京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『石踊達哉展』承天閣美術館

2014-04-30 06:14:16 | 美術・博物館


相国寺の承天閣美術館で『石踊達哉展』が開催されています。










石踊達哉さんは、伝統的な花鳥風月を斬新に描き、「平成の琳派」と呼ばれているそうです。昭和20年生まれの日本画家です。
瀬戸内寂聴さんの現代語訳 「源氏物語」の装丁画や、金閣寺方丈の杉戸絵を描いたことでも知られています。
最近では、京都の妙法院の襖絵を奉納しています。
金地に春夏秋冬の植物をちりばめた「断雲四季草花図」や、大地にそびえ立つ円い輪が草花をまとう「輪廻転生」などがあります。

今回の承天閣美術館での展示会は、石踊さんが相国寺派の金閣寺の方丈に杉戸絵、客殿に格天井画を描いていた関係かもしれません。

作品は、第一展示室と第二展示室に分けて40点弱展示されています。

気に入った作品は、『秋草 晩秋』、『遠山桜』、『茜梅林図屏風』は、茜色の背景に老木の紅梅が咲き誇る屏風です。とてもいいです。
『錦秋』も素晴らしい紅葉を描いています。
『源氏物語第28貼「野分」』、 『源氏物語第38貼「秋草繚乱」』、 『源氏物語第46貼「柳図屏風」』、『紅梅林図屏風』、『梅花満開』も気に入りました。





一方、『輪廻転生』は作者の世界観がもうひとつ理解できませんでした。
この作品は、石踊さんによると、制作途中に東日本大震災があり、他の作品とは異質に出来上がった。仏性を 視覚化しようと描いた現代の仏画と言っておられます。





見終わり、確かに平成の琳派と評価されるのは、わかる気がします。
しかし、意味不明な現代アート様な作品もあります。
両者が混在した画家と言えます。











石踊達哉の美術雑誌より

遠山桜





断雲四季草花図






金閣寺杉戸絵







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『南山城古寺巡礼』京都国立博物館

2014-04-29 06:20:26 | 美術・博物館

4月22日から京都国立博物館で、『南山城の古寺巡礼』展が開催されています。





南山城は京都の南端に位置し、古来より奈良の影響を色濃く受けた地です。
かつて、この地を訪れた白州正子さんが、著書『十一面観音巡礼』で「伊賀の山中に発する木津川は、南山城の渓谷を縫いつつ西へ流れる。笠置、加茂を経て平野に出ると、景色は一変し、ゆるやかな大河となって、北上する。その川筋には、点々と、十一面観音が祀られている。それは、時に天平時代の名作であったり,、藤原初期の秘仏であったりする。」と書いています。

まさに、この地は、奈良時代から平安時代創建の古い寺院の宝庫のような場所です。
私は以前、このいくつかの寺院を巡ったことがあります。


京都や奈良の観光寺院と違い、ここの寺院は非常に静寂な佇まいのなかにありました。
この地域の人びとと仏教関係者が永々と信仰を守り継いできたのでしょう。
ご本尊の前に立つと、手をあわせずにはいられませんでした。


私は展示会で、浄瑠璃寺の前に立ったとき、ふと、ある光景がよみがえってきました。
以前、浄瑠璃寺を訪れた時、住職が黙々と草取りに汗を流していました。






こういう光景は、京都の観光寺院ではとんと見かけなくなりました。
京都の多くの観光寺院の清掃は、造園業者の手で行われています。

かつて、作家の水上勉は、『京都の寺院は街中にあり、「山」と呼び、作る田も畑ももたない。しかし、百丈清規守ると言い、「一日成さざれば一日食わず」と言う。それは語録にのみ生きている。』と言ったことがあります。

