鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3409回】 「本当にその判断で良いんですか?」と言ってみる

2020年04月30日 | 住宅コンサルタントとして

昨日のブログの続きみたいになってしまいますが、

日本人は判断力が欠けるような

骨抜きの教育制度の中で育っておりますから、

ついつい周囲の空気に合わせ、リスクを回避するように

判断しがちなのです。

(私は、なぜか昔から、自分の意見を持っていて、

親兄弟からも変人扱いをされています。

でも、仲は良いですよ、念のため)

 

もう、具体的な数字や理論に基づいての自粛ではなく、

空気読めよ的な自粛ムードが、日本に蔓延しています。

 

自粛ムードで三密を防ぐとか、大人数で密閉空間で会う、

ということは避けるべきだと思いますが、

中にはなぜか家づくりを中止したり、

会議や商談を延期するケースも増えている気がします。

 

弊社のクライアント様でも、

コンサルティングを自粛したい、というような意見を

いただいたりもしました。

 

そこで私は純粋に自分の意見を伝えました。

 

「本当にそのご判断で良いのですか?」

 

と。

 

「現状、やるべきことは、これだけありますが、

これに対し、しっかりとした対策を御社は打てていないと思います。

 

他のクライアント様は、こういうところまで進まれています。

 

今、この準備をしておかないと、

コロナ終息後、準備をしている住宅会社とは差が明確に出ます。

 

最終的なご判断はお任せしますが、

それでも中止でよろしいですか?」

 

すると「オンラインでお願いします」というご判断をしていただけました。

 

 

家づくりを検討されているお客様の中には、コロナの影響で

家づくりを断念しなくてはならないご職業の方も

おられると思います。

 

実際飲食業や観光産業の方は、致し方ないと思います。

 

でも、例えばコロナの影響がない業種にお勤めの方でも、

自粛ムードの空気に合わせて自粛したりする方もいると

クライアント様からお聞きしたりします。

 

なぜそういうことが起こるのかと言えば、

やはり自分の頭で考えるという思考力、判断力を削がれるような

日本の教育制度の被害者が多いからだと個人的に思っています。

 

とりあえず、周囲の空気に合わせとけ、みたいな判断をする方が

圧倒的に日本人は多いのです。

 

これ、右肩上がりの時はとても良いのですが、

今のような正解が無い時代には、

非常にリスクが高いと思っています。

 

そうしたことも分からず、

ただ空気に流されて判断をする日本人は非常に多いのです。

(首長、役人、経営者、ビジネスパーソン、主婦の方など)

 

空気感で延期を希望されるお客様には、こう言ってみましょう。

 

「本当にそのご判断でよろしいですか?」

 

もちろんその前に、今あなたが家づくりをすべき理由を

論理的にしっかりとお伝えした後で、言ってみましょう。

 

リスクゼロでは、生きられないという現実を

理解できていない方が、本当に多いのです。

 

そういう現状を少しでも変えていければと思い、

最近はこうした発信が増えてしまっておりますが、

ご容赦下さいませ。

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【第3408回】 情緒よりも事実とロジックを重視する空気を

2020年04月29日 | 住宅コンサルタントとして

日本という国、日本人という民族は、

ロジックや事実よりも情緒に流されがちです。

 

今、非常事態宣言を受け、自粛ムードが強い中、

例えばリスクを背負ってお店を開けている経営者に対し、

 

「みんな休んでいるのに、けしからん!」

 

的なことを言うマスゴミや、

事実を理解せず感情論だけで発言する司会者、コメンテーター。

 

そういう空気に流されて、自粛する必要が無い業態まで自粛する、

という負の連鎖に陥っているような気がします。

 

もちろん、医療崩壊を防ぎ、

医療従事者の方の負荷を少しでも減らすために、

我々は感染しないよう、最大の注意を払わなければなりません。

 

でも、東京や大阪などの都会を基準につくられた規制の枠に、

今、全国が合わさなければならない、という空気になっていますが、

それって、ホンマに必要なん、と個人的に思っています。

 

人口100万人当たりの感染者数を見れば、

コロナの抑え込みに成功したと言われるニュージーランドより、

日本の方が全然優秀だと数字を見れば明らかです。

(ニュージーランドは人口100万人あたり200人強、

日本は人口100万人あたり100人強とほぼ半分)

 

中国や韓国の数字は、正直あてにならないと思いますし、

世界的に見れば、日本よりも素晴らしい先進国は台湾だけ、

ということが事実だと思っています。

 

こういう事実を理解している人は、どれくらいいるのかな?

