鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1430回】 女性が殺到して予約が取れないお料理のカリスマ先生

2014年11月30日 | 住宅コンサルタントとして
本日は、家内が通わせていただいているお料理教室の先生のご自宅にお伺いしておりました。

その先生は、ご自宅を活用され料理教室を開かれています。
以前にもちょっとこのブログでご紹介をしたと思うのですが、
3ヶ月1クールでお料理を教えておられるのですが、
その予約がわずか50分で定員をオーバーしてしまう。
しかも京都で開催するにも関わらず、神戸や鳥取など地方からも生徒さんが通われる。

それくらい、大人気の先生なのですね。

今日もお昼前からお料理教室をされて、その後お忙しい中、わざわざお時間を取って下さいました。
この場を借りて、御礼申し上げます。

で、その先生にいろいろとお話をお聞きしました。

なぜ、そんなに生徒さんが全国から殺到するのか?
具体的にどんなことをいつも心がけておられるのか?
発想のヒント、アイデアの源はどこからいただいているのか?
具体的にどんなマーケティング、どんなプロモーションをされているのか?
今後、どういう方向でいきたいとお考えなのか?

先生にとって何のメリットもありませんが、
こちらの勝手な質問にお時間を取って、しかも丁寧に教えて下さいました。

で、結論なのですが、当たり前のこと、商売の王道を行く考え方をお持ちで、
王道をそのまま歩んでおられる感じでした。

ノウハウやテクニックが大好きな経営者が聞いたら拍子抜けするような感じだと思います。
要するに当たり前のことしかされていないのです。

情報発信はブログとHPのみ。
もちろん、スマホ対応にもなっていません。

SNS対策?
SEO対策?
全くされていません。

雑誌への広告掲載やプレスリリースなどもされていません。
同業の方たちとの交流もほぼされていませんし、
自ら外に出て宣伝活動など、一切されていないのです。

それなのに百貨店から期間イベントに出店して欲しいとお誘いはくる。
テレビ局から取材のオファーはくる。
いろんな方からコラボのオファーはくる。
本の出版のオファーはくる。

ものすごい引き寄せ力なのです。
(もちろん、私も家内も思いっきり先生の魅力に引き込まれました)

私自身の考え方と似ているところが多々あって、
そして私に思いっきり欠けている部分もしっかりとお持ちでした。

そのことを気づかせて下さいました。
本当にありがたいことです。

私自身、変わらなくてはならないこと、
それからこの仕事を長年、させていただく中で変わってしまったことがあるかと思います。

もう一度、原点に戻れそうです。
本当にありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1429回】 建物のグレードが上がれば、接客の仕方も変える

2014年11月29日 | 住宅コンサルタントとして
本質的なところを磨き続けない限り、企業の長期的な発展はあり得ないと
いつも個人的に思っています。

住宅会社における本質的なところって何か?

それは性能・デザイン共にイケてる家をお客様に提供できること。
もちろん、お客様が無理なく買える価格帯で。
そして、接客はこの世の中でも最も高額な商品にふさわしいこと。
簡単にまとめると、こんなイメージです。

こういう考え方が私のベースにあるので、
クライアント様にはとにかく商品を磨いていただくことを提言します。

そして大抵のクライアント様は、こうした提言に対し、素直に取り組んで下さり、
自社の住宅が磨かれていきます。

そして自社の商品がかなり上質になってきた際、注意すべきことがあります。

それは、商品の質感が上がれば、接客の仕方も変えなければいけない、ということです。

軽自動車を販売しているお店と高級外車を扱っているお店の接客、店の作り方は違います。
1着2万円のスーツを販売しているお店と、1着30万円のスーツを販売しているお店の
接客の仕方が異なるのもしかり。

人は家をパッと見た瞬間、判断します。
素晴らしいデザインの家であれば、あまりこちらから多くを伝えない方が絶対に良いです。
またヒアリングするタイミングも早すぎない方が良い。

このあたりは、高級ブランド店の接客に学ぶと良いと思います。

自社の商品、商圏、客層に合わせて、自社の接客を変えていく。
当たり前のことですが、皆さんの会社ではできていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1428回】 お客様都合で自社を見て、改善を繰り返す

2014年11月28日 | 住宅コンサルタントとして
私自身、クライアント様の過去の数字(会社全体の数字も個人別の数字も両方です)や
過去に取り組まれていたことをかなり明確に記憶しています。

最初に勤めさせていただいた、建築資材メーカーの営業マン時代から
この特技にはかなり助けられました。

例えば、年間50棟の注文住宅を受注されている当時のビルダー様から

「2年前に工事をした○○町の○○様のキッチンの機器の調子が悪いから、
一度、お伺いして対応してくれない?」

という依頼が来ても、

「そのお客様は、当社がキッチンを納品していませんよ!
確か、××社さんのキッチンだったと思います」

というような感じで、とにかく仕事に関する記憶力は、昔から良かったです。
ビルダーさんのスタッフさんよりも私の方が覚えている、ということが多々ありました。

この特技は今でも衰えていません。
お付き合いの長いクライアント様であれば、
過去の数字や過去に取り組まれていたことなどもしっかりと記憶しています。

大抵のクライアント様は、常にいろんなことにチャレンジしたり、
過去取り組まれていたことを中止したり、ということを繰り返す中で、
いろんな部分が発展していきます。

そして新しい取組が業績に効果を出すケースもあれば、そうでないケースもあります。
その逆に、過去取り組まれていたことを辞めることで業績が上がるケースもあれば、
業績が下がるケースもあるのです。

昨年は消費税増税前の駆け込みがあって、
各社様、相当忙しかったので、過去からやってきたことの業務を見直し、
辞められたこともありました。

クライアント様の業績がイマイチの時、
その原因は直感的にに分かります。

忙しくなると、いつの間にか自分たちの都合で業務を改善しがち・・・。

でも、やはり商売の基本・王道は、お客様の視点で自社を見て
お客様に関係する部分はトコトン、時間と手間をかけることだと思うのです。

逆にお客様に関係しない部分はトコトン、効率化して問題ありません。

過去、自分たちがやってきたことで、
自分たちの都合でここ最近、辞めたことってありませんか?

常にお客様の目で自社を見る。
そして改善を繰り返す。

この基本を忘れること無く、仕事をしていきたいですね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1427回】 来場数は担保

2014年11月27日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、クライアント様の社長からとても嬉しく、更にはありがたいお言葉を頂戴しました。

「消費税増税前の駆け込みがあった前期と比較して、
増税後の今年の年間の新規総来場数が大きく前年を上回りました。
いろんな手を打ったおかげで、新規来場が昨年対比144%になったんです」

社長から、そのことをご報告いただくと共に、

「やっぱり経営していく上で、お客様の来場が無い、というのが一番、つらい。
お客様の来場数は経営の担保みたいなものです」

というお言葉を頂戴し、本当にうれしかったです。

来場数がなぜこれだけ上がったのか?

HPを変えた?
チラシのデザインや配布方法を変えた?
SNSを活用したマーケティングを強化した?

そんな小手先のテクニックだけで成果など出ません。

何をやっていただいたかと言えば、お客様の発想で物事を考えていただき、
どんな家だったらお客様がわざわざ足を運んでも行きたいと思っていただけるのか、
ということを考え、そういう家をお客様に見ていただく機会をつくった、ということに尽きます。

