京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京町屋中京(27)エルベシャプリエ、ISSEY MIYAKE、kitekiteとDARIS DELI&SANDWICHES、ショコラ ベルアメール 、骨董屋、呉服寿屋、分銅屋(足袋)

2019-10-22 16:53:46 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋中京区の続き、第27回です。

エルベシャプリエ京都別館
京都の町屋を改装したバッグ屋さんです。











ISSEY MIYAKE KYOTO
築132年の町屋を改装、墨色を基調としたショップです。
2階建ての母屋の奥にはKURA(蔵)のギャラリーを常設しています。









kitekiteとDARIS DELI&SANDWICHES





ショコラ ベルアメール 京都別邸三条店
京町屋を改装した和モダンな店内で、日本の季節を緻密に描いたチョコレートの他、ケーキや焼き菓子を販売










二軒骨董屋









居戸邸
京都市の三条通界わい景観建造物に指定されています。















分銅屋(足袋)
手づくり足袋で知られる、安政元年(1854)創業の老舗です。
伝統的佇まいの黒塗土蔵店構えの町屋です。
京都市の三条通界わい景観建造物に指定されています。















京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。





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京町屋中京(25)明治初期建築の岩崎家見学、 雨森敬太郎薬房

2019-10-21 06:32:54 | 京都の町 町屋・建造物


中断していた京都の町屋シリーズ再開です。
今回は京町屋中京区の続き、第25回です。二条通りです。

岩崎家
京都を彩る建造物認定番号第40号
中京区
明治初期建築の伝統的な京町屋です。
二条通に面して5間強の間口で、平入り形式の大型京町家です。
厨子2階西側に虫籠窓が残り,切子が2本入るやや太めの1階出格子は重厚感があり、2階大屋根は軒が深く取られています。
2間弱の間口を持つ通り庭には,吹き抜けに梁組みが見られ,入口に対面する竈の位置も特徴的です。
床,平書院,違い棚等のある主座敷も,本格的な作りです。
四季折々の花が彩る庭には,主木のクロマツが存在感を発揮し,白川石で作られている灯篭や手水鉢等が配置されています。
アルミ格子を木製に復元することで,まち並みの維持・向上に寄与しており,京町家の落ち着いた佇まいを今に伝えています。

今回縁があり、御当主の厚意で中を見学させてもらえることになりました。





表の間は店舗になっています。













少し内部を紹介します。





通り庭
玄関から奥までを貫く土間のことです。おくどさんがあるところは走りと言います。
火袋(ひぶくろ)
走りの上部に広がる吹き抜け空間のことです。
炊事の熱気や煙を逃がす空間で、火事の際に周囲への延焼を防ぐため火を閉じ込める役割を持っています。
左右に開口部が取れないため、天窓を設け手元に灯りを落としています。





嫁隠し
走り庭で目にする幅半間(約90㎝)ほどの板や衝立です。
この板から奥が生活空間であるという目印で、家の人の許可なく奥に立ち入らないのが暗黙のルールです。
現在はほとんど見ることが少なくなりました。






おくどさん(竃)
古来より炊事場は神聖な場所とされ、特に竈(かまど)は京都の人は親しみを込めて「おくどさん」と呼ぶびます。
焚き口が複数あるものや、漆喰やレンガで造られるなど種類や規模は様々です。
杉本家は七つ竃(現在は四つ)でした。





おくどさんの上の壁には「阿多古 祀符 火廼要慎」(あたご しふ ひのようじん)と書かれた札が貼られます。
愛宕神社の火伏札(ひぶせふだ)です。嵐山から北に歩くと京都市最高峰(924m)の愛宕山頂の愛宕神社があります。
この火伏札は料亭、レストランなどの厨房や民家の台所に普通に貼られています。
棚(荒神棚)には土の伏見人形が置かれています。
最初は小さなものから始め、1年無事に過ごすことができれば、翌年は少し大きいものを買い、7年かけて揃えるのが基本です。





水屋箪笥
京町家の意匠にかかせない箱階段と水屋箪笥があります。
水屋箪笥は食器棚のことです。
京町家の台所は走り庭と呼ばれる土間に水屋箪笥は置かれています。
水屋箪笥は長い年月、暮らしの中で使い磨かれながら大切にされてきました。
構造は、角材の組枠「框組(かまちぐみ)」に板を張って用いられています。
背の高いものは、上下2段に分離できるものもあります。