 

で、地方都市なんか見ると、三密なんて起こりえないのに、

そこのお店まで休業したりしている訳です。

 

根拠のない自粛ムードの空気をどこかで破壊しないと、

経済が回らなくなり、やっていけない企業、個人事業主が

劇的に増えていくと個人的に思います。

 

先日、NEWS PICKSのUPDATEという番組で、

元東京都知事の猪瀬さんがおっしゃっておられましたが、

メディアは情緒よりもファクトとロジックを報道すべき、

という意見には大賛成で、

一方的に批判ばかりしている政治家もメディアも、

責任もって代替案を出そうよ、という意見にも

大きくうなずいてしまいました。

 

と同時に、いろんな企業経営者も、

ちゃんとしたデータや論理的思考に基づいて、

自社の方針を決めていくべきだと思います。

 

各自治体の首長もマスコミも、

それからネットでコメントを発信している人も、

誰もあなたの会社の業績をカバーしてくれないですし、

資金的に枯渇した時に誰も助けてくれないのです。

 

こうしたことを理解した上で、経営判断を下すことができていますか?

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【第3407回】 住宅でも小売業でも大切なこと

2020年04月28日 | 住宅コンサルタントとして

これからの時代、大切なことは、

 

「何を買うか?(=商品・サービス)」

 

ではなく、

 

「誰から買うか?」

 

ということです。

 

商品では、ますます競合と差がつかなくなりますから、

「当社から買いたい!」と思って下さるお客様を

市場に何名つくることができるか、という競争の時代です。

 

こう考えると重要になってくるのは、

自分たちの人間性や考え方をどうやって伝えていくか、ということ。

 

そのために重要なことは、

自社のメディアを持つことと言えるでしょう。

 

インスタ、YouTube、Twitter、ブログなどで、

自分たちの持つ価値観をどう伝え、どう共感していただけるか、

という部分での競争なのです。

 

ちょっと前まで、インスタで重要なのは写真のクオリティでしたが、

今は何が重要かというと、写真や動画を通して、

どう自分たちの価値観を伝えていくかということなのです。

 

ですから、ただ写真だけをUPしていては、

お客様からの支持率は下がってくるでしょう。

 

動画で発信する内容は、

自分たちの建物や自分たちが扱っている商品の

紹介だけではダメなのです。

 

そこに人間的側面をどこまで入れ込んで発信できるかが重要。

 

立派なHPがあったとしても、

こまめな情報発信が定期的に出来ていなければ、

今の時代に合わないのです。

 

人で買う時代となった今、

発信のやり方を変えていかなくてはなりません。

 

皆さんの会社は、対応できているでしょうか?

 

人間性が感じられない、無機質な発信をしていませんか?

 

チェックしてみましょう。

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【第3406回】 思いっきり悩んだり、やり切った経験が無いと、ビジネスで成功することは難しい

2020年04月27日 | 住宅コンサルタントとして

「好きなことだけやれ!」

「何かをやって、しっくりこなければ、

次の新しいことにチャレンジしろ!」

 

的な、耳障りの良い言葉を言う人や、

いろんなアドバイスをそういう風に捉えがちな方は、

結構な割合でおられるような気がします。

 

でも、結論から言うと、

何かに真剣に取り組んでうまくいかず、

思いっきり悩んだり苦しんだ経験のある人や、

常人では考えられないくらいやり切った経験がある人でないと、

ビジネスの世界ではうまくいかないと思います。

 

それはなぜか?

 

ビジネスで今後、ますます重要になってくるのは、

人の感情の部分だからです。

 

お客様であって、社員さんであっても、

 

「そういう理由なら、欲しくなっちゃった」

「そういうことの実現のために、こういうことをするんですね!」

 

と、人は理由に共感できてはじめて動く時代になっているからです。

 

で、人に共感してもらおうと思うのであれば、

発信側の人間的な深みというか、そういったものが重要で、

発信側の深さ以上に受信側が深く共感してくれることはないのです。

 

だから、何か一つのことに取り組み、

それがうまくいかないことがあって、

深く悩んだりした経験がある人の方が、

悩みを抱えている人に共感してもらいやすくなりますし、

何かを圧倒的にやり切った人は、

何かをまさに今、やり切ろうとしている人から、

共感をしていただけたりするわけです。

 

