京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『 谷島せい子のサイズダウン生活』団塊スタイル

2014-02-03 06:34:48 | 団塊スタイル

今回のNHK団塊スタイルは、アンコール放送で、再び料理研究家の谷島せい子さん(65)です。





谷島さんの生き方に賛同した私は、以前の放送後にブログにも書きました。

料理研究家としての谷島さんは、よく知られた方なのでしょう。
また谷島さんの生き方に賛同する方も多いのでしょう。
私の拙いブログへのアクセスで、日にちが経っているにも関わらず、谷島さんの記事は上位にランクされることもしばしばです。

今回再放送されましたので、私も再度紹介してみることにしました。





都内の自宅で開かれている料理教室で教えているのは、谷島せい子さん65歳です。





谷島さんはこれまで、レストランのプロジュースや特産品の開発、そして多くのレシピ本を出版するなど、食に関するさまざまな分野で活躍してきました。





「今日の料理」にも出演されました。





家族のための食事がキーワードでしたが、楽しい一人暮らしの過ごし方を記した著書を出版しました。
















一人で暮らすことを選択した谷島さんのライフスタイルは、同世代の女性の注目を集めているそうです。


谷島さんは「子どもたちがいて、お嫁さんたちがいて、孫たちがいて、ちょくちょく会うのも楽しい。一緒にごはんを食べるのも楽しい。
でも、暮らすのはひとりが楽です」と仰っていました。

60代に入り、選んだのは一人で生きる小さな暮らしでした。
ここに至るには、仕事や母親の介護などさまざまな苦労がありました。




谷島さんの歩み





子育ても終わり、50代で離婚され、55歳以降は家族向け料理から、おひとりさまレシピに様変わりします。
60歳で母の介護を経験し、63歳から一人暮らしとなります。

谷島さんは、「子育ても介護も終わり、今度は自分の人生を子どもにみてもらわずに、自分で作らないといけない。
そのために、楽しく暮らしていける工夫をテーマにしている」そうです。

今住んでいるのは、都内の閑静な住宅街にあるマンション





晩年の母が購入した部屋を改築して住まわれています。
以前の住まいより1/3にサイズダウンしました。





リフォームにあたっては、どんどん年をとっていくのを想定し、サイズダウンし、手の届く範囲にものがあるとか、自分の身の丈にあう生活にしたそうです。

料理研究家に必要なキッチンも半分以下にサイズダウン、使うものしかおかないと決め、
調理器具や食器を1/5に減らしました。





料理教室で同世代方に教えるのは、家族のためではなく、自分たちが食べて楽しい、頑張らない料理づくりです。

谷島さんとほぼ同年代の参加者のおばさま方が仰っていました。
「頑張らなくてもいい年になった。
今までずっと頑張ってきたから、ここまできたら頑張らなくていい。
楽しんだらいい」と。

私もそう思います。


谷島さんは料理以外にも、びっくりするようなパワフルな方です。

岩手県の滝沢村にたびたび訪れ、特産品づくりのアドバイザーをしているそうです。
ここで、農家の方や村役場の職員を巻き込み、滝沢村ならではのアピールポイントをアドバイスしています。











素敵な生き方です。
男性の私が見ても、そう思います。

サイズダウンは、言うは易しですが、実際はそううまくはいきません。
私も定年後の生活の目標でもあります。












団塊スタイル『資格を取ってよかった』を見て

2014-01-27 07:48:17 | 団塊スタイル


今回の団塊スタイルは、『資格を取ってよかった』です。





最近専門学校で、定年を前にしたシニアの方が目立つようになってきたそうです。
めざす資格は、社会保険労務士、社会福祉士、日本語教師などさまざまです。





定年後の人生を前に、まずは資格を手に入れようという訳です。

番組が行ったアンケートでも、資格に興味のある人は65%ありました。
取得の理由は以下の通りです。





お金目的が一番多いのかなと思っていましたが、結果は意外でした。


番組は資格を習得して、退職後に違う分野にチャレンジしている人たちを紹介しましす。

一人は、55歳の定年後(生命保険会社)に美容師の資格を取り、高齢者 の“訪問美容”をやっている57歳の女性の方です。資格を取るまで大変ご苦労されます。
高齢者施設を訪問者し、髪をカットします。料金は1800円です。
御高齢の女性の方がカット後に見せる笑顔はとても印象的でした。





