鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1857回】 近所にある美味しいお店の倒産に思う

2016年01月31日 | 住宅コンサルタントとして
私の自宅周辺には、あまり美味しい料理を出してくれるお店がありません。

チェーン店が多く、個人でされているお店でも大衆料理店が多く、
お客様をお連れできるようなお店は、本当に少ない。

で、家から車で10分程度で行くことができる、唯一のお店が
先日、倒産してしまいました。

魚もお肉も美味しく、たまに利用させてもらっていたのですが、
残念な結果になってしまいました。

その理由はわかりませんが、
いろんな方から聞いたことをまとめてみると、下記のような感じになります。

・以前にあった場所はとても分かりやすく、駐車場も十分にあった。
しかしながら、そこでは客席が足りないのか、ちょっと大きな店舗に移転。
しかしながら、場所はいまいち分かりにくく、更に駐車場が非常に止めにくい。
女性は行きたくならない。

・飲食店なのに土地、建物を買い取って経営されていた様子。
不動産取得の返済が重荷だったか・・・。

・昼はそれなりに入っていたが、夜はガラガラだった様子。

・以前は鮮度の良い魚料理がメインだったが、
移転後にお肉料理も強化していったらしい。
手を広げすぎたか?

などなど。

料理は美味しいのですが、経営や会計面が弱かったのでしょう。

会社やお店を順調にまわしていくためには、
やはり会計面のことや経営のことをしっかりと学ばなくてはなりません。

また、誰がメインの顧客なのか?
その顧客に合わせた店づくり、駐車場づくり、メニューづくりをやっていかなくては
ピントがぼけてしまい、最終的に何屋さんかわからなくなってしまうのでしょう。

美味しいお料理をつくることができるお店。
素晴らしい家をつくることができる工務店。
それらの経営者の方に、経営や会計のことをしっかりと学んで欲しいなぁ、
と、ちょっと偉そうに感じるかもしれませんが、個人的に思ってしまいました。

企業もお店も絶対に潰してはならないのです。

そのことを改めて思った出来事でした。
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【第1856回】 今どきの採用

2016年01月30日 | 住宅コンサルタントとして
ちょっと前にお伺いしていたクライアント様には、
とても優秀な新卒1年目のスタッフさんがおられます。

前回のコンサルティング時にお願いした宿題も、
当然のごとく、ちゃんとやられています。
更には前回、お願いした宿題をこなすことが目的になっているのではなく、
実際にお客様の前で使えるようにしよう、と意識して宿題をして下さっている訳です。

こうしたことって、できない会社、できないスタッフさんも結構多いのですが、
このスタッフさんは、そういうことが自然とできるのですね。

また2017年にも新卒でスタッフさんを採用しようかどうか、
考えておられるのですが、実は既にこの会社で働きたい学生さんもおられるとこと。

人材会社に多額のフィーをお支払いすることなく、
採用活動にお金をほとんどかけず、
優秀な人材が入社したい、と言ってこられる仕組みがあるのですね。

お客様との出会いだけでなく、採用の部分にも、
以前からの売り手の発想が全く通用しなくなっている、ということを実感しました。

優秀な人材を採用するためにも、
私が今年から数年かけて、クライアント様にやっていただきたいことを
実行に移していかなくてはならないなぁ、と感じます。

住宅会社は、ここ数年で猛烈に変わらなくてはなりません。

今の業態を卒業しましょう。
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【第1855回】 チラシと建物だけ良くても・・・

2016年01月29日 | 住宅コンサルタントとして
我が家の自宅で、完成見学会を開催されている住宅会社さんがありました。

我が家にはその広告が入っていなかったのですが、
家内の母親の自宅にポスティングされていたそうです。

チラシのクオリティーは非常に良く、
思わず「見に行ってみたい!!!」と思わせてくれるものでした。

ただ見学会当日は、私たちは関西に居なかったので、
参加することはできませんでした。

見学会が終了した後日、その会場の前を通りかかると、
ちょっと信じられない光景が・・・。

外構が全くされていないのです。

更に道路から玄関に入るところまでかなり段差があり、
ドロドロの土を踏みしめながら、建物内に入らなくてはならない感じ・・・。

もちろん、駐車スペースら外構工事がされていないので、
当然ながら庭もそのままです。

ちょっとその感性に「?」って感じでした。

建物そのものはオシャレでいい感じなのに、
外構未完成、しかもかなり外から見たら残念な敷地状況。

それで見学会をされる感性が、正直よく分からないです。

良い家を建てることは、それほど難しいことではありません。

設計と施工、更にはデザインの勉強をすれば、建てることは可能でしょう。
(そんな難しいことではないのに、本当に良い家を建てられる会社は少ないですが・・・)