作る畑を月極ガレージにし、さらに拝観料で成り立つ観光寺院と、南山城の多くの寺院は、寄って立つべきものが違うと思わざるを得ないのです。

私は、南山城の古寺を訪れたとき、そんなことを考えていました。


今回の展示会は、笠置町の笠置寺、加茂町の海住山寺、浄瑠璃寺、岩船寺、現光寺、山城町の蟹満寺、神童寺、京田辺市の観音寺、寿宝寺、酬恩寺(一休寺)、宇治田原の禅定寺など十数箇寺の仏像や仏画、金工品、陶磁器、袈裟などの文化財や考古遺物が展示されています。
国宝2件、重要文化財は26件です。


酬恩庵の展示物は見ごたえがありました。
この寺院は、室町時代の禅僧・一休宗純(1394~1481)が晩年を過ごした寺で、一休寺という通称で親 しまれています。この展覧会では、肖像画をはじめ、所用の袈裟や笛など、一休ゆかりの品々が展示されています。

自戒集、狂雲集、中国明時代の碧厳録なども展示されています。


重要文化財 一休宗純像 自賛 酬恩庵蔵










展示会を見終わり、博物館東庭を訪れると、藤棚に藤が咲いていました。
















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長岡天満宮のキリシマツツジ満開

2014-04-28 06:09:12 | 京都めぐり



長岡天満宮のキリシマツツジが見頃になったと聞きましたので、妻と数年ぶりに行ってきました。

阪急電車の長岡天神駅で下車し、10分ほど歩くと、天満宮の鳥居が見えてきます。






鳥居の階段を上がると、真っ赤なキリシマツツジが目に飛び込んできます。
八条池に通された回遊路の両側ともツツジだらけです。














ここの、キリシマツツジは樹高が約2.5mあり、4月末に真紅の花を咲かせる様はなかなか圧巻です。樹齢は130年前後と推定されており、長岡京市の天然記念物に指定されています。











長岡天満宮境内の東に広がる八条ケ池は、1638年に当時の領主・八条宮が造るように命じた、灌漑用の溜め池です。
池の周囲にも、キリシマツツジやサツキ、桜が植えられていて、市民の憩いの場所です。

錦水亭さんの食事処もツツジに映えています。






錦水亭さんの藤とツツジ












八条池にラジコンの船が走っていました。
素晴らしい船の出来映えに一枚撮影しました。



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鳥羽の藤 一般公開

2014-04-27 06:05:57 | 京都めぐり

今年も京都市の鳥羽水環境保全センターの藤が一般公開されました。
期間は4月26日~29日です。
昨日は、初日でしたが、天気が良かったため、大勢の方が訪れました。

ここの藤棚は、平成13年から一般公開されていますが、私は今回で3回目です。
鳥羽の水環境センターというのは、下水処理施設で、広大な敷地の一画に藤棚が設置されています。

京都市内にありますが、市内中心部よりずいぶん離れたところにあります。
ふだんは公共交通機関もないため、一般公開の時は京都駅から臨時バスが出されます。


藤は見頃開始です。
芝桜とのコントラストもいいです。













































陽射しが強かったので、藤棚の下で休憩する人も多かったです。











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体調不良、わが家の花

2014-04-26 06:02:55 | 定年後生活


やっと暖かくなり、散歩日和となった昨今ですが、おとといの夕食中に急に胸が痛くなり、5分間ほど痛みが続きました。
また胸痛が起れば受診するつもりでいますが、昨日は不安で散歩に足が出ませんでした。

勿体ないくらいの天気でしたが、読書や庭の手入れなどをして一日を過ごしました。
定年退職後、日中ひとりでいる時は、テレビは全く見ません。
テレビ番組が面白くないのもありますが、テレビを見てる時間が勿体ないのです。

今咲いているわが家の花です。
妻は野の草花が好きなので、あちこちに植えています。
私には雑草にしか見えないのですが、、、、。

モッコウバラが満開です。
毎年、桜が満開になると、モッコウバラが咲き始め、4月いっぱい楽しませてくれます。
このモッコウバラは、淡路で行われた花博で購入したものです。
トゲがないのが助かります。










