京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

嵐山 天龍寺と宝厳院の紅葉

2013-11-30 13:09:26 | 2013紅葉


本日二本目の投稿です。嵐山天龍寺と宝厳院に行ってきました。毎年、ここへは紅葉時に必ず訪れるところです。
天龍寺は、以前は日曜坐禅会にちょくちょく参加し、終了後に佐々木管長の提唱を拝聴していたのですが、最近は毎年夏に行われる、暁天講座に参加するくらいです。
天龍寺の曹源池は大好きな庭園の一つです。今回は、紅葉ということで、本坊には入らず、境内の紅葉撮影だけにしました。


まずは嵐山です。9月の台風で見たことのない光景に唖然としましたが、関係者の懸命な復旧で、今は観光客も今までどおりに戻ったようで、喜んでいます。





天龍寺境内の紅葉です。



















塔頭の松厳院です。






















次は宝厳院です。実はここも坐禅会をやっていて、以前参加したことがあります。
夏時分でしたが、 ちょうど坐禅会場から見える生き生きした青モジジに感動しました。
御住職はこの庭を歩くのが何よりの楽しみにと言っておられました。
拝観しようと思ったのですが、拝観受付を待つ長い行列を見て、中に入るのは断念しました。外からだけの撮影ですが、御覧下さい。









































宝筐院と清涼寺の紅葉

2013-11-30 06:24:14 | 2013紅葉


宝筐院と清涼寺の紅葉を御紹介します。
宝筐院(ほうきょういん)は、嵯峨野にある臨済宗天龍寺の単立寺院です。本尊は木造十一面千手観世 音菩薩立像で、室町幕府2代将軍・足利義詮と南朝の忠臣・楠木正行の菩提寺です。
拝観時にいただく案内書には、「庭園は、書院から本堂の周辺は白砂、青苔と多くの楓や、四季折々の花木からなる、回遊式の庭園が広がり、晩秋初冬にはみごとな紅葉を見せる」と書いてあります。
天龍寺や宝厳院などに比べると訪れる観光客は少ないですが、紅葉の美しさは抜群に素晴らしいところです。
それでは、 宝筐院の紅葉を御覧下さい。



















































次は清涼寺です。宝筐院に隣接しています。
清凉寺は、嵯峨にある浄土宗の寺院で、嵯峨釈迦堂の名で知ら れています。
この地には、もともと、嵯峨天皇の皇子・左大臣源融(822年 ~895年)の別荘・栖霞観があったことでも有名です。




















































































東福寺の紅葉ー見頃をもう一度

2013-11-29 06:28:27 | 2013紅葉

東福寺は2週間前に一度訪れましたが、紅葉の見頃にはまだ早く、このことは以前のブログにも書きました。今回、もう一度、紅葉の見頃時期に行こう思い、朝早くから行ってきました。
開門は8時半で、そのくらいに着いたのですが、すでに大勢の観光客が押し寄せていました。恐るべし東福寺です。

臥雲橋からの景色です。





通天橋に入ります。紅葉をお楽しみ下さい。

















通天橋から臥雲橋を望む景色です。












































































方丈に入ります。
南庭です。奥に紅葉が見えます。





西庭の紅葉です。






北庭の紅葉です。






東庭の紅葉です。






最後にもう一度臥雲橋を通り帰路に。




















光悦寺、源光庵、常照寺の紅葉

2013-11-28 06:20:05 | 2013紅葉

毎年、紅葉時に訪れる洛北、鷹峯の3ヶ寺の紅葉を御紹介します。
今年もきれいな紅葉になりました。本当はもう1ヶ寺あるのですが、撮影禁止のためにお見せすることができません。とても美しい紅葉なので残念ですが、、、、。

光悦寺は、本阿弥光悦が1615年、徳川家康から与えられたこ の地に草庵を結んだのが起こりです。光悦の死後、寺(日蓮 宗)となり、境内には、大虚庵など7つの茶室があります。竹を斜めに組んだ垣根は光悦垣と呼ばれことでも知られています。

光悦寺の参道です。















背景の山は鷹峯の山です。














次は源光庵です。曹洞宗の寺院で、毎月坐禅会も行われています。私も以前一度だけ参加したことがありますが、臨済宗の坐禅しか知りませんでしたので、少しとまどいました。
本堂には、丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」があり有名です。また本堂の天は、伏見城の遺構で、落城の悲劇を伝える血天井です

山門から入ります。
















































最後は常照寺です。
常照寺は本阿弥光悦が徳川家康より拝領した光悦村の一部で、本阿弥光嵯が土地を寄進して常照寺が建立されました。近年、境内が整備され紅葉の名所として人気を集めています。1628年吉野太夫が山門を寄しています。

