鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4315回】 自分の意見を持ち、主張できること

2022年10月23日 | スキル

私、中学生の頃から国語が壊滅的にできなくて、

高校生の時は本当に国語で赤点を取るくらい、

ちょっとヤバい学生でした。

 

というのは、現代文で

「登場人物や筆者の気持ちを述べよ」

的な問題が大の苦手だったからです。

 

よく先生に、

 

「これは主人公の意見を聞いているのであって、

お前の考えを聞いているのではない。

お前の回答は、お前の考えをまとめてるだろ」

 

と注意されていました。

 

古文も「いとおかし」とかの気持ちも分かりませんでしたし、

そんな感情を理解できても、現代社会では意味がない、

と個人的に感じていたからです。

 

学校の勉強はできませんでしたが、

自分の頭で考え、それを自分の言葉でまとめ、

自分の考えを主張する能力は、

社会に出てビジネスの世界ではとても役に立っています。

 

何が言いたいかというと、

筆者の気持ちや主人公の気持ちを理解できるが、

目の前で起こったことを分析し、自分なりの意見をまとめ、

それを主張することが苦手な方よりは、

自分の意見を言える方が社会では役に立つ、ということです。

 

スマホばかり見ていて、インプットはしているものの、

自分の意見をまとめ、主張する、

すなわちアウトプットの量をやっていないと、

ビジネス、特に営業の世界では苦戦するような気がします。

 

自分の意見を持ち、自分の言葉で主張する。

 

皆さんは得意ですか?

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【第3572回】 センスを磨くために・・・

2020年10月10日 | スキル

これからの時代、スキルを持った人は多々、増えてくるでしょう。

 

例えば動画を撮影し、編集するスキルは、

機材や編集アプリの進化もあるでしょうし、

それらの技術をYouTubeで皆が公開していくでしょうから、

動画編集できる人は、ドンドン増えていくでしょう。

 

一方、動画を撮影編集はできるけれど、

見てくれた方の心にグッと刺さる動画をつくるには、とか

動画を見た人が思わず来場予約をしたくなる動画を

どうやったら撮影編集できるのか、という企画は、

できる人はそれほど増えていかないような気がします。

 

すなわち、スキルよりもセンスの方が

希少価値が高くなっていくのです。

 

もちろん、スキルもあるに越したことは無いですが、

センスある人がスキルを持っていることが価値があって、

スキルしか無い人は、それほど価値は上がらないということ。

 

だからビジネスパーソンは、

センスを磨くことが重要になってきます。

 

では、センスはどうやったら磨かれるか?

 

もうこれは、私個人として一択しか無くて、

それは圧倒的に見た量、経験した量、現地に足を運んだ量。

 

すなわち、量しか無いと思っています。

 

結局、一次情報をどれだけたくさん持っているかで、

その人のセンスは決まってくると思います。

 

ところが、コロナの影響で移動を自粛し、

基本的なリモートでの打合せが主流となってしまっている人は、

この一次情報取得のための行動ができていないので、

センスの向上にはつながっていないのでは、と感じています。

 

私自身は基本、いろんなところに足を運び、

実際に目で見て経験することを辞めておりません。

 

10月、11月、12月、1月と、

あちこち移動して、いろんな経験をもっと積みたいですし、

それをしないと自分のセンスは磨けないと思っています。

 

皆さんは、一次情報取得のための行動量、

足りているでしょうか?

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【第4回】 仕事が出来る人・出来ない人

2011年01月04日 | スキル
仕事が出来る人の大半は、自分の身近に必ず目標となる先輩や仲間を見つけています。

そして、その目標となる人から、とても分かりやすいその人の特長はもちろんのこと、
ほんの些細な部分からもたくさんのことを学んでいるのです。

例えば、目標となる人が電話でお客様と話をする際、

・事前にどんな準備をしているのか?
・話す時の声のトーンや言葉遣いはどうか?
・電話を掛けた目的の話をする前に、どのように話を組み立てているか?

など、その人からたくさんのことを学んでいます。

また、その人の手帳を見せてもらったり、仕事外の時間の過ごし方を聞いたり、
入社したての頃、どのような手順を踏んで今があるのか、ということを教えてもらったり・・・。

とにかく、モデルとなる人の全てをまずはそのまま自分でやってみる、というようなことを
自然にやっていたりするのです。

私も、前の会社に入社したての頃、
師匠のカバンを一度持たせていただいたことがあったのですが、

「一流のコンサルタントの人のカバンの中は、これくらい重くなければいけないんだ・・・」

と、カバンを持った瞬間にそう感じました。

そして、師匠にカバンの中にどんなものが入っているのかを教えていただき、
自分が必要と思うものはすぐに購入し、カバンに入れた記憶があります。

それまで、クライアントごとにカバンの中身を入れ替えていたのですが、
師匠にならって、全クライアントのコンサルティングが今すぐ出来る状態を
毎日維持するようになりました。

さらに、異業種の参考になる資料や、新聞や雑誌の切り抜きに関しても、
私自身、未だに師匠の型のまんまだったりします。

イケてる人が実践していることを四の五の考えず、
まずは素直に実践し、その後自分に合うように変えていく、というのが仕事の基本だと
私自身、個人的にメチャクチャ思っています。

逆に仕事が出来ない人の典型的なパターンは、
身近にすばらしい人がいるにもかかわらず、その人のいいところを素直に真似しようとしない、
という方が圧倒的に多いのです。

結果を出している人の接客を横で見ていて

「この人、すごいな」

と感じるくせに、変にプライドが高かったり、自分には真似できないと勝手に判断して、
そのイケてる人の型を素直にやらないのです。

もっとひどい人になると、イケてる人と自分の差を分からないでいたりします。

草野球並のレベルなのに、自分をイチロー選手並くらいに勘違いしていたり、
やけに評論家ぶったりしているのです。

こういう人は、進化がもう停滞しているので、大きな成長は望めません。
で、中途半端なレベルで、周囲や会社の文句ばかり言うようになります。

にもかかわらず、「自分で独立する」なんて覚悟もなく、
ショボイおっさんのような人生を過ごすようになるのです。

自分の身近の人から、どれだけ素直にいい部分を真似させていただくのか?
そもそも、身近の人の長所を理解できるようになるのか?

こうした、身近な人のいいところに気づく感性を磨きたいですね。
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