そのために投資もかなりしていただきましたし、
大きな決断もいくつもしていただきました。

もともと、全国的に非常に優秀な住宅会社で、
業界紙TACTでも全国的に優秀な地場の住宅会社として度々、取り上げられるほどです。

言ってみれば、業界内で成功している企業の1社です。

そういう状況にも関わらず、時代を先読みし、ドンドン変わっていかれる訳です。
だから、外部環境に左右されず、お客様の来場数も順調に推移するのでしょう。

お客様の来場数がたくさんあるということは、
自社に合ったお客様を選ぶことができる、ということです。

逆に来場数が少なければ、とにかく目の前のお客様から契約をいただこうと必死になる訳で、
そうすれば自社に合わないお客様の家づくりを受けざるを得ない状況になります。

そういう意味でも、多くのお客様に来場していただける状況をつくっておくことが
健全経営、健全営業の条件となる訳です。

まさに、来場数は経営の担保、ですね。

お客様に数多く来場していただくためには、
常にさまざまな手を打たなくてはなりません。

ここ1年、皆さんの会社は変わることができていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1426回】 感性が素晴らしい会社の業績は、やっぱり素晴らしい

2014年11月26日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、増税後の今年、業績が絶好調なクライアント様にお伺いしておりました。

9月以降、本当に業績が素晴らしくて、
増税前の駆け込み時よりも業績が上がっております。

一方、このクライアント様が商売をされている商圏エリアの着工数は、
前年比30%近く下落。
そんな中、地域一番店でもあるこのクライアント様は本当に好調なのです。

毎回、役員、新築営業、設計、工事、リフォーム、マーケティングと
朝から夕方まで、不動産と総務を除く全部署と面談をさせていただきます。

そんな中で私がいつも意識しているのは、
5年後、10年後も地域の方から必要だと思っていただける住宅会社であるために、
何に取り組み、何を改善しなければならないか、ということ。

中期的に物事を考えれば、取るべき戦略は当然ながら商売の本質、王道をいくものになります。

とにかく、家の価格を上げずに性能とデザインを高めること。
お客様に後悔しないご決断をしないために、伝えるべき内容と伝え方の精査。
工事における品質管理と原価管理。
OB施主様や協力業者様から応援され、紹介をしていただけるようになるために取り組むべきこと。
より自社のブランドを地域に浸透させていくためのマーケティング。

書けば当たり前のことばかりですが、
この当たり前のことを6年以上、毎月お伝えさせていただいております。

そして特筆すべきは、このクライアント様の経営陣、営業マンがとにかく素直で、
取り組むべきことをすぐに取り組んでいただけること。
しかもそのスピードと取り組む質がここ最近、劇的に上がっているのです。

いろんなクライアント様で共通してご提言しているのは、
上質感を出していくことなのですが、
今回、ロゴやHP、プレゼンなどの質感を上げていただきました。

これが市場に浸透していった際、商売がさらにやり易くなっていくと思います。

更にお引き渡し後に関して、改善すべき点をご提言させていただきましたが、
その点も間髪入れず、すぐに社内調整に入っていただき、
おそらく年明けから仕組みが変わっていくことでしょう。

とにかく、経営者、幹部の感性が素晴らしく、
素直に愚直に取り組んで下さるのです。

増税後でも業績好調な会社に共通しているのは、
改めて考えるとこの部分かな、と思います。

皆さんの会社の感性はイケてますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1425回】 合宿の企画

2014年11月25日 | 住宅コンサルタントとして
素晴らしい環境で、素晴らしい仲間と自社の将来を考える。
事業計画を立てる。
その計画達成のために、どの分野をどう強化していくべきかを決める。
更にそれが計画通り実行できているかどうか、チェックするしくみを構築する。
計画達成のためにどのような組織をつくるのかを考える。
どんな商品・サービスを扱うのか?もしくは現状のものを改良するのか?

こんなことを来年、どこかでやってみたいと思います。

超一流の環境。
超一流の接客。
志のレベルが高い仲間。

ホンモノに囲まれ、抜群の環境でしっかりと考え、学び、
それをカタチにする。

そんな企画を2015年、ちょっとやりたいなぁと思っています。

しかも、次期経営者に集まっていただいて・・・。

今後、住宅会社を経営していく上で、
建築の知識、営業のスキルがあるだけでは不十分です。

サービス業化する上で、経営者自らが一流のサービスを受け、
どのレベルのおもてなしを自分たちがお客様に対し提供していかなければならないか、
そこをしっかりと体験しておかなくてはならないと思っています。

ただ事業計画を立てるだけでなく、
これからの経営に欠かせないことも体験できる合宿。

来年、企画しますので、ぜひぜひ一緒にいきましょう!