赤い門が太夫寄進の門です。













































『美のタイムカプセル』 京都文化博物館

2013-11-27 06:18:10 | 美術・博物館


京都文化博物館で、京都府所蔵の美術品、 絵画から郷土玩具までが、一挙に公開される、『美のタイムカプセル』展が開催されていましたので、先日行ってきました。
京都府には著名画家による絵画シリーズをはじめ、写実的な古民家を描いたことで知られる向井潤吉や近代京都の陶芸界を牽引し た清水六兵衞などの作品群 がいくつもあります。
また、京都以外にも、風俗史家の吉川観方や江馬務が集めた日本屈指ともいうべき貴重な風俗資料、朏(み かづき)健之助の国内外の膨大な郷土玩具、佐竹藤 三郎の古典楽器などがあり、これらが今回展示されていました。





画像はありませんが、私が気に入った作品は、幸野楳嶺「群魚図」、ポスターにもなった秋野不矩「深山の春」、「ヴィシュヌブール寺院」、小松均「大原風景」、上村松篁、敦之親子の作品、山口華陽「白鷺」などです。
また、今京都国立近代美術館で開催されている『皇室の名品』で、出展されている西村五雲の「秋茄子」のスケッチがこちらで展示されていました。
京都市美術館で開催されている竹内栖鳳にしても、西村五雲にしても、素描だけで十分に見応えがあります。
また、三代から六代の清水六兵衛の花瓶が並んで展示されていましたので、見比べてみました。清水六兵衛はそれぞれの代で功労がありますが、 特に六代目は、伝統の京焼に新しい時代を切り開いたことでよく知られています。
佐竹コレクションの郷土玩具も良かったです。

2階の総合展示では「祇園祭 ー占出山の名宝ー」、「 近代の京友禅」、「 羅城門の記憶 ー模型の楽しみ方3ー」が展示されています。
祇園祭の各山鉾の名品が、一定期間で入れ替わり、普段なかなかじっくり見られない、見送や 胴懸などを間近にみることができます。今回は占出山でした。


占出山




見送





胴懸




博物館別館では、ステンドグラスが展示されていました。





京都御苑の紅葉

2013-11-26 06:23:12 | 2013紅葉

今回は京都御苑の紅葉を御紹介します。
京都御苑は、江戸時代二百もの宮家や公家の邸宅が立ち並ぶ公家町でした。明治に都が東京に移り、邸宅は取り除かれ、公園として整備され市民へ開放されました。戦後は国民公園として位置づけられ、御所と一 体となった景観を維持しつつ、散策や休養等の場として親しまれています。現在苑内には百年を越える樹林が育 ち、旧公家屋敷跡や庭園等歴史的遺構が点在し、古都の中心で特別な空間となっています。
毎年3月下旬、京都で一足早く開花する、近衛邸跡の糸桜は私の大好きな場所で、桜シーズンには何度も訪れます。紅葉もきれいなところです。

乾御門を入った一條邸跡の大イチョウです。













学習院跡の大イチョウです。
京都御苑内には大きなイチョウの木がたくさんあります。




京都御所の紅葉です。
真っ赤に色づき、とても印象的でした。









京都迎賓館北側の紅葉










京都御所と紅葉です。




















九条邸跡の拾翠亭です。
江戸時代後期に茶室として建てられた、伝統と歴史ある貴重な建造物です。





京都府立植物園にも立ち寄りました。
フウ(マンサク科)の紅葉が見頃でした。











半木の森の紅葉です。




























世界遺産 二条城の紅葉

2013-11-25 06:27:43 | 2013紅葉

今日は二条城の紅葉を御紹介します。
二条城は、城全体が国の史跡に指定さ れている他、二の丸御殿が国宝に、22棟の建造物と二の丸御殿にあ る計1016点の障壁画が重要文化財に、二の丸御殿庭園が特別名勝に指定されています。
1994年にはユネスコの世界文化遺産に「古都京都の文化財」として登録されて いることでも有名です。
また、教科書で習いますが、二条城で徳川慶喜の大政奉還が行われたことでも知られています。
二条城を訪れる観光客の多くは、二の丸御殿がメインですが、実は春は梅、桜、秋は紅葉もきれいなところです。私は、春と秋は訪れます。


