京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

小さな秋探し 法然院 編

2014-09-01 05:23:20 | 京都めぐり

前日、体調不良で一日安静にしていましたが、
症状も落ち着いたので、思いきって散歩にでかけました。
日曜日で、妻がお休みでしたので、散歩デートに誘いました。

向かった先は、大好きな法然院です。
浄土宗系の単立寺院で、参道に散る椿が、
名景として知られています。
境内には、谷崎潤一郎、九鬼周造、河上肇ら、
多くの文化人のお墓があることでも知られています。

ここは外国人が多く訪れ、昨日も日本人より確実に多かったです。
彼らの多くは、英語のガイドブックを携えています。
茅葺き山門、白砂壇、静寂を良しとする苔むす参道、
この風情を肌で感じて欲しいものです。

きれいに清掃された参道と奥に見える山門





山門から見える景色、額縁絵です。





山門を入ると、両側に白い盛り砂の白砂壇があります。
水を表しています。ここを通ることで、
参拝者が心身を清めることができるのです。





組紐のような紋様です。









茅葺き山門と白砂壇の景色





来る度に感心する、粋な計らいです。
ここに、椿が置かれている画面を想像してみてください。
実に美しい景色になります。





苔のきれいな境内の参道です。
私が実に美しいと感じる景色です。


























ねじれた木々と青紅葉





境内のキノコたちです。
















ここにもあるよと、妻が指差してくれました。
















紅葉はまだまだ先ですが、一部見つけました。






苔むす石垣です。





法然院の草花も紹介しましょう。
お茶の実です。

























最後に、秋探しの一枚です。
ススキが穂を出しはじめています。





紅葉シーズンにまた訪れたいと思います。