蔵は禁門の変のどんどん焼けで焼失しましたが、この瓦だは焼け残ったものです。





奥庭の木は黒松、白川石で作られている灯篭や手水鉢等が配置されています。










手水鉢





鞍馬石





織部灯籠





古い春日灯籠










座敷は網代が敷かれています。





二条通り続きます。

斎*家





小*家





雨森敬太郎薬房
京都を彩る建造物選定番号第4-023号
中京区
江戸時代から続く伝承薬「無二膏」の老舗店です。
風格ある庵看板を備え,黒壁に虫籠窓を持った意匠は,京都の薬種業としての歴史を伝えるとともに地域の景観を形成しています。

近江国で代々医師を生業としていた。徳川三代将軍・家光の時代に上洛する。
京都御所近くの車屋町に移り住んだ初代は御典医を勤めながら、民衆の苦しむ腫れ物の膏薬を作り、評判を得る。
「その効き目はほかにない」との評判から「無二膏」と名付けられる。
無二膏の需要に追いつかないため、慶安元年(1648年)に御典医を辞し、無二膏の製造に専念し、現在に至る。
現当主は15代目 雨森良和氏  HPより
















京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。





















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鷹峯街道の商家・民家

2019-10-20 05:39:20 | 京都の町 町屋・建造物


鷹峯街道を北に歩いていくと突き当たりのT字路に信号があります。
信号の近くに源光庵、常照寺、光悦寺などの拝観寺院が配置されています。
古来、「栗栖野」と呼ばれていたこの地は、平安時代、代々の天皇が遊猟、鷹狩に興じていました。
それでこの地が「鷹峯」となったと言われています。
鷹峯街道の中程に豊臣秀吉が外敵の侵入に備えて御土居を構築(1591年)。
江戸時代初期1615年には、本阿弥光悦が御土居以北の地を徳川家康より拝領し、集落(いわゆる光悦村)が形成されます。
ここは京都の芸術・文化の一大拠点となりました。
一方御土居の南は、1640年(寛永17年)に、御典医藤林道寿の一族が広さ約1.2haの薬草園「鷹ケ峰薬園」を開きます。
辛味大根、朝鮮人参、唐辛子をはじめとする野菜を栽培して幕府に納めていました。
この薬草園は明治維新まで管轄していましたが、維新後は解任され、その後農地などになったのです。
現在もこの地は農地でも知られ、市内に取れたて新鮮な野菜を売り歩いています。
一方現在は以前盛んであった西陣織関係や農林業従事者が減少し、宅地開発が進み一般住宅世帯の占める割合が多くなっています。

鷹峯街道沿いの商家・民家

一般住宅やマンションが増えましたが、京町屋のような虫籠窓や格子などの家も見られます。
そういう家にスポットを当ててみました。
街道の北から南に下がって行きます。

松野家
源光庵の向かいの家です。
京都を彩る建造物  選定番号 第1-007号号
約200年前に建築。40年程前の新聞に「典型的な武家屋敷」として取りあげられました。
敷地内には「茶屋四郎次郎邸跡」の石碑があります。





土塀の粋な意匠













鷹峯街道沿いの商科・民家

瀧川株式会社の表札





松野醤油本店
京都を彩る建造物 認定番号 第29号
嘉永4年(1851)に建てられ,通りに東面する主屋と蔵,西側に作業場が建つ。主屋は木造2階建の切妻造桟瓦葺で,外壁正面は土壁のつし2階に虫籠窓がある。醤油蔵は土蔵造平屋建の切妻造桟瓦葺で,外壁は漆喰塗りで腰が鉄板貼りとなっている。主屋の土間には百年以上使い込まれた十石樽が並び,麦炒り機等を現在も使い続けられている。今も十数軒の町家が点在する鷹峯街道沿いの中でも規模が大きく,街道の景観を形成している。













むろい家





史跡御土居跡
造られた1591年当初は街道も史御土居の土塁が連なっていました。
いつしか御土居の一部が崩され街道になったのです。
御土居の内側は洛中、外側は洛外とされていました。





京漬物長八





二軒民家





鷹ケ峰薬園跡






















民家





万湯葉











民家
























京町屋外観の特徴である、屋根の一文字瓦葺き、格子、虫籠窓、一部駒寄は見られますが、ばったり床几、犬矢来、鍾馗はなかったです。














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祇園の甲部歌舞練場、22年春に再開へ

2019-10-19 17:03:52 | 京都の町 町屋・建造物


祇園新地甲部歌舞会が16日記者会見し、現在休止中の歌舞練場の改修工事の概要を発表しました。
ご存知の方もあると思いますが、大地震で倒壊の恐れがあるということで2016年秋から休館中です。
歌舞練場は1913年に建築され、100年を超える国の登録有形文化財です。