チューリップやムスカリなどが終わり、ミヤコワスレやコデマリなどが咲いています。
名前の知らない花もありますが、お届けします。















































中庭のハナミズキも見頃です。






北側の庭には、紫陽花、サツキ、バラなどを植えています。
街中のサツキは開花しだしましたが、わが家のはまだつぼみです。




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植物園の里桜と春の花

2014-04-25 06:10:04 | 2014桜

一昨日の京都御苑里桜に続き、今日は植物園の里桜をお届けします。

大阪造幣局の里桜の品種数とは比べ物になりませんが、京都の植物園にも里桜がいくつかあり、見頃でした。

関山





高台寺





麒麟






鬱金(ウコン)






鞍馬関山





梅護寺数珠掛桜





駿河台匂






松月






福禄寿





すでに色落ちしていますが、紅八重枝垂れです。
この桜は枝は枝垂れ、花は八重で紅色です。
京都の平安神宮などで植えられています。
見頃は過ぎましたが、まだ懸命に花を残しています。






















植物園は、今チューリップが満開見頃です。
広い園内のあちこちに植えられています。














西洋シャクナゲも見頃でした。








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京都御苑の里桜

2014-04-24 05:48:55 | 2014桜

この数日は肌寒い日が続きましたので、あまり外出せずに家の中で過ごしていました。
昨日は、朝から晴れて気温も上がり、絶好の散歩日和となりました。

そこで、京都御苑にでかけました。
目的は、御苑の里桜です。

京都の桜は京都御苑の近衛跡の糸桜にはじまり、出水の小川の里桜で終わると私は思っています。
毎年、桜の締めに京都御苑を訪れます。

『出水の小川』は、京都御苑の出水口から下立売御門の間にあります。
小川が流れていて、子供たちが水遊びしても安全なため、これからの季節、子供連れの家族が多く訪れます。

20数年前までは、京都御所に防火水のための御所水道がひかれていました。
琵琶湖疎水を分水した専用水路です。
その専用水路から導水したのが出水の小川です。

出水の小川です。





出水の小川付近は、3月下旬には大きな枝垂れ桜とユキヤナギがとてもきれいです。
今は、里桜、山吹、霧島ツツジなどが咲き誇ります。


里桜です。





















山吹と里桜です。






ツツジと蝶々







数種類の里桜が見頃です。
















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『俵屋宗達 傑作10選』日曜美術館

2014-04-23 06:15:10 | 美術・博物館


今回の日曜美術館は『 夢の宗達 傑作10選 』です。

俵屋宗達は江戸時代初期( 慶長から寛永年間に活動 )の画家です。生没年は不詳です。
通称は野々村宗達、号は「伊年」あるいは「対青軒」などです。

現在、東京国立博物館で特別展「栄西と建仁寺」が開催されています。
京都・建仁寺が所蔵する数々の名品の中で、最も注目されているのが、ご存知の俵屋宗達の最高傑作「風神雷神図屏風」です。
今回の日曜美術館は、日本美術史を代表する名品が公開されるのを機に、宗達の魅力を伝える作品が紹介されました。


傑作選1 建仁寺の国宝
『風神雷神図屏風』















江戸時代、尾形光琳(1658~1716)が宗達の影響を受け、琳派の様式を確立しました。
光琳の代表作のひとつ『燕子花屏風』





光琳の『風神雷神図屏風』、宗達の模写です。
江戸後期の琳派絵師、酒井抱一も宗達の風神雷神図を模写しています。





傑作選2
『扇面散貼付屏風』
















傑作選3
『平家納経願文見返し』「鹿図」







傑作選4 光悦との合作です。
『鶴図下絵和歌巻』






傑作選5
『四季花鳥下絵新古今和歌色紙貼』




























傑作選6 フーリア美術館(米国ワシントン)
『雲龍図屏風』






傑作選7
『蓮池水禽図』







傑作選8
『牛図』






傑作選9
『松島図屏風』





傑作選10
『蔦の細道屏風』
伊勢物語の最後の一場面、業平東下りを描いた作品です。
人びとがさまざまな思いを胸に通りすぎてゆく峠の細道、ぞれを緑と金の世界で表現しています。極めて斬新な構図に驚きます。
私の好きな一枚です。







