京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

クラーナハ展―500年後の誘惑

2017-01-31 05:32:37 | 美術・博物館

国立国際美術館(大阪)で『クラーナハ展―500年後の誘惑』が開催中(1/28ー4/16)です。
私と妻は一昨日の日曜日に行ってきました。
日曜日は混雑すると思っていたのですが、開館時間は思いのほか少なくゆっくり作品観賞できました。









クラーナハを知らない方もおられると思いますが、教科書で一度は目にした作品の作者です。
ドイツ宗教改革の指導者マルティン・ルターを描いた作品です。
クラーナハ(1472-1553)はヴィッテンベルクの宮廷画家として名を馳せた、ドイツ・ルネサンスを代表する芸術家です。
芸術家の一方、マルティン・ルターにはじまる宗教改革にもきわめて深く関与しました。
クラーナハを有名にしたのは物語上のヒロインを、特異なエロティシズムで描きだした作品です。
これらの女性像は当時の鑑賞者だけでなく、遠く後世の人々をも強く魅了してきました。
日本初のクラーナハ展となる今回の展示会は、1517年に開始された宗教改革からちょうど500年を数える年に開催されます。


16世紀、謎めいたヌードを描き続けたルカス・クラーナハ(1472~1553)。





「ヴィーナス」 1532年
良く知られている作品です。
闇に輝く白い肌の若い女性、異様な雰囲気が漂います。
実に生々しいヴィーナスです。私がよく目にしてきたボッテッチェリやテイツアーノとは大きな違いです。










クラーナハはドイツの首都ベルリンの南西のヴィッテンベルクの地で画家として活躍しました。
30代で宮廷画家になった頃の作品です

「聖カタリナの殉教」 1508/09頃
力強いタッチの作品です。





クラーナハが生きた時代はヨーロッパ中が宗教改革の混乱のただなかにありました。
その中心人物がマルティン・ルターです。
16世紀ローマヴァティカン サン・ピエトロ大聖堂の大改築にあたり、莫大な資金捻出のために『免罪符』を発行しました。
これを買えば犯した罪が免除されるというもので、ドイツで大々的に売り出されます。
これに猛然と異を唱えたのがマルティン・ルターです。
このことで血みどろの戦いが起こり、ヨーロッパ中に広がり、実に100年以上続いたのです。


「マルティン・ルターとカタリナ・フォン・ボラ」 1529年
クラーナハは二人の結婚の立ち会いもするなど密接な関係にあり、ルターの肖像画を何枚も描いています。





「マルテイン・ルター」 1525年





一方クラーナハはルターと対立するカトリック教会からも絵画の注文を受けていました。

「聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ」 1537年以降










しかし宗教画や彫刻を不要なものとする偶像破壊運動が起こり、クラーナハへの絵画の注文は減ります。
そんななか活路を見出だしたのが裸体です。
当時はイタリアにはボッテッチェリの「ヴィーナスの誕生」などの裸体絵画はありましたが、ドイツにははありませんでした。
クラーナハは神話をモチーフにした裸体を次々描きます。