正門です。




二の丸御殿と修理の終わった唐門です。





















春、枝垂れ桜が美しいところです。




お堀の鳥たち

































障壁画収蔵館で二条城障壁画が公開されていました。

























銀閣寺、哲学の道、法然院の紅葉

2013-11-24 06:44:21 | 2013紅葉

銀閣寺、哲学の道、法然院の紅葉を御紹介いたします。
この数日の冷え込みで、一気に紅葉が進んできました。

銀閣寺、正式名称の慈照寺は、京都市左京区にある、臨済宗相国寺派の寺院です。私が相国寺の坐禅会でお世話になった平塚老師が執事長をしています。
銀閣寺は、室町時代後期に栄えた東 山文化を代表する建築と庭園を有しています。
ちょうど、秋の特別公開で国宝「東求堂」が公開されていましたが、今回は紅葉が目的のためにスルーしました。銀閣寺は朝から観光客が多く、特に修学旅行生、外国の方が多かったです。

定番ポイントより、向月台と観音殿です。




国宝、東求堂です。 書院造や草庵茶室の源流として、日本建築史上貴重な遺構です。































門から庭園を結ぶ道の両側の垣根です。銀閣寺垣と呼ばれています。





哲学の道の紅葉









次は法然院です。
法然院は、京都市左京区鹿ヶ谷にある浄土宗系の寺院です。
私は、茅葺きで数寄屋づくりの山門を非常に気にいっています。





白砂壇の模様は訪れるたびに変わっています。今回は、銀杏とモミジの一葉ずつですが、砂紋の流れで、今の季節を表現しているようです。




















法然院を出て、すぐ近くも安楽寺にも寄ってきました。まだ、開門前で職員の方が階段を掃いておられました。
見頃はもう少し先です。見頃になれば、それはもう美しい紅葉になります。















真如堂、くろ谷金戒光明寺の紅葉

2013-11-23 12:38:51 | 2013紅葉

今日二本目の投稿です。真如堂とくろ谷金戒光明寺の紅葉を御紹介します。
真如堂の正式名称は、真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)で、京都市左京区にある天台宗の寺院です。私は、毎年何度か訪れますが、桜と紅葉がきれいなところです。

通称赤門




参道です。紅葉のアーチになっています。




真如堂三重の塔前の紅葉です。




境内の紅葉です。


















次はくろ谷金戒光明寺です。 私たちは通常くろ谷さんと呼んでいますが、正式名な名称は、金戒光明寺です。京都市左京区黒谷町にある浄土宗の寺院で、知恩院とならぶ格式を誇る浄土宗の 大本山の1つです。

特別公開中の山門です。




くろ谷さんの三重の塔で、墓地の頂上にあります。真如堂から墓地を通り抜けて来ました。





塔頭寺院、龍光院の紅葉です。









ここも毎年、訪れている塔頭寺院、栄摂院の紅葉です。































智積院と泉湧寺の紅葉

2013-11-23 06:33:44 | 2013紅葉

今日は、智積院と泉湧寺の紅葉を御紹介します。

智積院は、京都市東山区にある真言宗智山派総本山の寺院です。
拝観受付に隣接する収蔵庫には、国の最高の名作、国宝障壁画が納められています。桃山時代に長谷川等伯らによって描かれ、祥雲禅寺の客殿を飾って いた金碧障壁画が智積院には残されています。「楓図」と葵の図」「松に秋草図」等は国宝に指定されています。
以前、福山雅治さんのアサヒスーパードライのCMの背景にも使われました。
また、智積院の庭園は、利休好みの庭と伝えられている名勝庭園です。
私は春は桜、初夏の紫陽花、夏は暁天講座、秋は紅葉とよく訪れるところです。



金堂前の参道と周辺庭園の紅葉です。























名勝庭園です。





講堂内では行事が行われ、赤の敷物が並べられています。




講堂の西庭の紅葉です。




次は泉湧寺です。
泉湧寺は、東山三十六峰の一つ、月輪山の麓にある寺院で、皇室ゆかりの「御寺(みてら)」としても有名です。


受付入口すぐの景色です。




参道では菊花が展示されています。




本坊内、御座所前の庭です。




















こちらの紅葉も展示されていました。




見物が終わっての帰り道、仏殿と舎利殿














東山高台寺、圓徳院の紅葉

2013-11-22 07:28:06 | 2013紅葉

今日は東山の高台寺と圓徳院の紅葉を御紹介します。
高台寺は、豊臣秀吉の正室・北政所ねねが秀吉の菩提を弔うために開創した寺です。
徳川家康は当時政治的配慮から、多大の財政的援助を行い、寺は荘厳を極めたと言います。その後度重なる火事で多くの堂宇を失いましたが、今も残る開山堂と霊屋、茶室の傘亭・時雨亭、表門、観月台に桃山時代の華麗な面影を伝えています。 高台寺蒔絵はあまりに有名です。
圓徳院は、ねね終焉の地として有名です。元伏見城の北政所化粧御殿の前庭を移した北庭は、小堀遠州が手を加えたもので、 桃山時代の代表的な庭園として、当時の原型をそのままに留めています。
池泉回遊式ですが、枯山水となっている、国の名勝指定の庭園です。