またお声をおかけしますので、時間の確保をよろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1424回】 自社の都合を優先していないか?

2014年11月24日 | 住宅コンサルタントとして
世の中は本当に広いです。
そして、残念ながら住宅業界の接客レベルはまだまだ低いです。

先日、ある住宅会社の接客を受けましたが、

「モデルハウスを見学させてください」

とお願いするために事務所の受付に行きました。

「では受付をお願いします」

ということで、個室に案内されたので、個室で着座しました。

すると営業アシスタントの女性が、アンケート2枚を持ってきて記入を促されました。

「お家を建てたいということで今日、お越しになったかと思いますが、
当社をどういういきさつで知って、今日、なぜ来たか、ご記入いただけますか?」

とややガッツキ気味にアプローチをしてきました。

そのアンケートを記入しているうちに、そのアシスタントの女性は部屋を出ていきました。

「何だか忙しい会社やなぁ・・・」

と思っていると、別のアンケートを持った別の女性が入ってきました。

「営業マンが来るまでの間、お土地のことや予算のことをもう少し詳しく教えていただけますか?」

と不愛想に言われました。


「なんやねん、この会社。
お客様の気持ちなど考えないで、自分たちのオペレーション優先やんけ!
このスタッフ、不愛想やし、思いっきり機械的な話し方やし、メッチャ気分悪いなぁ・・・」

と私は一瞬にして思いました。

で、私はその不愛想なスタッフに言ったのです。

「あの、まだ家を建てるって決めてきた訳ではないですし、
ちょっと参考にさせていただこうと思って、モデルハウスを見学したいと
申したのですが、何かこう、ガンガン来られて、ちょっと気分が悪いです」

すると、その不愛想な女性スタッフから、信じられない言葉が・・・。

「まあ、ウチもお金をかけてこれだけの施設をつくってますので、
ご協力をしていただきたいんですが・・・」

もう正直、開いた口がふさがりませんでした。

訊問のような雰囲気でお客様に質問を機械的に投げつけるだけでなく、
根本の考え方が自分たち最優先な訳です。

こういう会社には、ホンマ、退場してもらわなくてはならないと個人的に思ってしまいます。

世の中で最も高額なモノを扱っている訳です。
お客様が失敗されないよう、お客様の立場でいろんな情報提供をしていかなくてはならないのに、
どの土地を案内して、いつクロージングするのか、という自分たち都合の発想しか無い訳です。

お客様が最優先。
自分たちの都合は後回し。

こうした基本的な考え方、皆さん自身、当然できていますよね?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1423回】 営業マンの重要性

2014年11月23日 | 住宅コンサルタントとして
家を建てる、もしくは家を買うということは、
お客様の人生にとって非常に大きい決断ですし、
土地のこと、住宅ローンのこと、税金のことなど、あまりにも分からないことだらけです。

いろんな商品を購入する際、ネットを利用する人が増えていますが、
住宅はそういう訳にはなかなかいかない商品の一つです。
あまりに複雑すぎるからです。

更に世間知らずの役人がつくるさまざまな基準も見事にポイントを外していて、
例えば「長期優良住宅」で「次世代省エネ基準」をクリアしている家でも
冬、各部屋で暖房をつけなければ寒くて暮らせない家もあれば、
そんな基準をクリアしていなくとも、エアコン1台で家中暖かい家も存在します。