「ヴィーナスと蜜蜂泥棒のキューピッド」 1508/09頃










「アダムとイヴ(堕罪)」 1537年










「正義の寓意(ユステイテイア)」 1537年
神話に登場する正義の女神です。





「ルクレテイア」 1510/13頃
ルクレテイアは古代ローマの女性で人妻でしたが、王子に凌辱されて夫に全てを話し、自殺する貞女です。





「ルクレテイア」 1529年
もうひとつのルクレテイアの作品です。
上の作品とは全く違う表現です。





「ルクレテイア」 1532年
これもルクレテイアの作品です。










「不釣り合いなカップル」 1530/1540年頃
指輪を送る歯の欠けた老人、若い女性に心を奪われているようです。





「ホロフェルネスの首を持つユデイト」 1525/1530年頃
旧約聖書に登場した敵将を倒した女性の英雄です。















クラーナハ展―500年後の誘惑は国立西洋美術館(東京上野)からの巡回です。
会場は撮影禁止です。画像は日曜美術館で紹介されたものです。



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京都御苑の野鳥と梅、ロウバイ

2017-01-30 05:41:49 | 野鳥

京都御苑に野鳥撮影と梅チェックに行ってきました。
まずはバードバスで野鳥撮影です。


シメ 
私は初めての撮影です。









ビンズイ 
これも初撮影です。










ビンズイの水浴び










ヒヨドリ











アトリ










シジュウジュウカラ





エナガ










ヤマガラ





アオジ 草で見えにくいですが。










梅林のほうに行ってみます。
















遅れていたロウバイがやっと開花です。




















白梅















出水の糸桜のつぼみ
まだまだ固いです。










仙洞御所





京都御所建礼門


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河津桜の開花近づく

2017-01-29 17:13:36 | 花めぐり2017

京都の最高気温が4、5度という寒い日が続きましたが、昨日、今日と日中は10度を超えました。
晴れた日10度を超えると暖かいと感じるから不思議です。
早春のフキノトウが出てフクジュソウも咲きはじめました。
熱海では熱海桜が見頃とのことです。
桜好きの私がこの時期に待ち焦がれるのは河津桜の開花です。

朝の堀川一条戻り橋の河津桜です。
つぼみがかなり膨らんできました。
あと一週間ほどで開花するかもしれません。















今年も2月初旬には開花しそうです。



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洋ラン展 2017

2017-01-29 05:29:11 | 花めぐり2017

植物園観覧温室で洋ラン展が一昨日より開催されました。
期間は1月27日~2月5日、今年で25回になります。

温室入って正面に入賞作品が展示されています。
入賞8作品のポイントも表示されていましたので紹介します。




# ミニ種であるにもかかわらず、これだけの大輪はめずらしい。




# 良く作り込まれ、株もしっかりしている。




# 花が非常に大きく花弁もフラットで展開が良い




# 株の大きさ、花数の多さなど栽培技術が高い。




# 原種本来の特性をいかし、バランスが良い




# 株の状態が良く、花弁の色彩がすばらしい。




# 咲きにくい種であるが良く咲いて光沢が良い




# 花が正面を向き綺麗に仕立てられている。



他の展示作品















気に入ったいくつかを紹介します。


























































































洋ランは華やかです。














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小倉池の野鳥、嵯峨野清涼寺の梅

2017-01-28 15:40:32 | 野鳥

カワセミに魅せられたようで、また嵯峨野小倉池にでかけました。
今年は新年からカワセミを撮影できましたが、今回はどうでしょうか。


小倉池です。
まず出会えたのはサギ








遠くの木にカワセミがやってきましたが、私のカメラの倍率では、、、、、、。









また遠くの木にやってきましたが、これも遠すぎです。
しかも松の葉が邪魔しています。













今度は比較的近くに来てくれました。
































途中ドールハウスの庭








帰り嵯峨野清涼寺に寄ります。















本堂



多宝塔







梅が開花しています。












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早春の花 フクジュソウ(福寿草)開花

2017-01-28 06:06:08 | 花めぐり2017

早春の花 フクジュソウが植物園生態園で開花しはじめました。
フクジュソウは日本各地の山野に多く見られる早春の花です。
ウメの花がほころぶ頃から蕾をもち上げ、黄色の花を咲かせます。
福を招くというおめでたい名前から、正月の鉢花としても人気が高い花ですが、自然では2月から4月です。


フクジュソウ









二三日で花がしっかり開きそうです。










フクジュソウもキンポウゲ科です。
同じキンポウゲ科のオウレンはすでに開花し、投稿しました。


セリバオウレン





バイカオウレン










オウレン





昨日訪れたのは10時頃ですが、やはり朝は寒かったようです。
これも先日投稿した、シモバシラ(植物)も見れました。




















フキノトウも出ています。





最後にシロハラ発見





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河津桜のつぼみ、1月の桜

2017-01-27 18:22:08 | 花めぐり2017

新年1月も下旬、冬本番の寒さが続いています。
そんななかでも来月には早咲きの河津桜が開花します。
今はまだつぼみですが、これからだんだんと膨らんできます。









一方こんな寒いなかでも咲いている桜があります。
今咲いている桜をお届けします。

フユザクラ(冬桜)
