もう一人は、人や森林インストラクターの資格習得後、学問を深めて農学博士の学位を取得、地域 の森林を守る活動を行っている69歳の男性です。





69歳とは思えないほど若々しく、エネルギッシュな方で驚きました。

放送を見て、私のことを振り返ってみました。
私は昨年3月末に60歳で定年退職する前、雇用延長するか考えましたが、雇用延長せずにそのまま退職を選択しました。

さらに、新たな資格を取ったり、別の業種の仕事につくという選択肢もまったくなく、アルバイトも考えませんでした。

私は新たな仕事にも就かず、アルバイトもせず、まだ働いている妻をサポートすることだけにしました。
長い間、家事や子育て一切を妻任せにしてきたという負い目があったのです。

でも妻も、今年一杯で定年を迎えます。
しばらくは、お互いの趣味を尊重しあい、二人で旅行などして過ごすつもりでいます。

お互いの定年後の生活が落ち着いたら、私にはやってみたいことがあります。
妻には話をしたことがあります。

みなさまには、
笑われるかもしれませんが、それは、禅寺の庭の清掃です。
剪定などはプロの庭師でないとできないですが、雑草とりくらいはできそうです。
いつか、禅寺の住職さんにお願いしてみようと思っています。




団塊スタイル『高齢ストーカー』

2014-01-18 06:59:24 | 団塊スタイル

時々目を通すNHK団塊スタイルですが、今回は少しショッキングな番組タイトルでした。




今日、ストーカーが大きな社会問題になり、悲惨な事件となって、テレビを賑わすことも度々です。
ストーカーの被害件数は、警察庁調べで、2003年が約12,000件でしたが、2012年は約2万件と1.6倍に増えていいます。このなかで、60歳以上の件数は、2003年が473件だったのに対し、2012年は1,834件と3.8倍です。
特に高齢ストーカーの増加率の高さにも驚きです。





法務省で長年高齢者犯罪を研究されてきた方によると、昭和63年からの20年間で、高齢者人口は約2倍、起訴された高齢犯罪者は約7倍になっているそうです。
その方は「単なる高齢者人口の増加だけではない。40代50代で離婚とかリストラされて生活基盤を失った人が、立ち直れなくてそのまま高齢犯罪者になっていくという例もある。ストーカーの加害者の9割は男性で、被害者の9割が女性。離婚やリストラで一人になってしまい、満たされない欲求をストーカーに転嫁する例もあるのではないか」と言います。





番組では60歳以上の高齢者によるストーカーの多くは、恋愛関係が破綻して、つきまとい行為に及ぶそうです。
実際におこった事例を、再現VTRで紹介されました。

ゲストコメンテーターの鳥越俊太郎さんは、「一昔前までは60歳を過ぎると、人生も見えてきて執着心がなくなっていくが、今は、60歳をすぎてから、人生はまだまだあると、執着する人が増えている。その結果、男性と女性のトラブルになり、ストーカーになる」そうです。
さらに、 鳥越さんは、「昔から余生という言葉があるが、今は余生が伸びて、60,70歳はまだ現役という人が増えている。体力もそれなりにあり、もう一花咲かせたいと思う人が増えている」のでは言います。

私は60歳過ぎると、執着心がなくなっていくというのは違うと思います。
執着心はなくならないが、昔は様々な点で諦めきれたのではないでしょうか。


ストーカー被害の相談にのっている、NPOヒューマニテイの代表も「高齢ストーカーが確実に増えている」と言います。
しかも、加害者は退職した団塊の世代が多いそうです。

放送で私が驚いたのは、高齢者の孤独に有償で対応するビジネスがあるということです。
その会社の主な業務は、介護サポート、婚活サポート、家事代行。企業コンサルティングですが、最近、団塊の世代の人から、話し相手、自分の趣味を一緒にやってほしい、散歩に同行してほしいという依頼が増えているそうです。

そして、実際に75歳の一人暮らしの男性の依頼を放送しました。
ジャズライブに同行して欲しい。そのあと、食事して話し相手になって欲しいという依頼です。
当日、その会社から女性スタッフ(30代でしょうか?)が派遣され、依頼者の願いをかなえてくれるというわけです。
同行のルールは、スタッフは飲酒しない。二人で個室に入らない。身体に触れないなどです。

