鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第153回】 数字で会話する

2011年06月02日 | 住宅コンサルタントとして
営業マンを経験したことがある人なら、目標を数字で立てることに違和感は無いと思います。

「年間2億、受注します!」
「今月から3か月で4棟の成約を目指します!」
「今月、見込み客5組に対し、12面談実施し、
そこから来月お返事を頂けるお客様を2組確保します!」

というように、数字が発表の中に入っていると、周囲の人にもとても分かりやすいです。
具体的なんですね。

数字で表現する癖付が出来れば、自分の中でやらなければならないことが明確にもなります。
やらなければならないことに対し、自分自身と約束出来るようにもなります。

しかしながら、数字で現状を押さえたり、数字でコミュニケーションをとる癖付が
まだまだ出来ていない人もいます。

「今月は、なんとか受注します・・・」
「去年よりは頑張りたいと思います・・・」
「今月は、古いリストのお客様の面談に力を入れたいと思います」

というような報告を受けても、全く具体性がなく、どんな動きをするのか全く伝わってきません。

ビジネスパーソンは、数字で会話が出来なければなりません。
数字を意識するからこそ、何をどのくらいやらなければならないかのイメージが湧くのです。

では、数字で物事を捉え、数字で会話できるようになるためにはどうすればいいか?

これはトップ自らが、数字による報告を求め続け、具体的でない報告はやり直させることを
繰り返しやり続けるしかありません。

私自身、社会人1年目から務めたメーカーで、こうした部分をとにかく鍛えていただきました。
会議などで、私が具体的でない報告をした際には、徹底的に突っ込まれるのです。

しかも、相当厳しくです。

さらに先行数字を追いかけることについても、すごく鍛えてもらいました。

「当月達成するのは分かった。でも来月、そして再来月にはちょっと厳しくなるな・・・。
2カ月先の数字を達成するために、何をしようと考えているの?」

というような突っ込みを当時の上司がしてくれたのです。

おかげさまで、数字で現状を押さえながら、
先を見て数字を追いかけるような、今の仕事のスタイルが出来上がりました。

皆さんの会社は、数字で会話することが出来ていますか?
出来ていなければ、早速今日からスタートしましょう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする