京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

東京プチ観光と美術館めぐり

2015-02-28 07:21:09 | 定年後生活

昨日いつもより少し早めに起床し、新幹線で東京に向かいました。
在職中よく利用した6時台の新幹線です。

前日の悪天候から一転、晴れマークの天気予報です。
静岡駅を過ぎたあたりから見える富士山です。
この景色は富士山好きにはたまりません。





新幹線は東京駅に着き、京浜東北線に乗り換え上野駅(公園口)下車です。
東京国立博物館で開催されている「みちのくの仏像」を鑑賞します。
東北6県を代表する仏像が集結されています。
みちのく仏像は一木造、素地仕上げ、力強い表現が特徴と言われています。





私は円空の仏像が大好きで 、今回3仏像が展示されていました。
優しく包み込むような目が、円空の醍醐味です。

国宝室では大修復が完了した、国宝「檜(ヒノキ)図屏風」が展示されています。
作者は狩野永徳です。さすがと言うべきでしょう。





次は東京都美術館の「新印象派展」です。
印象派好きにはたまらない展示会と言えます。
平日にも関わらず、大勢の方が来られていました。
クロード・モネ、カミーユ・ピサロ、ジョルジュ・スーラ、ポール・ニャック、
ルイ・アイエ、アンリ=エドモン・クロス、マクシミリアン・リュス、
アンリ・マテイスなどの作品が展示され、非常に見応えがあります。





上野公園の小松宮彰仁親王銅像と見頃の寒桜










桜が開花すれば、大勢の花見客で賑わうのでしょうね。





上野から向かったのは浅草です。
勿論目当ては浅草寺と仲見世通りです。
到着するとすごい人出で、前になかなか進みません。
昨日は、四代目中村鴈治郎襲名披露お練りが行われていたのです。
歌舞伎ファンが大勢集まり、お祝いしています。

























浅草から見えるスカイツリー





浅草で昼食をとり、向かったのは東京スカイツリーです。
撮影しながら歩いて行こうと思ったのですが、20分くらいかかるようなので、
時間短縮で浅草からは東部スカイツリー線で行きました。
浅草から一駅で、すぐにスカイツリー駅到着です。
駅の真上がスカイツリーみたいなものです。










高速エレベーターに乗り込むと、あっという間に350m展望台です。
エレベーター内も装飾が凝っています。鳳凰のデザインです。





展望台からの景色です。

























展望台は四階からエレベーターに乗るのですが、四階についた途端長蛇の列です。
高所恐怖症の私が思案する間もなく、人の流れに押し出され、行列に並んでいました。
平日なので、混雑していないと思ったのですが、45~50分待ちの案内です。
長い行列のあとキップを購入し、エレベーターに乗ります。
エレベーターの早いこと、あっという間に350m展望台に到着です。





妻はもっと上の450m展望台にもと言いましたが、私が「堪忍」宣言をだしました。

スカイツリーの前に咲いている梅





スカイツリーから最後に向かったのは、東京国際フォーラムの相田みつお美術館です。
先日、日曜美術館で放映され、私のブログでも紹介しました。





東京はいつ来ても高いビルに驚かされます。





東京駅です。





当初は六本木の国立新美術館で開催されている「ルーブル美術館展」を計画していたのですが、京都で6月に開催されるのを知り、今回はとりやめました。
美術館めぐりは案外疲れるので、今回は3つにしておきました。
また、日帰り美術館めぐりはいつでも行きたいですね。

宿泊しようと思えばやはり、だいぶ前からホテル予約が必要です。
お天気はわかりませんので、当日雨ならとても残念です。
日帰りの良さは、なんといっても直前の天気予報がわかります。
雨だと思えば、とりやめたらいいのです。
夫婦とも定年退職組ですので、気楽な旅にしたいと思っています。



今、新幹線の中で

2015-02-27 06:29:10 | 定年後生活

今、東京行きの新幹線のなかです。
プチ東京観光と美術館めぐりです。
在職中は毎月のように出張したこともありますが、観光とは無縁でした。
出張の夜、東京の街に出歩いたことは何度もありますが、
不夜城のような東京の街には、驚きとともに違和感も覚えました。
一応定宿にしているホテルもあったのですが、私はホテル宿泊が苦手で、
新幹線が走っている時間帯に仕事が終われば、迷わず日帰り選択しました。