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『チェコの映画ポスター展』『甲斐庄楠音 展』

2014-04-22 06:02:13 | 美術・博物館

京都国立近代美術館で、『 Future Beauty 日本ファッション:不連続の連続』と『チェコの映画ポスター展』、そしてコレクションギャラリーで『甲斐庄楠音展』が開催されていました。





私はファッションは興味がないので、『チェコ映画ポスター展』『甲斐庄楠音展』を見ました。


絵本、人形劇、アニメーションなどの分野でよく知られるチェコは、映画ポスターのデザインでも数々の名作を生んで きました。
しかし、社会主義時代のチェコスロバキアは、国民の自由が極端に制限された秘密警察国家で、政府や体制を批判する表現の自由ありませんでした。その点では、現在の中国と同様です。中国の場合、政府批判は最高刑死刑だと聞きました。日本と大きく異なります。

チェコスロヴァキアは、1989年の東欧革命で、共産党政権が崩壊され、チェコとスロバキアに分割されたことはよくご存知のことです。

映画も社会主義政府に都合の悪い映画は上映できません。
当然ながら、映画ポスターもそういう社会の状況を反映しています。
1960年代には、それまでの社会主義リアリズムから脱却した、新世代のグラフィック・アーテイストが台頭し、映画ポスターという独自の表現が確立されます。

今回の展覧会では、プラハの映画ポスター専 門ギャラリー〈テリー・ポスター〉が所蔵する、チェコスロ ヴァキア時代の1950年代後半から1980年代までに制作され た映画ポスター82点が展示されています。

私は、表現の自由が抑圧されたもとで、アーテストたちが苦闘した作品を見て、悲しみと非常に重苦しいものを感じてしまいました。


『女は女である』(1961年/フランス=イタリ ア/ジャン=リュック・ゴダール監督)ポス ター:ヨゼフ・ヴィレチャル(1968年)





『まわり道』(1967年/チェコスロヴァキア/ ヨゼフ・マフ監督)ポスター:ズデニェク・ ツィーグレル(1967年)






『ナック』レスター監督)ポスター:ミラン・グリガル (1966年)





『羅生門』(1950年/日本/黒澤明監督)ポス ター:ベドジヒ・ドロウヒー(1970年)





『バーバレラ』(1968年/アメリカ/ロジェ・ ヴァディム監督)ポスター:カレル(カーヤ)サウデック(1971年)




『ターミネーター』(1984年/アメリカ/ ジェームズ・キャメロン監督)ポスター:ミラ ン・ペツァーク(1984年)





『チェコのポスター展』と同じ美術館4階で、『甲斐庄楠音展』も開催されています。

甲斐庄楠音は、大正時代の日本画家、昭和20年代から 30年代の風俗考証家でもあります。今年生誕120年を迎えるということで特集が組まれました。
国画創作協会展で本格的にデビューした甲斐庄楠音ですが、その退廃的作風ゆえに土田麦僊から 「きたない絵」と批判されたことは有名です。

基本的に画題は女性が多いのが特徴です。
しかも、それまでの日本画とは異なる暗い色調でグロテスクな絵も多いのです。
大正時代末期の暗い風潮を象徴する、デカダンス画家の代表という批評家もいますが、私も共感するところがあります。

竹久夢二も絵画の専門家から、技巧不足を指摘されましたが、竹久の独特の美人画は技巧を越えて一般の人たちの評価を得ました。

甲斐庄の作品は、グロテスク的なのですが、妙にリアリティーもあります。
女性の情念や業を生々しく描いた言えます。
いずれにしても、非常に個性的な画風です。

『裸婦』1921頃




『賢者の石ころ』










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相国寺春の特別公開(方丈修復初公開)

