合いいただきまして、感謝申し上げます。





祇園祭後祭宵山の屏風飾り

2015-07-24 05:25:34 | 2015祇園祭

祇園祭後祭の宵山で一般公開された、商家の屏風飾りをお届けします。

「平成の祇園祭礼図屏風」(山本仁商店)





右双
社参、辻回し、山鉾巡行、くじ改め





左双
後祭、鉾曳初、日和神楽/護摩焚き、鉾建て、花傘巡行、還幸祭、神輿洗い





ミニ山鉾といけばな





無名舎(吉田家)















藤井家





「光琳百花図屏風」(奥井商店、八幡山保存会所有)
金地に春夏秋冬の花々を描いた六曲一双屏風
落款によれば天明二年(1782)、円山応挙が人のもとめに応じて尾形光琳の屏風絵を写したものだそうです。近年では久しぶりのお披露目だそうです。










源平合戦屏風





鵯(ひよどり)越の坂落とし





屋島の戦い





「紙本金地著色祇園祭礼図屏風」(京都市指定有形文化財)
著者は桃山時代の巨匠海北友松の一子、海北友雪(1598ー1677)と確認されています。
明暦年間(1598ー1677)頃の製作とされています。





(株)大日の屏風
























昨晩の祇園祭後祭宵々山

2015-07-23 05:24:56 | 2015祇園祭

今年の祇園祭の後祭も宵山と山鉾巡行を残すまでになりました。
昨晩は後祭宵山の前日、宵々山です。
昨年49年ぶりに再開した後祭ですが、私は前祭の宵山より好きです。
前祭の宵山はすごい人出で、山鉾の通りは一方通行規制されていますが、
露店も並び、歩くに歩けないほどです。
でも後祭は露店もなく、祇園祭の風情が一番味わえると思います。

昨日の京都は、朝から強い雨が降り続き、出かけるのが思案されましたが、
夕刻には小雨となり、待ってましたと宵々山にでかけてきました。
途中から雨も上がり、頬にあたる夜風が気持ちよく、絶好のそぞろ歩きとなりました。


鈴鹿山






橋弁慶山





御神体の牛若丸と弁慶です。





五条橋の上で戦う設定です。





鯉山です。





町会所に飾られた懸装品





浄妙山です。





御神体です。





後掛、智積院所蔵の「楓図」です。





黒主山です。





黒主山の御神体





役行者山




役行者山の懸装品です。





新町通りの八幡山です。
新町通りには大船鉾、南観音山、北観音山、八幡山など大きな山鉾が建っています。





八幡山の懸装品





北観音山





囃子方も乗り込んでいます。





南観音山











町内の子どもたちです。





大船鉾です。
ここは人出が多すぎて身動きがとれにくくなっています。
















宵々山に商家で飾られた屏風も撮影できましたので、また投稿します。






祇園祭吉田家(無名舎)の屏風

2015-07-22 05:24:05 | 2015祇園祭

祇園祭後祭でも屏風飾りが公開されています。
北観音山付近の吉田家(無名舎)でも屏風が一般公開されていました。
明治42年に建てられたこの建物は市の「 歴史的意匠建造物」に指定されています。
建物は白生地問屋を商った京商家の典型ともいうべき表屋造りです。
店舗、住居、土蔵とそれらを結ぶ2つの庭と、通り庭から成っています。


新町通りの北観音山付近です。





吉田家(無名舎)の屏風を見物する方々





通りから撮影させていただきました。





















京都の町屋は間口は狭いのですが、奥行きがあります。
実はわが家も京都の町屋の敷地で、奥行きは27mあるのですよ。
吉田家も中庭、奥庭のふたつが見えます。





先日紹介しました藤井家も公開されています。





暑い暑い日が続いています。
梅雨明け宣言と同時に蝉の鳴き声が家のなかにも聞こえてきます。
先日蝉の脱け殻の画像をお届けしましたが、庭で蝉も見つけました。








祇園祭後祭の山鉾建と曳き初め

2015-07-21 05:22:15 | 2015祇園祭

昨日、前日の関東甲信越地方の梅雨明けに続き、近畿も梅雨明け宣言がでました。
京都も朝から気温はぐんぐん上がり、35度数超えの猛暑の一日となりました。
朝の散策を日課にしていますが、7時過ぎには暑くなるので、足が鈍りがちです。
昨日は、祇園祭後祭の山鉾建ての3日目で、大船鉾、北観音山、南観音山は曳初めです。
私が山鉾町に着いたのは1時半頃です。