要するに、本当に良い家を手に入れるために最も重要なのは、
エンドユーザー様自身の「見る目」だったりする訳です。

残念ながら、これが現実。
世間知らずの役人がつくる制度って、見事にツボを外しているというか・・・。

だから、これから国が制度をつくっていく中古住宅のインスペクター制度も
ぶっちゃけ個人的にはうまくいかないと思っています。

で、お客様が家づくりで最終的に自分の責任で判断しなければならない上で、
やはり大切になってくるのが営業マン。

家づくりを進める上で、お客様が知らなくてはならない情報は莫大にありますが、
そのことを分かりやすく教えてくれる営業マンに巡り会えるかどうかが、
お客様の家づくりの成否に大きな影響を与えます。

ただ人間、嫌いな人の話は聴きたくないもの。
如何に有益な情報を教えるだけの知識や経験を持っている営業マンであっても、
「この人の話、何となく聴きたくない」と思ったら、お客様は心を閉ざします。

こういう当たり前のことを残念ながら、分かっていない住宅会社がまだまだ多いのが現実です。

某住宅FCを展開していて、一時的に一世を風靡したある会社の営業マンが
ビックリするくらいレベルが低かった、なんてこともあります。

よくこれで、自社のノウハウを全国に販売しようと思ったなぁ、とあきれてしまいましたが、
そんなレベルの会社でもFC展開できてしまうくらい、まだまだ業界のレベルが低いのですね。

嫌な営業マンの話は5分と聴いていられません。
逆に素晴らしい営業さんの話は1時間聴いていても全く飽きないのです。

お客様に知っていただかなくてはならない情報は莫大ですから、
少なくとも90分は飽きずに聴いてもらう必要性があります。

その時間、お客様を飽きさせず、楽しく情報を伝えられるような営業マン。
そんな営業マンが業界には欠かせないのです。

そういう意味で、本当に営業マンは重要だと思います。
皆さんの会社の営業マンは、お客様を飽きさせることなく
必要な情報を伝えられるだけの人間性を有していますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1422回】 イケてる人と会うことで、いろんな発想が出てくる

2014年11月22日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はコンサルティングが終了後、家内と伊丹空港で待ち合わせをして、
とても大切なビジネスパートナーさんにある方を紹介していただいておりました。

その方は若くして海外でも活躍され、地元の街の活性化のための活動や
学生さんに建築のことを教えるために教壇にも立つなど、
非常に幅広い活躍をされている、一級建築士さんです。

ミラノ・サローネにも出展されたり、さまざまな媒体にも取り上げられたりと、
若い頃から第一線で活躍されているすごい方。

しかも私のように自分の仕事だけをやっている訳では無く、
自分自身の仕事をされつつ、世のため人のためにも動かれている方で、
いろんな刺激をいただいたり、更にはビジネスで何か新しいアイデアが広がらないか、など
様々な目的があって、ビジネスパートナーさんに無理を言ってセッティングしていただいたのです。

空港からちょっと移動したところにあるイタリアンレストランで待ち合わせをしていたのですが、
私たちが到着すると外まで出てお出迎えをして下さり、
最初の第一印象からしてとても素敵でした。

私の大切なビジネスパートナーさんの一人でもある、
あの日本一の住宅営業マンと同じような雰囲気、オーラでした。

美味しいイタリアンをいただきながら、いろんなお話をさせていただいたのですが、
かなりワインを飲んだのと、イマイチ体調が良くなかったこともあって酔っ払い、
途中から何か自分思っていることを一方的にしゃべっていたのではないか、
とちょっと反省しております・・・。

とにかくすごい方で、人脈も広く、私が知らない世界のことを多々、教えていただきました。
また、私がこれまでやってきたことが、ひょっとしたら自分が全く想像もしていなかった方面で
社会的にお役に立てるかも知れない、という可能性も教えていただきました。

40代前半の、世間的に見ればまだまだ若造ですが、
我々の世代が頑張って、少しでも日本の住環境をイケてるものにして、
海外の人から「ウサギ小屋」と言われない水準にしてきたいと思いました。