2014-04-21 06:04:25 | 京都めぐり


長い間、大きな修復をしていた相国寺の大方丈が完成しました。
そして、初めて一般公開されることになりました。

受付で職員の方にお聞きすると、4年間修復に要したそうです。
真新しくなった、方丈の甍は青空に映えてきれいでした。

最近はここの日曜坐禅会は、御無沙汰しています。
初めてここの坐禅会に訪れたのは1995年で、5年間ほど通いました。
庫裏から入り、方丈の廊下を通ったところに、大きな和室があり、そこで 坐禅会が行われます。
京都の本山で行われる坐禅会のほとんどは、冷暖房がありません。
そのため、特に12月から2月の厳冬の坐禅は、つらいものがあります。
窓も開けっ放しのところもありますから、室内と言えど、外気とほとんど変わりません。
その点、相国寺の会場はエアコンが入っていますので、非常に助かります。


方丈の前庭です。












室内は撮影禁止ですが、廊下の杉戸絵と方丈北庭は撮影できますので、画像をお届けします。

杉戸絵です。










方丈北庭の枯山水です。











坪庭です。










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松尾大社の山吹

2014-04-20 06:32:51 | 京都めぐり

毎年桜が終わった今頃、松尾大社の山吹を見にでかけます。

京都中心部を横断する四条通りの東の突き当たりが祇園八坂神社で、西の突き当たりに松尾大社はあります。

神社の緑も濃くなってきています。











山吹は見頃開始の段階です。あと1週間もすれば、満開の景色になりそうです。






山吹の景色を御覧ください。





































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『光の讃歌印象派展』京都文化博物館

2014-04-19 06:13:33 | 美術・博物館


先日午後、京都文化博物館で開催されている『光の讃歌印象派展』を見に行きましたが、あまりの人出の多さに驚き、見るのをやめたことは以前のブロクにも書きました。

それで昨日は早めに行こうと思い、美術館開館(午前10時)前の9時半に着きました。





それでも、既に大勢の方が列を作っていて、私の後からもつぎつぎと長い列ができます。
余りの列の多さで、美術館側も開館時間を10分早めました。

待っておられる方々の多くは、中年の御婦人方です。
日本人は印象派の絵画が好きですが、これほどとは思いもしませんでした。
今回の展示会は、東京の富士美術館で始まり、福岡市博物館を経て、京都で開催されるものです。
とても、京都だけの人とは考えられず、広く関西圏から来ているように思えました。

最近では、昨年のホノルル美術館所蔵の『北斎展』も入場者が多かったですが、それ以上ではないでしょうか。


今回の『光の讃歌印象派展』は、NHK日曜美術館アートシーンでも紹介されました。
このアートシーンで紹介された作品を私のブロクでも紹介しました。


京都展の出品は73点 で、モネ 24点/シスレー 16点/ピサロ 8点/ブーダン 5点/ルノワール 2点/セザンヌ 2点/モリゾ 1点 などです。

印象派の画家たちが活躍した19世紀後半は、水辺が生活に潤いをもたらす余暇を過ごす場所としてクローズアップされた時代でもありました。
都市部の近代化にともない、市民のあいだに休日のレジャーが普及すると、アルジャン トゥイユやブージヴァルといったパリ近郊のセーヌ川沿いの町や村が、身近な 行楽地として人々を惹き付けました。
都会 の喧騒を離れた豊かな自然とともに、レジャー客でにぎわう行楽地の様子は、 同時代の市民生活を描き出した、印象派の画家たちの創作意欲を掻き立てる格好 のテーマとなりました。
展示会は、セーヌやノルマンディの「水辺」を舞台に、彼らが追い求めた「光の中の風景」に迫るというコンセプトです。







展示室に入ると、まず目に入るのは、ターナーです。
ターナーを印象派に入れることに抵抗はありますが、『嵐の近づく岸』1803~4年、『ヘレヴィーツリュイスから出航するユトレヒトシテイ64号』が展示されています。

今回の展示は、アルフレッド・シスレーの作品が多かったです。
『春の小さな草地』1880年、『モレの洪水』1879年、『ロワン川の岸辺』1885年、『モレのロワン運河』1892年、『モレの橋』など多数展示されています。