ホテルライフが好きな方には申し訳ないのですが、
私がホテルが好きになれないのは、ホテルの部屋の無機質な空間です。
そこそこなホテルにも泊まりましたが、どこも好きになれませんでした。

朝早い「のぞみ」に乗れば、大概の用件は夕方には済ますことができます。
帰りの新幹線でビールを飲むと、一日の疲れがどっと出て、横浜あたりでは夢の中です。
そして名古屋あたりで目を覚ますという繰り返しでした。
今から思えば、懐かしい日々です。

今回の東京行きは、妻がスカイツリーに上りたいというので、急遽計画しました。
ホテル宿泊とも思ったのですが、荷物も多くなります。
それで日課の散策の延長ででかけることにしたのです。
妻もその方が気楽で良いと言います。

しかし、肝心のスカイツリーですが、私は高所恐怖症です。
スカイツリーのエレベーターに乗れる自信はないのです。
チャレンジしてみますが、果たしてどうなることでしょう(笑)。

出発時間の京都駅





妻が在職中は、なかなか東京日帰りができませんでしたが、
定年退職した今、気軽にでかけることができます。
東京は美術館が多いのが私にとって大きな魅力です。
これからももっぱら日帰りにするつもりです。

ところで、昨日は朝から雨です、しかも一日中降り続きました。
日課の散策にでれず、家の中で東京行きの雑用をしていました。

先日の散策で撮影した、今咲いている椿をお届けします。

紅詫助





有楽





雪中花





菊月





鹿児島





紅唐子





錦魚葉椿





桃色雪中花





菊冬至





白雪





土佐有楽





酒中花





神代椿





早咲天下下





絞詫助







散策ー昨日も早春の草花を探しに

2015-02-26 05:38:33 | 京都めぐり

昨日も比較的暖かい春のような一日でした。
あと一週間余で、冬眠していた虫が春の訪れを感じて出てくる「啓蟄」です。
早春の草花たちが顔を出し、季節は冬から初春へ進んでいます。
一昨日は、市中の早い桜をお届けしましたが、昨日は早春の草花です。

早春を代表する草花、自生のフキノトウです。
少し開きぎみです。食べ頃はもう少し蕾の方が美味しいです。
最近は栽培種で市場に出回り、早春の食物になっています。










セリバオウレン





ミツマタ





僧侶が座禅を組む姿に似ているザゼンソウ





ちょっと変わったのを見つけました。





セツブンソウ









フクジュソウ





白梅






紅梅





タンポポも開花直前です。






桜も紹介しましょう

十月桜





コブクザクラ





カンザクラも開花です。





早咲きのボケ





オキザリス














クロッカス










水仙










スノウドロップ





クリスマスローズも咲きだしました。
















楽しい散策です。
時間を忘れて歩いていました。






京都の市中で今咲いている桜

2015-02-25 05:38:54 | 2015 桜

この数日は暖かい日で、春近しが感じられます。
金曜日からまた寒くなるようですが、あと1ヵ月もすれば桜が開花します。
先日、京都の桜の開花予報が発表されました。
ウェザーマップ予想(3/19)では、今年の桜は平年並みか、
早いところが多いとのことです。
東京は3/26、大阪が3/27となっていました。
京都も3/27頃に開花となりそうです。

でも、寒いこの時期に咲きだす桜もあります。
京都の街中で、この時期に咲き始めた桜を紹介します。

まずは、一昨日訪れた嵯峨野の印空寺です。





熱海寒桜が咲きだしました。










椿がきれいでした。





御池通りに京都御池創生館というのがあります。
不断桜という種類で、寒い時期に咲きます。
今が見頃と言えます。















青空に桜、やはり似合います。










中京区の壬生寺を南に下がった公園でも咲き始めです。
種類は不明です。















こちらは蕾がだいぶ膨らんできました。








河津桜もうすぐ咲きそう 車折神社

2015-02-24 05:28:02 | 2015 桜


京都は土曜日から暖かい日が続き、少し春めいてきました。
昨日も曇り空ながら、全然寒くありません。
こんな日が続けば、車折神社の枝垂れ梅も開花し、
河津桜も蕾が膨らんでいるだろうと思い、昨日でかけました。


