鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4353回】 新規開拓をしないと老ける

2022年11月30日 | 人として

先日、クライアント様の社長とお話をしていて、

自分のヤバイ部分に気づきました。

 

それは、失敗したくないので、

旅行の行先にしても、宿泊するホテルにしても、

外食する際に予約するレストランも、

気が付けば、ほぼ同じ行動しかしていない、ということ。

 

新しい体験をする機会が極端に減り、

刺激が少ない日常を過ごしてしまっている。

 

気づけば、老けたオッサンの出来上がりやん!

 

これはマズイですね、ということを

お互い、認識したのです。

 

30代~40代前半の頃は、まだ経験したことが無く、

調査先にしても、ホテルやレストランの予約にしても、

とにかくいろいろとチャレンジしていた訳です。

 

ところがこの10年で、

いろんなことを経験した結果、

 

○○を食べるなら、どのレストラン、

○○に行くなら、このホテル

 

というように、いろんなジャンルの一流の施設が

頭に入ってしまったのですね。

 

その結果、新規開拓を怠ってしまっていたのです。

 

いや、本当に気づけて良かったです。

 

2022年も間もなく終わります。

(今年は、秒で終わりました)

 

2023年、私自身、毎月、

自分がやったことが無いことにチャレンジしたり、

行ったことが無い地域に行ったり、

会ったことが無い人に会わせていただいたりと、

マーケターとしてこういう経験を積まなければ終わる、

という危機意識を持って行動したいと思います。

 

皆さんは新しいことにチャレンジすることができているでしょうか?

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【4352回】 若い社員さんが退職する理由は・・・?

2022年11月29日 | 住宅コンサルタントとして

多くの会社の経営者や経営幹部の方たちの

頭を悩ます問題の一つが、

若手社員さんがすぐに辞めてしまうことかと思います。

 

もちろん、今年50歳となった、

団塊ジュニア世代の私たちの世代でも

退職する人間はたくさんいましたが、

ひと昔前と今では、退職理由がちょっと異なると思います。

 

今の20代の方が退職する理由で多いのが、

 

・心の病を発症

・「自分にもっと合った仕事がある」という思い込み

・辛くなったので逃げるように

 

というのが多いような気がするのです。

 

一方、1996年に建材メーカーの北海道支店に入社した、

私の同期10名の中で、おそらく今、残っているのは

3名だと思います。

 

7名退職した訳ですが、その退職理由は、

 

・やりたい仕事ができたから(←私) 1名

・親の会社を継ぐ(経営者の息子) 2名

・もっと楽に仕事したいから 1名

・社労士を目指したいから 1名

・理由不明 2名

 

という感じです。

 

少なくとも、上司やお客様はかなり古風で、

パワハラ・モラハラ当たり前の、

月の残業時間は余裕で100時間を超えていましたが、

逃げるように辞めたりする、心が弱い人は

圧倒的に少なかったと思います。

 

もちろん、今と比較すると、

スマホもネットも普及していなかったので、

転職するにしても情報量が圧倒的に少なく、

選択肢が少なかった、ということもあるかと思います。

 

でも忍耐力とかストレス耐性は、

今の若い方たちと比較すると、

圧倒的に高かったと思うのです。

 

では、若い世代の方で

退職される方が多いのは何故か?

 

個人的に思うのは、ここ最近、私が学んでいる

「非認知能力」を身につける環境が

今の若い世代の方が幼少期の頃、

整っていなかったから、ということ。

 

だから、「やり抜く力」「問題を解決する力」が欠如し、

思った通りにいかなかったり、

面白さを見出せずに心が折れてしまうのではないか、

というのが、個人的な見解です。

 

非認知能力が伸びるためには、

道具が何もない中でルールを自分たちで考えて

新しい遊びを開発したり、

森の中で虫を捕まえようとして

危険な目にあったりしたりと、

自然の中で五感を刺激しまくることが

結構重要だったりするのです。

 

これが、高層マンションに住んでいたりすると、

まず虫とか植物とかザリガニとか、

自然のモノに触れる機会が少ない。

 

更にテレビゲームだと、ルールが明確に決まっているので、

自分たちでルールをつくる、ということも無い。

 

で、場合によっては幼少期から

詰め込み教育をさせられたりする。

 