20代、30代のうちに、何かに猛烈に取り組んで、

思いっきり悩んだり、やり切った経験は、

40代、50代になった時に必ず自分に

プラスになって跳ね返ってきます。

 

だから今の仕事をやり切りましょう。

 

悩みや不安も、自分を育てる糧になるのです。

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【第3405回】 努力の仕方を知っている人が成功する

2020年04月26日 | 住宅コンサルタントとして

ビジネスの世界で成功している人によくある特徴として、

 

「努力の仕方を知っている、ということが挙げられる」

 

とYouTubeで箕輪厚介さんがおっしゃていましたが、

まさしくその通りだよな、と思います。

 

何か一つのジャンルで成功した人は、

努力の仕方を知っているから、

違う世界に行った時でも正しい努力をするので、

再び成功することが多いともおっしゃっていました。

 

本当に激しく同意します。

 

皆さんは自分に合った、正しい努力の仕方をしっているでしょうか?

 

私、社会人になって営業をやっていた時、

最初の2年間は子会社出向となったり、

営業に復帰してもなかなか成果が出ませんでした。

 

そしてそこから猛烈に勉強するようになったのですが、

私が前々職時代にやったことは、次の3つです。

 

本で読んで学んだことをすぐに実践して改善する、

ということを繰り返すこと。

自分がイケてると思った先輩の完コピをすること。

そして圧倒的に量をこなすこと。

 

たった、3つです。

 

そしてこの3つを徹底したことで、

営業マンとして3年目からガンガン売れるようになりました。

 

そしてコンサルに転職した時にやったことも、

上記3つのことだけです。

 

結果、前職でも1年5カ月でチームリーダーとなり、

2年5カ月で住宅不動産部門の中でトップとなっていました。

 

自分にあったやり方を挙げると、

私の場合は、先ほど挙げた3つになるのです。

 

とにかPDCAサイクルをゴリゴリ回し、

周囲で最もうまくいっている方に質問しまくり、

圧倒的に量をこなす。

 

幸い、仕事をどれだけやろうが、

家族に文句は言われませんから、

時間をかけるだけかけて、量で人にまけないようにすれば、

何となく成果を出せるかな、と思っています。

(←量は質に転換する)

 

人には必ず自分に合ったやり方というものがあると思います。

 

自分に合ったやり方で、正しい方向で努力をする。

 

すると、結果はついてくるのです。

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【第3404回】 本当の頭の良さとは?

2020年04月25日 | 住宅コンサルタントとして

学生と社会人に違い。

もっと言うと、受験勉強とビジネスの違い。

 

それは、正解があるかないかの差だと思います。

 

特に受験勉強は、志望校の試験の傾向を研究し、

そこに対しての対策を徹底するという、

記憶力だけを問うような頭の使い方をさせている感じがします。

 

まあ、今の受験がどうなっているのかは知りませんが、

私が受験をした30年前はそんな感じでしたし、

我が家の子どもたちの中学受験も同じ感じでした。

 

でも、正解の答えを探すことや、

過去の問題を解きまくることって、

本当にビジネスの世界で役に立つのか、個人的には疑問です。

 

インプットは重要ですが、ビジネスで大切なのはアウトプット。

 

いろんなタイプが存在するお客様のことを理解し、

お客様が満足する商品やサービスを提供することだったり、

お客様が気づいていない問題点を顕在化させ、

そこに対して解決策をご提案することだったりします。

 

ここで重要なのは、お客様は千差万別なので、

正解はお客様一人一人によって異なるということ。

 

だから、インプットが得意というだけでは、

ビジネスではさほど成功しないと思います。

 

更に経営となってくると、なおさらインプットだけでは難しく、

競合や景気、トレンドを予測して戦略を構築したり、

戦略が実行出来ているかのチェック体制をつくったり、

社員さんが育つ環境をつくったりと、

同時に多面的に物事を分析し、

アウトプットしまくらないといけないのです。

 

ビジネスにおける頭の良さとは、

どんなアウトプットができるのかということ。

 

誰も思いついていないことを思いつき、

それを形にしていく力こそが、

真の頭の良さだと個人的に思っています。

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【第3403回】 微差で結果が大きく変わる

2020年04月24日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界も、当然ながらコロナの影響が出てきていて、

新規のお客様の来場は減少していますし、

商談が進んでいたお客様でも、先行きが不安だから、

商談をちょっと中断したい、というケースも耳にします。

 

そんな中、商談が進んでいたお客様から、

 

「次回の商談なのですが、

ちょっとこういう状況ですからキャンセルしたい・・・」

 

と連絡があったとき、皆様はどういう対応をされますか?