ただ、家だけではなく、お客様はその会社の人間性や感性も評価する時代になったのです。

チラシや建物、HPだけがカッコ良くても、
感性が欠けていては、お客様に選ばれない時代なのです。

感性を磨いてまいりましょう!
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【第1854回】 自分の得意パターンを構築できるか?

2016年01月28日 | 住宅コンサルタントとして
このお仕事をさせていただいて、いろんな営業マンと会うことができています。

非常に優秀で、一般的な営業マンの3倍~5倍は売っている営業マンほど、
自分の得意パターンを構築していて、そのレールの上をお客様に歩いてもらっています。

そしてそのレールに乗っていただけないお客様は追いかけはしない。

すなわち、すべてのお客様を契約してもらいにはいかないのです。

なかなか成果が出ない営業マンほど、いろんなタイプのお客様を追いかけています。
そして自分の型、得意パターンが無く、
お客様と商談しながら、ゴールまで導いてこれない。
もっと言うと、どこがゴールなのか、自分で設定できていなかったりします。

ゆえに商談の度にお客様に振り回される。

営業マンを振り回しているお客様が満足しているかというと全くそうではなくて、
むしろ商談にストレスを感じながら進めていたりするのです。

これはお互いに不幸な状態ですよね。

だから営業マンはまず自分の得意なパターンを構築することを目指すべきです。

そのパターンを見つけるために、
身の回りの素晴らしい先輩や営業マンの良いところを徹底的に研究し、
まずはそれを真似しまくる。
そうした中で、自分なりに勝手にアレンジするようになります。

話す順序。
表情の作り方。
声のトーンやボリュームを変える。
お見せする資料を作りこむ。

こんなことを繰り返しながら、自分なりのパターンを構築していくことです。

昔、島田紳助さんが本に書かれていましたが、

「コイツ、ちょっと通やな!」

と思ってもらうためには、メジャーなところを話題にしたらダメなのですね。

昔の阪神タイガースで、タイガース通であることをわかってもらうためには、
好きな選手を「赤星選手」と言わないで、「赤松選手が好き!」ということが大事だと。
(←阪神ファンじゃないとわかりませんよね?)

そして自分がその分野の通であることをわかってもらうために、
メジャーではないところを徹底して研究して、そこについて深く自分の意見を言う、
というのが紳助さんのパターンなんですね。

得意パターンを構築し、そこを徹底的に磨く。
皆さんはできていますか?
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【第1853回】 受注方法にはいろんなパターンがある

2016年01月27日 | 住宅コンサルタントとして
一般的な住宅会社の受注パターンというと、
モデルハウスや見学会に来場していただくことであったり、
社員さんや協力業者さん、OB様の紹介であったりするのが一般的です。

また、資料請求から事務所来場というパターンも増えてきつつあります。
というのは、お客様がWEBで住宅会社の情報を
以前よりも相当、入手しやすくなったからです。

私個人的には、上記の他にはキャンペーンくらいしか
受注方法はないとこれまで思ってきましたが、
先日、あるクライアント様の社長とお話をしている際に、
上記とは全く別の受注方法を教えていただきました。

住宅業界を研究して10年半。
住宅業界に関わるようになって20年になりますが、
まだまだ知らないことはありますね。

もう本当に勉強になることばかりです。

そのクライアント様に教えていただいたのは、

・自社に関わりが少ない業者さん、もしくは知らない業者さんからも年賀状が届く
・年賀状を送ってこられるということは、先方が当社と付き合いたいと思っているはず
・そこで社長自らが年賀状を下さった先に直筆で年賀状のお返しを書いた
・その中で、「こういうキャンペーンをやっているので、
もし家を建てることを検討している方がいれば、是非ご紹介ください」と明記した

