鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第170回】 事業計画書を読み返すこと

2011年06月19日 | 住宅コンサルタントとして

1月4日に会社を登記し、12月31日決算としましたので、
6月は私の会社においては折り返しとなります。

クライアントの皆様や勉強会のメンバーの方には何度か申し上げているかと思いますが、
期初に作成した事業計画書は、必ず定期的に読み返さなくてはなりません。

特に、半期の折り返しの手前では、必ずチェックしなければなりません。

結果(=数字)は計画どおりに進んでいるのか、
ということは当然チェックしなければなりませんが、
それよりも期初に立てた行動計画が、ちゃんと実行出来ているのかを
チェックすることが大切です。

事業計画書が「絵に描いた餅」になる経営者は、
期初に立てた事業計画書の中の行動レベルの目標すら覚えていないケースが多いのです。

「今期はモデルハウスを○○エリアに建築し・・・」
「今期は女性の設計士を2名採用するために・・・」
「見学会を今期は年間12回開催し・・・」

などと事業計画書に書いていたとしても、そんなことはもう忘れてしまっていて、
とにかく目先の数字ばかり追いかけたりしているのです。

結果も大切ですが、期初に自分が立てた行動計画がどこまで実践出来ているのか?
ここに経営者の覚悟が出るのだと思います。

ただ、期初に立てた計画が、期の途中で変わる、ということはあります。
もし、期の途中で方針を変更したのであれば、新たにいつまでに何をするのかを
明確に示し、それがちゃんと行動に移せているのかを確認しなければなりません。

いずれにしても、一度事業計画書を見返し、自分がイメージ通り動けているのか、
チェックしてみませんか?
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