鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4718回】 自分たちに都合の良いルールをつくり続けると・・・

2023年11月30日 | 住宅コンサルタントとして

観光地として、個人的にはヨーロッパが大好きです。

 

特にイタリア・スペインは食も建物も街並みも大好きです。

 

ただ、ヨーロッパの国々や機関がよくやる、

ルールを自分たちに都合良く変えていくことは、

非常に嫌いです。

 

もう皆さんはお忘れかもしれませんが、

スポーツの世界で、ヨーロッパの国々が負けたくない競技は、

彼らの都合でルールがコロコロ変えられます。

 

ひと昔前に、スキージャンプで日本勢が

ワールドカップで表彰式を独占していた時代がありましたが、

突如、スキー板の長さを小柄な日本人に不利になるように

ルール変更したこと、覚えておられます?

 

また昨今で言えば、自動車のEV化も

エンジンの性能では日本勢に勝てないので、

ガソリン車、ハイブリッド車までも2030年代には禁止にし、

EV一本にする、というルールをつくったのですが、

そうすると安価な中国製が市場を席捲しだしたり、

徐々にEVの問題点も浮き彫りになってきている中、

ここに来てまたルールを変更するような勢いです。

 

しかしこういう小ずるいことばかり考えているせいか、

肝心のヨーロッパ各国の車に関する技術力は

本質的に上がっていないように感じています。

 

自分たちに都合の良いルールをつくることは、

その時は有利に戦えることになるかもしれませんが、

結局、長い目で見た場合、競争力が弱くなっていくのです。

 

逆に環境やルールの変化に適応し続ける中で、

他の国のメーカーの地力がますますUPしているような気がします。

 

ヨーロッパに対し、印象が悪い日本人は多くは無いと思いますが、

彼らの本質を理解した上で付き合っていかないと、と思います。

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【4717回】 2025年の企画

2023年11月29日 | 住宅コンサルタントとして

2024年にもともと企画をしていた、

クライアント様の設計力UPのための企画。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様のご紹介で

講師をお願いしたいと思っていた方とお会いしてきました。

 

で結論、弊社として開催いたします。

 

というのは、もうその講師の方の人間性や思想が

本当に素晴らしいと感じたからです。

 

ご紹介下さったクライアント様の社長にも

本当に心から感謝しております。

 

「こういう企画をやりたいので、

講師ができる建築士さんを探しています」

 

とちょっと前に相談させていただいたのですが、

 

「だったら、この人と会ってみませんか?」

 

と私がお伺いさせていただく日に合わせて、

この講師候補の方を呼んで下さり、

昨日ご紹介いただいた、という次第です。

 

本当にありがとうございました。

 

私、設計さんの世界も、料理人さんの世界も同じだと思っています。

 

料理の世界で繁盛店をつくろうと思うのであれば、

料理がおいしいだけではダメです。

 

お店のしつらえ、器、花、店のデザイン、接客、

更には料理人自らのコミュニケーション能力など、

料理の周囲のたくさんの要素を高レベルで維持しなくては、

お客様はリピートしてくれません。

 

設計の世界も同じで、

素敵な図面が描けるとか、

建築知識が豊富、というだけでは、

お客様は満足されないと思っています。

 

コミュニケーション能力やお客様を思う熱量、

そして建築をとりまくいろんな要素の幅広い知識量など、

これらのバランスが取れて、高レベルで維持できていなければ、

お客様に選んでいただけない時代が来ると思うのですね。

 

こういう能力を弊社クライアント様の設計さんに

身につけていただく勉強会をしたい、とずっと感じていました。

 

ただ私、建築士でも無ければ、プラン一つ描けません。

 

そんな私が、設計さんにいろんなことを言っても

あまり説得力が無いのです。

 

なので講師の方を探していたのです。

 

一級建築士であり、実務経験も豊富でありながら、

建築以外の幅広い知識であったり、

人としての熱量やコミュニケーション能力が必要であることを

腹の底から思っている方を・・・。

 

で昨日、ご紹介いただいた方が、ドンピシャだったのです。

 

建築士としての経験はもちろん、

人間性も素晴らしい方だったのですね。

 