たったこれだけのことをやっただけで、2件、問い合わせのお電話があった、
ということなのですね。

見込みのお客様が少ないと、ついついイベントを企画したり、
広告を出したりキャンペーンを組んだりしがちですが、
こうした身近にある情報、身近にある何気ないことからも
仕事につなげることができることもあるのですね。

モデルハウスをつくって、お客様が来場されるのを待つ。
モデルハウスに来場していただくために、広告を作成して配布する。
住宅雑誌に載せる。

こうした従来の方法以外にも、もっと仕事につながるやり方があるかもしれません。

そのヒントは、業界外に多々、あるような気がします。

業界の過去に縛られることなく、柔軟な発想ができるようにしたいですね。
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【第1852回】 日本酒のうまさ

2016年01月26日 | 住宅コンサルタントとして
先日、あるお店で食事をさせていただきました。

とにかく、旬の魚介類が抜群の鮮度で出てきて、
どれもこれも本当に美味しいのです。

そのうえ、日本酒が飲み放題で価格が定額。

日本酒好きで魚介好きの方には、おそらくたまらないお店でしょう。
もちろん、私にとっても、定期的に通いたいお店の1つになりました。

このお店のオーナーは、料理の素材にトコトンこだわっています。
当然、それだけの感性をお持ちですから、
出てくる日本酒のおいしさもハンパありませんでした。

正直、レベルが本当に高い日本酒って、
ビックリするくらい美味しいんですね。

今回、ある日本酒を初めて飲ませていただいて、
これまで美味しいワインやシャンパン、焼酎を飲んだ時よりも衝撃がありました。

そこで、自分がはまった日本酒を頼もうとネットで検索をかけまくると、
定価の5~10倍の値段が付いたお店でしか買うことができない感じでした。

でも、それだけの価値は十分にあると思います。

今回は入門編的な地酒を3本、発注し、
自宅のワインセラーに入れています。
というか、すでに飲み始めています・・・。

ただ、ちょっと次元が違った、ある銘柄のお酒に関しては、
今回は買いませんでした。

高級ワインに近い価格になってしまいますが、
今年、自分がやるべきことをやった際に買おうと思います。

歳と共に、自分の味覚が変わっていくことを感じますし、
まだまだ知らないことだらけ・・・。

料理の世界、お酒の世界は本当に奥が深く、面白い。

住宅に関しても、建築に関しても、それは同じですね。

もっといろいろと勉強していきたいと思います。
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【第1851回】 消費者の求めるレベルは我々が求める以上に上がっている

2016年01月25日 | 住宅コンサルタントとして
セミナーの準備と市場調査のために、東京にこの週末、入っていました。

相変わらず、人は多くて人に酔ってしまいますが、
ものすごく人が集まっていたところと、人が全然いない場所がハッキリしていました。

例えば代官山の蔦屋書店や個人的に自分が好きだと思う雑貨屋さんは
とにかく人がすごかった・・・。
でも、人が集まる理由が分かるのです。

とにかくそこにいると、ワクワクするし、購入後のイメージが湧くし、
それでいて買える価格だったりするわけです。

意外だったのは、六本木ヒルズや表参道ヒルズ。

ガラガラだったんですよ。

まあ、六本木ヒルズはオフィスが休みの日曜日の方が空くのはわかるのですが、
表参道ヒルズは表参道には人がたくさんいるのに、ビルの中の人はガラガラ。

ショップの中には店員さんの方がお客様の数より多いお店が90%以上。
更には撤退したテナントの跡地がかなりあって、
我が家の近くにある有名な「ピエリ守山」の昔や、
上海のショッピングモールのような感じに近い印象を受けました。

あの一等地にありながら、これだけテナントが空きになっている、というのは、
お客様が賢くなっているということなんだろうなぁ、と個人的に思います。

ヨーロッパに行くと、有名ブランドの路面店の中にいるのは大抵、
日本人と中国人、韓国人、インド人などのアジア系で、
ヨーロッパやアメリカの人ってほとんど見ないのですね。