室町通りを北上し、新町通り南下のコースにしました。


鯉山です。





浄妙山はまだこれからです。





黒主山は真松が立てられたところです。










桜の山飾りです。











役行者山です。





新町通りの北観音山、曳初めを待つばかりです。





真横から見た北観音山





北観音山の破風、きれいな彫刻です。







南観音山も完成し、曳初めを待つばかりです。






反対側





破風と上水引、きれいです。





最後は大船鉾です。
昨年150年ぶりに復活した鉾です。





大船鉾の後ろ面










午後3時過ぎ、曳初めスタートです。










祇園祭後祭は今晩21日から23日まで宵山です。
巡行は24日です。






祇園祭後祭の山鉾建て

2015-07-20 05:29:05 | 2015祇園祭

17日台風通過の最中に巡行が行われた祇園祭前祭ですが、息つく間もなく、
翌日には後祭(あとまつり)の山鉾建てが始まりました。
昨年49年ぶりに復活した後祭ですが、今年もスタートです。
私は昨日10時過ぎに、後祭の山鉾建てを見に行きました。
前日の大雨がまだ尾を引くように、雨のなかの山鉾建てです。

まずは昨年150年ぶりに復活した大船鉾です。
町内の入り口には「物忌」の表札が立てられています。





荒縄だけで締め上げる「縄がらみ」は終盤です。
真横から見た大船鉾





縄がらみは単に機能的であるばかりではなく、見た目にも美しいよう工夫されています。
これは海老結びです。海老のように見えると思います。
縄がらみは、懸装品をつけると隠れてしましますが、見えないところにも美しさを追求する粋が感じられます。





これは蝶結びです。





御町内の方々が手分けして、作業を行っています。





後祭の山鉾は10基で、前祭の23基より半分以下です。
四条通りより南にあるのは大船鉾だけで、残りは四条より北の新町と室町通りにあります。
新町通りを北に上がると、南観音山が組み立て作業中です。
雨よけのブルーシートが張られています。















山鉾の近くに日本画家加山又三氏が町内に寄贈した団扇絵が飾られています。





季節の花が描かれています。いくつか紹介します。




















この時期ピッタリのひまわり





最後は室町通りの鯉山です。
この山は荒縄ではなく、ロープです。
町内の長老と思われる方にお聞きしますと、終戦直後からロープだそうです。
御神体をのせる躯体は今年新調されたようで、真新しいです。
















大丸京都で買い物がありましたので寄りました。
山鉾のデイスプレイ





本日午後、大船鉾、南観音山、北観音山の曳きはじめです。
なお21日から23日は宵山、24日巡行です。

関東は近畿より早く梅雨明けしたようです。
暑い暑い夏本番です。
どうぞ皆様も暑さには御注意くださいますように。





祇園祭前祭の山鉾巡行

2015-07-18 05:19:14 | 2015祇園祭

祇園祭前祭の山鉾巡行は台風で開催が心配されましたが、当日の朝に、巡行決定となりました。
山鉾巡行は天候悪化では中止しないという、長い歴史は今年も続くことになりました。
京都に暴風警報が出ていないことも大きかったと思います。
しかし、台風です。当然雨風のなかでの巡行です。
私は今年は無理だと思っていましたので、全く行く予定はしていませんでした。
ところが、巡行が決まると、腰が落ち着かなくなったようで、
妻から「行ってきたら」と声がかかり、山鉾巡行にでかけました。