ただこの勉強会、当初、リモートで開催予定だったのですが、

コミュニケーションの重要性であったり、

お客様への熱量の大切さをお伝えしていただくのに、

リモートだと不適だと実感しました。

 

なのでリアルで開催、ということになると、

これは私のスケジュールの都合で本当に申し訳ないのですが、

2025年の開催となってしまいます。

 

ただ、これは何が何でも実現させたいので、

2025年に全3回シリーズで開催します!(断言)

 

今は2025年の予定はスカスカなので、

もう2025年に3つの枠を

 

会場は東京・札幌・福岡と3回全て別々にしたいなぁ、と

現時点で考えております。

 

クリエイティブなお仕事の設計さんは、

ホンモノに触れることも大切でしょうから、

会場の場所を変えながら、

私がホンモノだと思うお店での食事会なども

オプションで組み込めればと考えています。

 

クライアント様にホンモノの力を身につけていただけるよう、

私でカバーできない部分はいろんな方のお力を借りて、

学べる環境をつくり続けたい、と思っています。

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【4716回】 アドバイスをいただいたら、忠実かつ最速で行動する

2023年11月28日 | 住宅コンサルタントとして

昨日お伺いしていたクライアント様に、

前回、お伺いした際に、老眼についての相談をしたところ、

 

「100均の老眼鏡を数本購入し、

鞄や机、車の中など至るところに置いておくと良いですよ」

 

とおススメしていただいたのです。

 

で前回、クライアント様の社長に駅まで送っていただいた後、

その駅の中にある100均ショップにすぐに行って、

老眼鏡を2本、購入しましたよ、とご報告をし、

改めて御礼をお伝えしました。

 

老眼鏡を購入してからは、

新聞や本を読むのに目のピントを合わせる必要が無く、

ストレスなくインプットできるようになったので、

本当に仕事の生産性が上がったのです。

 

なので、アドバイスをいただいたお礼をお伝えしました。

 

そしてクライアント様のスタッフさんからも、

私が前回、おススメした高森勇旗さんの「降伏論」を速攻購入し、

読んでいるが、非常に勉強になっています、

とお礼を言っていただきました。

 

もちろん、このスタッフさん、超絶優秀です。

 

おススメしたものを即、購入したり、

おススメしたお店にすぐ行ってみる方は、

間違いなく優秀であるか、確実に伸びていく方です。

 

それは何故か?

 

自分に変なこだわりやプライドが無く、

とにかく言われた通りにすなおに実行できるので、

行動していく中で成功のコツを掴める確率が上がるからです。

 

逆に変なプライドやこだわりが強い方は、

せっかく貴重なアドバイスをいただいたのにも関わらず、

 

「あの人のアドバイスの中の、この部分だけ参考にしよう」

 

と、自分の感覚に合ったものしか取り入れようとしないのです。

 

ただ、そういう方に限って現状、

自分の感覚がお客様が求めているものとズレていることが多く、

結果、ズレた自分の感性に合ったものを参考にするから、

いつまで経ってもズレが矯正されないのですね。

 

大した実績を出していないのに、

変なこだわりやプライドを持っている人が

なかなか成長しない要因は、ここにあります。

 

せっかくのアドバイスをすなおに受け入れることができない。

 

自分に合ったものしか、取り入れない。

 

一度、すなおに取り入れて、

自分に合わないと感じたらその部分だけ辞めればいいのに、

すなおに取り入れることができない。

 

もったいないと思います。

 

アドバイスをいただいたら、忠実かつ最速で行動する。

 

皆さんはできているでしょうか?

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【4715回】 未来ある若いスタッフさんたちに、稼ぐ力をつけていただけるよう・・・

2023年11月27日 | 住宅コンサルタントとして

1972年生まれの団塊ジュニア世代の私たちは、

まだ恵まれていたと思います。

 

就職した頃、まだ人口は増えていましたし、

大抵の会社の業績は上がっていて、

明るい未来をイメージできていました。

 

将来に対し、あまり悲観的になることも少なかったと思います。

 

バブルは崩壊していましたが、

それでも景気はまだ良かったですし、

世の中、明るいニュースが多かった。

 

でも今の時代、ニュースとしては

悲観的な情報が多いような気がします。

 

