京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

天然記念物 深泥池

2014-09-07 05:28:41 | 京都めぐり

昨日の朝は、久しぶりに良い天気となりました。
この間、私の体調不良と、梅雨のような日が続いて、
思うように散歩ができずにいました。
そこで気晴らしに、深泥池(みどろがいけ)まで足を伸ばしました。

深泥池は、京都市内の北にある周囲1.5kmの小さな 池です。





この池には、西日本の平坦地では珍しい浮島があります。
また、氷河期以来 の動植物が、今も生き続けていることから、
昭和2年に国の天然記念物に指定されています。

京都に都がおかれる、ずっと以前からの太古の景色が、
変わらずに、平成の現在も見られるのは、不思議な気もいたします。

深泥池の周辺は、病院や民家が建てこんでいますが、
夜、池のまわりは独特の淋しい雰囲気になります。

そのせいでもないのでしょうが、
平安京の頃には、大蛇が棲むという話があったり、
近年でも、タクシー乗客の女性が突然消えた事件が、
新聞で取り上げられたこともあります。
京都市民には、深泥池といえば、
そういう話の方がよく知られています。










帰り道、植物園に立ち寄りました(近いのです)。
でも陽射しが強く、広い園内を歩く気力が起きず、
「四季 彩の丘」と北山門付近だけにしました。
歩きながらの撮影ですが、御覧ください。

まだ、睡蓮が咲いていました。










蓮の花も残っています。










小さな丘の斜面一面に植えられたガウラ(ヤマモモソウ)。










気の向くまま、撮影した草花です。





















































昼前には帰宅し、体を休めていると、突然の強い雨です。
落ち着いた秋晴れの天気になって欲しいものです。