四条烏丸で撮影することにしました。
巡行の順番に23基の山鉾を撮影しましたので御覧いただきたいと思います。
台風対策でしょう、御神体が濡れないように覆われ見えにくいのが残念です。
雨傘にも注目です。

長刀鉾




孟宗山




芦刈山




伯牙山




函谷鉾








油天神山




四条傘鉾




占出山




月 鉾








蟷螂山




木賊山




山伏山




菊水鉾









郭巨山




綾傘鉾




太子山




鶏 鉾









白楽天山




保昌山




霰天神山




放下鉾









岩戸山










船 鉾










以上で前祭巡行の23基です。
四条河原町で山鉾の方向を変える辻まわしが行われます。
最後の船鉾を見送りながら、帰還です。










台風、本日祇園祭巡行は決行

2015-07-17 06:11:22 | 2015祇園祭

台風11号は強い勢力のまま四国、中国、近畿直撃になりました。
京都は昨晩から風が強くなり、就寝中も強い風の音で何度か目が覚めました。
これから進路にあたる地域で大きな被害がでないことを祈るばかりです。

昨晩は祇園祭の宵山でしたが、台風の影響で山鉾の提灯がはずされ、
胴体をシートで覆ったり、飾り幕の懸装品を外したりと大変だったようです。
いつもの祇園祭宵山の風情どころではなかったと思われます。
参加者も少なかったようですが、やむを得ないです。

本日の巡行は予定通り実施するそうです。
今朝の五時半、祇園祭山鉾町連合会が決定しました。
巡行は祇園祭のクライマックスに当たる神事で、天候を理由に延期した事例はあるが、
中止した記録はないそうです。
無事に事故なく行われることを祈りたいです。

私は昨日、予定になかったのですが昼過ぎ急用ができ、山鉾町の近くに行きました。
用事が終わり、新町通りの藤井家だけに寄ってきました。
毎年拝見しているのですが、屏風飾りを見るためです。
祇園祭は別名屏風祭とも言われます。
山鉾町にある旧家・老舗が所蔵する美術品・調度品などを飾り公開します。
祭り見物の人にも、通りから鑑賞してもらえるようにとの心意気です。
屏風以外に、着物や武具などを飾るところもあります。

藤井家の屏風飾り















山鉾町近くで見た木槿と百日紅










家に帰り、台風に備え庭の片付けをしていました。
すると、蝉の脱け殻を3つも発見しました。









祇園祭、木槿、百日紅、蝉の脱け殻、夏本番です。


今日一日、台風が通過するまで心配が続きます。
皆様方もくれぐれもご注意くださいますようお願いいたします。





昨晩15日の祇園祭宵々山

2015-07-16 05:33:28 | 2015祇園祭

昨晩15日、祇園祭の宵々山に行ってきました。
連日の猛暑続きで足が鈍りましたが、翌日の宵山は台風の雨風も予想されるため、
宵々山にでかけることにしました。

着いたのまだ陽が落ちきらない夕刻です。
山鉾が立ち並ぶ道路は歩行者天国ですが、混雑を避けるため一方通行規制です。


18:30 到着の四条通り
人出は多いですが、まだまだ序の口です。





この時間の報道画像です。混み具合がわかると思います。





四条傘鉾





子どもたちの厄除け粽売り





蟷螂山





蟷螂山の御神体は蟷螂(かまきり)です。





郭巨山





岩戸山





岩戸山の御神体です。





船鉾





白楽天山





白楽天山の御神体





鶏鉾





函谷鉾





菊水鉾










霰天神山





放下鉾





19時過ぎ四条通りもかなり混雑しています。





月鉾






月鉾の囃子






四条通りの山鉾の景色





19時36分、西の空の夕焼けがきれいです。





身動きがとれなくならないうちに退散です。
昨晩の人出は夜の11時現在、24万人だそうです。
なお、17日の祭巡行は台風の影響で、当日朝5時半に判断することになりました。