幼少期にクリエイティブ能力を伸ばす機会を

思いっきり奪われて育った方もいると思うのです。

 

そういう方は、非認知能力が十分育成されていないのです。

 

だから、自分の頭でしっかりと考えずに

ネットで検索をして自分と同じような悩みを持った方が

どんな行動を取ったのかを参考にしたりするのです。

 

欧米では、この非認知能力を

高める重要性を理解していますが、

日本ではおそらく一部の私立の学校や塾しか、

その重要性を理解していないのではないか、

と思うのです。

 

教育に力を入れない国や会社は、

長期的に見て間違いなく衰退します。

 

なのでこの重要性を個人的に

繰り返し発信したり、伝えていきたいと思っています。

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【4351回】 現場監督のフォロー

2022年11月28日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界の現場監督という仕事は、

本当に大変な仕事です。

 

これはクライアント様の社長と

お話をしていて教えていただいたのですが、

住宅会社の仕事は、営業→設計→コーディネーター→工事、

という流れで進んでいきます。

 

営業や設計、コーディネーターの人たちは、

お客様との打合せをしていく中で、

実はちょっとしたミスが発生していたとしても、

リアルタイムで気づかれないことが多い。

 

ところが、現場で工事が進んでいくと、

それらが全て形になっていく中で、

お客様は建物を見て、

 

「これ、打合せしてお願いしたものと違う」

「私たちのイメージと違う」

 

というようなことが起こるのです。

 

その時、まずお客様のご指摘を受けるのが監督で、

これは結構しんどいことだと思います。

 

そして最後、お客様が納得される建物を

完成させなくてはならないのも監督の仕事なのです。

 

また、営業・設計・コーディネーターは基本、

社内で仕事をしていることが多いですが、

監督は外で仕事をすることも他の職種よりは多く、

更にありとあらゆる業者さんの窓口となり、

会社と業者さん・職人さんの板挟みとなることも多い。

 

更に現場で職人さんがケガなどをしても、

それも監督の監督責任が問われたりと、

本当に肉体的・精神的にしんどいお仕事なのです。

(その分、良い仕事をしていると、

社内のいろんな部署の方やお客様、協力業者さんから

圧倒的な信頼が寄せられ、感謝されます)

 

とにかく、現場監督は大変な仕事をしてくれているのです。

 

ただその分、仕入れ先さんや職人さんたちに対し、

圧倒的な権力を持ってしまうことにもつながります。

 

結果、モラルが低い方や人間性が低い方は、

会社や社会に対して不正行為をしてしまい、

人生を棒に振るようなことをした方も

私、何人も知っています。

 

結論、仕事の職務内容的にも、

それから立場的にも、

現場監督はとてもやりがいがある反面、

本当に大変な仕事をしてくれているのです。

 

しかも、結構孤独だったりします。

 

そんなこんなで、自社の監督さんたちに、

ちょっとあたたかい言葉をかけてみませんか?

 

そして経営者や経営幹部の皆さんも、

たまには監督さんたちと食事にいってみませんか?

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【4350回】 人間ドックの検査結果から考えたこと

2022年11月27日 | 人として

起業して以来、自分の体が資本なので、

人間ドックには欠かさず行っています。

 

私が利用させていただいているのが、

クライアント様の社長から教えていただいた、

1日でほぼ全ての検査が終わり、

更に検査結果もその日に教えていただけるサービス。

 

お値段はかなり張りますが、

自分にとって時間が最も貴重なので、

1日で全て終わる、というのが、

代えがたい価値なのです。

 

で昨日、その人間ドックを受けてきたのですが、

結論、やはり食生活を見直さないといけない、

という結果が出ました。

 

MRIで頭の中もしっかりと検査していただいたり、

首のリンパなどもチェックしていただいたりしたのですが、

この辺りは特に問題ありませんでした。

 

PET検査もやりましたが、こちらも問題無し。

 

ただ、やはりお酒の飲みすぎ、

更には栄養価の高いモノを食べすぎなのか、

コレステロールやγGDPの値が高いのです。

 

さすがに見直さなくてはならない、と

50歳となったオッサンは覚悟を決めました。

 

美味しい食事を食べに行くことは、

自分にとってさまざまな勉強になりますので、

これを辞める訳にはいきません。

 