八坂倶楽部(1913年建築) 登録有形文化財
1階は特等客向けの待合・点茶などに用いられ、2階は広大な132畳敷の客席と舞台からなる広壮な舞台座敷です。





歌舞練場は学校法人八坂女紅場(にょこうば)学園が所有、祇園甲部歌舞会が主催する春の踊り公演「都をどり」や秋の「温習会」の会場として親しまれてきました。
休止中は京都芸術劇場「春秋座」、昨年は南座で行われました。
記者会見では、2022年春に再開館する見通しであること、総工費は約53億年、うち5億円は寄付金を募集するということです。
改修される歌舞練場は、「次の代にこのままの形で残したい」(杉浦京子副取締)として、外観・内部意匠は極力変更しないそうです。
鉄骨補強フレームで劇場を覆って耐震性を確保し、本館に隣接して新たにL字型の鉄筋コンクリート造りの建物を併設。
芸舞妓に伝統伎芸を教育する学校や観光客が伝統芸能を学べる「ギオンコーナー」などを移転、敷地を囲む塀や庭園にも手を加えます。
祇園甲部歌舞会提供画像





同歌舞練場に隣接する登録有形文化財「弥栄会館」(1936年建築)も、外観を維持しながら耐震改修のうえ、帝国ホテルが国内外富裕層向けのホテルとして活用する方向で協議が進んでいるそうです。
弥栄会館は観光客向けに日本と京都の古典芸能を紹介する目的で、鉄筋地上五階、地下一階の劇場として建てられました。
設計は劇場建築の第一人者と云われた、木村得三郎。城の天守閣を思わせる外観は、あの白鷺城(姫路城)を模してデザインされており、和風の伝統が巧みに織り込まれています。

帝国ホテルとしては東京、長野、大阪に続く4つ目になります。
客室数は100室以下とする方向で、レストランやバーなどの併設も検討するとしています。
定保英弥社長は「京都は帝国ホテルのブランドを高められる重要な候補地だ。京都の象徴である祇園という場所での開業は絶好のチャンス」とし、価格については「帝国ホテルとしては最高価格帯になる」との見通しを明らかにしています。






5億円目標の寄付は、京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)が窓口になり、21年11月30日までインターネットなどを通じて呼びかけるています。寄付金額は1口1万円、10万円、100万円の3種類から選べます。


私は休館以降どうするんだろうと気になっていました。
建て替えと改修で議論が交わされていたと聞いていました。改修選択で良かったです。
祇園を象徴する建物であり、花街文化と伝統伎芸の保存継承には歌舞練場はなくてはならないものです。
完成が待ち遠しいです。

その他の歌舞練場も古いです。近いうちに対応が求められそうです。

宮川町歌舞練場 京おどりの会場・1969年(昭和44年)東山女子技芸学校を併設した現劇場観客席部分を新築
先斗町歌舞練場 鴨川をどりの会場・1927年(昭和2年)建築
上七軒歌舞練場 北野をどりの会場・明治30年代に建築・増築により1951年(昭和26年)に現在の形に。
祇園東は歌舞練場を持っていません。1958年(昭和33年)に建設された元・映画館である祇園会館で毎年祇園をどりを公演しています。









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京町屋 旧木崎呉服店・THE TERMINAL KYOTO  

2019-10-13 05:35:01 | 京都の町 町屋・建造物


祇園祭で岩戸山が建つ岩戸山町(下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424番地)に、THE TERMINAL KYOTOという大きな町屋があります。
私は毎年山鉾めぐりでその前は通るのですが、いつも入っていいのか迷っていました。
今回前を通ると、『島上直子 遺された時間』作品展示会が行われていました。





中に入ると土間の一角にデイスプレイがあり、THE TERMINAL KYOTOのホームページを見ることができます。
それによるとこの建物は昭和7年(1932年)に建てられた総二階の京町家を復元したものだとわかりました。
コンセプトは、「失われゆく文化と京町家の景観を取り戻す」とあります。
「現在京都では京町家がどんどん失われてきています。それは景観はもちろんのこと文化の喪失でもあります。特に大型の物件は改修・維持費の負担も大きく、その不動産価値からマンションや駐車場へと変わってしまっています。私たちの活動がその動きを少しでも変えられるものにできれば幸いです。」と。
私は現在京都の町屋シリーズを投稿してますが、コンセプトは全く共感です。