服やバッグ、ベルトにそこまで高い金額をかけずとも、
あり合わせのモノでうまくコーディネートして、洗練された雰囲気を醸し出しているのです。

今の若い方で洗練された方だと、わざわざ高級ブランドの装飾品を持たずとも、
それなりにうまくコーディネートすることができますし、
そんなモノよりも体験にお金を使っているのかもしれない。
その結果が、この空きテナントの多さかもしれない。
というような印象、感想を自分なりに持ちました。

ということは、その厳しい目線で、住宅業界のことを見るだろうな、と思います。

見た目よりも高いと感じる住宅会社だと、相談すらされないでしょうし、
大手ハウスメーカーの嘘っぱちキャンペーンも見抜かれているでしょう。
だから大手ハウスメーカーの戸建て部門はどこも苦戦しているのです。

当たり前のことですが、見た目から感じる印象よりも価格が安い、
と感じてもらえる商品力、コスト競争力、接客力が必要です。

消費者が求めるレベルが、我々が思っている以上に上がっている、
ということを再認識して、日々の仕事に向き合いたいですね。
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【第1850回】 客層を絞って品揃え

2016年01月24日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に大好きな、一流の雑貨屋さんがあります。

その雑貨屋さんに行くと、自分たちの暮らしに合った、
素敵な雑貨にほぼめぐり合うことができます。

なかなか自分好みのモノって、見つからないことないですか?
服にしても器にしてもアクセサリーにしてもそう・・・。

でも、そのお店に行くと、ほぼあるんです。

セミナーの下準備を兼ねて、昨日、そのお店に行っていたのですが、
書類を整理するボックス、ごみ箱、加湿器など、
わが社のオフィスに合うモノがなかなか見つからなかったアイテムが、
見事にそのお店にはあるのです。

もちろん、購入しました。

自分の欲しいモノがあるだけで、そのお店のことをひいきに考えてしまいます。
もちろん、品ぞろえだけでなく、接客も完璧なんですね、このレベルのお店だと・・・。

また定期的に訪れることになるでしょう。

客層を徹底的に絞り、そのターゲット層が満足するモノをそろえる。
接客もそこに合わせていく。

住宅会社の経営にもつながりますよね。
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【第1849回】 経営者や親が言ってはいけない言葉

2016年01月23日 | 住宅コンサルタントとして
つい悪気は無くとも、つい口からちょろっと出ただけだとしても、
経営者や親の立場の人が言ってはいけない言葉がある、と個人的に思っています。

それは

「楽してお金、儲けられないかなぁ・・・」
「もっと手を抜いて、楽できないかなぁ・・・」

というニュアンスの言葉。

器用さや要領の良さは無いよりあったほうが良いですが、
その部分を最も重要だ、ということを企業のトップや家庭のトップとして、
口に出さない方が良いのでは、と個人的に思います。

本業がそれなりに順調に進んでいて、キャッシュが手元に潤沢にあったり、
金融機関が「ぜひ、融資させてほしい」と言ってきたり・・・。

更には周囲には不動産投資や太陽光投資、株やFXで利益を出した人がいたりすると、

「ついつい自分も・・・」
「いつ本業が儲からなくなるかもしれないから、こうした営業外収益を模索しないと・・・」

などと考えたりするようになったりする経営者が結構いたりするんですね。

バブル期のこと、忘れちゃってるというか、
商売の本質を忘れているというか、
軽くてチャラいというか・・・。

まず、金融機関が良い話を持ってくると思っている経営者は世間知らずです。
投資をして儲かった、と自慢する奴にロクな奴はいません。
成功もあれば、失敗もあるでしょうが、
失敗したときのことって、そういう自慢したがりの人は言わないものです。
本当に投資をして儲かっている人の考え方や日頃の生活は、
こうした成金タイプの投資好きの人と180度違います。