また、お酒も禁酒まではできないので、

自分の中でルールを決めました。

 

それは、

 

・食べる前にナッツ類を食べ、かつ白湯をたくさん飲む

・仕事終わりの移動時や、寝る前のお酒は辞める

(食事中のお酒はこれまで通り飲むが、量は控える)

 

の2点です。

 

例えば禁酒とか、糖質をゼロにする、なども考えたのですが、

継続できなければ、結果意味ない、と考えました。

 

以前、1か月以上禁酒して、やせたこともありましたが、

結局、解禁日以降、浴びるように呑んだりしましたし、

食べる量を減らす、という意識も長く続かなかったのですね。

 

なので、今回は継続できる確率が高く、

かつ効果が見込める2点に絞って、

ダイエットに取り組んでいきたいと思います。

 

良い仕事をするには、やはり体調も重要です。

 

体調を良くすべく、

食生活の改善に取り組んでいきたいと思います。

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【4349回】 戦略も重要だが、チームや自分を信じてやり抜く力はもっと重要

2022年11月26日 | 住宅コンサルタントとして

連日、サッカーのワールドカップで

寝不足の方が多いかと思います。

 

我が家は次男がサッカーフリークで、

ほぼ全試合をリアルで見ています。

(本人曰く、録画やダイジェスト版はあり得ないそう)

 

今回、日本はサッカーの強豪国ドイツに

2対1で勝利することができたのですが、

この勝利から私が感じたことは、

戦略ももちろん重要ですが、

チーム信じてやり抜くことが、

スポーツでもビジネスでも非常に重要である、

ということです。

 

この試合、前半の日本は

4バックのフォーメーションでしたが、

もう見ていてドイツに見事にかき回され、

何度も崩されましたし、

チャンスもほぼ作れませんでした。

 

ところが、後半になって、

富安選手を投入し、3バックとなり、

更に両サイドの選手も下がって

実質5バックのフォーメーションとなってから、

前からのプレスも見事に効き始めたのです。

 

森保監督の、このフォーメーションの変更、

素晴らしい決断ですし、

その後の選手交代策も見事でしたが、

監督の指示を信じ、チームを信じ、

やり切ったチームの一体感に、

個人的には本当に感動しました。

 

また、決勝点も板倉選手がボールを持ったので、

これは(ロングフィードのボールが)来るな、と信じ、

走りだしていた浅野選手。

 

浅野選手は、試合後のインタビューでは、

4年前の最終メンバー落選の時から、

こういう日が来ることを想像して準備をしてきた、

とおっしゃっていました。

 

すなわち、自分を信じて、

やるべきトレーニングをコツコツとやってきたのでしょう。

 

監督を信じ、チームメンバーを信じ、自分を信じる。

 

信じることの重要性を改めて教えていただきました。

 

私自身の話をさせていただくと、

コンサルティングをさせていただいている中で、

ご提言したことが次月までに実行されていないことも

残念ながらある訳です。

 

それは、私自身がクライアント様に

十分に信じていただけていなかったり、

クライアント様のスタッフさんの一部が

会社や上司を信じておられなかったり、

ということも要因としてあるのかな、と思います。

 

信じられるから、行動に移せる訳で、

信じていない人から言われたことを

行動に移すことは、皆しないと思うのですね。

 

信じていただけるように、

自分自身、学び続け、成長していかないと、

と改めて思いました。

 

皆さんは、チームメンバーや自分自身を

信じることができているでしょうか?

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【4348回】 営業マンは自分の意思・答えを持って接客することが大切

2022年11月25日 | 営業マンとして

スマホでいろんな情報に

簡単にアクセスできるようになったので、

お客様は来場前にいろんな情報を頭にいれた上で、

住宅会社に来場されます。

 

YouTubeやInstagramでいろんな動画や写真を見て、

外観はこうしたい、とか、間取りはこうしたい、

という気持ちが芽生えてきて、

それらを住宅会社にぶつけてきます。

 

ところが、お客様が住宅会社にぶつけてくる要望に対し、

それらの要望を対応できますよ、と対応するだけでは、

なかなかお客様に選んでいただけません。

 

というのは、家づくりに関して、

予算であったり、土地であったり、

他のライバル会社であったりと、

建てる時期であったり、両親の意見だったりと、

家以外にいろんな要因が絡んでくるからです。

 

そして家づくりに関して、簡単には進まないことや、

あまりにも決定することが多いという現実に、

いつの間にか袋小路に入ってしまうお客様が、

実はかなり多いのですね。

 

いつ、どこで、どの会社で、どんな家を、いくらくらいで建てるか?