以下Terminal KYOTOのホームページより
建物概要
上棟日 昭和7年11月23日
施主 木崎安之助
大工 川嶋佐兵衛
所在地 京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424番地
敷地面積 469.77m2- 建物1階 234.54m2 / 建物2階 198.70m2
平成25年9月 復元工事開始 平成26年3月 一般公開
間口約9メートル奥行き50メートルもある典型的な「うなぎの寝床」といえる大型の京町家です。
施主は呉服問屋の名門「木崎呉服店」の創業者で、呉服商で培った財力と教養で愛情を込めた建てられたものです。
昭和初期と言えば戦前最後のときで日本の経済と文化が最も発展し、京町家の建築技術も最高潮を迎えたときです。
その後、戦争により多くの職人がなくなったことからもこの頃の建物は、京町家技術の集大成としても貴重と言えます。
かつて、この場所では木崎呉服店により呉服商が営まれていました。
道路に面した側が仕事場になっており、奥には使用人が住んでいたものと推察されています。
施主でもある創業者の方は趣味性の高い教養をお持ちだったようで、そのこだわりは茶室をはじめとする部屋の細部や天井の作り、そして奥にある日本庭園に表れています。茶室などは上得意様をもてなしたり、展示会場としても使われていたようです。
また、この場所「岩戸山町」は京都祇園祭の山鉾町の一つで、目の前に岩戸山(山鉾)が建ちます。岩戸山は天照大御神の岩戸隠れの伝説から生まれた山鉾町で、祇園祭の入り口に位置しています。

中(土間)には作品が展示されています。
ここは主に展示スペースとして活用されているようです。










家の中にも展示されています。
呼び鈴を押すと、女性の方が出てこられ、お聞きすると室内に入っていただいて結構ですとのこと。
遠慮なく中に入らせていただきました。






























坪庭は植え込みや石など全くなく空地です。










座敷は喫茶室になっています。










喫茶室にも作品が展示されています。










奥庭
座敷から降りるところには大きな鞍馬石の沓脱石が置かれ、飛び石が延びています。
植え込みや大きめの白川砂と杉苔が心地好く配置され、石燈籠、つくばいも大きすぎず、小さすぎません。
植栽は常緑樹以外にもみじなど季節を感じさせる木が植えられています。



















大きな鞍馬石です。










ホームページに掲載されていた間取りです。
大店の町屋だったというのがわかります。





外観は総二階で、格子がきれいですが、昭和建築とあって虫籠窓はなく、犬矢来や鍾馗さんもありません。
かつての見せの間や土間は展示スペースに改築され、通り庭、火袋、おくどさんはありません。
ところどころにかつての町屋の意匠は垣間見れます。
奥庭は当時のものが利用されていますが、坪庭は残念です。
京都のなかで、建築当初のまま維持し続けている町屋はかなり少なくなっています。
現在の生活に合わせていかないと、生活できにくいものになってしまうからです。
外観(景観)は町屋ですが、店舗や最近増えている京町屋風の宿泊所などへの改築が多くなっています。
京町屋は職住一体が多く、杉本家や吉田家のように家の中を見ることは非常に少ないです。


参考

島上直子 プロフィール
美術家
摂津市美術協会員
受賞暦
1995 茨木市展 彩美堂賞
1999 豊中市展 商工会議所会頭賞
2007 摂津市展 市長賞
2008 摂津市展 市長賞
2011 光陽展 新人秀作賞
2013 光陽展 新人秀作賞
2015 光陽展 会友秀作賞

経歴
1971 生まれ
1990 京都精華大学美術学部 洋画入学
1994 卒業
ギャラリー紅 グループ展
1996 京展 入選
コープ神戸アートマインドフェスタ入選
ギャラリーキャピタル二人展
1997 京展 入選
1998 京展 入選
2000 ギャラリーキャピタル2人展
2001 カフェギャラリー 4人展
2002 茨木市展
2003 茨木市展 茨木市教育委員会作品買い上げ
2005 ギャラリーキャピタル2人展
2006 ギャラリー西天満二人展
2009 摂津市 作品寄贈
2010 川端康成文学館ギャラリー個展
2011 光陽展 川端康成文学館ギャラリー個展
2012 光陽展
2013 光陽展 会友推挙
2014 川端康成文学館ギャラリー個展
2015 ニューヨーク ジェダイトギャラリー グループ展
2016 ニューヨーク ジェダイトギャラリー グループ展

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旧小林家住宅・カフェ&ベーカリー 「パンとエスプレッソと嵐山庭園」