高齢化が進み、若者一人当たりの負担額が増えるとか、

世界を舞台とした日本の競争力が衰えているとか、

給与のUP以上に物価が上がっているとか・・・。

 

最も悲惨なのは、労働時間の規制とか、

競争力をそぐようなアホくさい制度のおかげで

量をこなしづらくなっていること。

 

そしてちょっと厳しい指導があると、

「パワハラ」と称し、指導者を叩きがちであるということ。

(厳しい指導とパワハラは全く別物だと思っています。

理不尽なことをさせるパワハラは、言語道断です)

 

資源も無い日本が世界との競争に勝つには、

生産性の向上しかない訳ですが、

生産性を向上させるには、量をこなさないとダメなんです。

 

量をこなす中で、感覚的にコツをつかみ、

生産性って上がっていくので・・・。

 

自分の強い意志で、いろんな時間を使って量をこなす。

 

仕事を終わらせ、自宅に帰ってからも

コツコツと学び続けることが大切です。

 

若いうちに量をある一定以上、こなしておかないと、

生産性はあがらないので、

勤務時間以外の時間の使い方が重要となるでしょう。

 

そして日本全体として、稼ぎにくくなる中、

若いうちから力をつけ、稼げる力をつけておかないと、

50代、60代となった時に本当に大変になると思うのです。

 

「未来ある若者」ではなく、

「稼げる力をつけた若者に未来がある」というのが正しい、

と個人的に思っています。

 

「稼ぐ力」とは、仕事で成果を出し、

適正な粗利益を得られる力です。

 

その力を身につけていただけるよう、

クライアント様の若いスタッフさんたちに、

これからも小さなこと、面倒なこと、

本質的なこと、手間がかかることをお伝えしていきたい、

と思っています。

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【4714回】 コツコツと繰り返し積み重ねることが商売の基本

2023年11月26日 | 住宅コンサルタントとして

商売で重要なのは、「信用」です。

 

「あの人なら、任せて安心」

「あの人の言うことなら、信じられる」

「あの会社の商品なら、大丈夫」

 

というように、個人や会社、お店として

お客様に信用していただける状況をつくっておくことです。

 

信用を積み重ねておくことで、

商品を購入していただける確率は上がりますし、

例えばお客様や仕入れ先など、

いろんな方を紹介していただける可能性も高まります。

 

では、どうすれば信用していただけるようになるのか?

 

ビジネスパーソンは、

信用度を高めることを常に意識することが大切です。

 

基本的なことと言えば、

 

・約束を守る

・時間を守る

・嘘をつかない

・知ったかぶりをしない

・借りたものは必ず返す

 

という、人として当たり前のことを守ることです。

 

そしてこういう基本を守り続ける中で、

 

「お客様の期待以上の商品やサービスを提供する」

 

ということができれば、信用されるようになるのです。

 

ただ、ここで重要なのは、

一度や二度の成果では、

満足はされますが、信用まではされない、ということ。

 

信用していただけるようになるには、

ビジネスパーソンとしての常識を備えていることに加え、

成果を出すことを継続することなのです。

 

継続してはじめて、信用していただけるようになる。

 

スポーツなどでもそうですが、

監督に信用される選手というのは、

長いシーズンの間、パフォーマンスが安定していることに加え、

練習に対する態度や日頃の準備が素晴らしい選手です。

 

正しい態度、日頃の準備をしっかりすることを継続しているから、

指揮官に信用され、信頼されるようになるのです。

 

コツコツと継続することが、信用につながる。

 

このことを私自身、弘中勝さんのメルマガ、

「ビジネス発想源」から学ばせていただきました。

 

私の場合、メルマガではなくブログですが、

12年以上にわたって、毎日書き続けることで、

初めてお会いする方たちからも

 

「4000日以上、よく継続されますね!」

 

と好印象を持っていただくことが多いのだと思います。

 

皆さんは何年にも渡って、

コツコツと継続していることはあるでしょうか?

 

信用していただけるだけの行動ができていますか?

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【4713回】 歳をとったオッサンの自己顕示欲・承認欲求は、キモイ

2023年11月25日 | 人として

先日、香川県内の某飲食店で食事をしていたのですが、

私たちを含め、2組しかいませんでした。

 

隣にいた方たちですが、

70歳くらいのオッサンと30代の若い方の2人組。

 

若い方は品も良く、とても良い感じでしたが、

70のオッサンがひどかった。

 

音楽か芸能関係の仕事をしていたのでしょうが、

とにかく自分の自慢話、

自分の人脈の広さだったり、

どこのお店に行っても

俺が頼むお酒は普通の客は飲めない、など

まあ自分が如何にビッグですごい人間か、

ということを大きな声で言いまくっているのですね。

 

挙句の果てには、秋元康さんを悪く言う発言まで

周囲に聞こえるくらい、大きな声で言う始末・・・。

(有名人の方の話を周囲に聞こえるように言う奴に

ロクな人はいない、と個人的に思っています)

 

しかも、食べ方が汚くて品が無いのですね。

 

もともと、別の人も誘っていたようですが、

直前でその方は熱を出してキャンセルされたようで、

男性2人での来店となったのですが、

若い男性はとにかくこの一次会が終わったら帰りたいようですが、

70のオッサンはひたすら「もう一軒行こう!」と

繰り返し誘っていました。

 

そりゃ、あなたと誰も食事に行きたくないでしょう、

という感じでした。

 

「俺の人脈はすごい」

「俺はこんなにビッグである」

「俺は過去、こんな実績を出した」

 

など、やたらと自分の大きく見せたがり、

周囲の方から「すごいですね」と言われたいことを

自己顕示欲とか承認欲求と言いますが、

40代にもなってこれが強すぎると、

本当に嫌われます。

 

しかも70の高齢にもなってこんな感じだと、

誰もが離れていってしまうでしょう。

 

自己顕示欲は20代、30代のうちに捨ててしまい、

40代~50代からは謙虚さを持っていなければ、

周囲からキモイと思われてしまう、ということを

しっかりと理解しておきたいですね。

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【4712回】 プロ経営者のような経営はしない

2023年11月24日 | 住宅コンサルタントとして

たまたまYouTubeで経済番組を見ていたのですが、

そこで登場しているコメンテーターの方たちが、

 

「プロ経営者で成功した人なんて、

アサヒビールを再建した樋口廣太郎さんくらい」

 

※樋口廣太郎氏=社長在任中にスーパードライを発売し、

アサヒビールの経営を立て直した経営者

 

「プロ経営者は、自分が就任している間の

自分の価値を高めるプロ」

 

と、かなり毒のある表現で論じておられました。

 

いろんな会社のオーナーから請われ、

会社を転々と移りながら、

3~5年で会社の業績を改善し、

財務を良くしたり株価を高めたりしながら、

また次の企業に移っていく。

 

そのプロ経営者が在任中は業績が良くなり、

経営を立て直したかに見えるのですが、

そのプロ経営者が去った後に化けの皮が剥がれたり、

もしくは数年で去るべきところを長く社長として在籍し、

結果、ボロが出てしまう、と

評論家の方たちはプロ経営者を一刀両断していました。

 

そういうプロ経営者の代表ともいえるのが、

日産のカルロスゴーンと

マクドナルドの原田泳幸さんだともおっしゃっていました。

 

確かに経営者として最後の方は、

特にマクドナルドは業績が悪化していましたね。

 

会社のB/Sを良くし、収益を一時的に高めるために、

在庫量を減らし、本来は売ってはいけないものまで売り、

固定費を圧縮するためにリストラを進め、

直営からフランチャイズの比率を一気に高めたりするのですが、

プロ経営者は、が退任した後、

稼ぐための手を打ってなく、金のなる木が無いため、

その後を継いだ経営陣は、苦戦するとのこと。

 

確かに、と感心しながら見ていました。

 

私が最初に就職させていただいた会社も、

プロ経営者を雇用し、海外進出を強化しましたが、

結果、大失敗となっていますし、

今もプロ経営者に経営をゆだねていますが、

その方も自分の価値を高めることに熱心で

自分が退任した後のことなんて知らねえ、

という感じがしています。

 

自分が在任中のことしか、

自分の評価しか考えずに経営すれば、

そりゃ、どんな会社でもおかしくなりますよね?

 

経営とはどこを見てしなくてはいけないことなのか?

 

それはお客様・市場に尽きます。

 

そしてはっきりとは見えない、10年20年先を見据え、

新しい事業・新しい商品サービスを開発したり、

若い人を採用し、育成しながら強い組織をつくる。

 

それこそが経営の本質です。

 

目先の数字や目先のB/Sを見ていたら、

そんな本質的な経営など難しいに決まっています。

 

経営の本質を理解した経営者をつくっていき、

事業継承をしっかりとしていきたいですね。

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【4711回】 「お客様が求めているものは何か?」をトコトン考える

2023年11月23日 | 住宅コンサルタントとして

商売で重要なのは、

 

「お客様は今、何を求めているか?」

「どういう商品・サービスであれば、購入を検討していただけるか?」

 

ということを常に考え、

そういう商品やサービスを開発したり、

改善を繰り返していくことです。

 

頭では誰しも理解できることなのですが、

では実際に住宅業界において、

それを実践できている会社はどれくらいの比率なのかな、

と個人的に思っています。

 

建築畑をバリバリ歩いてきた方や

こだわりが強すぎる経営者や設計に多いのが、

自分が好きなデザイン・テイストでモデルハウスを建てたり、

商品化したりすること。

 

たまたま今、家を建てようとしている方の好みと

自分の好みが合っていれば、

集客や受注の成果につながるのです。

 

それは、素晴らしいことです。

 

でもお客様の嗜好は、常に変化するのです。

 

たまたま自分の好みがある時代のお客様のそれと一致し、

そこで成功体験を得た経営者・設計士は

お客様の嗜好が変わると、その変化についていけないのです。

 

その昔、島田紳助さんが若手芸人さんに

お笑いの授業をされました。

 

その中でXとYについてお話されています。

 

Xとは、自分の強み・特徴。

 

Yとは世の中の変化。

 

自分の強み・特徴を時代の変化に合わせ、

少しずつ変えていくことが長く売れるコツである、

と紳助さんはその授業でおっしゃっています。

 

たまたまXが時代のニーズと合い、爆発的に売れるのが一発屋の芸人。

 

でも一発屋さんは、長くは売れ続けないですよね?

 

このXとYの法則は、住宅業界にも思いっきり当てはまります。

 

住宅業界におけるYを予測し、

そのYに合わせて自社のXを進化させていくことが

皆さんの会社はできているでしょうか?

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【4710回】 「説明が上手い」レベルをとっととクリアする

2023年11月22日 | 住宅コンサルタントとして

売れない営業マンに共通するポイントは、

 

「話がとにかく長い」

「商品メリットを理解してもらえると売れると思い込んでいる」

 

ということです。

 

残念ながら説明で家は売れません。

 

なぜならば、家は完成品ではないですし、

何より契約して終わりでは無いからです。

 

お客様は複数の住宅会社を比較検討し、

デザインや間取り、性能、提案力、アフターなど

多面的に判断して最終的に依頼する会社を選ぶのですが、

お客様自身が納得できる決断を下せるように

サポートするのが営業マンの正しい役割です。

 

ですから自社の商品や自社の説明を長々とするよりも

いろいろな質問をお客様に投げかけながら、

お客様が求めているレベルを自社がクリアできているか、

ということをお客様にご判断いただくように商談することが重要です。

 

売れない営業は、お客様に

 

「性能値はこれくらい絶対に必要です」

 

と言い切るのですが、売れている営業マンは、

 

「私たちはこれくらいの性能値が、

この地域で家を建てる上で必要だと思っていますが、

お客様は性能に関して、どう思われますか?」

 

というように投げかけて、

お客様自身に決断していただくように商談を進めるのです。

 

お客様を論破しても、

理詰めで自社が優れていると言いくるめようとしても、

お客様自身が判断することである、

というスタンスが大切なのです。

 

あくまでもそれが良いかどうかを決めるのはお客様。

 

そう考えると、お客様に対するアプローチが変わってくるでしょう。

 

売れる営業マンになる成長過程で、

説明が上手である、ということは間違いなく必要ですが、

そこをとっととクリアして、お客様に質問を投げかけて

お客様自身に気づいていただいたり、

お客様自身にご決断いただけるような

コミュニケーション術を身につけたいものですね。

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【4709回】 数値で自社の現状を把握しておく

2023年11月21日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

とにかく役員の皆様が数字に強い。

 

さすが600棟の住宅を回されているだけあって、

私が投げかけた、現状把握のための質問に、

即答できるだけの数字を把握されています。

 

例えば、来場されたお客様ご家族に関して、

お子様がおられない世帯の比率。

 

これが衝撃の数字だったりするのです。

 

ということは、商談スペースのデザインとか、

飲み物のメニューなど、改善した方が良いのでは、

というようなアイデアが湧いてくるのです。

 

また来場からの契約に関して、

自社のOB様や協力業者様の紹介が一切ないケースの契約率と、

紹介が介在する際の契約率の違いについて。

 

こうした数値もしっかりとデータを取られているのです。

 

当然、紹介が絡んだ方が契約率が高いのですが、

その数値の差があまりにも大きいので、

やはり紹介をいただけるような取り組みが欠かせない、

と改めて認識することができました。

 

更には、商品グレードが3つあるのですが、

各グレードの契約比率をずっと追っていくと、

今、お客様の価値観はどっちに振れているのかが

一瞬で見えてくるのですね。

 

商品のラインアップに関して、

ローコスト価格帯の充実をすることが無意味である、

ということも、こういうデータを見ると理解できるのです。

 

その他にも、拠点ごとの集客数、契約数、

更には営業マンごとの契約棟数なども

質問すると役員の皆様は即答できるのですね。

 

一方、役員・幹部が

こうした数字を全くと言っていいほど

把握できていない会社も存在します。

 

質問の度に、サーバーにアクセスし、

いろいろと探されていたりするのですが、

やはり理想は、自社の現状の数字が頭に入り、

リアルタイムでいろんな決断がスピーディーにできることです。

 

自社の現状を数字でしっかりとおさえておきましょう。

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【4708回】 ノウハウだけでうまくいくと経営していた会社の末路

2023年11月20日 | 住宅コンサルタントとして

15年くらい前に業績が良かった住宅会社の中には、

とにかくノウハウ収集が大好きな会社もありました。

 

当時で言えば、チラシづくり(煽り言葉を使い倒していました)や

コストダウン方法、見学会場のPOPづくりなど、

浅くて小手先のノウハウでしたが、

当時はそれがかなりの破壊力があって、

集客に効果があり、一時的に業績が上がる会社もありました。

 

そういう会社の社長は、

ありとあらゆるFC・VCに加盟し、

いただくものをいただいたら退会し、

また次のFC・VCに加盟する。

 

扱う商品はドンドン増えていく。

 

社長はノウハウを学ぶことが大好きで楽しいのですが、

実際に受注して設計するのも現場を見るのも

全て社員さんなのですね。

 

次々に新しいノウハウが導入されるものの、

まだ1つ2つ前に導入したノウハウすら

現場が習得できていない訳ですね。

 

スタッフさんはシラケていく訳です。

 

そしてドンドン辞めていく。

 

更には全国のFC・VC本部からも

その節操の無さに呆れられていくのです。

 

結果、いろんなところから悪い評判が沸き起こる。

 

こういう会社は、現代だと通用しません。

 

先日、こういうケースの典型的な住宅会社の

最新情報を教えていただきました。

 

債務超過に陥り、過去の大工さんは皆、去ったそうです。

 

納材業者さんからの信用もゼロで、

各社、一斉に価格の値上げを打診し、

その値上げを受け入れてもらえなければ、

一斉に引くようです。

 

ノウハウだけは多々、知っているものの、

人望も無く、社員さんがついていきたいと思わない会社をつくった、

経営者のこれまでの経営がこういう事態になったのですね。

 

ノウハウは大切ですが、

そんなことよりも、商売の基本を徹底すること、

お客様と社員さん、取引先様に信用してもらえ、

応援したい、ついていきたいと思っていただける会社をつくること。

 

その方がノウハウより100万倍、大切なのです。

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【4707回】 幸せ過ぎる毎日

2023年11月19日 | 住宅コンサルタントとして

非常にすなおで謙虚。

人の話を聴く姿勢が、本当に素晴らしい。

 

こちらの提案をすなおに、そして真剣に聴いて下さり、

できることから即、実行して下さる。

 