 

その答えをお客様は知りません。

 

ただ、住宅会社側の都合で進められることは嫌います。

 

こういうお客様が、今も、そしてこれからも

ある一定の割合で存在するのです。

 

営業マンはどのように接していけば良いか?

 

私がベストだと思うのは、

まずはお客様のやりたいことや考えを

しっかりと聴かせていただいて、

そこに対し共感する。

 

次にお客様の人生や暮らしを考え、

このお客様はいつ、どこで、どんな家を

いくらくらいで建てることがベストなのか、

自分の意見を持つ。

 

そしてお客様との商談の中で、

 

「○○様の家づくりをいつから本格的に進めるべきか、

ということに関して、

私自身は最終決断はまだ先でも問題ないかと思いますが、

現時点でここまでは進められた方が良い、と思います。

理由は○○○○だからです。

 

これに関して、ご主人、奥様はどのように思われますか?」

 

というように、お客様に対して自分の意見をぶつけ、

その中でお客様にとって最適解をお客様と見つけていくことが

非常に重要であると思っています。

 

プロの営業マンとして、お客様に対して

いつ建てるべきか?

どういう土地でたてるべきか?

どれくらいの予算に総額おさえるべきか?

どんな家を建てるべきか?

どのように業者を決定するか?

 

という自分なりの意思・答えを持った上で

お客様と面談をしていかなければなりません。

 

でも、それを一方的に押し付けない。

 

お客様に自分の意見をぶつけながら、

お客様が最適解を見つけるお手伝いを心を込めて行う。

 

自分の人間的なレベルがお客様より低いと、

お客様は相手にしてくれませんが、

こちらの人としてのレベルがお客様と同じ、

もしくはお客様よりも高いと、

お客様はちゃんと相手して下さると思います。

 

自分なりの意思・答えを持っていない営業マンは、

お客様のおっしゃることを鵜呑みにし、

お客様に振り回され、

お客様を導いていくことができないのです。

 

自分なりの意思・答えを持って、

お客様と商談すること、

皆さんはできているでしょうか?

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【4347回】 「お客様の質が良くない」という考えは危険

2022年11月24日 | 住宅コンサルタントとして

クライアント様の営業ミーティングに参加させていただく中で、

 

「最近、良いお客様が来ない」

 

という報告をいただくことがあります。

 

もしくは、勘違い甚だしい営業マンから、

 

「すぐに建てたいお客様だけを集客したい」

 

というような要望をいただくこともありますが、

こういう発言をするベースには、

 

「商談につながらないのは、お客様の質の問題である」

「すぐに商談できないお客様との面談は、時間の無駄」

 

というような考えがあるかと思います。

 

こういう考えを持っている営業さんに、

皆さんがお客様なら、対応して欲しいと思いますか?

 

私なら、絶対に嫌です。

 

こういう発言が口から出ているうちは、

正直、営業マンとして成長はしないのです。

 

逆に伸びる会社、伸びる営業マンは、

 

「お客様には来ていただいているのに、

商談につながらないのは、

自分たちが魅力ある接客ができていないからです」

 

というように、自責で現実を捉えるのですね。

 

私自身、何か高額なモノを購入する際、

まずはいろんなお店を回って、

購入すべき商品を選ぶ基準は何か、

ということを理解するために、

複数の店舗に足を運び、

いろんな質問を店員さんに投げかけます。

 

そして自分なりにお店選びの基準を持てた段階で、

再度、対応が良かったお店を回って、

最終的に購入する店舗を決定します。

 

こうした顧客心理を理解できていると、

とりあえず見に来た、というお客様に対し、

感謝の気持ちを持って対応できたり、

そういうお客様の心理に共感できるのですが、

顧客心理が理解できていない営業マンだと、

 

「ここ最近のお客様の質が悪い」

 

みたいな感想になるのですね。

 

これは、非常に危険な発想です。

 

もし冷やかしのお客様が多かったとしても、

それはお客様のせいではなく、

本気度の高いお客様が来場したくなるような、

企画や発信ができていない自分たちのせいである、

という自責思考でなければ、

自分たちの成長はありません。

 

他責思考になっていないでしょうか?