2019-10-04 05:33:23 | 京都の町 町屋・建造物


嵐山付近を散策していると、大きな茅葺農家風建物が目に入りました。
それは、カフェ&ベーカリー 「パンとエスプレッソと嵐山庭園」というお店でした。
東京の表参道を初め、全国で人気のベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」の、京都初出店舗というのがわかりました。










京都府指定文化財 旧小林家住宅(江戸時代)の表示柱があります。





築210年の京都府指定有形文化財の「旧小林家住宅」をカフェとして改装し、今年7月7日にオープンしたばかりです。
広い庭もあり、ベーカリーとカフェを庭園とともに楽しめるようになっています。
ただ私の行った時間帯は、店舗の中はお客さんでいっぱいで、中に入れませんでした。










店舗入口付近にこの建物の説明書が貼ってあります。
当主屋は京都府船井郡園部町にあったものを、昭和45年から46年にかけて、移築復原されたものである。
もとの所有者である小林家は江戸時代には宍人村の庄屋を勤めていた。
文化六年(1809)の建立で、屋根は入母屋造茅葺で妻入とし、その内部は片側に土間を寄せ、他方に二列を三室づつ六室を並べた、いわゆる摂丹型に属する民家で、丹波南部地域の江戸時代後期農家の一典型を示している。
この主屋の建築年代は、小林の所蔵の「小林九平衛日記」や戸袋底裏座敷の墨書により知られている。
番付と梁伏を兼ねた板図にも保存されており、民家遺構としては多くの資料が揃っていて、農家建築の実態と動向を知る上でも重要な資料価値をもっている。
なお、この嵯峨の地もこの主屋と同じ摂丹民家の分布に属している。京都府指定文化財

建物まわり















堂々とした建物です。






庭園
オープンしてまだ3ヶ月ですが、庭園内通路脇には青苔が敷かれ、もみじなどの植栽が植えられています。









































主屋の向かい側にはベーカリー店舗があります。
ここで作ってテイクアウトできます。
















店舗前の道路






南側は湯豆腐の嵯峨野





私は流行りの店などには全く疎いですが、最近嵐山に新たな店が次々できています。
コーヒー専門店「Okaffe(オカフェ)」や紅茶と牛乳を合わせたティーラテ専門店「CHAVATY(チャバティー)」などには、若い来日観光客が人気のようです。




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京町屋中京(24)廣田家、二軒町屋、峯勘商店、後*家、居酒屋、遠藤(株)、石*家、岸*家、不明

2019-09-30 17:42:19 | 京都の町 町屋・建造物


京町屋中京区の続き、第24回です。

廣田家
京都を彩る建造物認定番号第137号
中京区
廣田家は代々麻布業を営む家で,江戸時代より新町通に店を構えていました。
現在の建物は昭和元年(1926)の竣工とされ、当時は通りの向かいに店舗を構えていたため,同建物は居宅として建築されたものです。
通りに面して高塀と表門を構え,前庭を挟んで主屋を配し,北側に雁行させて奥に離れを設けています。
主屋は木造2階建,桟瓦葺の大塀造形式を踏襲した建物で,表側より洋館,玄関棟,居住棟となります。
玄関から奥に北側廊下を延ばし,南側に居室や水廻りを配置しています。
主屋から離れにかけての南面には枯山水で水の流れを表現した庭が設けられ,織部灯篭,春日灯篭などが各所に置かれています。
奥の離れは平屋建で,奥座敷,仏間の2室からなっています。
両室とも丸太長押を用い,奥座敷の床廻りは床柱に檜木の四方柾を用い,黒漆塗の床框とするなど格式の高い意匠です。
また縁廊下の天井は網代張りと化粧屋根裏からなり,見所となっています。
鉾町に残る昭和初期の大規模で極めて質の高い町家建築として高く評価されています。










二軒町屋
ラーメン店と居酒屋に改装されています。ばったり床几はそのままです。





峯勘商店
法衣店のようです。





近くに二宮二尊徳象があります。





後*家
一階庇の横一直線と格子、虫籠窓の縦のラインが美しい京町屋です。









居酒屋「露地」





遠藤株式会社
呉服関係の商売です。









石*家





岸*家





不明(表札なし)











京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。



























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京町屋中京(23)京都大宮旅館、寺*家、木*家、三*家、Ratna Cafe、三原家、T家・Sumaoすまいの雑貨店

2019-09-28 16:57:49 | 京都の町 町屋・建造物


京町屋中京区の続き、第23回です。

京都大宮旅館
改修が終わったばかりのようです。










寺*家





木*家










三*家









二軒町屋(T家・Ratna Cafe)






