鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第154回】 トップが本気

2011年06月03日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、今季絶好調なとあるエリアのクライアントに行っていました。

受注に関しては本当に絶好調で、かつお客様のご来場、商談客数も
過去最高の状況をつくっていただいています。

本当に素晴らしい状況なのです。

業績が良いから、改善すべきことは何も無いのか?
当然ながらそんなことは無くて、こういう業績の良い時に手を打たなくてはならないことは
たくさんあるのです。

その中の1つに、

「より良い家を提供できるように、仕様や業者・職人さんに対するルールをつくり変える」

ということがあります。

業績がいいからこそ、目先の数字ではなく、もっとお客様にご満足していただくために必要な、
自社の改革や改善について、トコトン検討することが出来るのです。

工事の品質に対して、それから家の構造に対して、私自身が感じていることを
思いっきりストレートにお話させていただきました。

私自身は木造住宅の構造や工事品質について、かなり自信があります。

元々住設機器メーカーで働いていましたが、その際ユニットバスの施工やキッチンの施工まで
自らの手でしたこともありますし、階段や建具の納まり、さらにサッシや外壁の納まりまで、
現場で鍛えた経験があるからです。

とはいえ、やはり木造住宅のプロである住宅会社様には叶いません。

しかしながらクライアントは、私のような若造の意見を真正面から受け止めて下さって、
その場ですぐに決断をして下さったのです。

素晴らしい実績を挙げている会社にも関わらず、です。

これは、トップの経営に対するスタンスが現れているのです。

トップ自身が、良い家をつくりお客様に提供することに本気なのです。

こういう経営者が経営している会社は、絶対に中長期的に成長します。
そして個人的に、こういう経営者のお力に少しでもなれれば、という思いで
この仕事を私自身やっています。

トップが本気でお客様の方を向いている会社。
そんな会社に、私自身メロメロになってしまいます。

そういう会社ばかりに日本の住宅業界がなったら・・・。
そんな思いでこれからも全力で頑張ります。
コメント
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