そしてビジネスが広がるのも、自分の活動領域が広がるのも、
やはり人様とのご縁、つながりがきっかけでしかない、ということも改めて感じました。

人間、自分一人でできることなど、たかだか知れています。
自分がこれまでやってきたことが、ある方との出会いで
全く想像できなかった方向で活きるかもしれない・・・。

また、その方自身がイメージしなかったニーズに対し、
こちらがクライアント様とマッチングさせて新しいビジネスが生まれるかもしれない・・・。

だからこそ、いろんなイケてる方とお会いすることが大切なんだと改めて感じました。

次回、また素晴らしい方をご紹介していただけるみたいなので、
ちょっと個人的にワクワクしています。

最近、新しい出会いはありましたか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1421回】 スマートに業績が上がっているように見える会社ほど、凡事徹底ができている

2014年11月21日 | 住宅コンサルタントとして
1年前、業績はどん底。
スタッフも辞める人がかなり出て、組織再編からやり直さなくてはならない状況。

そこから組織を再編し、スタッフに対しマネジメントを徹底し、
業績が非常に好調になったクライアント様がいます。

外部から見ると、スマートに業績が上がっているように見える。
でも実際、経営者がやっていることは非常に泥臭く、凡事を徹底しているのです。

例えば、スタッフの訪問回数を日々、日報でチェックし、
細かな指摘や指示を出せている経営者、もしくはマネージャーってどれくらいいるのでしょう?

「ウチの営業は、本当に仕事を取ってこない・・・」
と嘆いている経営者ほど、自分は確かにお客様を回って仕事をそれなりに穫ってきますが、
社員さんの行動管理など一切できず、
「何であいつは仕事を穫ってこれないんだ・・・」
なんてことを平気で言ったりする訳です。

社員さんをマネジメントして、チームで成果を出すのが経営者の仕事なのに
自分自身が営業マンの発想しか持てていないんですね。

経営者の仕事は経営すること。
経営とは、時流をしっかりと見極め、社員さんの能力でもできる戦略を立て、
それを実行できるよう、細かなチェック、細かな指示を出して、実際に行動させることです。

戦略を立てるだけなら、できる経営者もいるでしょう。
自ら売ってくるだけなら、できる経営者もいるでしょう。

でも社員さんに成果を出させることが、言ってみれば経営者の役割な訳です。

そのために、実際に決めた戦略が実行に移せているかどうかのチェックを徹底する。

皆さんの会社では、こうした当たり前のことが徹底してできていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1420回】 真のサービス業を目指しているか?

2014年11月20日 | 住宅コンサルタントとして
商売とは、実に面白いし奥が深い。
最近、つくづくそう思います。

結局は、数ある業者の中からお客様に選んでいただけるかどうかで決まるのですが、
お客様は商品・価格・安心・サービス・好き嫌いという5つの要素のバランスで
いくつかの候補の中から依頼先を選んでいるのではないかと個人的に思っています。

もちろん、候補の中に入るためには日頃からのマーケティングが欠かせませんが、
今回は候補に入った前提で考えたいと思います。

住宅会社の大半は、良い商品を開発しようと努力しています。
(中には、その意識が全然足りていない会社も存在しますが・・・)

良い商品を開発すれば、
当然ながらそれをお客様が買える価格に設定するための努力が欠かせません。

商品の品質や性能、更には自社のブランド力に見合った価格設定にする必要があります。

この段階で、競争についてこられない会社は、もう既に大半が淘汰されています。
倒産・廃業しているか、もしくは新築を全く受注できない状況に陥っているのです。

今、勝ち残っている住宅会社の大半は、良い商品とそれに見合った価格設定はできているのです。
更に安心という部分でも、受注が安定している会社であれば、
一般的な保証を組み込んでくことで安心していただくことは可能でしょう。
もちろん、過去にお引き渡しをしたお客様への対応をおろそかにせず、
良い評判が市場内で起こっていることが欠かせませんが・・・。

で、結局のところ、他社との違いを打ち出す上で、
お客様にとって最も分かりやすい方法はサービスなのかもしれません。

このサービスの部分で昨日、とても参考になるお話を聞かせていただくことができました。

どれくらい、お客様ご家族と住宅会社が向き合い、おもてなしをするか?
どれだけ人手をかけられるのか?
契約してからお引き渡し後1ヶ月までの間、どれだけ満足していただくか?
どれだけお客様と人対人のお付き合いをしていただき、こちらを好きになり、応援していただけるか?

サービス力を上げ、お客様に担当者、それから会社を好きになっていただけるか?
その問題を徹底して追求していかなくてはならない、と改めて気づかせていただきました。

ちょっと最近、商品の品質向上と価格ダウンのことばかり考えて、
クライアント様にご提案をしていたような気がします。

反省しました・・・。

商品力とサービス力。
この両輪をバランス良く強化していかなくてはなりません。

お客様に担当者、それから会社を好きになっていただけるよう、
サービス力を強化していくための提言をこれからガッツリさせていただきますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1419回】 批判せず、是非具体的な政策を!

2014年11月19日 | 住宅コンサルタントとして
衆議院の解散が決まりました。

早くも野党の党首たちはアベノミクスや今回の解散の批判ばかりしています。

まあ批判することも必要なのかもしれませんが、
国会議員の仕事はヤジを飛ばすことではないと思います。

是非、各党の具体的な経済再生の政策、
それから外交、社会保障、エネルギー政策、少子化対策、教育などについて、
具体的な考えを聞いてみたいものです。

個人的にはあの訳の分からないばらまき政策、
それから労働者の権利保護を優先しすぎた政策に戻るのは勘弁、と思っています。

そうした政策の結果、
義務を果たしていないのに権利ばかりを主張する人が増えてしまったような気がします。
また国際的な競争力も落ちていき、ますます稼ぎにくい体質になっている気もします。

しっかりと稼ぐ産業を構築こと。
ドイツのように健全な財務体質になること。
教育や文化レベルを江戸時代のように世界トップクラスに上げること。
人口増加の体質にしていくこと。
国家防衛の強化をしていくこと。

これらを実現できる政党・政治家の方に国を運営していただきたいものです。

いろんな問題は常に存在しますが、本当に今、日本は大切な時期を迎えています。
是非各党が、よその批判ばかりせず、建設的な政策を発表していただきたいものですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1418回】 成功する体質

2014年11月18日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの会社にお伺いしておりました。

新しい事業に参入するかどうかのご相談をいただき、
それに対して私なりの考えをお伝えするためです。

朝一の電車に乗り、伊丹空港へ。
そこから飛行機で移動しました。

飛行場に着くと、社長の娘婿さんと社長のご長男の2名で
わざわざお迎えに来て下さっていました。

そして空港から約1時間かけて、その会社まで移動。
会社に到着して、いろんなご提案をさせていただきました。

その後、「昼食をご一緒に!」とご提案をいただきましたので
昼食会場に移動すると、社長だけでなく社長の奥様もおられ、
更に娘婿さん、ご長男と私の5名で昼食をご一緒させていただきました。

もう、ご家族でおもてなしをしていただいたような感じです。

ご家族全員からポジティブオーラが出ていて、
しかもご家族全員、おもてなしの心がハンパありませんでした。

会話の節々や気遣いでそういった部分は伝わるものです。

昼食の時間があっという間に過ぎてしまい、
帰りの飛行機に乗り遅れるところでした。

更に社長ご自身、とてもご先祖様を大切にされていて、
決断力と行動力が溢れておられました。

正直、こういう会社は絶対に成功するんです。
もう、やる前から結果は見えています。

成功する体質になっているんですね。

私は社長の娘婿さんとご長男に1ヶ月ほど前にお会いしていたのですが、
そこでおふたりにお会いした時から「ちょっと持ってるモノが違う」と思っていました。

言葉の使い方、気の配り方、礼儀正しさなど、
本当に素晴らしい環境で育ってこられたなぁ、というのが分かるのです。

そして昨日、社長ご夫妻にお会いして、その点も納得したのでした。

経営者やビジネスパーソンの中には、未だにどんな事業に参入するか?
それからどんなノウハウやテクニックを駆使するか?
そういうやり方論で商売の成否が決まると思っている人たちがたくさんいます。

でもそういう人に限って、いつも自分のことしか考えていなかったりするのです。
お客様や働いてくれているスタッフさん、
それから第三者に対して思いやりや配慮が足りないのですね。

そういう人から相談を受けると、最近の私は

「まずは成功する体質になっていただく必要があります」

というお話をさせていただくことが多いです。

どんな手法を駆使しようが、応援して下さる方がいなければ、
商売なんて決して成功しないからなのですが、
そもそも自分のことしか考えられない人にはそういった部分が理解できないんですね。

皆さん、それから皆さんの会社は、成功する体質をお持ちですか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1417回】 今の成功体験に酔わない

2014年11月17日 | 住宅コンサルタントとして
今、たまたま自分が仕事で良い結果を出せているとします。

それは、あくまでたまたまかも知れません。
もちろん、実力かも知れません。

でも、いろんな経営者の方を拝見してきて思うこと。
それは、過去の自分の成功体験を忘れられない人が経営する会社には、
「衰退」という二文字しか無い、ということです。

2013年以降、お客様の嗜好の変化のスピードがホンマに上がっているのです。
だから現状否定の精神で、常に何が求められるのかを考えて行動していかなければ、
あっという間にお客様から選ばれない会社になってしまうのです。

しかしながら、過去の自分たちの成功体験が忘れられない経営者の思考が
変化を阻止するのです。
そして、右肩下がりの決算を毎年、迎えるようになります。

そしてこれは個人も同じ。
これまでそれなりにうまくやってきたから、ということで
自分に負荷をかけるのを辞めた瞬間に、成長は止まってしまうのです。

過去の成功体験に酔っていませんか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第1416回】 キラリと光るポイントをどうつくるか?

2014年11月16日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はご縁を頂戴してもう8年以上になる、
建築資材を販売しているクライアント様にお伺いしておりました。

建築資材を販売するビジネスは、本当に儲からない業態となっています。
というのは、一般的な建材店というのは、
誰でもどこからでも仕入れられるナショナルブランドの建材を
メーカーや商社、問屋から仕入れて売るという、単純なビジネスだからです。

商品で同業他社と差別化することが非常に難しい。
よって、多くの会社は価格競争をして、新規先に採用していただこうと必死だったりします。

でも、仕入れ先のメーカーや商社さんもそう簡単に仕入れ価格を下げてはくれません。
また、自社にだけ価格を下げてくれるということは当然ながらあまりなく、
自社が下がれば他社も下がっていると考える方が賢明でしょう。

商品で差をつけられないと思われている業界だからこそ、
人間関係や日頃の付き合いが大切だと言われています。

もちろん、そこは大切なのですが、
人間関係や付き合いと価格だけで勝敗が決するとすれば、
それってあまり働いていても楽しくはないですよね?

ですので、このクライアント様では、同業他社とはちょっと違う、
様々な取組みを過去からやっていただいておりました。

そもそも私がご縁を頂戴する遙か前から素晴らしい経営をされていて、
従業員さんの挨拶、倉庫の綺麗さなどは、他社とは比較にならないくらい素晴らしかったです。

そして営業スタッフの皆様が目指しているのは、ズバリ
「キラリと光る建材店」。

そのためにどういうことに取り組めば良いのか、
スタッフ皆様が本当に考え、行動している素晴らしい建材店さんなのです。

工務店さんにとって有益な情報を自分たちで収集し、
それらを定期訪問の中でお伝えされています。

ただ、工務店さんに言われたことだけをやるのでは無く、
しっかりと提案活動ができているのですね。

どんな業種でも、数ある同業他社と比較されたとき、キラリと光るポイントがあるかどうか?
これって非常に重要なポイントだと思います。

皆さんの会社には、同業他社と比較してキラリと光るポイントはありますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする