観光地として、個人的にはヨーロッパが大好きです。
特にイタリア・スペインは食も建物も街並みも大好きです。
ただ、ヨーロッパの国々や機関がよくやる、
ルールを自分たちに都合良く変えていくことは、
非常に嫌いです。
もう皆さんはお忘れかもしれませんが、
スポーツの世界で、ヨーロッパの国々が負けたくない競技は、
彼らの都合でルールがコロコロ変えられます。
ひと昔前に、スキージャンプで日本勢が
ワールドカップで表彰式を独占していた時代がありましたが、
突如、スキー板の長さを小柄な日本人に不利になるように
ルール変更したこと、覚えておられます?
また昨今で言えば、自動車のEV化も
エンジンの性能では日本勢に勝てないので、
ガソリン車、ハイブリッド車までも2030年代には禁止にし、
EV一本にする、というルールをつくったのですが、
そうすると安価な中国製が市場を席捲しだしたり、
徐々にEVの問題点も浮き彫りになってきている中、
ここに来てまたルールを変更するような勢いです。
しかしこういう小ずるいことばかり考えているせいか、
肝心のヨーロッパ各国の車に関する技術力は
本質的に上がっていないように感じています。
自分たちに都合の良いルールをつくることは、
その時は有利に戦えることになるかもしれませんが、
結局、長い目で見た場合、競争力が弱くなっていくのです。
逆に環境やルールの変化に適応し続ける中で、
他の国のメーカーの地力がますますUPしているような気がします。
ヨーロッパに対し、印象が悪い日本人は多くは無いと思いますが、
彼らの本質を理解した上で付き合っていかないと、と思います。