損得とかメリットデメリットなんて言葉は存在せず、

完璧な信頼関係で成り立っている。

 

もちろん、その信頼にお応えするためにも、

こちらとして日々、しっかりと学び、調査研究を継続し、

現時点で最高のご提案をする準備を欠かさない。

 

当然、毎日の緊張感、プレッシャーもメチャクチャある。

 

でもそれがあるから、こちらとしても成長できる。

 

こんな関係性を本当にたくさんのクライアント様と築くことができ、

本当に自分は幸せだなぁと心の底から思います。

 

趣味:仕事。

好きなこと:仕事。

 

こう思える日々を過ごさせていただけています。

 

自分の人生の3分の1を占める仕事に

やり甲斐を感じ、楽しめることって、本当にありがたい。

 

全ては素敵なクライアント様のおかげです。

 

こんな素敵なクライアント様の成長の機会になれば、

ということで、数か月前から動いている企画を

数社のクライアント様にお伝えさせていただいたところ、

9か月先のことなのにスマホにインプットして下さるスタッフさんが

多々おられることが、メチャクチャ嬉しいのです。

 

若くて未来ある、素晴らしいクライアント様のスタッフさんの

成長につながるような企画を実行したり、

有益な情報をお伝えすることで、

スタッフさんたちがお客様に喜ばれる仕事ができるようになったり、

しっかりと成果を出せるビジネスパーソンになられたとしたら、

こんなに嬉しいことはありません。

 

それを実現できるよう、これからも仕事に取り組みたいと思います。

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【4706回】 旅の予定

2023年11月18日 | 住宅コンサルタントとして

現時点で2024年12月27日まで予定が決まっている私は、

当然ながら長期休暇の予定もかなり以前に決定します。

 

基本的には翌年の長期休みの1年前頃から考え、

大体300日前くらいに航空券を予約します。

 

その方が安く買えるからです。

 

今年の年末年始は、スペインへ。

 

というか、コロナ明けからスペインしか行っていないのですが、

これは次男に会うためなのと、

2023年年末の飛行機の乗り継ぎ等の問題で、

結局スペインとなりました。

 

今回はバルセロナとサンセバスチャンでゆっくりと過ごす予定です。

 

サグラダファミリアの工事がかなり進んだっぽいので、

じっくりと見たいですし、

何よりバルセロナの食事が美味しいし、市場も楽しいので、

またそこで食材を買いまくりたいと思っています。

 

また世界一の美食の街、サンセバスチャンでは

とにかく食べ歩き+バル巡りをただただやりたいと思っています。

 

今回は次男も一緒なので、

かなりコアなサンセバを体感できるか、とワクワクしています。

 

まあ年末年始で確実に太って帰ってくるでしょう。

 

そしてゴールデンウィークはオランダ・ベルギーへ。

 

これはコロナ前に行きたかった、美術館巡りと古城巡りが目的です。

 

オランダは通過しかしたことが無かったのですが、

とにかく美術館がイケてるっぽいので、

いろいろと感性を磨きたいと思っています。

 

またオランダからベルギーに向かって、

電車でちょっとずつ南下していく感じで

3つの都市を巡る予定です。

 

そして大量のエシレバターを購入してくる予定。

 

そして来年のお盆の行先も先ほど決定しました。

 

来年のお盆は、これまた通貨しかしたことがない、

デンマークのコペンハーゲンを中心に、

スウェーデンとかドイツを周遊したいと思っています。

 

デンマークは徹底的にインテリアショップや雑貨・家具などを

徹底的に見まくる予定。

 

夏はイタリアやスペインは死ぬほど暑いと思うので、

それを回避して涼しいイギリスや北欧で、

と考えていたのですが、

最終的にデンマークに決定しました。

 

バルセロナとサンセバスチャン以外は、

いずれも初めての地なのですが、

とにかく行ったことが無いところ、

やったことが無いことをやっていかないと、

自分の感性も鈍るし、行動力も落ちるような気がします。

 

そのためにも、今年から来年にかけては、

あちこち行きまくって、いろんなものを見て、

体験量を増やそうと思います。

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【4705回】 お客様の価値観の変化に気づく

2023年11月17日 | 住宅コンサルタントとして

今、家を建てようと動いている方の所得は、

5年前と比較すると上がっています。

 