クールべの『水平線の上のマロール』、ピサロの『小川で足を洗う女』1894~95年なども気に入りました。
勿論、モネの『睡蓮』3点、カイユボットの『トルーヴィルの別荘』1882年、『トルーヴィルのレロッタ』1884年、も好きな作品です。

ポスターにもなった、ルノワールの『ブージヴァルのダンス』1883 年は、今回の展示会の一番の作品と言えるでしょう。

私の好きな画家では、セザンヌの『小舟と水泳する人々』1890 年 と『水の映』1898~90年の2作品展示されています。

全体的には、小品が多いのですが、結構見ごたえはあると思います。

いくつか、公式サイトから画像を紹介します。



































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『恋する美人画展』京都市美術館

2014-04-18 06:03:31 | 美術・博物館

今年の桜の花見も終わり、今度は美術館巡りをと思い、現在京都市美術館で開催されている『恋する美人画ー女性像に秘められた世界とは』に行ってきました。

看板になった絵は、由里本景子『望遠鏡』1940年 です。





美人画は何のために創られたのか、という視点で、「美人画の誕生」、「社会化された女性像」、「モダン美人画」という構成で展示されています。

会場に入り、最初の作品は、木島桜谷の『和楽』1909年という六曲一双屏風です。
昨年、 泉屋博古美術館で木島桜谷展が開催されてました。私の好きな画家の一人です。

次に目に入ったのは、竹内栖鳳の『絵になる最初』1913年 です。


「絵になる最初」
モデルになるために着物をぬぐときのはじらい、いまにも泣き出しそうな表情の一瞬を切り取った名品だと思います。私の好きな絵のひとつです。




この絵も去年開催された 竹内栖鳳展でも展示されたものです。
気に入った絵は何度見てもいいものです。
栖鳳の作品はそれ以外に、『日稼』1917年、と『日稼下絵』も展示されています。

次に目がひかれたのは、やはり、美人画といえば、上村松園です。
今回、『人生の花』1899年、『待月』1926年、『春光』、『春日長』の作品が展示されています。

私の好きな浅井忠の『漁村の少女』1897年 もとてもいいです。

あと、気に入った画家と作品は、堂本印象『婦女』1948年 、菊地契月の作品でしょうか。
『早苗』1934年、『少女』1932年、『散策』1934年 が展示されています。
松園と契月は、女性像に品があります。

『散策』





会場でいただいたパンフレットより










美術館横の疎水の桜は散ってしまいました。





でも、公園の桜はまだ残っていました。
八重桜は見頃です。



















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定年退職後1年を振り返り

2014-04-17 05:46:57 | 定年後生活

昨年3月末に60歳で定年退職し、1年が経ちました。

退職決断に至るまでは、ずいぶん思案し、雇用延長も考えました。
でもまだ体力のあるうちに、やりたいことをやっておきたいと思い退職しました。
私は仕事中心で、育児や家庭のことは、妻に任せっきりでした。
妻も仕事をしているにも関わらずです。

内心、妻に申し訳ないと思い続けてきました。
それで妻の定年退職までは、私が家事を行い、妻をサポートすることしました。

朝食のパンを焼き、掃除や買い物、晩御飯づくりなどを日課にしてきました。
妻には仕事が終わったら、メールをしてもらいます。
帰宅時間を見計らって、温かい食事を出せるようにしています。

私は腰痛があり、掃除機をかけると腰に負担がかかるので、当初、ルンバを購入しようと思いました。
しかし、掃除機の使い方も慣れてきたのでしょうか、ルンバ要らずです。
でも、ルンバの新機種が発売されましたので、気持ちが揺れ動いています。

振り返ると、決して順風な退職1年目ではありませんでした。
退職直後の4月半ば、突然の鼻づまりと目の違和感に襲われ、眼科、耳鼻科の受診が続きました。鼻づまりから初めて不眠というのも経験しました。
不眠は非常につらいものだと知りました。
そして体調不良が続き、9月には持病も悪化し、入院もしました。