三原家
京都を彩る建造物選定番号第4-007号
中京区
間口が広く,格子の前にお地蔵さんがある町家です。
大正時代に改装されたと思われる2階の洋間や,通り庭の吹き抜けにある欄間などに特徴があります。





二軒町屋(鳥*家・Sumaoすまいの雑貨店)






京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。




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京町屋 中京(20)三上装束、久保田家、なが田、鳩居堂、染殿院、 すき焼き三嶋亭、浮世絵西春 

2019-09-25 19:17:14 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋中京区の続き、第20回です。

三上装束
創業慶応三年(1867)、京装束の老舗です。
狩衣、衣冠束帯、巫女装束、京神具、御神楽











久保田家
京都を彩る建造物選定番号第3-041号   
中京区
漆喰を塗り直し,戸袋や室外機格子カバーを設置等の改修を行われました。





なが田










鳩居堂
創業1663年の京都の老舗です。
建て替え中で仮店舗です。










以前の鳩居堂
寛文3年(1663)に現在の場所に店舗を開く老舗です。





染殿院 京町屋ではないですが。
京都を彩る建造物選定番号第5-006号   
中京区
「安産祈願のお地蔵さん」として名高い寺院です。
建物はどんどん焼けの際,仮堂として建てられたものと云われています。
喧騒な通りから一歩境内に入ると厳かで静かな雰囲気を味わうことができます。










すき焼きの三嶋亭
創業は明治6年(1873)の京都のすき焼きの名店です。
京都百味会HPより
「明治初頭、寺町通の三条から四条にかけての界隈は京の文明開化の中心地となり、繁華街としてにぎわうようになったという。
西洋菓子店や写真館、見世物小屋などが建ち並ぶ中、明治六年、初代・三嶌謙吉とその妻ていは、寺町通三条角で牛鍋屋を創業した。
この夫妻はもとは御所勤めをしていたとのこと。二人は御法度を破るかたちで相愛の仲になり、本来なら手討ちになるべきところを主人のはからいによってひと包みの金を渡され、放免されて長崎に移った。
ペリ-の来航以来、日本には西洋文明の波が押し寄せ、それまで国内ではタブ-視されていた肉食文化も、長崎などから流入した。
夫妻はそこで牛肉の調理法を学び、明治維新後、京に戻って商いを開始したのである。
三嶋亭のすき焼きは、創業以来変わらぬ独特の手順で調理される。
まず、炭火に近い性質の熱が得られることから、昭和初期に採用された電熱器の上で、八角形の鍋を充分に温める。
次に砂糖を薄く広げ、その上に客の数だけ霜降り肉を並べて焼き、割下をかけて焼いてから肉を一枚食べる。
その後は、通常のすき焼きと同じように、葱や糸こんにゃく、豆腐などの具を入れ、肉とともに焼いて食べるという具合だ。
肉は丹波・但馬地方を中心に、全国から選りすぐりの和牛肉を仕入れており、まさに最上級の牛肉を賞味することができる。
すき焼きの他に、オイル焼きや水だき、本田味噌本店の味噌を使った「牛肉みそ漬」などもあり、様々なかたちで牛肉の美味しさを存分に楽しめる料理店である。」










浮世絵 西春 
江戸時代の後期(1800~1867年)創業、三嶋亭の隣、浮世絵古版画の専門店です。






京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。



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京町屋中京(22)植村商店、西村酒店、西*家、東*家、二軒町屋、雅文化教室、真蓮寺門徒会館三休堂

2019-09-25 17:50:40 | 京都の町 町屋・建造物


京町屋中京区の続き、第22回です。

植村商店













西村酒店











西*家





東*家





二軒町屋





うちは一軒は京町屋のお宿





雅文化教室





真蓮寺門徒会館三休堂





雲・小宮














京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。

















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京町屋中京(21)彩雲堂、竹苞書楼、蓬莱堂、衣料店、あなぎ、磯部家、MARIE BELLE、加納洋服店

2019-09-24 17:14:24 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋中京区の続き、第21回です。

彩雲堂
京都を彩る建造物認定番号第59号
中京区
彩雲堂は明治初期に創業し,京都画壇など多くの画家たちを支えた日本画画材店です。
建物は木造平入桟瓦葺で,明治期の建築と推定される厨子2階の町家と総2階の町家が繋がった構造となっています。
東部は店の間と画材製造の作業場,西部は座敷と収納庫となっています。
虫籠窓や格子窓,富岡鉄斎の書による木製看板は,趣ある外観を形成しています。
店の間において,店内で製造した絵具を販売する光景は,京都の伝統的な店舗を現代に引き継いでいます。
彩雲堂は町家景観で有名な姉小路界隈を代表する建物であり,町家が軒を連ねる景観を支える重要な存在となっています。


