祇園祭山鉾建四日目の朝、社参の儀

2015-07-14 05:23:27 | 2015祇園祭

祇園祭前祭の山鉾建(10~14日)真っ最中ですが、少しでも涼しいうちにと思い、
昨日は朝に山鉾町を歩いてきました。
祇園祭の前祭は17日が巡行ですが、台風11号の進路が気になります。
山鉾建が終わると宵山(宵々山 14~16日)です。
すべての山鉾の提灯が点され、宵闇に照らし出された山鉾は非常に美しいです。
山鉾巡行以上の人出で、主要通りは人の波に埋まります。
15,16日の夜は歩行者天国になります。


前祭の山鉾の位置






時間は朝の8時、出勤の会社員が足早に会社に向かいます。
まずは鶏鉾、昨日曳初めも終わりました。





鶏鉾のすぐ南では、白楽天山が山建の最中です。





保存会のなかに御神体がありました。





岩戸山、大きな山です。





岩戸山の作事方のユニフォーム





大きな船鉾です。ほぼ出来上がりです。










月鉾、昨日曳初めも行われました。
















放下鉾です。縄がらみの最中です。










山伏山





菊水鉾です。










鉾の辻の函谷鉾です。










くじ取らずで先頭を巡行する長刀鉾












私は行けませんでしたが、昨日は八坂神社で「社参の儀」が行われました。
長刀鉾の稚児が会所から馬に乗って神社に向かいます。
この参拝は「お位もらい」と呼ばれ、稚児は正五位少将の位と十万石大名の格式を得るそうです。





稚児さんは巡行まで地面に足をつけてはいけないそうですが、大丈夫なのでしょうか。
小学校は巡行までお休みでしょうか。心配してしまいます。




祇園祭の鉾曳初め

2015-07-13 05:23:22 | 2015祇園祭


祇園祭前祭の鉾建て真最中ですが、昨日は鉾の曳初めが行われました。
今年組み建てた鉾が問題ないかのチェックというわけです。
曳初めとはいえ、鉾の飾りつけが終わり、囃子方も乗り、本番さながらです。
違うのは曳き手が一般の人だけです。

一番最初に行われた函谷鉾の様子を御紹介します。


曳初め直前










14時、音頭取りの号令で鉾が曳かれます。






四条烏丸の手前まで曳きます。





今度は曳き手の向きが変わり、戻ります。





観光客もまじり、一般の方々が曳手になっています。










函谷鉾の後、鶏鉾、長刀鉾、月鉾、菊水鉾も曳初めが行われます。
私は疲れがでないよう、函谷鉾で帰宅です。


長刀鉾、大方完成です。





胴掛けです。





まだ、縄結びが隠れていません。





鶏鉾はほぼ完成で、曳初めを待つばかりです。





菊水鉾は最後の飾り付け中です。









祇園祭二日目(11日)鉾頭建つ

2015-07-12 04:53:10 | 2015祇園祭

祇園祭前祭の鉾建て二日目、昨日に続き暑い暑い一日でした。
京都市内は高温注意報まででましたが、鉾建ては順調に進んでいます。
一昨日午前中鉾建てが始まった、長刀鉾、月鉾、鶏鉾、函谷鉾の4基は、昨日昼過ぎまでに鉾頭が建ちました。
一昨日午後に鉾建てが始まった菊水鉾も少し遅れて建ちました。
鉾頭が建つと一気に山鉾らしくなります。あとは様々な飾りつけが行われます。
今回は縦画像が多いので見にくいと思いますが、御容赦ください。