チェックしたいものです。

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【4346回】 結果が出ない原因は、圧倒的に手数が足りないから・・・

2022年11月23日 | 住宅コンサルタントとして

組織でもビジネスパーソンでも、

結果が出ていない原因は、

圧倒的に手数が足りていないことが多い、

と個人的に思っています。

 

要するに、量が不足しているということ。

 

なぜ量が不足しているのか、というと、

量をこなす必要性を感じていないか、

もしくは1つのことをするのに質にこだわりすぎて、

時間ばかりがかかってしまうから、

という2つの要因があるなぁと感じています。

 

量をこなす必要性を感じていない人は、

往々にして質にこだわりすぎる傾向があるのですが、

質なんて圧倒的な量をやり切っていく中で

最終的に向上していくのです。

 

量が不足しているのに、

質が向上することなんてあり得ない。

 

これは、世の成功者の9割以上の著書に

ちゃんと書かれているのですね。

 

すなわち、勉強不足なのです。

 

動画を撮影してYouTubeにUPするとか、

モデルハウスのディスプレイを一新するとか、

ツールをリニューアルするとか、

新しいVCに加盟するとか、

とにかくまずやってみて、合わなければ

改善するか辞めるかという決断をすれば良いだけです。

 

私自身もコンサルタントとして駆け出しの頃、

とにかく手数を出しまくっていました。

 

入社して半年後から、

1年間で開催したセミナーの数は14本。

(平均的なコンサルだと年間4~6本くらいだと思います)

 

そこに加え、クライアント様の新規事業立ち上げや

既存事業の根本的なリニューアルをする際に

戦略やマニュアルを一新する業務を

プロジェクトと呼んでいましたが、

そのプロジェクトも年間で20本近くやっていたと思います。

(平均的には6~8本程度だと思います)

 

もう、寝る時間を惜しんで、量をやりまくっていました。

 

だから、家に帰れなかったのですが・・・。

 

今、ありがたいことに

自分自身がいろんな企画を立てずとも、

いろんな方から声を掛けていただけたり、

ご紹介をいただけるのは、

駆け出しの頃に圧倒的な手数をやっていたからだ、

と個人的に思っています。

 

圧倒的な手数を出す。

 

皆さんは出来ているでしょうか?

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【4345回】 景観抜群の場所でのミーティング

2022年11月22日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は、あるオーナー様が

クライアント様に依頼して建てられた、

ある施設で仕事をさせていただいておりました。

 

その施設とは、ソロキャンプやワーケーションをする施設。

 

某県のかなり山奥の、

川が流れる景色抜群の施設です。

 

窓を開けると、川のせせらぎの音が聞こえ、

今の時期、山は紅葉で非常に美しい。

 

午前中、施設の中でいつも通りのコンサルをさせていただき、

午後からは外で焚火を囲んでのミーティング。

 

もう、それはとても素敵な時間が流れました。

 

私、小中学生とボーイスカウトで

バリバリ活動をしていたのですが、

その当時、キャンプファイヤーなどを毎回、

当たり前にやっていましたが、

久しぶりの直火のあたたかさや炎のゆらぎを見て、

脳の中がリラックスし、新たな発想が湧いてくる感覚を

自分自身が実感できました。

 

こういう施設で例えばですが、

幹部の皆さんに集まっていただいて、

事業計画を立てるとか、

リーダー候補の若手を集めて研修するとか、

ある一定の少数で深い話し合いをしたい時など、

こうした自然豊かな絶景の場所で実施することは、

間違いなく組織にとって有益だなぁ、と感じました。

 

2023年はありがたいことに

通常のコンサルティングで日程が確保できず、

こうした企画ができないのですが、

2024年あたりにこうした企画を実施できれば、

と個人的に強く思いました。

 

よくよく考えれば、私自身、

日々移動し、いろんな乗り物の中やホテルで

仕事をさせていただいていますので、

環境が変わることによって発想が変わる、

という恩恵を日々、受けているのだなぁ、とも思いました。

 

仕事で行き詰まったり、新たな発想を出したい時は、

場所を変えて仕事をすることが基本かな、と・・・。

 

新しい発想をしたい時は、

是非景観抜群の場所で仕事しましょう!