高台寺入口の庫裏です。




茶室・遺芳庵と紅葉





方丈の前庭
ここは春と秋、現代風に飾り付けや照明をします。良いという方もいますが、私はあまり好きではありません。






開山堂前の庭園、この景色は見頃です。





台所坂はこれからです。




圓徳院に入ります。




受付すぐのスギゴケの庭にツワブキが植えられています。




南庭の紅葉です。




北庭の紅葉です。















追加
高台寺に隣接する霊山観音と紅葉























付録 拙宅の紅葉

2013-11-22 07:20:00 | 定年後生活

付録ー拙宅の紅葉です。
以前ブログにも書きましたが、わが家のモミジは世間の見頃が終わり、初雪が降る頃に紅葉します。
このモミジ、数十センチの幼木で購入したのですが、お店の方に「このモミジはよく紅葉しますか」と聞くと、「きれいに紅葉しますよ」とお薦めだったので購入したのですが、こんなに季節外れになるとは思いませんでした。
そのモミジの実生から育った2代目です。こちらは、すでに色づいています、、、、。






ハナミズキ、だいぶ散りました。
今朝7時すぎ、居間から撮影です。






ドウダンツツジもまもなく見納めです。






常寂光寺、落柿舎、二尊院の紅葉

2013-11-21 06:30:40 | 2013紅葉

京都もこの2,3日めっきり気温が下がったせいか、紅葉が一気に進み、見頃を迎えつつあります。
紅葉シーズンには毎年訪れるコースを今年も行こうと思っておりますが、まだぎっくり腰の後遺症が残り、いつもより、短縮コースになりそうです。
今日御紹介するのは、昨日朝に訪れた嵐山・嵯峨野コースで常寂光寺、落柿舎、二尊院です。私は紅葉と桜の時期は可能な限り、朝に行くようにしています。
常寂光寺に着いたのは、開門9時の少し前です。毎年、シーズン休日は開門前にも関わらず、大勢の行列ができていますが、昨日は平日ということもあり、多くはありませんでした。ちょうど見頃開始で朝日に映えた紅葉は毎年ながら美しいです。

常寂光寺は、 百人一首で詠まれる小倉山の中腹の斜面にあって、境内からは嵯峨野を一望でき、秋は紅葉に包まれる。その常寂光土のような風情から寺号がつけられたそうです。
とにかく、紅葉のきれいな名所です。

門を入ってすぐの参道です。





仁王門




仁王門をくぐると石段があります。石段から振り返り撮影します。




本堂の庭園です。




多宝塔




本堂前の紅葉はこれから見頃になりますので省略。
本堂降りて、もう一度仁王門です。




仁王門周辺は見頃です。










落柿舎は元禄の俳人で芭蕉の門人である向井去来の遺跡です。 去来の『落柿舎記』に、庭に柿の木四十本あり、その柿の実が一夜のうちに殆どおちつくした。それが落柿舎の名 の由来と書かれているところから名付けられたそうです。





まだ柿が残っています。




二尊院の名は、本尊の 「発遣の釈迦」と「来迎の阿弥陀」の二如来像に由来しています。
総門を入った「紅葉の馬場」と呼ばれる参道は、紅葉の名所として 知られています。また奥には百人一首ゆかりの藤原定家が営んだ時雨亭跡と伝わる場所があることでも有名です。

二尊院総門です。




長い参道の「紅葉の馬場」 です。見頃はもう少し先です。












黄色モミジ




室町時代の本堂です。大日如来像が特別公開されていました。





帰り道、久しぶりにススキを見ました。


















平成25年度旧七夕会池坊華道展

2013-11-19 06:21:59 | 美術・博物館

高島屋京都で平成25年度旧七夕会池坊全国華道展が18日まで開催されていましたので行ってきました。テーマは「花の品格」で、高島屋京都と池坊会場の二会場で開催されています。私は華道はやりませんが、見るの好きです。
入場者はほとんどが御婦人型方で、男性諸氏は少なかったです。

写真撮影が許可されていましたので、いくつか御覧ください。






































次期家元の作品