シキザクラ(四季桜)
















コブクザクラ(子福桜)




ジュウガツザクラ(十月桜)












カンザクラ(寒桜)













シバザクラ
桜とは違う違うハナシノブ科の多年草ですが、花をつけていましたので撮影しました。







妙蓮寺の御会式桜























妙蓮寺境内にカンアヤメが咲いています。







スイセンも咲いています




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新年初の宝ヶ池散策

2017-01-27 06:14:51 | 京都めぐり

新年初の宝ヶ池散策です。
この数日は連日朝の最低気温は氷点下の京都で、非常に寒いです。
いつものように国際会議場と比叡山が見えるところから周囲1.5kmスタートです。




コースは地道です。




寒い朝です。朝陽が上り、水面には蒸気霧がでています。




ボートの上にサギがいます。




野良猫が朝陽を受けて休んでいます。




今回も水面に映る景色はきれいです。




先月は少し紅葉が残っていましたが、すっかり落葉し冬の景色です。




季節外れのツツジ




枯れた木が水面に映る景色もいいです。




皆さん歩いたり、走ったりさまざまです。




鉄柵は霜だらけです。




植物も同様に霜、霜








ここから続く景色が一番好きです。




カモ
















カモ













野鳥の森で野鳥を待ちましたが出てきてくれません。
同じく待っておられる方に聞きますと、カワセミ撮影できたそうです。












キンクロハジロ








サギ




1.5km地点




今回は二周3.0km歩きました。



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小倉池のカワセミ チラッとウグイス

2017-01-26 16:53:46 | 野鳥

嵯峨野小倉池でカワセミ撮影できました。




































今度は少し離れました。
私のカメラではこれが限界です。











近くでウグイス見ましたが、草木できれいに撮影できませんでした。
動きがとても早かったです。










カワセミはきれいですね。
野鳥はまったくの初心者ですが、魅せられそうです。
また近々カワセミ撮影に寄ることにします。



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北野天満宮初天神と猿まわし

2017-01-26 05:38:52 | 京都めぐり

昨日25日は北野天満宮の今年最初の「初天神」でした。
菅原道真の誕生日と命日にちなみ、毎月25日は縁日が開催されるのです。
毎月21日東寺の「弘法市」同様、多くの露店が境内にでき、訪れる人も多く賑わいます。
北野天満宮の「初天神」は約千軒の露店と15万人の人出になります。

昨日は雪こそ降らないものの京都市内の最低気温は氷点下の寒い朝でした。
日中は大混雑するので、私は早めにということで9時頃天満宮に着きました。

一の鳥居




参道両側に露店がならんでいます。









楼門





三光門と梅














本殿 
お参りする人が後をたちません。初天神とあって放送局も来ています。シナマンサク










ここのロウバイは遅くやっと開花しはじめです。





名物長五郎餅のお店です。
天正年間以来天満宮の境内に店舗を出しています。










9時半、境内で懐かしい猿まわしが行われています。
猿まわしは男性の猿使いとオスの猿が多いのですが、若い女性の猿使いとメスの猿です。
寒いのでお猿もコートを着ています。