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【4344回】 非認知能力を伸ばす教育

2022年11月21日 | 住宅コンサルタントとして

ここ最近の若い人に関して言うと、

 

「非認知能力が弱い方の比率が高くない?」

 

と個人的に思っています。

 

非認知能力とは、

 

「くじけない心」

「想像する力」

「コミュニケーション能力」

「問題を見つけ、解決する力」

「行動する力」

「やり抜く力」

「我慢する力」

 

など、実生活の中で役立つ、生きる力のことです。

 

テストの点数やIQに関しては、数値化できますが、

非認知能力は数値化できません。

 

でも、実際に社会に出ていろんな方と関わり、

仕事をしていく上で、個の非認知能力は不可欠だと思います。

 

この非認知能力について、

今、自分なりに研究をしているのですが、

やはりキーになるのは、

10歳になるまでの育て方や親の関わり方なのですね。

 

そして自分自身は自分の子どもに対し、

非認知能力を育てる育て方が出来ただろうか、と

振り返ってみました。

 

70点程度の点数かなぁ、と思います。

 

そして非認知能力を育てる上で、

自分自身が親として上手に接することができた部分と

未熟であった部分もよく理解できました。

 

非認知能力を育てる接し方とは、

すなわちほぼコーチングと同じことで、

答えを教えず、本人に考えさせるように

コミュニケーションを取ることと、

人として理想的な立ち振る舞いを

親が自ら率先してやって見せることなのです。

 

私自身、コツコツとやり切ることであったり、

仕事に対する姿勢などは上手にできたと思いますが、

 

「怒らない」

「キレない」

 

などに関しては、全くと言っていいほどダメで、

そこは反省しております。

 

この非認知能力の育て方は、

クライアント様のスタッフさんにとっても

非常に有益な情報だと思っています。

 

皆さん、若くて未来ある方たちですし、

これから家庭を持ち、お子さんが出来る方が多いので、

是非子育てに成功してもらって、

幸せになってもらいたいなぁ、と思うのです。

 

詳しくは、11月後半か12月のコンサルの中で

クライアント様にお伝えしていければ、と思っています。

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【4343回】 若い女性の感性を理解するために・・・

2022年11月20日 | 住宅コンサルタントとして

家を建てるお客様の中心は、

今も昔も20代後半~40代前半のご家族です。

 

そして近年、家庭においては

女性の発言力が強くなっています。

 

すなわち、住宅業界で

経営やマーケティングの仕事をするのであれば、

20代後半~40代前半の女性の感性や価値観を

理解しておく必要があるのです。

 

ただ、私自身が深くお付き合いを

させていただいている経営者は、

30代~60代の男性が中心です。

 

女性社長のクライアント様もおられますが、

年齢は60代ですので、

20代~40代の女性とお話をする機会は

ぶっちゃけありません。

 

という訳で、私は美容院やマッサージを利用する際、

30代~40代の女性の方にお願いをするようにしています。

 

そこで女性のライフスタイルや今の流行を教えていただくのです。

 

自分では、若い女性の感性に、

それなりについていけている気でいましたが、

それは幻想であることが判明いたしました。

 

もうマーケッターとして失格です。

 

まだまだ勉強が不足しています。

 

例えば、料理に関して。

 

私の今の感覚では、そもそも素材が素晴らしいこと、

そしてその素材を引き出す技術が施されていること、

更にその料理を盛り付ける器などが洗練されていることに

個人的なテンションが上がる訳ですが、

女性の場合、盛り付けが可愛いというだけで、

思いっきりテンションが上がる、ということを教えていただいて、

 

「えっ、料理で『可愛い!』ってことでテンション上がるん?」

 

と思ったのです。

 

そう、この女性特有の「可愛い!」ということで

テンションが上がる感覚が、ここ数年で

自分の中から完全に消えていたのです。

 

もう完全に、感性はオッサンの仲間入りです。

 

ということは、例えばお客様にお出しするお飲み物とか、

もっと手前のドリンクメニューとかも、

お客様のテンションが上がるデザインにしておかないと、

ということに気づけたり、

プレゼンの表紙やデザインに関しても、

女性のテンションが上がるデザインにしておかないと、

ということですよね?