利用した男性は、生活に張り合いがでたと答えていました。
ちなみに料金は、基本料金 1時間2980円~、出張費3000円だそうです。

私は放送を見終わり、何かやるせないような気持ちになりました。








団塊スタイル『もっと充実 散歩生活』

2013-11-13 06:21:12 | 団塊スタイル


今回のNHK団塊スタイルは、『もっと充実 散歩生活』でした。





私は今年3月末60歳で定年退職し、体力の向上にと思い、退職直後の4月から桜の花見をかねて、散歩を開始しました。
ところが、4月半ば突然、花粉症様の症状がでて、鼻づまり、目のシュワシュワ感が強くなり、耳鼻科、眼科を受診するはめになりました。てっきり花粉症だと思い込み、散歩は勿論、外出も控えぎみでした。7月に入っても症状がなかなか改善しないため、アレルギーの血液検査をすると、スギ、ヒノキ、イネなど花粉の反応はどれもマイナスで、ハウスダストが強烈に反応していました。原因はハウスダストだったのです。眼科医師も変更してみてもらうと、典型的なドライアイということでした。
それで、それぞれの対策と治療でやっと症状が改善したところで、持病の悪化で入院となってしまいました。
最近やっと、体力の回復に励もうかなと思い、美術館めぐりをかねて散歩を開始しはじめたところです。でもつい楽をしがちで、近場の買い物も車を使うことが多く、少し反省しているところでした。

番組は、さまざまな散歩の楽しみ方を紹介してくれました。

今は秋本番、散歩を楽しむにはちょうどいい季節です。散歩はお金がかからず、気軽に楽しめ、健康にもよいと団塊世代にも人気のようです。
これから、京都は紅葉の見頃となりますので、私も紅葉の名称めぐりを楽しみにしています。番組アンケートでも、定期的に散歩を楽しんでいる人は、約8割もいます。





散歩するだけでなく、街歩きの楽しみ方を教えてくれる「街歩きの講座」というカルチャーセンターが人気のようです。参加者は、「家の近所しかしらなかったが、今は余暇ができたのであっちこっち歩いてみたいと思って」というのが参加の理由です。
結構、「街歩き」が人気のようです。

今回は視聴者から寄せられた、アイデアいっぱいの散歩を紹介ずるというものでした。
こだわりの散歩ー横浜市に住む山川さん67歳。5年前から週に一度散歩をしています。





山川さんがいつも持ち歩くのは、携帯電話とデジカメ、万歩計、タオル、Tシャツと下着の着替えまでありました。山川さんは気になる路地を見つけたらそこが散歩のコースというわけです。車や自転車でなく、人が歩けるような場所なら楽しくて新しい発見があると言います。
お腹が空けば散歩先で食事をとる。食事後も歩き、気がつけば2万歩にもなるそうですから、かなりの健脚のようです。山川さんの散歩は片道だけで帰りは最寄りの駅を探し、電車で自宅近くにもどります。3時間ほど歩いたあとは、銭湯に入る。これが一番の楽しみだそうです。山川さんの散歩の楽しみ方は、行き当たりばったり、食事とビール、銭湯、季節の花の写真でした。
私は2万歩は無理ですが、片道1万歩と考えれば、かなりのところに行けます。帰りは市バスや地下鉄を使えばと思えば、気持ちは確かに楽です。

主婦の渡辺富子さん(63歳)のケース




夕食後後片付け後の7時、主婦友達と待ち合わせ。週に一度散歩を楽しんでいます。目的は夜のおしゃべり散歩。移り変わる街の様子などの会話がはずむそうです。普段なかなか話せない深刻な話も散歩しながらだと気楽にできるようです。

それ意外にも番組では、夫婦での散歩のケース、高齢者のケースなども紹介されました。

番組のアドバイザーは、初心者向け散歩のアドバイスとして、歩く+α のテーマをもつこと。散歩の友を見つけることをあげていました。





また、その日の散歩記録をつけることは、明日への活力になる。散歩の服装は目立つものが良い。底の厚い靴を選ぶ。食事前の散歩は避ける。とのアドバイスはよくわかりました。体力向上に効果的な散歩とは、1日7000~8000歩、歩くペースにメリハリをつけるのが良いということです。