可愛い猿ちゃんです。










猿のパフォーマンスです。
コートを脱ぐと赤いチョッキを着ていました。勝負服だそうです。





輪くぐり




竹馬も上手です。





2mの竹馬です。





立派パフォーマンスでした。





境内の梅はこの間の寒さでまだチラホラですが、ほのかな香りがします。











東門付近





面白い紙人形です。昭和40年の横綱大鵬です。
ちなみにこの人形は千円です。






































天神市は少ないですが、花や植木もあります。





この日はあまりの寒さに早めに引き上げました。
初天神に来られる方は昼頃が多いのではないでしょうか。


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車折神社と梅宮大社の梅

2017-01-25 05:43:02 | 花めぐり2017

昨日向かったのは芸能神社で有名な車折神社です。
ここの河津桜は京都市内では一番早く咲きます。
昨年は2月初旬に開花しましたが、現在のつぼみはどうでしょうか。









河津桜、つぼみはふくらみはじめています。










芸能神社





芸能人の名前が書かれている玉垣の奉納料は1万円、期間2年です。





本殿前鳥居





本殿










社務所前には冬の桜が咲いています。




















神社の北側入口のすぐ向かいは嵐電車神社駅です。





次に向かったのは梅宮大社です。














白梅、紅梅咲きはじめです。





























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寄せ植えハンギングバスケット

2017-01-24 16:48:52 | 花めぐり2017

植物園で恒例の『新春花詣 第6回寄せ植えハンギングバスケットコンテスト』が開催中です。
「京都らしさ」をテーマにした冬期の寄せ植え,ハンギングバスケット約100点が展示されています。
期間は1月15日から2月5日です。
今は花の少ない時期で、使う花が限られるせいか似たような作品も多いですが、これほど花が揃うと嬉しいです。





















































































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シモバシラ(植物)の氷柱

2017-01-24 06:09:00 | 花めぐり2017

寒い朝です。車のフロントガラスや屋根は凍っています。
こういう朝はシモバシラの氷柱が見れると思い、植物園に行ってきました。
予想どおり氷柱ができています。







シモバシラはシソ科多年草のれっきとした植物です。
氷柱が出るしくみは、冬に地上部の茎が枯れても、地下の根は生きていて水を吸い上げます。
気温が氷点下に下がる厳寒の夜、茎に吸い上げられた水が凍りはじめると、体積が増えて、
道も管が敗れて水が押し出され氷の彫刻ができるのです。











もっと気温が下がった朝は氷の彫刻もダイナミックになります。
冬の植物園は9時開館なのが残念です。

ソシンロウバイ見頃続きです。












ロウバイも見頃です。


















ニホンズイセン




ユキヤナギの花





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雪の愛宕念仏寺

2017-01-23 05:36:20 | 京都めぐり

一昨日の奥嵯峨めぐりですが、いつもは鳥居本で終了ですが、今回は愛宕念仏寺まで足をのばしました。
この寺院は別名千二百羅漢の寺とも呼ばれいます。
愛宕山参道の山麓の入り口に位置する嵯峨野めぐりの始発点でもあります。


仁王門










受付を通ると雪景色です。
斜面に石仏が並んでいます。















めずらしい三宝の鐘








本堂 本尊は厄除千手観音





羅漢石像





ふれ愛観音堂













































日当たり良いところはほとんど雪はないです。















仁王門に帰ってきました。





清滝のほうはまだ雪がかなり残っていそうです。





ここの羅漢石仏は参拝者の方々による手づくりで、石仏一つ一つが御自身に似せたとも言われています。
先代の住職であった西村公朝さんによる発願です。
西村公朝といえばご存知の方もおられると思います。
僧侶であるとともに仏師でもあり、三十三間堂の千一体の仏像のうち600体、広隆寺の弥勒菩薩、東寺の焼け仏などの修復しました。
また東京芸術大学の教授として、多くの学生を指導されました。




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セツブンソウ開花直前

2017-01-22 17:04:25 | 花めぐり2017

早春の花、セツブンソウが開花直前です。
セツブンソウは本州の関東地方以西に分布し、高さ10センチほどの小さな多年生草本です。
落葉広葉樹林の枯れ葉の間から茎が伸び花をつけます。
名前は節分の頃に花をつけることに由来します。
バイカオウレンやセリバオウレンと同じキンポウゲ科の多年草で、京都府の絶滅危惧種に指定されています。





















昨年2月撮影のセツブンソウ
小さな花ですが、白い花の中央に紫色のオシベがあります。









私は同じキンポウゲ科のバイカオウレンにも似ていると思います。オシベの色が違います。

















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