 

その他にも、温浴施設に休日、

ほぼ1日いる女性の気持ちが分からなかったり、

韓国アイドルにハマる女性の気持ちを知らなかったりと、

まあ、マーケッターとしては本当にまずいレベルである、

ということをここ最近、痛感いたしました。

 

現状を理解できれば、

その対策を打つことはできますので、

とにかく住宅業界のマーケッターに不可欠な、

20代後半~40代前半の女性の感性や価値観を

理解することに時間を使っていきたいと思っています。

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【4342回】 組織の成長についていけないと、創業メンバーであっても退場せざるを得ない

2022年11月19日 | 住宅コンサルタントとして

これはよく聞く話だと思いますが、

ある事業を立ち上げて順調に成長していく中で、

創業メンバーの大半が辞めていくことが、

結構起こります。

 

その理由は、組織の立ち上げ時に必要な能力と

組織がある程度出来上がった段階で、

組織を回していく能力が全く異なるからです。

 

立ち上げ間もない頃は、

メンバー一人ひとりの戦闘力が非常に重要で、

更に言うと実務能力の高さも不可欠です。

 

そして実務で結果を出せた人が

組織の中で重要なポジションを与えられ、

リーダーとなっていくのです。

 

ところが、組織がある程度成長していくと、

メンバー個々が好き勝手に仕事をすると、

組織としてベクトルがバラバラになり、

一貫性が取れなくなってくるのです。

 

そこでリーダーには、実務能力よりも、

 

どこに向かうのか?

どういうやり方でそこに向かうのか?

 

という指示と理由の説明力が求められます。

 

そしてそれだけではメンバーが

ついてきてくれないこともあるので、

人として好かれる、尊敬される人間性も、

リーダーには欠かせません。

 

そしてチームとして目標に進んでいく中で、

歯車がかみ合わなかったり、

メンバーの中で離脱する人も出てきたりと

様々な問題が発生します。

 

その発生した問題をPDCAを回して解決するスピードも

リーダーには求められるのです。

 

組織が成長しているのに、

立ち上げ当時の成功体験や思い出に浸っているだけでは、

誰もついてきてくれなくなります。

 

更に組織が成長するにつれ、

入社してくる社員さんの能力も高くなっていくので、

創業メンバー自身、成長していなければ、

正直、単なるお荷物になるケースが、

実は非常に多かったりするのです。

 

経営者一族だからとか、

この事業を立ち上げ成功させたからとか、

過去の成功に浸っているようでは、

誰もついてきてくれなくなる、

ということを理解した上で

仕事に向き合わなくてはならないのです。

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【4341回】 顕在意識でのコミュニケーションか?それとも潜在意識に働きかけているか?

2022年11月18日 | 住宅コンサルタントとして

クライアント様にいろんなことを

お伝えしていた際に気づいたことですが、

話をしていて面白く無い人、浅い人の特徴は、

相手の顕在意識レベルの深さで

コミュニケーションを取っている方が多いのではないか?

 

一方、話をしていて面白く感じる方ほど、

相手の潜在意識の中にあるニーズや不安、

好奇心などを引き出しているのではないか?

 

というか、ほぼこれは正解なのではないか、と思うのです。

 

こちらの潜在意識に働きかけるような

コミュニケーションを取ってくれる人と話をしていると、

いろんな発見や気づきがあり、

自分が気づいていなかった、

本当にやりたいことや不安を発見することができるのです。

 

相手の潜在意識に働きかけるコミュニケーションを取るには、

必要なポイントはただ一つ。

 

いろんな方の事例をお伝えすることです。

 

「最近、こういうことをしたいというお客様が多いのですが、

○○様はこういうことをしたいとお考えですか?」

 

というのは典型的なトークパターンですが、

とにかくいろんな方の事例をお伝えすることで、

相手の潜在意識に問いかけることが可能となるのです。

 

このことをセンスある営業マンは分かっていて、

よくいろんなお客様の事例をお伝えしています。

 

皆さんは相手の潜在意識に働きかけるような

コミュニケーションを取ることができていますか?