インフレ、建築資材の高騰、円安の影響により、

30坪の家で400~500万程度、価格が上昇しましたし、

ここ数年のインフレによる物価上昇で

毎月の生活で家計に余裕のないご家族も増えました。

 

これまで家を買えたギリギリの所得の方たちは

マイホームを建てる気持ちになりづらく、

家づくりを実現するために動いている人は激減しました。

 

ということで、今、家を建てようと動いている方の大半は、

所得がそれなりにあるご家族ということになります。

 

所得がそれなりに高い方は、

住宅会社を訪問する前に、まずはじっくりと調べます。

 

そして家づくりのことを調べる中で、

自分たちがこだわりたいと思った部分に対し、

 

「こういうことはできますか?」

「こういう性能値はクリアしてますか?」

 

など、いろんな質問をされます。

 

この質問に簡潔に答えられないとか、

ズレた回答をしてしまうと、舞台から降ろされることになります。

 

そして所得がそれなりにあって、

しっかりと勉強している方にとって、

価格の安さよりもお客様がこだわる点、

例えば断熱性能とか耐震性能とか標準仕様、

保証や施工品質などが、

お客様が求めるレベルをクリアしていることの方が重要なのです。

 

所得がそれほど高くなく、

情報収集や分析が得手ではないお客様の場合、

小難しい話よりも価格が安い、月々支払いが安い、

ということに価値を感じる方が多かったので、

多くの住宅会社は価格が安い方が喜ばれる、

と思い込んでいるのですが、

今、家を建てようと動いている方たちは、

少々値段が高くとも、根拠がしっかりとしていることや

性能値が高い方を選ぶ傾向が強いのです。

 

お客様の価値観が変わってきているのです。

 

この変化に気づけずに、

 

「この性能や仕様に対してこの価格ってコスパ良いでしょ!」

 

ということが重要だと思い込んでいる、

ローコスト系の住宅会社や

そもそも自身の価値観が貧乏くさい営業マンが、

お客様の価値観に合っていない接客をしてしまい、

結果、失注するというケースが増えてきています。

 

安くなければ売れない、とか、

安さが価値、と思い込んでいる営業マン、経営者は

この先、苦戦していくことでしょう。

 

お客様の価値観が変わっているというか、

今、動いているお客様の価値観は、

5年前のお客様のそれと変わっていることに気づきましょう。

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【4704回】 自己顕示欲と承認欲求が強いリーダーに、人はついていかない

2023年11月16日 | 住宅コンサルタントとして

今日、言いたいことは、タイトルの通りなのですが、

 

「俺ってすごいでしょ!」

「このブランドをつくりあげたのは、俺!」

 

という感じで、過去の成果をいつまでも言い続けたり、

自分の功績を主張したがる経営者やリーダーって、

少なからずおられます。

 

中には、病的なまでに自己顕示欲が強く、

とにかく自社のスタッフや部下に

マウントを取りたがったりするのですが、

まあこういうリーダーや経営者は、

おそろしいほど人望がありません。

(衝撃的になくらい人望が無いため、

ますます「もっと俺を認めて、褒めてくれよ」と

なっているのかもしれませんが・・・)

 

自己顕示欲と承認欲求は、

言ってみれば精神的に大人になりきれていない、

ということだと思います。

 

そして、口ではきれいごとを言っても、

自分のことしか考えていない、

部下や社員さんの成長を最優先で考えられていない、

ということなのです。

 

社員さんを我が子のように思い、

時には厳しく指導し、

時には愛情をたっぷりとかけられる。

 

自分のことなんか全く考えず、

とにかく社員さんの幸せと成長、

更にはお客様のこと、地域社会のことを

本当に考えている経営者やリーダーは、

みんな寄ってきますし、人望も非常に高いのです。

 

弊社のクライアント様の中で、

こういう社長がおられますが、

自社のスタッフさんだけでなく、

弊社のクライアント様の若い経営者たちにも

メチャ慕われていますし、

皆、その方のもとに集まってくるのです。

 

自己顕示欲と承認欲求は、

30代のうちに捨てましょう!

 

そうすることで、自然と人望が集まるようになるのです。

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