私のアレルギーはハウスダストとわかり、以来、空気清浄機やレイコップで症状は改善傾向にあります。目はドライアイでした。


定年退職後、主夫見習いの合間に、趣味の美術館や庭園めぐり、花見によくでかけました。
京都市内には、美術館や博物館が充実していて、毎月どこかで企画展が開催されています。
平日の早い時間帯に行き、じっくり観賞できるのは、退職者ならではです。

退職前に始めようと思っていたのが、ブログです。
退職後の記録のつもりで5月に始めたのですが、今では読者の方々の記事を読むことを楽しみにしています。


私たち夫婦は共働きということもあり、それぞれがお金を管理しています。
公共料金やさまざまな税金、もうなくなりましたが、家のローンと子供たちの学費、さらに生命保険、食費を除く生活費は私が、妻は主に食費などを分担しています。

その分担割合は、退職後も変わっていません。
当然ながら私の収入は大きく減り、任意継続保険料や、退職後も前年度収入に基づく府市民税の負担が大きくなりました。
予想外の医療費も増えました。
それでもいまのところは、いくつかの年金などで、妻に追加負担してもらわなくても済んでいます。
あまり、大きな買い物したり、大きな旅行などがなかったからでしょう。


夫婦二人の生活は変わりません。
離れて暮らしている子供たちが、孫を連れて来ると、家の中がずいぶんにぎやかになります。
でも孫の世話は疲れます。特に男の孫は、元気で手に余ることもたびたびです。
孫は、昨年11月に5人目が生まれ、5月には6人目が生まれます。


妻は今年いっぱいで定年退職する予定です。
私は退職しましたが、妻が仕事のため、旅行などに行けませんでした。
妻の退職後は、お互いの趣味を尊重し、一緒に旅行などして楽しみたいと思います。

今心配しているのは、妻が予定通り退職できるかです。
妻は資格職のため、慰留されそうな気配なのです。
私としては、退職して欲しいと思っています。


退職後2年目に入りました。
退職前、時間をもて余すのではと心配しましたが、その懸念は全くあたりませんでした。
むしろ、もう少し時間が欲しいと思うこともしばしばです。


妻が退職すれば、私の主夫見習いの家事分担も変わると思います。(?)
どう変わるかは、まだわかりませんが、フリーな時間がもう少し増えると
思っています。
そうなれば、新しいことにチャレンジしてみようと考えています。

いくつになっても、新しいことにチャレンジするのは楽しみです。


見頃になってきたわが家の昨日のモッコウバラです。










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大阪造幣局の桜の通り抜け(1)

2014-04-16 05:27:09 | 2014桜

大阪造幣局の桜の通り抜けに行ってきました。
数年前の日曜日に初めて行ったときは、すごい人出で驚きました。

今回は通り抜けの初日の金曜日にでかけました。
開門時間は10時で、私が着いたの9時20分頃でしょうか、比較的早い列に並ぶことができました。
それでも、開門時間には人、人の列ができていました。

開門すると、せきをきったようになだれこみます。

それでは、私が撮影できた桜を御紹介します。
桜の画像が多くて、2回に分けました。

通り抜けは、造幣局南門から北門への一方通行です。

まずは、南門入口です。







千里香







大勢の見物客です。









紅笠
北海道松前で育成された八重桜です。







普賢象





紅手毬





松月
東京荒川堤にあった名桜の一つです。





春日井







関山






糸括







鬱金







一葉







祇王寺祇女桜
京都祇王寺にある桜で、平家物語の祇王祇女にちなみ名付けられた桜です。






八重曙







大提灯





紅時雨







静香






楊貴妃





永源寺
滋賀県永源寺の境内にあったので名付けられた桜です。





小手毬






高台寺





九重





松前紅紫





法明寺







御室有明
京都御室仁和寺の代表的桜です。





蘭蘭
上野動物園のパンダ、ランランの死を悼み、北海道の子供たちが名付けた桜です。






数珠掛桜







黒田百年





綾錦





今年の花、松前琴糸桜です。





朱雀





大手毬








造幣局の桜の通り抜け(2)もあります。




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