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【4340回】 勉強していない料理人は、一流のお客様には相手にされない

2022年11月17日 | 住宅コンサルタントとして

料理人をはじめとする職人さんの世界も、

それからビジネスパーソンの世界も、

それは非常に似ているよなぁ、と感じます。

 

それは、ただ料理が上手であるとか、

ただ自分の専門分野における経験と知識があるとか、

それだけの力量しか無いと、

一流のお客様には相手にされないということ。

 

このことを分かっていない料理人やビジネスパーソンは、

実は結構いるのではないかと思います。

 

ではなぜ自分の専門分野を極めているだけでは、

一流のお客様に相手にしてもらえないのか?

 

それは一流のお客様は、損得で購入先を選ばず、

好き嫌いや「応援したいかどうか?」で決めるからです。

 

では、どうすれば、

お客様から応援したいと思っていただけるのか?

 

それは、高見を目指したり、

新しいことにチャレンジしている姿を見ていただくことです。

 

高見を目指したり、新しいことにチャレンジしようと思えば、

自分なりにいろんなことを研究したり視察したりして、

自分の至らなさを理解し、かつ目標が必要です。

 

そうなんです。

一流のお客様に支持されている料理人さん、

それからビジネスパーソンに共通するのは、

とにかく外に出ていろんなことを学び続け、

常に成長進化している方なのです。

 

一方、圧倒的に学びが少ない人や

同業他社を研究していない料理人などは、

もう本当に話をしていても浅くて面白くないのですね。

 

先日、とあるエリアの評判のお寿司屋さんに行ったのですが、

まあ大将がいろいろ話しかけてきたのですが、

もうホンマに内容が浅くて面白く無いのです。

 

しかもタメ口で・・・。

 

休日にいろんなお店を食べ歩き、

他店の研究をほぼしていない、

ということもすぐに分かりましたし、

接客レベルはひどかったです。

 

他の店を知らないから、己の未熟さが分からない。

 

学び続けなくてはならない最大の理由は、

己の未熟さを分からなくなるからだな、

と改めて気づかせていただきました。

 

いろんなところに足を運び、

身銭を切って自分の時間を費やして、

学び続けたいと思います。

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【4339回】 長期的視点で経営する

2022年11月16日 | 住宅コンサルタントとして

私の父はサラリーマンで、

親戚も含め、近親に経営者はおりません。

 

まさか、自分が経営コンサルタントになる、

ということも30歳になるまで意識したこともありません。

 

ただ、小学生の時に友人の影響で、

とにかく歴史にハマって、

横山光輝さんの三国志を全巻購入し、

もう擦り切れるくらい読みまくりました。

 

またコーエーさんから

パソコン版で信長の野望とか三国志が

ゲームとして発売されてましたが、

小学生、中学生の頃に友人の父の職場に行って、

その職場のパソコンで徹夜で三国志をやる、といったくらい

とにかく歴史や歴史ゲームにのめりこんでいました。

 

ゲーム版三国志で遊ぶ中で、

国を豊かにし、兵力を整え、

相手に勝てる力をどうやってつけるか、

ということが重要だということを学びました。

 

ゲームの中ですが、

国を運営し、国力を強化するとか

軍隊を強くする、外交をうまくするなど、

経営につながるような感覚を覚え、

そういうことが面白いと感じるようになりました。

 

そして社会に出て、

営業マンからコンサルに転職した訳ですが、

私が昔からブレずに提案させていただいていることは、

 

・高性能化(ローコストに走らない)

・自然素材をなるだけ使う(味わいが増す)

・社員さんの人間力を磨く

・接客時のおもてなし力を高める

・お子様に楽しんでいただく工夫を磨く

 

といった、その会社さんのベースの力を高めるという、

地味な内容です。

 

超ローコスト商品を開発し、

簡単にしくみで売る、なんてことを

提案したことはありません。

 

そんなことで一時的に業績が向上したとしても、

その会社の地力が向上した訳ではないからです。

 

住宅会社は倒産する訳にはいきません。

 

自社を信じて建てて下さったお客様や

社員さん、協力業者さんに迷惑をかける訳にはいかないのです。

 

この地味な提案を受け入れて下さり、

コツコツと取り組んで下さったクライアント様は、

10年スパンで見た時、着実に業績が上がっています。

 

経営は長期スパンで考えるべきものであって、

小手先の手法に走った経営は、

地力が先細ってしまうでしょう。

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