竹苞書楼 古書店専門店 
中京区
寛延年間創業の老舗です。
天明、元治の大火により店鋪消失し、現在の建物はその直後に再建した江戸時代の建物です。
文人、学者に支えられ、文化サロン的存在です。













蓬莱堂茶舗
創業年から216年を迎える老舗茶舗です。
建物も享和三年(1803年)の創業以来のままですが、今年の10月より部分ごとに順次改築・改装します。
昔の風情・・・江戸とは行かないまでも昭和初期の雰囲気に戻したいということです。
また茶室を設けて、気軽な茶道体験から本格的な茶会・茶事など愉しむ場にするそうです。





寺町衣料店





うしのほねあなぎ





磯部家





路地にMARIE BELLE










加納洋服店
京都を彩る建造物選定番号第6-034号
中京区
大正期の町家の表屋を昭和2年に改修し,テーラーを始めた洋服店です。
平入りの2階建町家にパラペット建ち上げ,3階建ての洋風建築に見せる外観意匠です。
店舗内部は作業に必要な自然光を入れるためトップライトを設けた,テーラーならではの造りです。






京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。



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京町屋 中京(19)平野とうふ、朝日堂、河道屋、茶道美術大森、鳥居家、涼風、梅*・岡*家

2019-09-22 17:57:26 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋中京区の続き、第19回です。

平野とうふ
京都三大旅館といえば「俵屋旅館」「炭屋旅館」「柊家旅館」と言われていますが、そこに豆腐を卸しているのが平野豆腐店です。
明治創業の老舗で、初代のとうふは北大路魯山人が、二代目のとうふは白洲次郎が好んだそうです。















姉小路界隈建築協定区域





朝日堂










晦庵河道屋
晦庵河道屋は江戸時代から続く生そばの老舗です。










茶道美術大森
茶道の道具や関連美術品の専門店です。










鳥居家
京都を彩る建造物選定番号第3-045号
中京区
化粧柱を採用してアクセントを強調しています。
玄関扉をアルミ戸から木製格子に交換したことで,開口幅を拡げて利便性を高め景観性も向上させました。
更に銅製の樋を採用したことで高級感を高め,趣のある京町家に仕上がっています。





涼風





梅*・岡*家
ここにも姉小路界隈建築協定区域の説明板があります。




京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。










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京町屋 中京(18)信江家、FUKUYA HOUSE、市古商店、植田家、丸正京呉服、菊岡家、山伏山町屋

2019-09-20 20:09:34 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋中京区の続き、第18回です。

信江家





FUKUYA HOUSE 簡易宿泊所









市古商店
京都を彩る建造物選定番号第3-011号   
正面に掲げる「山泉」の看板は,ソニー創立者の生家である盛田合資会社の商標です。
隣の「まるほ」醤油の看板と同じく,昭和12年製で初代店主の独立時に贈られたものです。
近年の改修で側面を焼杉板貼りとし,落ち着いた雰囲気造りにしています。














植田家





丸正 京呉服









菊岡家
京都を彩る建造物選定番号第3-013号
中京区
運送業を生業とした先祖が江戸初期に作った漆喰の石室には,家屋が消失した蛤御門の戦いの時にも,貴重品を入れたそうです。
現主屋は明治20年頃に建てられ、第二次世界大戦での延焼防止のため改修した袖壁,うだつ等が現存します。







山伏山町屋
祇園祭の山伏山の会所です。





山伏山巡行
昔、八坂の法観寺の塔が傾いた際に法力によって戻したり、亡くなった父を祈祷によって蘇らせるなど、数々の言い伝えが残されている浄蔵貴所をご神体としています。
ご神体が山伏の姿をしていることから、「山伏山」と呼ばれています。

















京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。















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京町屋中京(17)森口家、里村家、谷口家、福*家、吉澤家、中谷茶道具・中谷茶道具、もりた

2019-09-19 17:07:05 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋中京区の続き、第17回です。

森口家
京都を彩る建造物選定番号第3-048号
中京区
改築前の看板建築を京町家らしい木の暖かみのある建物に復元し,耐震への備えも同時に行われました。
デザイン上のアクセントになっている防火壁は,延焼防止の役割を果たすだけでなく,町並みを形成している景観要素の1つとなっています。





