鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第177回】 楽しんでいただく工夫

2011年06月26日 | 住宅コンサルタントとして
これからの時代、
「お客様にどれだけ良い商品、良いサービスを提供するか」
ということに加え、
「お客様にどれだけ楽しんでいただけるのか」
ということが、とても大切になってくると思います。

家づくりのために、お客様はご自身の休日、
時間を使ってモデルハウスを見に来て下さったり、
見学会に足を運んで下さいます。

また、いろんな書類にご記入いただいたり、お客様個人の情報を開示してもらったりと、
たくさん協力していただいたりします。

だからこそ、せめて自分達とお打合せする際の時間くらい、思いっきり楽しんでいただけるよう、
住宅会社として取り組まなければならないことは多々あるはずです。

お客様が好きなことについて、自分も勉強し、話題に合わせられるようにする。
打合せをする空間も最大限、居心地の良い空間にする。
もちろん、飲み物やおしぼり、空調なんかも大切です。
そして、スタッフ全員から溢れるおもてなしのオーラ。

これは、超一流の旅館などに泊りに行くと分かりますが、
自分の担当スタッフが一人だけ素晴らしくとも全然ダメで、
スタッフ全員からそういうオーラが出ていると、本当に癒されるのです。

「何だかあの会社に行くと、本当に楽しいよね」

とお客様に思っていただけるような応対が出来ているでしょうか?

さらに大切なことは、皆さんが建てさせていただいたお客様がお住みになって、
毎日を愉しんで生活出来ているのでしょうか?
イキイキとした表情を見せてくれるのでしょうか?

そこに住むご家族が幸せな毎日を過ごせるようになるために、
どんな家をつくり、提供していけばいいのでしょう?

小手先のテクニックなんかよりも、
まずはこうした家づくりの本質を大切にする会社でありたいものです。
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