私の住んでいる京都市内でも、ウオーギングや散歩のサークルもあるようです。特に春と秋、ノボリを持った人を先頭に、数十名、多いときは100名以上の中高年の方々が歩いている光景をときどきみかけます。やはり、人気のようです。
私は集団での散歩は苦手で、マイペースで自由気ままに歩きたいので、そういう催しには一切参加したことがありません。
妻や気のあった仲間数人と歩くのが一番いいと思っています。



団塊スタイル『60代から運転力アップ』

2013-11-07 06:21:56 | 団塊スタイル

今回の団塊スタイルは、『60代の運転力アップ』でした。私も若い時から定年後の今も日常的に車を運転しておりますので、興味をもって番組を見ました。




日本の交通事故の発生件数は減少傾向にあるにも関わらず、社会の高齢化にともない、高齢者の運転による交通事故が増えています。

事故発生件数のうち65歳以上の割合








ある程度の年齢になれば、免許を返上すればとも思うのですが、地方などでは生活のために、高齢でも車を必要としている人が大勢いるのも現実です。国が70歳以上を対象に、免許更新時に「高齢者講習」を行っていますが、埼玉では、それよりも5歳若い65歳以上を対象 に運転の安全度をチェックする講習を無料で行っているそうです。
講習をうけることで、気づくことも多いようです。








私も運転していますが、若い時に比べ、反射神経は明らかに鈍っていると感じています。また、視力低下のせいか、夕方や夜の運転が怖いと思うことも増えてきました。
私はまだ高齢者ではありませんが、高齢者の事故原因は以下のようです。





やはり、加齢とともに明らかに身体能力は低下します。




山梨の富士河口湖町では、主に60代以上を対象に、運転のための「体操講座」などが行われ、60代から“運転力"のアップを目指しているそうです。



少しでも長く安 全に運転をするために、やはりハード面、車の進化も必要です。
エアバックは事故の際、運転手や助手席の人間のダメージを防ぐもので、今日ではほとんどの車種に常備されるようになってきました。
今は、事故の発生そのものを未然に防ぐ車の開発も進んでいます。最近の車のCMで、車が認識して危険時に車を止める映像をよく見ます。
さらに、危険を車が避けるさまざまな運転支援システムも開発されているようです。




CMでもよく見る光景です。





車が危険物を自動的に避けるシステム




交差点などでの飛び出しを予測し、車が自動的に減速する。




車の安全性や支援システムが進歩しても、私はある程度の年齢になれば、運転免許は返上するつもりです。いま住んでいるところは、公共交通機関の利用しやすい場所ですし、タクシーも拾いやすいのです。
いくら車が進化しても、事故のリスクがなくなることはありません。自分の過失事故で最悪死傷者をだすことを考えれば、私は70歳くらいで返上しようと思っています。





団塊スタイル『昭和30年代の暮らし』

2013-10-15 06:20:59 | 団塊スタイル


今回の団塊スタイルは、昭和30年代の暮らしというタイトルでした。
私は団塊世代より少し後の世代で、昭和30年代は私の幼少、小学生6年までです。自分が60歳代に突入した今、無性に懐かしさを覚えるのが、子どもの頃の住んでいた地域や野山、遊び友達などです。
私の子どもの頃を思い浮かべながら番組を見ました。


今、全国で昭和の暮らしのよさを見直そうとする動きが広がっているそうです。
団塊の世代が、子供の頃を過ごした昭和30年代の暮らしのよさを今に伝えようという動きがあります。
故郷で、当時の生活雑貨を集めて資料館をつくる男性や、昭和の商店街をミニチュアハウスで再現する女性がいます。そこには、物を大切にし、家族や近所の人たちと和気あいあいと過ごした活気あふれる日々の思い出がありました。昭和の暮らしを実践する、30代の主婦の生活も紹介しながら、昭和の暮らしのよさについて考えるという番組でした。