鉾頭が建った長刀鉾





鉾頭は長刀です。





真木に取り付けられた天王台や榊





函谷鉾も鉾頭が建ちました。





鶏鉾です。





屋根の破風は鶏です。





月鉾、ちょうど鉾建てが終わったところです。





無事鉾建てが終わり、御神酒と白饅頭が一般の私たちにも振る舞われました。
私もいただきましたが、猛暑のなかの日本酒に少し酔いました。










最後は鉾建て直前の菊水鉾です。





真木に榊を取り付けています。





真木の飾りつけです。





鉾頭も取り付けます。





大きな鉾車です。





人力とジャッキで鉾頭が建てられるのです。





最後に菊水鉾スタッフのユニホーム





本日(12日)は曳き初めです。
長刀鉾 15:30~
函谷鉾 14:00~
鶏 鉾 14:30~
菊水鉾 15:00~
月 鉾 15:00~



祇園祭前祭の鉾建て初日

2015-07-11 05:21:30 | 2015祇園祭

一昨日は雨が降り続く典型的な梅雨でしたが、昨日は真夏の暑さです。
そんな暑い日でしたが、祇園祭の前祭(さきまつり)の鉾建てが始まりました。
昨日は長刀鉾、函谷鉾、鶏 鉾、月鉾の4基だけですが、職人 が釘を使わず荒縄だけでく部材を組み建ていきます。
この伝統の技法 は「縄がらみ」と言います。

私は昼前に行ってきました。
まずは前祭巡行の先頭となる長刀鉾です。














やはり鉾建ての初日ということもあり、マスコミの方々の撮影が多かったですね。
NHKの『サラメシ』のスタッフがいました。
お話を伺うと長刀鉾スタッフの『サラメシ』の撮影をしているそうです。
放送日は27日と30日とのことです。
どんな『サラメシ』になるのか楽しみです。





交通整理の若い方のユニホーム





次は函谷鉾です。










二人で荒縄を締め上げていきます。





次は月鉾です。





町会所の前では子供たちも集まっています。




最後は鶏鉾です。





荒縄だけですが、縄模様がきれいです。
















鶏鉾の建て方のユニホームです。





昨日鉾建てが始まった4基は、今日は鉾頭が立ちます。
また今日は他の山鉾の鉾建てが始まります。
鉾は3日ほどで完成し、12日午後からは「曳き初め」が行われます。
14日の宵々々山まで に前祭の山鉾23基がそろい、祭り情緒を盛り上げるのです。





今年も祇園祭がスタートしました。

2015-07-03 05:31:20 | 2015祇園祭


早いもので今年も祇園祭がスタートしました。
昨日は山鉾巡行の順番を決める「くじ取り式」が京都市役所で行われました。
33の山鉾町の代表が羽織はかま姿で議場に集まり、京都市長立ち会いのもと行われます。





くじ取り式の歴史は古く、今より600年以上前の1500年に始まったそうです。
江戸時代は六角堂、 明治時代は京都府庁や市役所などで、終戦直後は八坂神社で行われていました。
しかし、巡行順をめぐり山鉾町の争いが絶えなかったため、1953年からは市議会議場が会場になっています。

17日巡行の前祭(さきまつり)巡行で、先頭の長刀鉾に続く「山一 番」は、
くじ取りの結果、孟宗(もうそう)山となりました。
そして、24日後祭(あとまつり)の巡行は、くじ取らずの橋弁慶山、
北観音山に続く山一番は、役行者 (えんのぎょうじゃ)山となりました。





今年の巡行順は次の通り。
前祭の巡行=17日
(1)長刀鉾、(2)孟宗山、(3)芦刈山、(4)伯牙山、(5)函谷鉾、
(6) 油天神山、(7)四条傘鉾、(8)占出山、(9)月鉾、(10)蟷螂山)、
(11)木賊山、(12)山伏山、(13)菊水鉾、(14)郭巨山、(15)綾傘鉾、
(16)太子山、(17)鶏鉾、(18)白楽天山、(19)保昌山、(20)霰天神山、
(21)放下鉾、(22)岩戸 山、(23)船鉾 です。

後祭の巡行=24日
(1)橋弁慶山、(2)北観音山、(3)役行者山、(4)八幡山、(5)鈴鹿山
(6)南観音山、(7)鯉山、(8)黒主山、(9)浄妙山、(10)大船鉾 です。


私は巡行より、宵山までの祭の風情と景色が好きです。
また宵山は前祭は露店がでますが、後祭はでません。
どちらかというと私は露店なしの後祭のほうが好きです。
今年も体力次第ですが、祇園祭の撮影に足を運ぶつもりです。