 

ここでお客様のおっしゃるとおり、

商談を延期することが、お客様のためなのでしょうか?

 

お客様のおっしゃるとおりにするのが、最も楽な選択ですが、

私なら、次のように言うでしょう。

 

「お気持ち、良く分かります。

でも、この段階でこれらの情報だけは○○様に知っていただきたいと

私自身は強く思っております。

 

○○様がお越しになる時間帯は、

他のお客様はモデルハウス内に入っていただかないようにします。

○○様がご来場される30分前から建物の空気を入れ替え、

テーブルやドアノブ等の除菌も徹底します。

 

更に当日の商談も1時間以内にギュッと濃縮させていただきます。

 

また、それでも不安な場合であれば、

ZOOM等オンラインでの商談でも当社は全く問題ありません。

 

それでも、延期した方がよろしいでしょうか?」

 

最終的に商談を延期するかどうかを決めるのはお客様ですが、

お客様のことを考えると、現段階で商談を延期すべきではない。

 

お客様が安心して商談できるよう、当社として万全の環境をご用意する。

 

そこまで伝えて、商談を延期するか否かをお客様にご判断いただく。

 

このちょっとした差が、年単位では大きな差になるのです。

 

コロナの影響で延期したいというお客様は、

果たしていつ、コロナ問題が終息するとお考えなのでしょう。

 

今回、この騒動を機にどんなことが起こっているか、

皆さんはご存知ですか?

 

飲食店でオーナーが高齢なお店では、廃業が多々、出ていますし、

高齢の職人さんたちは今回を機に、廃業する方もかなり出てきます。

 

すると、騒動が終わった後、

職人さん不足、職人さんの単価上昇が予測されます。

 

そういうことを総合的に理解した上で、

お客様は延期するという決断をしているのでしょうか?

 

そうではありませんよね?

 

だから我々は、しっかりと先を予測し、

お客様が後悔しないご決断を下せるよう、

情報を提供し、選択肢を提示しなければならないのです。

 

このちょっとした差が、大きな結果の差につながるのです。

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【第3402回】 5拠点をつないでの、ZOOMで打合せ

2020年04月23日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は、生涯二度目のZOOMでのお仕事。

 

昨日のクライアント様は、非常にITに強くて、

既に可能な限りリモートワークに切り替えているとのことで、

社長をはじめ、スタッフさん計4名と私の5人で、

5拠点をつないでZOOMを使ってお打合せをしていました。

 

昨日感じた、率直な感想です。

 

・Wi-Fi環境が良いところで行うと、ストレスをほぼ感じない

・参加する全員が各自のデバイスでやり取りすると、ストレスを感じない

・私自身がZOOMに慣れたこともあり、やりたいことがイメージ通りにできる

 

もちろん、実際にクライアント様にお伺いして

皆さんとお会いしてのコンサルティングが大好きですが、

ZOOMでのコンサルティングも、ほぼ問題なくなりました。

 

私はどちらでもOKですので、

もし社員さんを一堂に集めたくない、とか

感染するリスクを最小限に抑えたい場合は、

ZOOMでご希望いただければ、全然対応させていただきます。

 

ZOOMでのコンサルティングでのお願いですが、

 

・参加するメンバーの皆様、1人1デバイスでの参加をお願いします

(1台のデバイスをモニターやテレビに映してだと、

参加されたメンバーの表情やリアクションが分からず、

実は非常にやりにくいです)

 

・Wi-Fi環境を万全にしていただきたいです

(電波が悪いとお互い、ストレスが溜まりますので・・・)

 

・相手のお話を聞いている時のリアクションを

しっかりと取ることで、お互いが話しやすくなりますので、

うなずいたり、相槌を意識して打っていただければと思います

 

・話すときは、いつもよりも話すスピードを落とし、

語尾までしっかりと発音していただければと思います

 

ということが挙げられます。

 

実際にZOOMを使ってコンサルティングをさせていただく際に、

クライアント様がお客様とZOOMでオンライン相談をされる際の注意点も

かなり具体的にお伝えできるかと思います。

 

という訳で、オンラインで依頼したいというクライアント様は、

遠慮なくおっしゃってくださいませ。

 

その際は、ZOOMでお願いできればと思います。

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【第3401回】 自粛の先に何を見ている?