岩手県宮古市の山あいの木造校舎
ここは5年前から昭和の学校として公開されています。









人気の秘密は、昭和30年代の商店街をそのまま再現しているところ。
おもちゃ屋、ブロマイド屋、レコード屋、パーマ屋さんなど30店舗が並んでいます。

観光客は「懐かしいのに新鮮」、「昭和で育ったのが長いので、こういう所にくるとうれしい」などの感想。

















NPO法人いわて・ふるさと倶楽部代表照井正勝さん(64歳)
まちおこしのために法人立ち上げこの資料館を運営しています。




照井さんは、「昭和30年代は、貧乏だけど希望だけはありました」、「もう一度原点を思いだしたい」と言います。


今、団塊世代が古きよき物を求めているのは、そういうものを壊してきた、忘れてきた反省でもあるのではと言う、司会者。


ミニチュアハウスを作った春菜和子さん(67歳)
商店街で育ったが、今はすべてなくなってしまった。淋しい。
孫に話してもぴんとこない。小さいものなら再現すればわかりやすいと思いつくったそうです。
それにしても、よくできた作品です。私も自分が住んでいた当時の町並みを思いだし、懐かしさいっぱいです。





















西岸良平のロングセラー・コミック を映画化した「ALWAYS3丁目の夕日」が公開されたのは200 5年でした。東京タワーの建築が進む 昭和33年の東京が舞台で、貧しくも夢と希望に満ち溢れていた市井の 人々の悲喜劇を描いた作品は、 多くの人々の琴線に触れ大ヒットし ました。 舞台は昭和34年です。
高度経済成長が始まり、従来の生活が大きく変わろうとする時代でした。
映画のように、自分の生活に余裕のある人間はいないのに、困っている人間が周りにいると、手を差し伸べることが当たり前だった、他人を思いやれた時代であったと思います。
一方では、貧しさから一生懸命這い上がろうとした結果、さまざまな社会問題も生みはじめ、私たちの生き方も何か、どこかに置き去りにしてきた昭和30年代だったのではないでしょうか。




団塊スタイル『女性を輝かせる服装選び』を見て

2013-10-06 06:42:32 | 団塊スタイル

前回のNHK団塊スタイルは、『D,sスタイル 女性を輝かせる服装選び』というタイトルで、ファッションデザイナー 佐藤恵子さんがアドバイザーでした。



今回は女性向けの内容だなと思い、スルーするつもりでいましたが、他の番組を見る気にもならず、本に目を通しながら番組を見ていました。
今回の内容は、シニア女性のファッションアドバイザーとして活躍する、佐藤恵子さんの生き方に迫るというものです。
年を重ねても、ファッションにこだわる団塊の世代の女性たちに向け、着こなし方だけではなく、体の変化を受け入れるシニアならではの服選びを行っています。さらに、自らがモデルになり、シ ニア女性に合った服選びをメーカーに提案するなど積極的な活動も紹介されていました。

番組を見ながらふと自分のことに思いがいきました。
私は今年3月末、60歳で定年退職しました。私の働いていた会社は、いわゆるサラリーマンスタイルで、背広ネクタイを着なければいけないということはなく、比較的ラフな格好でもよかった職場でした。それでも、会社が休みのときの普段着というわけにはいかず、それなりの格好で仕事に行っていました。
本来自分の服装にあまりこだわらない私は、休みの日などは、簡単な変わり映えのしない普段着で過ごしていました。
退職後は当然、仕事に行かないわけですから、今までの会社服装はほとんど着ることがなくなりました。私のクローゼットには、現役時代のネクタイやワイシャツがいっぱいあり、退職後しばらくして、それらを整理して処分しました。
一方、退職したからといって、今までに休みの日に着ていたもの ばかりを着てというわけにも当然いきません。
60歳としての最低限の身だしなみやオシャレは必要だと思い、デパートの男性服や小物売り場に行きましたが、敷居が高くてなかなか店員さんに声をかけられません。
妻と一緒に服選びに行って、妻がこういう服がいいんじゃないと薦めるのは、どうも私の趣味に合いません。 35年も一緒にいて、私の好みがわからないのかと時々腹が立つこともあります。
少し、冒険してみたい気もあるのですが、いざ選ぶとなると決めきれません。結局、毎回変わりばえのしない商品を選んでしまいます。

おしゃれは女性だけのものではなく、男性も年齢に見あったそれなりの格好はしたいのです。しかし、私のように現職時代に服装にあまり気を使わなかったものは、いざ退職して、戸惑っています。こんなとき、佐藤さんのような、気楽に相談できる男性用アドバイザーがいれば、いいのになと思いました。





団塊スタイル 『今から挑戦 音楽生活』

2013-09-25 06:22:02 | 団塊スタイル

9月20日放送のNHK 団塊スタイル『今こそ挑戦 音楽生活』(9月27日再放送)を楽しく拝見させていただきました。



今回のゲストは、団塊世代のフォーク歌手南こうせつさんです。



番組は、誰もが一度は憧れる音楽生活。実は、第二の人生が音楽を楽しむチャンスだと言います。実際に、シニア世代で音楽を楽し みながら充実した日々を送っている人も多いのだと。家族3世代でピンク・レディーバンドを組む人や、作詞作曲を 楽しむ人、伴奏のボランティアをする人など。番組では、今からでも挑戦できる様々な音楽生活を紹介してくれました。
番組を見て、ほんとうに多くの人が音楽に楽しんでおられる姿を見て、羨ましくも思った次第です。



この団塊スタイルスタイルが放送される2日前、民法局で「あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル」という番組が放送されました。ラジオを聞くような感じで、懐かしい音楽に楽しませてもらいました。
ペギー葉山さんや80歳になった菅原洋一さんが、元気な姿で往年の曲を歌うのには驚きました。小林旭さん、和製フォーク特集、既に亡くなられたが若い頃のヒット曲なども聞くことができました。
私は自分の若い時を振り返り、確かにこのような歌手たちの歌も聴きましたが、のめり込んだのは洋曲でした。もちろん音源はほとんどラジオでした。深夜の受験勉強をしながら、よく聞いたのは、ビートルズ、サイモンとガーファンクル、トムジョーンズ、キングストントリオ、ブラザーズフォー、PPM、ジョーンバエズなどでした。
日本の歌謡曲一筋という人もいたでしょうが、少なくとも私の周りの多くは外国のヒット曲をよく聴いていたように思います。
何か外国の曲を聞くのがトレンドのような雰囲気がありました。

ところが、さきほどの民放局のように、懐かしい青春の曲といったら放送されるのは日本の歌謡曲オンリーなのです。とても残念です。洋曲にはさまざまな、権利問題や当時の映像不足といった問題もあるのかもしれませんが、全くと言っていいほどテレビでは見たり、聞くことがありません。
番組でキングストントリオをコピーする団塊世代を見て、非常に親近感を覚えます。
私は楽器は全くダメなので、バンドうんぬんは考えたこともありませんが、そういうライブが身近であれば、是非行ってみたいと思います。



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わが家の曼珠沙華見頃です。そして、ムラサキシキブもだいぶ色づいてきました。
まだ日中暑いですが、秋は確実にすすんでいます。









団塊スタイル60代ジャズへの挑戦 八代亜紀

2013-08-31 06:34:21 | 団塊スタイル

8月30日放送のNHK団塊スタイル
今回は、輝いて生きる人の姿を伝える「D'sスタイル」。
登場者は、演歌の女王、八代亜紀さん63歳でした。
八代さんは60代になり新たなチャレンジを始めました。
それはジャズでした。去年初のジャズアルバ ムを発表し、
ニューヨークでもライブを行い、日本全国でジャズを歌っています。




八代さんは、ジャズと演歌の違いについて、
演歌を歌うときは代弁者、演歌は自分のことをださない。誰かのことを歌う。
ジャズは自由に歌うことができる。演歌は決まっているが、ジャズは決まっていないので非常に楽しいと言います。

八代さんの歌にかける情熱はすごいもので、八代さんの目標は現役80歳と言います。

あと八代さんといえば、絵も有名です。
今も箱根のアトリエで筆をとっているそうです。



60歳を過ぎてなお、過密なスケジュールをこなす八代さん。
すごく前向きな方でした。

同世代へのメッセージは、
定年で引っ込んじゃだめ。70代になったら少し休むよくらいとエールを送ります。

私は元気な八代亜紀さんに押されっぱなしでした。




団塊スタイル「 終活 葬儀と墓」を見て考えたこと

2013-08-18 06:49:09 | 団塊スタイル

8月16日のNHK団塊スタイルは、アンコール放送でテーマは「葬儀と墓」でした。
最近は核家族化が進み、単身者も増えるなか、近親者で葬儀を行う 、家族葬を希望する人が増えているそうです。
放送では、葬儀準備の心構えや費用などがわかりや すくお話していました。

