京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

平安神宮神苑の初秋の花

2014-09-20 05:25:55 | 京都めぐり

昨日19日は、平安神宮神苑が無料公開日でした。
なんでも理由は、南神苑の「平安の苑」の開設記念日だからだそうです。
開苑時間は8時半、私が着いたのはその少し前です。






應天門を通り抜けると、いつもの白砂の広場は、
翌日のイベント用でしょうか、舞台が設置され、
たくさんの椅子が並べられています。





無料の神苑に入りまーす。

南神苑の平安の庭は、平安時代の庭園の特色である、
野筋(入り組んだ道筋)と鑓水(小川の流れ込み)があり、
日本人が古来より愛でてきた植物が植栽されています。

まず目に入ってきたのは、萩です。
『さ夜なかに 友よび渡る 雁がねに うたて吹きそふ 萩の上風』
ー源氏物語 乙女の巻ー
















鑓水が流れ込んだ小池に、萩の花が散っています。
なかなか、風情のある景色です。





咲いていた花を紹介します。
オミナエシ(女郎花)
『 女郎花 しをれぞまさる 朝露の いかに置きける 名残なるらん』
ー源氏物語寄木の巻ー





藤袴も咲いています。
『おなじ野の 露にやつるる 藤袴 あはれはかけよ かごとばかりも』
ー源氏物語 藤袴の巻ー





紫苑(シオン)

『ふりはへて いざふるさとの 花みんと こしをにほひぞ うつろひにける』
ー古今和歌集ー





彼岸花です。




西と中神苑の池には、睡蓮が咲いています。














ここにも萩の花が見頃をむかえています。










お休み処の野点傘です。





神苑の池に映る野点傘もいいものです。





東神苑の泰平閣です。





ススキと尚美館です。





平安神宮神苑の初秋の景色いかがでしたか。