2020年04月22日 | 住宅コンサルタントとして

こういう時代ですから、自粛ムードがこの国に蔓延しています。

 

多くの人が集まるようなイベントを開催することなどは、

本当に控えるべきことでしょう。

 

でも現実問題として、経営者は会社を回していかなくてはなりません。

 

休業と補償はセットが理想でしょうが、

全ての企業の1年分の利益を補償できる国など、

世界のどこにもない訳です。

 

医療制度が崩壊しないように感染を遅らせるため、

自粛要請が出ている訳で、

自粛を守りながらもどこかの段階で経済を回していかなければ、

やはり国としても企業としても崩壊してしまうのです。

 

おそらくゴールデンウィークが明けても、緊急事態宣言は解かれないでしょう。

 

5月になると、お店を再開したい!という声と

自粛すべきだ!という声が両方出てくると思います。

 

経済を回さないと、収入が絶たれ、食べていけなくなる企業や人が出ます。

自粛を緩めることで、コロナが広がり、感染拡大の可能性もあります。

 

すなわち、どちらを選択しても、リスクを国も企業も取らなくてはならない。

 

収入が無くなっても、コロナに感染しても、

いずれにしても亡くなってしまう方は出てしまう。

 

これが現実なのです。

 

こうした現実を理解した上で、

リスクを取って自粛を継続するのか?

 

どこかのタイミングで、誰もが決断しなくてはいけないのです。

 

こうした現実を理解した上で、「自粛」という決断を

会社として、お店としてしている場合は、問題ないと思います。

 

ところが、個人的に思うのは、

こうした現実を理解せずに、

ただメディアやネットの声を気にして

自粛するという決断をしている会社やお店、個人は、

実は結構おられるなぁ、と感じます。

 

安易に自粛という決断をしている方は、

自粛しながら、どうにかして生き延びるために

次々と手を打っているかというと、何も考えていなかったりします。

 

特に我々住宅業界は、順調に推移している会社には、

受注残というものがあり、半年から1年にかけての売上は確保されています。

 

ですから、不況の入り口には強いのです。

 

ところが、不況が終わって、いざ営業活動を再開した時に、

契約までの期間もかかりますし、完成して入金があるまで、

下手をすると1年近くかかるビジネスですから、

不況の出口では非常に弱い業態と言えるのです。

 

こうしたことまで考えた上で、

今、何をしなければならないか、

という決断をすることが出来ているでしょうか?

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【第3400回】 改めて感謝

2020年04月21日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、5日ぶりにクライアント様を訪問させていただき、

同じ空間で顔と顔を合わせて、お仕事をさせていただきました。

 

朝、始発の電車に乗って京都まで移動し、

そこから新幹線と在来線特急を乗り継いで

クライアント様のところにお伺いした訳ですが、

新幹線は1車両に3人、特急電車も5人くらいしか乗っていません。

 

そんな状況にも関わらず、

JRさんは電車を動かし続けて下さっているのです。

 

まず、本当にありがたいことです。

 

そして移動中は、非常に仕事がはかどる時間で、

いろんな調べものをしたり、本を読んだり、

このブログを更新したり、メールでいろんな方とやり取りしたり・・・。

 

乗り物の適度な揺れが集中力をUPさせてくれるのか、

とにかく自宅で仕事をしているよりも、

移動中の方が無心で仕事に集中できる体質なのです。

 

そしてクライアント様で、

スタッフの皆様に集まっていただいてのコンサルティング。

 

ZOOMと違って、一人一人の表情や姿勢から、

やはり私はいろんな情報をキャッチしていたのだな、

と改めて感じました。

 

そしてここはもっと深く理解していただきたい、と感じると、

話がいったん脱線し、いろんな情報や事例をお伝えさせていただくのですが、

これって、オンラインではちょっと難しいよな、って実感しました。

 

これまで、クライアント様のところにお伺いして、

直接、顔を合わせてお仕事をさせていただくことが

正直、当たり前だと思っていましたが、

会わせていただくことがこんなにもありがたいことだったのか、

と昨日は本当に痛感しました。

 