葬儀では、家族に迷惑をかけたくないというのが キーワードになっているようです。
家族葬、直葬(葬儀をせず火葬だけ)、無宗教葬も増えているといいます。
葬儀に参列してほしい人は(50歳以上3029人対象)アンケート
家族・親族 36%
家族・親族・親しい知人 41%
仕事関係・地域の人も 7%
葬儀の必要はない 16%
アンケート結果からは、家族・親族+親しい知人が77%と圧倒的に多いですが、
私のまわりの実際の葬儀では、仕事関係や町内の人が参列する葬儀が多いです。
実際の葬儀は、送る側の遺族の意向が強く働かざるを得ないからだと思います。
最近、エンデングノートというのが流行っているそうです。
自分の気持ちと送る側の思いを調整するにはよいツールかもわかりません。
アドバイザーの方が、大まかなことは自分できめ、あとは家族に任せるようにしたほうがいいのではないか、と言っていましたが、私もそう思います。

どんなお墓に入りたいか(50歳以上3029人対象)アンケート
代々の墓 37%
新しくつくった墓 16%
合葬墓・納骨堂など 17%
墓をもたない18% その他12% の結果でした。
私のように地方から出てきた者は、自分の墓を作らなければいけませんが、最近のお墓は、従来墓以外に、永代供養墓、合同葬、納骨堂、樹木葬なども増えているようです。

番組を見てあらためて自分の終活について考えています。
私の以前のブロブで葬儀やお墓について書いたことがあります。

私は地方出身の次男坊なので、私の墓を作る必要があります。
私の宗教観は仏教ですが、ただ現在の中国式漢字の戒名には違和感を持っています。
できれば、私の実名が入った、○○居士にできないのかと考えています。
遺族が墓参りのとき、実名入りの方が親しみがわくと思います。

私は葬儀は遺族のためのものだと思っています。
私の希望とすれば、身内だけで済ます家族葬でいいと考えています。

墓も同じ考えですが、こればっかりは、私の一存できめることはできないので、
妻との相談が必要です。
死者は土に還ると言いますので、樹木葬もいいかなと、独断で考えたりしています。
でも実は、私自身は墓にあまり執着する気はないです。
故人にとっては、墓の大小だとか、立派だろうが、貧弱だろうが、
もはや関係のないことだからです。


NHKより拝借







団塊スタイル 料理研究家 谷島せい子

2013-07-22 06:55:03 | 団塊スタイル


私は団塊世代ではないのですが、NHKーEテレの団塊スタイル はときどき見ています。
7月20日は、人物の魅力を紹介する 「D'sスタイル」でした。
そして今回の人物は、料理研究家の谷島せい子さん(65)でした。
谷島さんは、客室乗務員から料理研究家となり、子どもを育て、50代で離婚、母親の介護も経験され、現在は都内でひとり暮らしをしています。
住まいづくりの工夫や、手軽に作れて保存ができる料理、趣味を大切にする時間の使い方など、素敵な60代のゴールデンライフを過ごしていらっしゃいます。
谷島さんの60歳をこえてからのシンプルなライフスタイル(小さな暮らし)や、楽しく豊かに暮らしている姿は、私から見ても実に素敵だと思いました。

番組のなかで谷島さんは、『どんどん歳をとっていくのを想定し、自分の身の丈サイズの生活を心がけ、居住まいをサイズダウンすることでできた』とおっしゃっていました。
実際住居も1/3にし、手の届く範囲に物があるようにしてきたそうです。

私は谷島さんはという方は全く存じ上げていませんでしたが、番組を見て、谷島さんの生き方に全く同感です。

私たち夫婦には子どもが3人いますが、3人とも結婚して家をでました。
5人の生活がいまや夫婦二人暮らしです。
私は定年後は居住まいをできるだけ質素に、できるだけ物は処分するようにしようと考え、毎年1回程度車にいっぱい詰め込み、京都市のクリーンセンターで処分します。
先日は私の衣類を整理し、ゴミ袋3つ分ほど処分しました。
長い間使わずにあるものをいつまでも未練がましく置いておくのは、無様に思えます。