経営者も親も、もっと世間を知ることが大切じゃないかな、と思うのです。

そして自分の会社で働いてくれているスタッフさんや自分の家族には、
努力を継続することが大事とか、
苦しんだり、汗をかくことが日常であるとか、
小ズルく生きたり、器用に世の中を渡ろうとしたら、小物になってしまうとか
正直で誠実に生きなくてはならないとか、
そういうことを発信し続けるべきだと思うのですね。

自分の子どもには、ズルく生きてほしくない、と思いますし、
大物になってもらいたいと思っていますし、
長く活躍するビジネスパーソンになってもらいたいと思っています。

芸能界でも、プロ野球選手でも、
長く活躍する人って本業一本で、しかも努力を積み重ねていますよね。
(唯一の例外は島田紳助さん)

ブレずにコツコツと努力することこそが美しい、と個人的に思っています。
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【第1848回】 どういう手順で進めていけばいいのか、お客様は知らない

2016年01月22日 | 住宅コンサルタントとして
家づくりについてどう進めていけばいいのか、ほとんどのお客様は知りません。

土地契約の前に、どんなことを確認しておかなくてはならないか?
土地を契約してから決済までの間に何をしなければならないか?
どのタイミングでどれくらいお金がかかるのか?
契約前にどんなことを住宅会社から確認しておかなくてはならないか?
保証やアフターメンテナンスがしっかりしているかどうかの見極め方は?

などなど、お客様は知る由もありません。

また建売住宅と注文住宅の違いは?
安い家の方が得なのか?
大手ハウスメーカーの方が安心なのか?
大手ハウスメーカーのキャンペーンや値引きは本当に得なのか?

こんな業界の裏側の話も知りません。

本当の意味でお客様に寄り添って、しかもわかりやすく説明できる営業マンって、
業界の中に一体どれくらいの割合なんだろう、と思うくらい、
まあ住宅会社、営業マンの大半は不親切ですし、いい加減。

気が利く営業マン、気が利く会社はほんの一握り。
だからその中に入れば、人口が減ろうが、住宅着工が減ろうが、
確実のお客様に選んでいただけますし、紹介も頂戴できるでしょう。

営業マンは売ることにばかり目が行って、契約さえ取れればあとはいい加減。
地元の工務店の大半は勉強不足、経験不足で
この土地を購入する前にこうしたことを確認しておかなくては、
後々こういう問題が発生したり、こんな余分な金額が工事で必要となる、
ということを前もってお客様に言えなかったり・・・。

本当にちょうどいい感じの営業マンは、
私の目から見て、業界内に不足しまくっているような気がします。

そこに気づき、そこをしっかりと対応するだけで、
いろんな方に応援していただける営業マンになれるなぁ、と思う今日この頃。

契約数で評価が決まる訳ではなく、
お引き渡しの時に感動していただけるお客様の数を追求していきたいですね。
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【第1847回】 やっぱり、これしかない!

2016年01月21日 | 住宅コンサルタントとして
年末年始、住宅業界だけでなく、いろんな業界の推移を研究し、
自分なりに住宅会社さんは「こうならないとお客様に選ばれなくなる!」という結論が出ました。

センスや感性がなければ、こうした展開は難しいのですが、
そこがある住宅会社さんなら大丈夫、ということに確信を持っています。

昨日は、こうした理想の展開をして下さっているクライアント様にお伺いしていました。

そしてその理想の展開をしている上でのお客様の来場、
更にはその来場されたお客様に対してのマーケティングなどについて
詳しく教えていただきましたが、もう間違いないですね!

お客様の来場。
そこからのつながり。
家を建てたい、とお客様が思う前からの出会い。

長い目で見て、お客様に絶対に困らない環境をつくることが可能です。

もうチラシがどうの、雑誌がどうの、
HPやWEBマーケティングがどうの、
そんなことを言ってることが時代遅れ。

今のお客様が求めていることにフィットした、この展開が間違いないなぁ、と
心の底から感じることができました。

3月にクライアント様限定でおこなうセミナーは、
当初の内容に加え、この部分も徹底的に解説させていただきます。

というか、こういう展開をしていただくために必要なことをもともとお伝えするつもりで
セミナーを企画したのですが・・・。

もう間違いありません!
各クライアント様、安心してついてきて下さいませ。
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【第1846回】 異業種の恩人

2016年01月20日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は仕事が終わってから、
異業種で大活躍されているビジネスパートナー様の事務所にお伺いし、
いろいろと教えていただいておりました。

その方との出会いは4年前でしたが、
その方にこれまたある方をご紹介いただいたおかげで、
私自身、海外でも仕事をするようになったり、
自分の世界が広がったり・・・。

私にとっては、本当に恩人です。

今、その方は誰もが知るような有名企業、有名ショップに商品を卸されていますが、
なぜ、今の商材を扱うようになったのか?
商材を仕入れるときのこだわりは何か?
どういう基準で取引先を決めておられるか?
目指していることは何か?

などなど、いろんなことをヒアリングさせていただきました。

短期的な売り上げを目指すのではなく、ブランドイメージを大切にしたい。
息の長い商売をしたい。
常にアンテナを張り、年々進化されているところは、大いに参考になりました。

そしてその方の考え方は、住宅業界に持ち込んでもきっとうまくいく考え方でした。

異業種の方とお話をさせていただくと、
普段、なかなか気づかない、気づけないことを気づかせていただけます。

ついつい、我々は頭が固く、発想が硬直しがち・・・。

そうならないように、定期的に異業種の方とも交流を持ち、
いろんなことを学んでいきたいと思いました。

今年の目標に加えようと思います。

みなさんは自分の発想が硬直しないよう、どんな工夫をされていますか?
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【第1845回】 冬に住宅の本当の性能が分かる

2016年01月19日 | 住宅コンサルタントとして
家の性能というのは、春や秋のような過ごしやすい気候の時にはわかりにくいものです。

建物の外と中の差が分かりにくいからです。

人間はそもそも、比較する中で価値を感じやすい訳で、
だからこそ建物の外が極寒で建物の中が温かいとその差を実感しやすいのです

中期的につながっているお客様、
それから秋口に出会ったお客様でまだ商談がスタートしていないお客様を
この時期にモデルハウスや見学会にお呼びし、
自社の建物の性能を体感していただくべきです。

お客様をお呼びする際には、

「こんなイベントやっていますから、来てください」

では弱い。

「○○ということを実感できるから」
「○○様に、こういうことを理解していただきたいから」

というように、来ていただくべき理由をお客様個々にお伝えすることが重要です。

「あなたのためです!」

ということがどこまで伝わるか?

だからこそ、初回接客からお客様の問題点をつかんでおくことが重要なのです。

気候の厳しい今、お客様に建物を体感していただき、
伝えるべきことをしっかりとお伝えしてまいりましょう!
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【第1844回】 個人も会社も何に投資するか?

2016年01月18日 | 住宅コンサルタントとして
若い頃から貯金をコツコツとする人がいます。

貯金は別に悪いことではありません。
倹約することもとても重要です。

また、若い頃から株式投資やFXなど、投資をする人もいます。

投資も悪いことではありません。

貯金、倹約、投資。
これから年金がどうなるのか?
老後生活に関しては自分たちで考えなくてはならない中、
ある一定のお金をストックしておくことは不可欠でしょう。

ただ、個人的な考えで言えば、若い頃からの節約や貯金をする暇があれば、
なぜ自分に投資しないのか、と思ってしまいます。

変な株や為替に投資をするくらいなら、自分に投資するのが最もリターンが大きいのに・・・、
とも感じてしまいます。

若い頃に、頑張って節約して月5万円貯蓄したとしても、
10年間で600万、それにちょっとした金利がつくだけです。

でも自分に投資した結果、自分の人間性やスキルが高まったとしたら、
600万なんて金額はあっという間にクリアできるのです。

そしてそれは企業も同じ。

伸びしろがある若い世代。
これから会社を背負って頑張っていただきたい若い世代の成長のために投資する。

伸びている会社は、本当に社員さんの成長にお金を惜しまないのですが、
経営者の器が小さいと、節約する方向にばかり目が行ってしまったり、
出費を抑える方向でしか考えられなかったりします。


個人的な話をすると、20代の頃、月のお小遣いが3万円でした。
その中の2万円を本代に突っ込んでいました。

当時の会社で、営業所貸し出し用として、支店でいろんなビジネス用のビデオがありました。
それを片っ端から借りて、個人で見て、異業種の良いところを住宅業界に落とし込めないか、
一営業マンだったのですが、真剣に考えていました。

当時、仕事時に身に着けていたシャツは980円、
スラックスも2000円以下のものを洋服量販店で購入し、つぶれるまで使用していました。

外食はせず、家内がつくってくれるお弁当を毎日、食べていました。

そこは徹底的に節約し、本代に思いっきり投資する。
そういうメリハリの効いた生活をしていました。

あの時の自分への投資がなければ、
今、この仕事をさせていただくことはできなかったと思います。

節約、貯金、経費節減も大切ですが、
自分たちの成長のために投資することとのバランスを考えたいものです。
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【第1843回】 新居は本当に素晴らしい!

2016年01月17日 | 住宅コンサルタントとして
私自身、設計も現場管理も施工もできませんが、住宅のプロです(←断言)。

工法、断熱、換気、素材、機器、施工方法などについて、ずっと研究してきましたし、
更にはビジネスパートナーさんには各分野のスペシャリストが多々おられ、
そうしたプロのお力を借りて、オフィス兼自宅が完成したのですが、
もう本当に素晴らしいの一言で、大満足です。

かなり片付いてもきました。
そしてようやく冬本番となり、寒くなってきていますので、
家の本当の性能がわかる季節。

どういう点が素晴らしいと感じるのか、ちょっとまとめてみますと・・・。

1.今朝の外気温は0℃。
でも窓に結露は当然ながら無く、更に室温は18℃。
私自身、春用の薄い布団1枚で寝ていますが、快適。

2.玄関入ってすぐ、私専用のウォークインクローゼットがありますが、
帰宅後、ここで部屋着に着替えて小物(時計やアクセサリー)などを外してしまう。
そして洗濯物を持って2階リビングに上がっていくと、
我が家の娘がしっぽを振り振りして待っていてくれる。
この2階に上がっていったときの、娘のお出迎えがたまらないくらい、幸せ!

3.娘はもともとアトピー体質だったのですが、
無垢床+漆喰+高性能換気システムのおかげで、本当に症状が軽くなった。
大切な家族の体調が良くなると、何だか幸せなんです。

4.ドイツ製ミーレの間口60センチの食器洗い乾燥機がハンパない!
通常、日本の食器洗い乾燥機だと、家族4人分の食器は洗えるが、
フライパン、鍋、まな板、包丁、ボウル、ざるなどの調理器具や
ワイングラスなどの高さあるモノを一度に全部洗えません。
しかしながら、ミーレなら、これらがすべて一度に洗えてしまう。
しかも、洗浄力が日本製とは比較にならないくらい、高いのです。

5、キッチンの水栓が、水素水や浄水が出る機能がついたものにしたのですが、
それでコーヒーや紅茶、日本茶を飲み、お米を炊き、お味噌汁をつくっています。
特にこの家になってからのお味噌汁のうまさがヤバい!
我が家の出汁は、九州の茅乃舎さんの天然のものをつかっているのですが、
もうこの出汁と水、お味噌の相性が抜群で、味噌汁をおかわりしてしまいます。

6.サッカーのオリンピック予選を昨日、見ていたのですが、
BOSEのサラウンドシステムが効いた中、大画面のテレビで見ると、
やはり臨場感が違いますよね!
鈴木武蔵選手のゴールのときは、思わず大声を出してしまいました・・・。


などなど、本当に数を上げればキリがありません。

ちゃんとした工法や材料、素材、施工方法、設計のポイントを押さえるだけで、
超ウルトラスーパー快適な暮らしができる家ができるんですね!

本当に良い家を建てたい方に、正しい情報をお伝えしたいと思ってしまいます。

ということで、我が家もあと少しで片づけが終わりそうなので、
親戚や友人をお招きすることができそうです。

寒さ厳しいこの季節に、一般の方の感想を聞きたいなぁ、と思っています。
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