この仕事をさせていただいた頃のような初心の気持ちで、

昨日は仕事をさせていただくことができました。・

 

仕事をさせていただけることに、

改めて感謝です。

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【第3399回】 必要以上の自粛ムード

2020年04月20日 | 人として

先週の金土日の3日間、

家から出るがほとんどありませんでした。

 

こんな生活は何十年ぶりだろう・・・。

 

コンサルタントに転職して以来、

マグロのように常に動いてきましたから、

これはこれで新鮮です。

 

さて、昨日も仕事をしながら合間で動画を見ていましたが、

その中でなるほど、と思う内容がありました。

 

今、東京でコロナ感染者が爆発していますが、

その要因の一つは、夜の飲み屋さん、キャバクラなどである、

ということをある方がおっしゃっておられました。

 

夜の飲み屋さんは、狭い空間で至近距離で男女が話す。

キャバクラなどは、数十分で女性がドンドン入れ替わる。

だから誰かがコロナを持っていれば、

ほぼほぼ皆が感染する。

 

その方いわく、都内の有名なお店数件で、

実はクラスターが発生した、とのことでした。

 

夜のお店は、コロナに対しては非常に危険なのです。

 

で、本来であれば自粛する必要のない、

それなりに広い空間で人と人が密着しないような、

ちゃんとした飲食店までもが自粛の被害を被っている、と・・・。

 

もう、本当にその通りだと思います。

 

国や役所は、味噌も糞も一緒に扱わざるを得ないですが、

三密の業態ではない飲食店さんまでも巻き込む自粛ムードは

いかがなものかな、と本当に思いました。

 

個人的に応援させていただきたい、

京都の大好きなお店がテイクアウトを始めました。

 

もう何とか応援させていただきたい気持ちなので、

もちろん買わせていただきましたが、

コロナ対策も万全な、あんな素晴らしいお店までもが

自粛しないとまずい、みたいな今の空気はおかしいよな、

と思います。

 

今回の騒動が落ち着くまで、

本当に大変なお店も少なくないと思いますが、

何とか知恵を絞って持ちこたえて欲しい・・。

 

出来る応援はさせていただきます。

 

クラファンとかやれば、もちろん応援させていただきます。

 

日本にとって大切な資産である、素晴らしい飲食店さん。

またそこで楽しい食事ができることを願って、

出来ることをやっていきたいと思います。

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【第3398回】 初!オンラインでのお仕事

2020年04月19日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、一昨日と、ZOOM、Skype、BIZMEEと

3つのシステムを使ってクライアント様とやり取りしていました。

 

結論から言えば、断然ZOOMですね、使いやすいのは・・・。

 

6台のパソコンをつないでやり取りさせていただきましたが、

時間差もあまりなく、スムーズにコミュニケーションが取れました。

 

また、最も感動したのは、私のipadの画像を共有できたこと。

 

個人的にgoodnoteというアプリを使って、

日頃、議事録を手書きで書いているのですが、

このgoodnoteの画面を皆で共有できるのです。

 

すなわち、ホワイトボードを画面に映した状態でやり取りができますし、

参考にしていただきたいWEBサイトを映しながらやり取りできる。

 

これって信頼関係が出来ているクライアント様とであれば、

十分成立するコンサルティングの形やな、と実感できました。

 

私、1日当たりの平均移動時間は6時間以上ありますが、

ZOOMを使ってコンサルティングをさせていただけるのであれば、

この移動時間が無駄にならない、というメリットがあります。

 

ただ、通信速度やマイク、カメラのクオリティの問題で、

やはり聞き取れないこともありますし、

テンポよく会話ができないので、話が発展しない、

というデメリットも感じました。

 

その場の空気で話が脱線し、

その脱線が実は非常に良いヒントを与えてくれたり、

雑談の中からアイデアが生まれたり、というようなことは、

オンラインのミーティングの中では生まれにくい、

ということも理解できました。

 

オンラインとオフラインをうまく使いこなし、

より効率的に仕事をしていきたいと思います。

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【第3397回】 薄っぺらいノウハウのやりくりでやってきた住宅会社は生き残れない

2020年04月18日 | 住宅コンサルタントとして

小手先の手法やテクニックが大好きなのに、

深堀りが苦手で物事の本質的な理解ができない。

 

そういう経営者は、どの業界にもいるかと思います。

 

いろんなFCやVCに加盟し、

いろんなセミナーに行きまくり、

いろんな情報は持っている。

 

そして新しいことにチャレンジする時は、

瞬発力があったりする。

 

以前のように情報がまだ価値を持つくらい、

時代の流れや情報の流れが緩やかだった時代は、

やり方、取り組みでちょっと真新しいことをやると

市場にインパクトを与えることが出来て結果につながった。

 

しかし今のお客様は、

以前と比較して情報収集力がとてつもなく高いのです。

 

だから、何か新しいことをやったとしても、

以前のようにすぐには飛びついてくれない訳です。

 

ここで深堀思考の方は、継続しながらお客様にカスタマイズするので、

最終的に成果に結びつく訳ですが、

深堀できないタイプの方は、すぐに違うやり方に切り替える訳ですね。

 

結果、なかなか成果が出ない。

 

更にこういう新しいもの好きなタイプの経営者は、

総じてスタッフさんを大切にしない傾向にあります。

 

その結果、スタッフさんが定着しないのです。

 

今の時代、重要なのは、「何をやるのか?」ではなく、

しつこく改善しながら、徹底的にやり抜くことなのです。

 

ノウハウ大好きのペラペラ経営者が経営する住宅会社の寿命は、

確実に迫っているよな、と感じています。

 

地に足をつけて、徹底的にやるべきことをやっていきましょう!

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【第3396回】 家族揃っての時間

2020年04月17日 | 人として

15年前にコンサルタントに転職して以来、

こんなに家族揃って過ごしたことはない鬼山です。

 

今週は出張で外泊したのは1泊だけ。

 

来週も1泊のみ。

 

子どもたちも居ますので、

家族全員でいろんな話をしたり、

子どもの運転でお買い物に行ったりと、

一般的な暮らしができています。

 

民放やネットニュースはネガティブキャンペーンばかりで、

見ると精神衛生上良くないので、見なくなりました。

 

世界的に大変な状況ですが、

そもそも家族揃って過ごせていますし、

ご飯も食べ、家族で会話もでき、

それだけで幸せやなぁ、と改めて思います。

 

長男と次男は、家の前でバドミントンをやったりと仲良く遊んでいますし、

家内は子どもたちがいることで母としての使命感が強くなり、

文句ひとつ家事をしっかりとやってくれています。

 

なかなかええ家族やなぁ、と思います。

 

家族が一緒に過ごせるだけで、ありがたい。

 

家での時間、家族揃って過ごせる時間に感謝し、

楽しみたいと思います。

 

ポジティブに、プラス発想でいきましょう!

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【第3395回】 オンライン化にどう適応していくか?

2020年04月16日 | 住宅コンサルタントとして

人の行動は、今回のコロナで間違いなく変わります。

 

欧米の人ですら、ハグやキスをしなくなり、

アメリカでは家の中で過ごすのに靴を脱ぐ人も出てきたとか・・・。

 

これって、すごいことだと思いません???

 

コロナは感染力の高いウィルスですが、

人間の価値観や習慣を変える力がある、ということです。

 

そして今後、何かの相談をしたり、何かを買いに行く際、

現地に足を運んで直接会ってやり取りすることが

傾向としては減っていくでしょう。

 

特に我々の住宅業界は、20代~40代の方がターゲットですので、

このオンライン化にどう適応していくかが、

これからの住宅会社のテーマになっていきます。

 

昨日、クライアント様でそのあたりについて、

やっていただきたいことを具体的に提案しておりました。

 

まずはオンラインで気軽に相談していただく必要があるのですが、

そのためにはどういう情報発信をすれば良いか?

 

そしてどんな準備をこちら側がしておかなくてはならないか、など

私自身も見えてきております。

 

各クライアント様には、この変化を見据えた上で、

今から取り組まなくてはならないことを

今月、来月で具体的にご提案させていただきます。

 

スピードを上げて、一気に変わる必要があるのです。

 

今、これをやり切った会社が、

コロナ終息後、一気に成長し、

適応できていない会社と圧倒的な差が出るでしょう。

 

こういう時期は、何かを市場に対して仕掛けることよりも、

次の時代への準備を行うことが重要になります。

 

やるべきことをコツコツやっていきましょう。

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