車折神社です。





河津桜です。
蕾が一気に膨らみ、今にも開花しそうです。










本殿前の枝垂れ梅はまだこれからです。
今まで気がつかなかったのですが、清少納言の社が建っていました。










ここは芸能神社が有名です。
若い観光客がひっきりなしに訪れては、目当ての玉垣を探しています。





社務所の横に、冬桜が咲いていました。





神社の近くでオオイヌノフグリ発見しました。
これも初春の花でしょう。
道ばたや畦道などに咲いています。







一昨日、買い物がてら妻と東山散策

2015-02-23 14:04:57 | 京都めぐり

先日の土曜日昼過ぎ、あまりにもきれいな青空だったので、
妻と買い物のついでに、東山散策にでかけました。

コースは、八坂の塔→二年坂→高台寺→ねねの道、石塀小路→円山公園
→知恩院→八坂神社、最後に高島屋 です。


時間にして1時間半ほどです。
京都観光の初心者コースのようなものです。

まず向かったのは八坂の塔、法観寺です。
東大路通りから見えてくる八坂の塔










八坂の塔の手前にある庚申堂の梅





青空に甘味の旗がなびいています。





定番スポットから一枚





二年坂です。
清水寺から下る人、高台寺から清水寺に向かう人で混雑しています。
意外だったのは着物姿が目立ったことです。
でも言葉を聞いてびっくり、中国語です。





路地の奥にもお店が並んでいます。





路地から見える八坂の塔





高台寺に向かう途中の景色
五重塔もいいですが、私が気に入っているのは、京都の町家の屋根の美です。
昔はどこでも見えた景色でしょうが、ビルや近代建造物が無規律に乱立し、
今ではほとんど見ることはできなくなっています。





京都霊山護国神社の大観音さん





高台寺
先日、火災があり大変心配しましたが、物置き場だけで本堂などは無事で安心しました。





石塀小路
















八坂大雲寺





円山公園の大枝垂れ、春になれば圧巻の桜が楽しめます。





昨年撮影の桜





円山公園を上り、知恩院の大鐘楼に向かいます。
大晦日の除夜の鐘つきがよく放映されます。










知恩院は御影堂、三 門とも大修理中です。





八坂神社付近はびっくりするくらい外国人が多いです。
八坂神社西門










『相田みつを』日曜美術館

2015-02-23 05:45:25 | 美術・博物館

今回の日曜美術館は『自分のことば じぶんの書 ~書家で詩人・相田みつを~』です。
番組で紹介された書を紹介します。




私にとっては、相田みつをは生き方の伝道師みたいところがあります。
自分の心のありのままをさらけだし、相田はそれを書にする。
心をさらけだすことはできるようで、とてもできないことです。
また現代はありとあらゆる情報が手に入り、多くのことがわかりますが、
逆に自分のことは、知っているようで知らないものです。
ですから、相田の書を見ると自分の心がえぐられたようで、ドキッとします。


よく知られた作品です。

『にんげんだもの』1980





作者は書家で詩人、相田みつを(1924~1991)です。
60歳のときに出版した『にんげんだもの』はミリオンセラーとなり、
平成3年67歳で亡くなるまで創作を続けました。
独特の書体で、心に響くことばを創り続けた、 『にんげんだもの』は、
初版から30年を迎える現在も、多くの 人に深い感銘を与えています。


「そのとき」1970年代後半




相田みつをは栃木県足利市に生まれ、19歳から書を習い始めます。
着実に伝統的な書の技法を習得し ていきますが、その一方、
現代には現代の書をかかなければならないという思いが強くなります。
ろうけつ染めを用いた前衛書や詩文書などに挑戦。高い評価を得ます。

書への探求心は強くなるばかりで、思いや感動を伝えるにはどうしたらいいのか。
たどり着いたのが、自分のことばをじぶんの書で伝える、ということですた。
相田は書壇を離れ、独自の道を歩み始めます。
自分と向き合って、素直な自分をさらけ出し、書にするのです。

「わたしは人間を」1950年代前半





「自画像(ろうけつ)」1955





「しあわせはいつも」1958 ろうけつ染め





相田は生活のために、企業の包装紙デザインもやっていました。


「古印最中包装紙」1961





「MEETサブレ包装紙」1963





「自画像」1960年代後半
ドキッとします。





そんな相田に影響を与えたのは、仏教です。
擦りきれるほど愛読した道元禅師『正法眼蔵』に深く傾倒します。





18歳から仏教を学び始め、生涯の師と出会います。





禅僧武井哲應(1910ー1987)が開く 『正法眼蔵』の講義に30年以上通い続けました。
私も 『正法眼蔵』は読みましたが、非常に深い書物です。





武井老師から学んだ仏の道。特に影響を受けた言葉は、
「仏道をならふといふことは自己をならふなり」です。
良い師に出会うのは最上の喜びでしょう。





「弱きもの」1974





「自己顕示」1986





晩年の作
「雨の日には」1991





四十代の「雨の日には」1970年代前半





五十代の「雨の日には」1980





「しあわせはいつも」1991












東京丸の内に相田みつを美術館があります。
今生誕90年を記念した展覧会が開催されています。
来館者は年間40万人、多くの人が何度も繰返し足を運ぶそうです。

相田の作品を見て、共感する自分を探しているのかもしれないですね。




すばらしい青空の散策ー平野神社、北野天満宮、千本釈迦堂

2015-02-22 05:44:09 | 京都めぐり

昨日は久しぶりに朝から青空です。
気温も上がり、散策日和になりそうです。
青空に映えた季節の花を撮影したいと思いでかけました。
こんなに澄みわたった青空は久しぶりです。

まずは平野神社です。
青空に大鳥居の赤が映えます。





十月桜です












魁桜の開花は来月の20日過ぎでしょうか。





蕾はまだ硬いです。





神社西鳥居の横で咲く寒桜















ここは水仙がたくさん植えられて、今が見頃です。





まだロウバイも咲いています。





次に向かったのは、北野天満宮です。
今はやはり梅です。


























早梅の 雲竜梅は見頃です。






最後に向かったのは、千本釈迦堂です。
正式名称は「大報恩寺」、本堂は京都市内で最古(1227年建立)の建造物です。
国宝に指定されています。
京都の町を焼きつくした、応仁の乱でも奇跡的に災火を免れました。
ここの「阿亀桜」です。
平野神社の魁桜の開花とほぼ同時期に開花します。





おかめ塚





普賢桜の蕾です。





いかがでしたでしょうか。
きれいな青空に見とれてしまいそうでした。



早春の花を探しに嵯峨野散策

2015-02-21 05:38:00 | 京都めぐり

昨日朝、小雨のなか早春の花を見つけに嵯峨野を散策しました。
今冬は例年より寒いようで、早春の花の開花も遅れぎみのようです。

まずは嵯峨野清凉寺です。
花がない殺風景な景色ですが、よく見ると春の息吹が感じられます。





マンサクが咲き始めました。
早春に咲くことから「まず咲く」が訛ったと言われています。
2~3月に花を咲かせます。





多宝塔前の梅





本堂横のピンクの梅、気に入っています。














紅梅も





勿論白梅も





アセビです。
早春、枝先に多くのつぼ状の花をつけます。










清凉寺から北嵯峨野散策です。
昔からほとんど変わっていないのではと思わせる景色です。





嵯峨野の竹林です。
きちんと肥料をやり、育てています。





まだ早いとは思いつつ、菜の花を探しました。
すると、農家の畑の近くにありました。













愛宕山は雪景色です。





広沢の池の景色





ここは野鳥が多いです。




















清凉寺の近くの民家の花
名前が出てきません。














「雨水」の散策、真如堂と京都御苑

2015-02-20 05:38:02 | 京都めぐり


今は二十四期節の「雨水」、空から降るものが雪から雨に変わり、
雪が溶け始める頃だそうです。
ですが、京都市内は昨日から雨が降り続き、気温も低くまだまだ寒い一日です。
しかし、ときおり青空になり、陽射しがでると暖かく感じられます。
春までもう少しといったところでしょうか。

雨が続いたせいで、日課の散策にも出られず、家の中で本などを読んでおりますが、
やはり、もの寂しいです。

それで、最近はほとんど車を動かしていないこともあり、車で真如堂に向かいました。


真如堂近くから見える大文字(如意ヶ嶽)、ほんの少し雪景色です。
西の愛宕山はもっと白かったです。





真如堂の通称赤門





真如堂に駐車し、傘をさしながら境内を歩きます。
真如堂三重塔





水仙が咲いています。





真如堂から墓地を通り、黒谷さんの塔に向かいます。
京都市内の眺望です。





平安神宮の大鳥居、美術館、京都タワーも見えます。





黒谷さん三重塔





梅も咲き始めです。










豪快な山門





真如堂の帰り、京都御苑の梅チェックです。





梅林の梅はまだポツポツです。
見頃はやはり、今月下旬から来月初めのようです。




















ロウバイです。






車の移動ですから、歩数はそれほどになりませんが、
初春近しの景色を眺めるだけで、心穏やかになります。











『フェルディナント・ホドラー』日曜美術館

2015-02-18 06:02:08 | 美術・博物館


今日は以前放送され日曜美術館、『 フェルディナント・ホドラー果てしなき変遷』を紹介します。
昨秋国立西洋美術館で「フェルディナント・ホドラー展」(日本では40年ぶりの個展)が開催され、現在兵庫県立美術館で開催中です。






スイスで国民画家として人気が高いホドラー(1853-1918)ですが、
同時代の画家クリムトもその作品を高く評価しました。
「リズムの絵画」とよばれ 、 年代でさまざまな表現を変えた画家です。
19世紀末には「死」や「憂うつ」を題材に、人間の深い闇を描いています。
20世紀に入ると、「生」が多くなり、鮮やかな色で満ちています。


「学生(自画像)」
ホドラー18歳の作品





美術館に通い、名画の模写をしながら最初のテーマをみつけます。
それは人物画,自分のまわりにいる貧しい人びとがモデルです。

「読書する老人」1885





「病み上がりの女」1880頃






「怒れる人(自画像)」1881





「死した農民」1876





「傷ついた若者」1886





ホドラー37歳のとき、初めて世に認められるようになります。
それがこの作品です。

「夜」1889ー90
横3mの大きな画布に、8人の裸の男性が描かれています。
眠りのうちに忍び寄る死を描いています。
生と死のはざまでひとり叫び声をあげているのがホドラー自身です。










「オイリュトミー」1895

オイリュトミーとは調和あるリズムという意味だそうです。







「感情 III 」1905

今までの暗い、陰鬱な作品から、色調も明るく、踊るような絵に変化しています。





「昼 III 」1900/1910頃





「恍惚とした女」1914





「ライシゲンから見たトウーン湖」1904





「シュレーンから見たユングフラウ山」1911





「シェーブルから見たレマン湖」1905





もうひとつホドラーが精力的に取り組んだのが壁画です。
生涯4つの作品を残しています。

「マリニャーノからの退却」1897ー1900

スイス国立博物館の作品です。





チューリヒ美術館の壁画
縦4m、横7mの大きな壁画です。

「無限へのまなざし」1918





「バラのある自画像」1914





「ヴァランテイーヌ・ゴデ=ダレルの肖像」1909

晩年ホドラーは20歳若い ヴァランテイーヌ・ゴデ=ダレルと結ばれます。
子どもを授かった頃、彼女は癌におかされてしまいます。





「バラの中の死したヴァランテイーヌ・ゴデ=ダレル」1915





「白鳥のいるレマン湖とモンブラン」1918





早春の草花

2015-02-17 05:35:00 | 京都めぐり

昨日は春を思わせるような陽射しと暖かさでした。
着ていたコートを一枚脱ぎたくなるようでした。
こんな日は続いてくれたらと思うのですが、まだまだ三寒四温の繰返しでしょうか。

一昨日は植物園の『早春の草花展』を紹介しました。
これは人為的に開花を調整したものですが、今自然のなかで咲いている、
早春の草花をお届けしたいと思います。

植物園には生態園という日本の野山を再現したエリアがあります。
そこで咲いています。

セツブンソウ
早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることからついたと言われています。
小さな花ですが、とても可憐です。









フクジュソウ
これも早春の代表的な花でしょう。





セリバオウレン
早春の花です。





バイカオウレン





ロウバイ










白梅





紅梅





野鳥に出会いました。





スノウドロップ
可愛い花です。





クロッカス
わが家も咲きだしました。





今回も今咲いている椿をお届けします。

有楽





花大臣





ヤブツバキ





太郎庵





土佐有楽





紅侘助





菊冬至





紅唐子





蓬莱





数寄屋






最後に浄蓮の春










2015 京都マラソン

2015-02-16 05:44:09 | 京都めぐり

昨日は京都マラソンでした。
少し見にくいですがコース図です。

西京極競技場から平安神宮までの42.195km、有名な観光地の前や植物園の中も、
そして鴨川を見ながら河川敷も走ります。
昨日はときどき小雨混じりの寒い日でしたが、総勢16,000名が都大路を駆け抜けました。





京都は全国高校駅伝や女子駅伝が毎年開催され、交通規制は慣れていますが、
京都マラソンは規制時間が非常に長く、当日は市民に「ノーマイカーデー」が呼び掛けられました。

当日は私は、二ヵ所( 四条葛野大路と仁和寺前 )で撮影しました。
移動はタクシーを使いました。

スタート前の光景(テレビ映像)





スタート合図する市長と隣は山中教授です。
山中先生も走られました。






四条葛野大路付近、先導白バイです。





先に車椅子(ロードレース仕様)





一般マラソンの先頭集団
とくかく早いですね。さすがに若い人ばかりです。






続々ランナーが走ってきます。











「3.11を忘れない」ゼッケンも多かったです。





次に向かったのは仁和寺です。









仁和寺のお坊様が応援です。





ランナーの方が記念撮影する姿もよく見かけました。





ゴール地点の平安神宮(テレビ映像)
優勝者は男子が京大陸上部学生さんで、2時間21分です。
女子は京都産業大学の学生さんで、2時間45分です。










それにしてもマラソンはすごい人気ですね。
どこの都道府県でも驚くような人数の方々が走ります。
私などは走るのは大の苦手なので、42kmも走る方はすごいと思います。
























昨日、雪の嵐山渡月橋、嵯峨野散策

2015-02-15 05:33:49 | 京都めぐり

昨日まだ暗い夜明け前、寝室の窓からうっすらと雪が見えました。
エッ、また雪?
薄明かりのなかに隣家の屋根に積もる雪も見えます。

車の屋根にも雪が積もっていますが、道路はほとんど積もっていません。
たいした雪ではないですが、今冬はこれで4回目の積雪です。
ひと冬でこれほど雪が降るのはあまり経験がありません。
寒いのが大嫌いな私ですが、最近は雪が降れば降ったで、楽しむことにしています。
普段見慣れた景色も雪が降れば一変し、幽玄の世界です。

思案し、家を出るのが少し遅くなりましたが、嵐山渡月橋に向かいました。
渡月橋に着いたのは7時半過ぎです。
嵐山は市内中心部よりやはり雪が多いです。

渡月橋です。





東の空に朝陽が昇っています。





愛宕山は雪景色です。





いつもの私の定番スポット










少し雪足らずですが、嵐山





天龍寺に寄ります。
選佛場前です。





境内は雪景色です。





放生池の枯れた蓮の茎にも雪





参道も雪です。





塔頭寺院、松厳院










まだ拝観開始時間前の庫裏





天龍寺から野宮神社、竹林の道の方に歩きます。









野宮神社です。










竹林の景色
















トロッコ列車の駅





小倉池





拝観前の常寂光寺仁王門





落柿舎の雪景色







植物園『早春の草花展』

2015-02-14 05:49:42 | 京都めぐり

毎年この時期に開催される『早春の草花展』が植物園ではじまりました。
今年で10年目になります。
期間は2/13~3/22で、私は初日の昨日行ってきました。
小雪が舞う寒い朝でしたが、美しい草花が見れるとあっては、心うきうきです。





草花展の会場は大芝生の特設会場です。
長いビニールハウスと思っていただければいいと思います。
外は震えるような寒さですが、中は春爛漫です。




































いくつか春の花を紹介しましょう。
春の訪れを告げる花、わが家でも咲きます。
ムスカリ





ネモフィラ





ブルーデージー





フルージア





ワスレナグサ





春の代表花、チューリップ










クリサンセマム





ストック





プリムラ・シネンシス





プリムラ・マラコイデス





シザンサス





ヤグルマソウ





サイネリア





モンカラクサ





レンギョウ





ユキワリソウ





ネコヤナギ(赤)