里村家
京都を彩る建造物選定番号第3-043号
中京区
建物の側面に大工が長年保管していた上物の焼杉板を使用しています。
隣接がガレージであり,奥行が深いため目立っています。
ファサードは地味ではあるが上品な色調と仕上げに工夫がみられ、境界ブロックも漆喰風の美しさが表現されています。















谷口家
京都を彩る建造物選定番号第3-014号   
中京区
砂糖卸商を生業としていた仕舞屋の名残として,往時をしのぶ7枚の表戸が特徴的です。
夏季は格子枠だけで風通しのいい表戸に入れ替えます。
平成18年に景観に配慮した改修を行い、地蔵盆と姉小路行灯会では沢山の方々が集まります。










福*家





吉澤家
京都を彩る建造物選定番号第3-049号
中京区
近年の改修で全体のバランスを考慮して従来よりも扉格子のピッチを細かくし繊細さを表現しています。
樋や水切りにも銅を多用して上質感を高めています。
真新しく輝く銅の美しさも時間とともに緑青へと変化して味わいを深めてくれます。









中谷茶道具






もりた





京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
 歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。






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京町屋 中京(16)里見有清堂、井*家、戸*家、石原京の宿、MACHIYA 兪、翁樹、松島屋本店

2019-09-18 17:26:03 | 京都の町 町屋・建造物


京都の町屋中京区の続き、第16回です。

里見有清堂
貸し画廊です。










井*家





戸*家





石原京の宿
大正末期に建てられた京町家で、黒澤監督が指定して泊まられた「黒澤ルーム」あります。










MACHIYA兪





翁樹庵 三条柳馬場
すき焼きの老舗三嶋亭の姉妹店舗
江戸時代から170年の京町屋を数寄屋風に改築したものです。















松島屋本店
鰹節、昆布、乾物全般
創業江戸時代宝永5年(1708)、当代9代目。











京町屋外観の特徴
屋根一階庇の最前列は一文字瓦葺いています。
横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。
格子
戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。
家の商いや家主の好みでデザインが異なります。
上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。
ばったり床几
元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。
ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。
虫籠窓
表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。
防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。
犬矢来
竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。
直線的な町屋の表情を和らげてくれます。
駒寄
家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。
意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。
鍾馗
厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。


各種建造物指定の説明
国・登録有形文化財
緩やかな規制により建造物を活用しながら保存を図るため,平成8年度施行の文化財制度で,登録された建物が登録有形文化財です。
登録文化財には,築後50年を経過している建造物で,国土の歴史的景観に寄与しているもの、造形の規範となっているもの、再現することが容易でないものといった基準を満たす建造物が対象となります。
京都市では,近代の建造物を中心に積極的に登録を進め,市内243件(平成31年1月末現在告示分)が登録されています。

景観重要建造物
 平成16年に制定された景観法に基づき,地域の自然,歴史,文化等からみて,建造物の外観が景観上の特徴を有し,地域の景観形成に重要なものについて,京都市長が当該建造物の所有者の意見を聞いて指定を行う制度です。
指定を受けた建造物には,所有者等の適正な管理義務のほか,増築や改築,外観等の変更には市長の許可が必要となりますが,相続税に係る適正評価や,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。

歴史的意匠建造物
歴史的な意匠を有し、地域の景観のシンボル的な役割を果たしている建築物等を京都市が指定するものです。

歴史的風致形成建造物
 平成20年11月に施行された、歴史まちづくり法に記載された重点区域内の歴史的な建造物で,地域の歴史的風致を形成し,歴史的風致の維持及び向上のために保存を図る必要があると認められるもので,京都市長が建造物の所有者及び教育委員会の意見を聞いて指定した建造物。
指定を受けた建造物には,所有者等の適切な管理義務のほか,増築や改築,移転又は除却の届出が必要となりますが,建造物の外観の修理・修景に係る補助制度が活用できます。


京都を彩る建物
京都市内には京都の歴史や文化を象徴する建物が,所有者のたゆまぬ努力により,世代を越えて継承されています。
しかし,その存在と魅力が十分に伝わっていないものや,維持・継承が危ぶまれているものもあります。
そこで,京都の財産として残したい建物や市民から募集し,市民ぐるみで残そうという気運を高め,様々な活用を進めることなどにより,維持・継承を図ろうというものです。
京都を彩る建物は市民から推薦を受け、審査委員会で選定された建造物です。
京都市内で世代を越えて継承され,京都の歴史や文化を象徴し、概ね50年以上の建造物(国又は地方公共団体が所有しているものは除く)です。








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