定年後の人生は、いままで背負ってきたさまざまな荷物をひとつひとつ肩から下ろしていく生き方をしたいと思っています。
荷物を下ろさないと心の豊かさや自由は得られないと考えています。
ところが言うは易しですが、実際は人には執着がありますからなかなかできません。
それでも意識しておけば、ずいぶん違うと思っています。

谷島さんの生き方を番組を見て、谷島さんの著書もぜひ読んで見たいと思いました。
















団塊世代「わが家の悩み」を見て、わが家を思う。

2013-07-08 06:12:33 | 団塊スタイル

先日NHK-Eテレ の「団塊スタイル」を見ました。
私はいわゆる団塊世代ではないのですが、共感する内容もあり、ときどき見ます。

今回見たのは「電話相談わが家の悩み」という内容です。
50代以上の人にアンケートをとった結果、多かったのが家族の悩みです。
内訳は子ども 、夫婦の問題が圧倒的に多く、次いで親、その他(孫など)でした。
番組でも夫婦の問題、親の介護、子どもの問題が取り上げられていました。
私は夫婦問題に興味がありました。

夫婦問題の多くは配偶者への不満です。
・家ではなにもしないし、何もできない。
・一緒に過ごす時間が多くなった途端、夫の欠点が目につきがっかりした。
・ 犬ですら掃除機が来る前に別の部屋に行くのに、夫は微動だにしない。
男性側からも
・妻とのいさかいがたえない。
・感覚の違いに悩んでいる。
などが紹介されていました。

電話相談で女性の方は、『12月65歳で定年退職なる夫と日常ほとんど会話がない。外に出たがらない主人がずっと家にいるようになると耐えられそうにない』というものでした。

男性の方からは、『定年後妻との意見の食い違いが増え、自分に対する言葉遣いもきつい』というものでした。

それに対し、3人のアドバイザーがそれぞれ意見を言います。
なかなか含蓄のある言葉だなあというのもありました。
建功寺住職は、「黄金大地」という禅語を紹介していました。
自分がいるところこそが一番なんだ。いろいろ問題があっても、一番にすることが大切だ。自分たちが努力することで黄金の大地になれるという意味だそうです。

ともあれ、「わが家の悩み」はどこの家庭にもあります。
そういえば一時「熟年離婚」という言葉も流行りました。

わが家のことについて書きます。
一緒に番組を見ていた妻は、『結局はがまんが足りないのよ』と一言だけ言いました。
それを聞いた私は、さまざまなことが頭をよぎりました。

私たち夫婦は二人とも働いていましたが、私は若い頃仕事に埋没し、三人の子育て、家事は全て妻任せでした。
妻はそんな仕事以外はなにもしない私に、不満も、言いたいこともずいぶんあったでしょうが、ずっとがまんしてきたんだと思います。
今から考えると、よく離婚されなかったものです。

幸いにして、私は離婚される前に気がつきました。
それは、私が40代にそれまでの無理や不摂生で入院した時です。
入院生活で、今までの生き方や、家庭のことも冷静に振り返ることができました。
私は仕事を言い訳にして、自分のことしか考えていなかったのです。
心配をかけた妻に申し訳ないと思い、身勝手な自分を反省しました。
でも、世の男性の多くがそうであるように、私もなかなか感謝の言葉が直接言えません。
それでもそれ以来は、二人でよくでかけ、会話もよくしました。

私が定年後に主夫見習いをしようと思ったのは、まだ働いている妻に申し訳ないという気持ちと、少しでも若い頃の罪滅ぼしをしたいと思ったからです。
ですから今は、仕事からに帰ったら、お疲れてさんと言って、すぐ食事ができるように努力しています。

妻はありがたいと時々言ってくれます。
男は単純ですから、それを聞くともっとがんばろうと思うのです。(笑)


ところで、急激に暑くなってきました。まだ梅雨明けはしていないのですが、明けたような猛暑が続いています。
暑い時は、無理をせず、買い物などを済ませたらすぐ家に帰って、エアコンにあたっています。皆様も御自愛ください。


中庭のハナミズキが強い日射しを遮ってくれています。今朝6時前、室内から。